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タハア島のラム酒を味わおう
タハア島にはラム酒の蒸留所が2か所あります。せっかくタハア島に来たのなら、どちらか(もしくはどちらも!)に立ち寄らなければ損です。サトウキビ畑を訪れて、サトウキビがおいしいラム酒に変わるまでの工程を学びましょう。 タハアは感覚を刺激する島です。まず、島内にバニラの香りが漂っています。サトウキビ畑を訪ねて、このエキゾチックなスパイスの秘密を探ってみましょう。さらに、シュノーケル用のゴーグルだけを身に着けてサンゴ礁からラグーンへゆっくりと漂えば、壮大なコーラルガーデンの美しさが視覚に訴えかけてきます。最後は味覚へのご褒美。島に2か所あるラム酒の蒸留所の一つを訪ねてみましょう。 ひとつの島、ふたつの蒸留所 タハア島を訪れたら、長年の研究開発を経て数年前にオープンしたラム酒の蒸留所「パリパリ」に足を運んでみましょう。オーナーが目指したのは、サトウキビの古代品種に新たな息吹をもたらし、それらを使って有機農業の認証基準をクリアする品質のラム酒を造ることでした。ホワイトラム、ダークラム、熟成ラム、バニラ風味のラムなど、酔いがまわるには十分すぎるバラエティ! Taha’a rhum factory © Philippe Bacchet タハア島にあるもう一つのラム酒の製造所、マナオ。渓谷にある3つの特別な区画の土地でサトウキビを育てており、マナオのラム酒造りはタハア島から始まりますが、その後に糖蜜はタヒチ島に運ばれ、タヒチ島で蒸留が行われます。このような複雑多岐な製造工程を考えると、マナオのラム酒が国内外を問わずとても喜ばれているのもうなづけます。 サトウキビの歴史 フランス領ポリネシアではサトウキビ栽培が古くから行われており、長くて甘い茎部分は、料理や伝統薬などにも使われていました。在来種のサトウキビである「O'Tahiti」は、世界中に輸出されています。 Sugar cane harvest © Tahiti Tourisme - Patrick Lefebvre 年月とともにサトウキビは輸入砂糖に取って代わられ、サトウキビ畑は次第に放置されるようになっていきました。しかし1990年代になると、地元農家たちが再びサトウキビを栽培するようになり、ついには、島にある2つの蒸留所に十分供給できるほどのサトウキビを収穫できるようになりました。タヒチの島々で造られたラム酒は好評で、島の蒸留所は、その優れた品質により何度も賞を授与されています。タハア島を訪れたら、彼らに敬意を表して乾杯しましょう! Sugar cane harvest © Tahiti Tourisme - Patrick Foussard Taha’a rhum factory © Philippe Bacchet
ボラボラ島でのウェディング
ボラボラ島で挙げる結婚式ほどロマンチックなものはありません。タヒチの島々では挙式はビーチで行われます。ターコイズ色のラグーンの波が海岸にやさしく打ち寄せ、南国を感じさせるプルメリアの花の香りが漂う中で愛を誓います。背景にはオテマヌ山がそびえ立ち、厳かな雰囲気を演出します。 ボラボラ島のロマンチックなシチュエーションで結ばれる二人は、この特別な島の魅力によって祝福を受けることでしょう。二人の伝統とタヒチの島々の伝統を融合させた式では、結婚生活が愛情と思いやりに満ちた瞬間で始まり二人の絆が永遠に続くよう、ポリネシアンのホストが全力でお手伝いします。 おとぎ話のような結婚式 ボラボラ島の静かで神秘的なビーチでの結婚式は、いつまでも思い出に残るでしょう。新郎新婦の花輪から、ビーチに向かうためのアウトリガーカヌー、ウェディングケーキ入刀、ウェディングフォトまで、プロフェッショナルなチームにすべてお任せください。お二人はただ見つめ合い、誓いの言葉を述べるだけでいいのです。 ボラボラ島には、カスタムウェディングサービスを提供するウェディング会社がいくつかあります。お二人だけの特別な日にしましょう。サービスには、花の飾り付け、夫婦の花輪、結婚式、披露宴が含まれます。