タヒチアンダンスってどんなダンス?

July 29, 2022 場所 体験

今日のタヒチのダンスや音楽は、抑圧に耐えて守り続けたポリネシア文化を引き継いでいます。とりわけ、伝統的な太鼓を豪快に打ち鳴らし、ホラ貝が鳴り響き、人々が唱和する中で踊るダンスは、今もなおパワフルな活力の象徴です。

タヒチアンダンスには大きく分けて4つの種類があります。

  1. オテア:もともとは、男性だけが踊る、いわゆる戦いの踊りであったとされます。タヒチアンダンスの中で最も有名です。1つのテーマを中心に振り付けがなされており、ペヘというリズムのパターンで構成される太鼓の伴奏に合わせて踊ります。
  2. アパリマ:踊り手は手の動きで歴史を語ります。アパリマには2つのタイプがあり、通常はひざまずいた姿勢で、打楽器に合わせてパントマイムのように無言で踊るヴァヴァと、弦楽器に伴奏される賛歌に合わせて動くアパリマ・ヒメネがあります。
  3. ヒヴィナウ:男女が輪になって踊り、男性独唱者が1フレーズを歌うごとに、同じフレーズを踊り手たちが合唱します。伴奏にはさまざまな打楽器が使用され、伴奏が踊り手の歌に合わせることで調子を保ちます。
  4. パオア:この踊りは、タパ(樹皮布。植物から作られる紙の一種)を作る動きに由来すると言われています。男女の踊り手たちが輪の半分に分かれて座ります。男性独唱者が主題を詠じると踊り手たちが合唱で応じます。男女のカップルが立ち上がり、輪の中心で「ヒ(hi)」「ハ(ha)」という掛け声に合わせて短いダンスを踊ります。

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