タヒチの医療

タヒチ島には最高の設備が整った病院やクリニックのネットワーク、住民のいる各島には住民の数に合わせて、個人医院、診療所、医務室、救急処置施設があるため、タヒチは医療サービスの質が高いことで知られています。緊急の場合は、タヒチ島まで搬送できるようにバックアップ体制も整っています。

タヒチには衛生施設や医療サービスが整っています。パペーテ、タラバオ(タヒチ島の地峡)、ウツロア(ライアテア島)には医療設備を完備した病院があり、観光客が訪れる他の島にも少なくとも病院やクリニックがあります。


タヒチ観光局は、地域特有の病気がある国に滞在したことのある方でタヒチへの入国を希望される旅行者の皆さまに黄熱病の予防接種を義務付けています。

黄熱病は、アフリカやアメリカ大陸の熱帯地域に見られるウイルス性の病気で、主に人やサルに感染し、ヤブ蚊に噛まれることで伝染します。2017年の始め頃より、ブラジルのエスピリトサント州とミナスジェライス州の境にあたるバイア州南部や、リオデジャネイロ州とサンパウロ州で黄熱病の流行の兆しが見られていることが報告されています。いずれの地域も熱帯および亜熱帯の湿性広葉樹林という同じ生態系を持っています。時に黄熱病の流行国を訪れた旅行者が黄熱病のない国々へ病気を持ち込むこともあります。そういった病気の持ち込みを防ぐために、国際保健規則(IHR)では、地域特有の病気がある国に9か月以上滞在してタヒチへの入国を希望される皆さまに黄熱病の予防接種を義務付けています。旅行者は、タヒチに到着した際に予防接種の証明を求められることがあるため、確実に入国できるよう証明書を提示できるようにしておきましょう。

また、黄熱病のリスクのある国から入国する旅行者も予防接種が必要です。


・黄熱病やマラリアなど、海外旅行者が予防接種を要求および推奨される国や地域のリストはこちら

・黄熱病に感染するリスクのある国、および黄熱病の予防接種が必要な国のリストはこちら

・詳細については、世界保険機関(WHO)のウェブサイトをご確認ください。