特別フライト、伝統的なマッサージ、フォトセッション、挙式後のモトゥ散策ツアー、式当日のプライベートビーチの予約などもご要望に応じて承ります。 選りすぐりの結婚式場 静かなビーチでの屋外挙式か、島のウェディングチャペルでの伝統的挙式か、どちらかを選べます。タヒチの島々はロマンチックなバケーションを過ごすのにぴったりで、世界で最も美しいラグーンに浮かぶ水上バンガローでのハネムーンほど、結婚生活を始めるのにふさわしいものはありません! 結婚式では地元のミュージシャンがタヒチの心地よいメロディーを奏でます。幸せな瞬間がプロのカメラマンによって刻まれ、永遠のものとなるでしょう。ボラボラ島でウェディング・パッケージを取り扱う結婚式場の一覧です。
ボラボラ島で過ごすバケーション
夢があふれるタヒチの楽園、ボラボラ島。世界で最も有名な島であり、最も美しい島でもあります。ボラボラ島はロマンチックな雰囲気があふれ、新婚旅行やカップルのバケーションにぴったりです。しかし、その他にもさまざまな魅力があり、グループでも家族でも、一人旅でも楽しめる憧れの島です。 水晶のように澄み切った、おそらく世界で最も美しいであろうターコイズ色のラグーン、コーラルガーデン、白砂のビーチのほか、アクティビティも充実しています。ハイキングに出かけたり、タヒチ語でモトゥと呼ばれる小さな離島を訪れたり、南国の太陽のもとでのんびりするのもいいでしょう。夕暮れの海岸沿いを散歩して、スパで癒され、高級レストランでの食事を楽しんだり、ラグーンへのボートツアーに参加することもできます。世界一有名な景勝地といわれる太平洋の真珠、ボラボラ島。だたそこにいるだけで、満ち足りた優雅な気分に包まれることでしょう。ボラボラ島には、アナウ、ファアヌイ、バイタペの3つの地区があります。「首都」のバイタペには、貝殻のアクセサリー、カラフルなパレオ、木彫りの像、香りの良いオイルや石鹸、見事なタヒチアン・ブラックパールなど、島の職人たちの作品が並ぶ工芸品店があります。 ボラボラ島の魅力 フランス領ポリネシアのソシエテ諸島に属し、雄大なターコイズ色のラグーンを持つボラボラ島は、まさに楽園の島です。ボラボラ島へ行くには、タヒチ・ファアア国際空港またはモーレア島からの国内線(所要時間50分)か、フアヒネ島またはライアテア島からの国内線(所要時間20分)を利用します。島の宿泊施設は多岐にわたり、さまざまな価格帯のホテル、リゾート複合施設、水上バンガロー、ラグジュアリーな貸別荘、タヒチアン・ゲストハウスなどがそろっています。どこに泊まろうと、楽園にいることに変わりはありません。 ボラボラ島は、水上も水中も楽しめるすばらしい場所です。4WDドライブツアー、ハイキング、魚釣り、パラセーリング、シュノーケリング、ダイビングなど、ボラボラ島をさまざまな角度から見て、この島が世界一美しいといわれる理由を探ってみましょう。すべて見尽くしたと思っても、カクテルを飲んでリラックスし、きらめく夕日を眺め、もう一度考えてみてください! ロマンチックな楽園、ボラボラ島 ボラボラ島は恋人たちの楽園といわれ、パリと同様、新婚旅行先にぴったりです。旅行者を迎え入れるのは、威風堂々としたとオテマヌ山です。ターコイズと青のグラデーションが何層にも重なる澄み切ったラグーンの中央に、悠然とそびえ立っています。サンゴ礁に囲まれたラグーンには、モトゥと呼ばれるのどかな小島が点在しています。モツには、柔らかく真っ白な砂浜からオテマヌ山を望む、水上バンガローがあります。 さらにロマンチックなロケーションをお望みであれば、ボラボラ島から北へわずか20kmに位置するツパイ島がおすすめです。ツパイ島はハート形の環礁として知られています。この島には住民がおらず観光施設もないため、1日のみの滞在になります。それでも、ロマンチックな日になることは間違いありません!島へはカタマラン(双胴船)またはヘリコプターで移動できます。 ボラボラ島のタトゥー、アート、ダンス タヒチの島々を訪れる人たちは、タヒチの言語とポリネシアの生活様式が、タトゥーやダンスといった活気に満ちた豊かな文化を軸に形成されていることにすぐに気が付くでしょう。この2つのアートは、島民の先祖の歴史を視覚的に表現したものです。訪れた人の多くが滞在中にダンスの基本ステップを習い、さらに、幻想的かつ神秘的なこの楽園を訪れたことを永遠に記念するものとして、タトゥーを入れる人もいます。 タトゥーという言葉はタヒチ語の「タタウ(tatau)」に由来しています。タトゥーにはそれぞれ意味があり、タトゥーを入れた人にとって意義のある個人的な体験や、先祖伝来の物語を表しています。タトゥーはタヒチ文化の重要な要素として受け継がれてきました。それは、タヒチの島々の伝統舞踊であるオリ('ori)のリズミカルな音楽を刻む、トエレ(to'ere)、ファアテテ(fa'atete)、パフ(pahu)といった打楽器とウクレレも同様です。ボラボラ島では、毎年7月に開催されるヘイバ祭りで、この活気ある文化を堪能することができます。 ティアレの花と水上バンガロー ボラボラ島はフランス領ポリネシアにある118の島々のうちの一つで、その美しさと活気ある豊かな文化で知られています。島に住む人たちは、香り高いティアレ・タヒチの花輪、温かい笑顔、音楽と伝統的な踊りで旅行者を迎えてくれます。ボラボラ島は、憧れの楽園です。 ボラボラ島といえば水上バンガローです。この南国情緒あふれる宿泊施設は1967年に誕生し、現在では世界中に広まっています。ロマンチックなバケーションにぴったりで、ラグーンに直行できるプライベートテラスがあり、朝食前のひと泳ぎを朝早くから一緒に楽しめます。夕暮れ時はカクテルを片手にテラスでゆっくりと過ごしながら、オテマヌ山に沈む輝く夕日を眺めましょう。さらに、床の一角がガラス面になっている水上バンガローもあり、そこからの熱帯魚の眺めは圧巻です。 ボラボラ島の聖なる力、マナ ボラボラ島に滞在中に、不思議な感覚に陥ることがあっても驚かないでください。これはマナといって、ポリネシアの信仰の中心にある聖なる力です。タトゥーと同様、英語なったタヒチ語です。マナの概念を理解するのは簡単ではありませんが、すべての生きとし生けるものを過去と結びつける内なる力のことで、タヒチアンと文化的アイデンティティをつなぐ、肉体的、精神的、感情的な力です。 マナの力を感じるには、ボラボラ島を訪れたときに伝統文化にしっかりと浸ることです。踊りや歌を習い、考古遺跡を訪れ、地元の人たちと交流し、陸上でも海でも自然との一体感を感じましょう。
ランギロア島のワインとラムを味わう
マヌイア(乾杯)!ラグーンの真ん中のモトゥにある世界にただ1つのブドウ畑で、ワインで乾杯しましょう。これらのユニークなブドウからは、極上の白ワインとロゼワインが生産されています。また、その隣で育ったサトウキビを蒸留して、美味しいラム酒も作られています。 ランギロア島に滞在する際には、このドメーヌ・ドゥ・ドミニク・オロワ(Domaine du Domique Auroy)は外せない場所です。1997年に小さなモトゥの約3万平方メートルの土地にブドウが植えられ、2000年には収穫された50キロのブドウから、史上初のポリネシアンワインが生産されました。今では収穫量はかなり増え、このワイナリーはロゼ、ドライ白、スイート白を生産し、世界的な評価も高まっています。ワインよりも少し強めのお酒をお望みでしたら、このワイナリーでは美味しいオーガニックのホワイトラム「マナオ・ランギロア」も蒸留しています。ぐいっと一杯! 「メイドイン・ランギ」の白ワイン、ロゼワイン、ラム 素晴らしい海の生きも物たちに加えて、ランギロア島にはもう1つの宝物が隠されています。それはポリネシアンワインです。このワイナリーは1997年に最初のブドウを植えたかなり新しいものですが、その白ワインとロゼワインは、両方ともこのワイナリーのユニークな地域特性と商品品質そのものにより、国際的な評価が高まっています。サンゴを含む土壌と1年を通じて太陽が照りつける気候は、ブドウを5ヶ月毎に収穫できることを意味します。つまり、1年に2回、ワインを生産できるのです。十分な研究と調査によって判明した最も生産的でこの地に合うブドウの品種は、カリニャン赤、イタリア、ミュスカ・ダンブールでした。これらは柑橘やエキゾチックなフルーツの風味を持つさっぱりとしたワインを生み出します。 Sugar cane field in The Islands of Tahiti © Grégoire Le Bacon Wines from the vineyards of Rangiroa ©Ranihei Teariki Rangiroa vineyard©gregoirelebacon ランギロア島にはサトウキビの畑もあり、上質なオーガニックのホワイトラム「マナオ・ランギロア」の生産に使われています。このサトウキビは古代種で、ランギロア島で収穫され、搾られた後に、蒸留に向けてタヒチに出荷されます。おそらく、これが世界の人たちにこのラムが好まれている理由でしょう!もちろん、適度に楽しむことが大切です。 ランギロア、楽園の味 美味しいワインやラム酒だけでなく、ランギロアにいる間にトゥアモトゥ諸島の伝統料理も味わってみてください。ポワソンクル・オ・レ・ド・ココや、ほうれん草とココナッツミルクソースで作られた美味しいチキン料理、プーレ・ファファをお試しください。タマア・マイタイ! Grapes of Rangiroa © Grégoire Le Bacon フランス領ポリネシアのガストロノミーは、新鮮な地元の食材を使ったさまざまな風味が絶妙にブレンドされたエキゾチックな料理です。ライムの風味を加えたポワソンクルは、いつでも楽しめる一品で、特にランギロアのタヒチワイナリーのドライホワイトワインと一緒にサーブされると最高です。味覚が長く覚えている美味しい食事をお楽しみください!
タハア島のバニラ園の見学
ソシエテ諸島のタハア島は、ボラボラ島の南東にあり、ライアテア島と同じラグーンにあります。平和で本物の島には楽園の香りが漂っています。バニラの甘い芳香は島に訪れる道すがら感じることができます。 タハア島のバニラは受賞歴があり、非常に高品質のバニラの1つとして国際的な評価も高く、世界中の厨房でトップのシェフやパティシエが使用しています。この植物の学名はバニラ・タヒテンシスといい、2つの異なるバニラの交雑種です。メキシコではメリポナ蜂が花の受粉をしていますが、この種の蜂はタヒチの島々には生息していないため、花の受粉を人間の手で行っています。「バニラの結婚(marrying the vanilla)」として知られる、この骨の折れる繊細な作業には早さも求められます。バニラの花は朝に開いたら、1日で閉じて枯れてしまうためです。その後、受粉した花がバニラビーンズ(さや)になるまでに9ヶ月かかります。それを天日で乾かし、硬化して発酵させるのにさらに3~4ヶ月かかります。すると、種がこげ茶色になり、キッチンで使えるようになります。 バニラ園の見学 タハア島は「バニラの島」として知られていますが、その理由を理解するのに長い時間はかかりません。タハア島への訪問は、このエキゾチックなスパイスについて詳しく学び、非常に魅力的な価格(おそらく自国での価格の25%以下)で購入できる良い機会です。さや全体または内側の種のみを、鶏肉料理、ソース、魚料理、デザート、そしてもちろん、アイスクリームやミルクシェイクに使用してみましょう。バニラ・タヒテンシスの種は長くこげ茶色で、わずかに皺があり、輝きがあります。香りは極上です! Interior of a vanilla plantation in Taha'a ©Tahiti Tourisme Pollination of a Taha'a vanilla orchid ©Tahiti Tourisme Meeting with a Taha'a vanilla grower © Tahiti Tourisme タハア島を訪れたら、島を1周してみましょう。バニラ園はたくさんあるので、ためらわずにどれかに入ってみましょう。見学は温かく迎えてくれます。ガイド付きのツアーでは、このつる植物がいかにして世界で最もエキゾチックなスパイスの1つを生み出すのか、詳しい説明を受けることができます。多くのバニラ園には、バニラや関連商品を特に自国で購入する場合と比べて信じられないほどお手頃な価格で購入できる、小さな売店があります。 タハア島を楽しむ タハア島は素敵な驚きに満ち溢れています。バニラ園以外にも、美しい白砂のビーチ、のどかなモトゥ、極上のサンゴ礁、2つのラム蒸留所があります。 Taha'a and Raiatea from the sky © Grégoire Le Bacon - Tahiti Nui Helicopters また、タハア島には真珠養殖場もいくつかあります。そのうちの1ヶ所を訪ねて、有名なタヒチ産黒真珠の養殖について学びましょう。島の見どころを訪問した後は、カヤックをレンタルして、タハア島の素晴らしいラグーンを散策したり、ボートツアーに参加して美しいモトゥを訪れて、ビーチでピクニックランチを楽しんだりしましょう。
マウピティ島でマンタと一緒に泳ぐ
マウピティ島はボラボラ島の北西にあります。とても小さな島ですが、驚きと感動に満ちた本物の島です。例えば、マンタと泳げるフランス領ポリネシア内で最高の場所としても有名です。この雄大な生きものはサンゴ礁の周りやマウピティ島で見ることができます。また、浅いターコイズのラグーンで彼らと一緒に泳ぐこともできます。 タヒチの島々には、実に数多くのアクティビティの選択肢があります。スキューバダイビングやシュノーケリングが好きなら、マウピティ島はまさに訪れるべき島です。特に、マンタの群れの中で泳ぐ神秘的な体験ができます。マウピティ島にはパペーテやライアテア島から飛行機で、ボラボラ島からフェリーで行くことができます。この島は、素晴らしいビーチ、自然のままの極上のモトゥ、陸地とラグーンのそれぞれに美しい景色があります。地元の人々はとてもフレンドリーで温かく迎えてくれます。自転車で島を巡れば、それをすぐに実感できるでしょう。マウピティ島には大型のホテル複合施設はありませんが、十分に清潔で快適な家族経営のタヒチアン・ゲストハウスがあり、地元の本当のライフスタイルを楽しむことができます。モトゥへのボートツアーに参加して、マンタやカマストガリザメを見に行きましょう。1日の終わりには、ラグーンを染め上げる見事な夕日を眺めることができます。 マウピティ島での特別なダイビング マンタを観察する最も良い方法は、海の中で彼らと一緒に泳ぐことです。そしてこのアクティビティに最適な場所がマウピティ・ダイビング・クラブです。このクラブは島の北部にありますが、宿泊先のタヒチアン・ゲストハウスまで迎えに来てくれます。タヒチの島々には数多くのダイビングクラブがありますが、その中でもマウピティ・ダイビング・クラブはマンタと一緒にダイビングできることで有名です。スキューバダイビングかシュノーケリングかを選べ、マンタ、サメ、その他の海の生き物に出会えることに間違いありません。 彼らはとても好奇心旺盛な生き物ですが、マンタも他の海洋生物の大部分と同様に、非常に繊細で傷付きやすいです。彼らには決して触らないでください。じっとしていると、彼らの方から近づいてきて、ダイバーを近くで観察し始めます。マンタとダイバーの両方にとって、この交流はかけがえのない瞬間です。ザトウクジラもマウピティ島の海にやって来ますが、ラグーンには入りません。繁殖期の7月から11月の間にボートツアーに参加して、彼らの姿を見ることができます。 A dive with manta rays ©_Emmanuel Bouvet School of sharks© Bernard Beaussier Manta ray© Frédérique Legrand ラグーンとモトゥを散策する マンタとのダイビングセッションを終えたら、ラグーンの周りにあるたくさんの素晴らしいビーチに行き、日光浴をしたり、透明に澄み切った海で泳いだりしましょう。最高のビーチの1つに挙げられるのはテレイアで、西海岸のポイント・プオロ・ビーチとも呼ばれています。ここから山の壮大な景色が見られます。 Motu in Maupiti ©_Michael Runkel 引き潮の時はモトゥ・アウイラまでこのラグーンを歩いて渡ることができ、最高の1日の締めくくりになります。モトゥ・ピティアへとモトゥ・ティアパアものどかな環境で、ビーチで過ごす1日に最適です。マウピティ島は、大勢の観光客が訪れるマスツーリズムとは一線を画す静かな島です。本物の島の雰囲気を味わい、伝統的なポリネシアの文化や価値観を体験できるチャンスのある場所です。
マウピティ島のモトゥ・ティアパア
タヒチの島々を訪れるなら、マウピティ島に行かない手はありません。ソシエテ諸島に位置し、ボラボラ島の隣にあるこの島は、有名な隣の島にも引けを取らない輝きを放っています。モトゥ・ティアパアをはじめとする美しい場所がたくさんあるこの楽園のような島は、心配事をすべて忘れ去り、リラックスできるところです。 モトゥ・ティアパアはマウピティ島の南側のパスにあり、モトゥ・ピタへの向かいにあります。楽園の美しい小さな一画でリラックスして過ごす一日は、まさに至福の一日です。バイエア村へのボートツアーに参加しましょう。途中で、ホツの崖や標高381mのテウラファアティウ山を眺めることができます。環礁には他にも3つのモトゥがあります。東がモトゥ・トゥアナイ、西がモトゥ・アウリア、北がモトゥ・パエアオです。マウピティ島は、その静けさと美しく白い砂浜で有名です。この島には大きなホテルはなく、いつも温かくフレンドリーに旅人を迎える家族経営のタヒチアン・ゲストハウスがあるだけです。 平和でのどかなモトゥ・ティアパア モトゥはサンゴ礁の小さな島を表すタヒチの言葉で、ティアパアはタヒチの島々の中でも最も美しいモトゥの1つとされています。トロピカルな植物、カラフルで巨大な貝やウニなどのさまざまな種類の海の生き物たちに囲まれた本物の楽園の島です。シュノーケリングに行くと、好奇心旺盛なマンタ1~2匹とほぼ確実に遭遇します。 モトゥには数件のタヒチアン・ゲストハウスがあり、朝食と夕食が付きます。ゲストハウスのホストが、旅行者がマウピティ島ですべての見どころを回って、体験やアクティビティを楽しめるように助けてくれます。地元の人々はとてもフレンドリーに旅行者を歓迎します。彼らは自分の島が旅先として選ばれたことに誇りを感じています。 White sand beach©_Michael Runkel Motu in Maupiti ©_Michael Runkel A dream destination, Maupiti©_Michael Runkel マウピティ島を散策する モトゥ・ティアパアで1日を過ごした後は、さまざまな見どころのあるマウピティ島を訪れましょう。テウラファアティウ山からラグーンを見下ろす景色は素晴らしく、遠くにボラボラ島も見ることができます。 Visit the island of Maupiti ©_Frédéric Cristol また、マウピティ島にはマラエが数箇所とその他の遺跡もあります。この島はわずか11km²の広さのため、自転車や徒歩で簡単に回ることができます。カヌーやカヤックで1周することもできます。モトゥ・ティアパアからほど近いところにテレイアビーチがあります。透明なターコイズの海での水泳やシュノーケリングに最高の場所です。諸島の北部では、スキューバダイビングでマンタと泳ぐことができます。
贅沢とは、ボラボラ島の水上バンガロー
ボラボラ島でのバケーションには夢が詰まっています。水上バンガローで過ごせば、バケーションはさらに特別なひとときに変わります。「太平洋の真珠」を訪れて、夢を叶えましょう。 白い砂浜が広がり、ターコイズ色のラグーンには豪華なリゾートの水上バンガローが浮かんでいる。そんな絵はがきのような画像を見たことがあるでしょう。タヒチの島々で誕生した水上バンガローは、ポリネシアでの贅沢ステイを象徴するものとなっており、ボラボラ島はもちろん、タヒチ島、フアヒネ島、タハア島、ランギロア島、ティケハウ島、モーレア島にも水上バンガローがあります。しかし、ロマンスの島といわれるボラボラ島の水上バンガローは特にずばらしく、新婚カップルのレティシアとニコラスはこのようにコメントしています。「ラグーンの上で眠り、起きたらすぐに透き通った温かいラグーンへ直接ダイブ!これほど最高なことはありません」 「太平洋の真珠」に浮かぶ宝石 水上バンガローはタヒチの島々を象徴するものです。世界初の水上バンガローは、バリハイホテル(Bali Hai Hotel)のオーナーだった3人のアメリカ人によって、1967年にライアテア島で誕生しました。地元の木材を使いパンダナスの葉で屋根を葺くなど、伝統的なポリネシアの建築様式を用いて建てられた水上バンガローは、まるで透き通ったラグーンにたたずむ宝石のようです。スタイリッシュな内装で、テレビ、インターネット、エアコンも完備されており、夢のようなバケーションにぴったり。 広々としたプライベートテラスから直接ラグーンに飛び込むことができ、室内は洗練された調度品と装飾があしらわれています。床の一角がガラス面になっているため、透き通った水中を泳ぐ熱帯魚たちを眺めることができます。ボラボラ島では水上バンガローからの眺望に2つの種類があり、サンゴ礁と太平洋か、雄大なオテマヌ山にきらめく朝日と夕日か、どちらかを選べます。もちろん、この贅沢なバンガローを楽しめるのは新婚カップルだけではありません。ご家族で滞在し、テラスから世界一美しい天然のプールに繰り返し飛び込む子どもたちの姿を楽しんでください。 ボラボラ島の水上バンガロー周辺 ロケーションがモトゥか本島かに関わらず、水上バンガローはあなただけの楽園です。足元に広がるラグーンは、ウォーターアクティビティを楽しむ絶好の遊び場です。水上バイク、シースクーター、シュノーケリング、スキューバダイビング、パドルボード、ウインドサーフィン、ウインドフォイルなど、さまざまなアクティビティがあります。思いっきり遊んだあとは、美容トリートメントで仕上げるポリネシアの伝統的なマッサージはいかがでしょう。ホテルのスパ、または宿泊するバンガローのプライベートな空間で施術を受けることができます。 宿泊予約時に、水上バンガローから望む景色を選べます。目覚めたときに海を一望したいか、オテマヌ山とボラボラ島を眺めたいか、選択肢を確認してお選びください。ホテルの多くはモトゥにあるため、南国でのバケーション気分をさらに盛り上げてくれます。夜は、サンゴ礁の上を転がる波の音に揺られながら眠りにつきます。空港や本島への送迎はシャトルサービスをご利用いただけます。
ボラボラ島のラグジュアリーなホテル
ボラボラ島の4つ星や5つ星のホテルでは最高に素晴らしいリゾートライフが過ごせます。夢のような南太平洋の島の、世界で最も美しいラグーンが見渡せる部屋。 素晴らしい景色や、緑豊かな山々、そしてトロピカルガーデンが、ボラボラ島でのバケーションを忘れられない体験にしてくれます。ターコイズのラグーンを見渡せるバンガローに滞在し、ホテルのスパで伝統的なマッサージを受け、モトゥの澄んだ海やホテルのプールで泳ぎ、スキューバダイビングで素晴らしい海中探検をし、美味しいローカル料理やインターナショナルな料理を楽しみ、伝統的なダンス・スペクタクルに参加してください。それらすべてがタヒチの島々のマナ(生命の力)の一部なのです。「太平洋の真珠」訪問の目的が、結婚式でも、ハネムーンでも、ロマンティックなバケーションでも、あるいは家族で過ごす休日でも、きっとあなたにとって夢のホテルを見つけることができるでしょう。ボラボラ島で最高にラグジュアリーなホテルをご紹介します。 フォーシーズンズ・ボラボラ・リゾートとインターコンチネンタル・ボラボラ・ル・モアナリゾート ザ・ フォーシーズンズ・ボラボラ・リゾートは、素晴らしいビーチと海洋生物に富んだサンゴ礁のあるモトゥ(小島)に囲まれています。米国旅行専門誌AFARにより「世界で最も素晴らしいホテル」に選ばれたホテルの水上バンガローで、間違いなく忘れられないバケーションが過ごせます。本物のタヒチ料理やインターナショナルな料理を楽しみ、シュノーケリングやスキューバダイビング、深海フィッシングなど、ホテルが提供する多数のアクティビティをいくつか体験してみてください。ザ・フォーシーズンズ・ボラボラ・リゾートには、南太平洋の忘れられないバケーションのために必要なものがすべてそろっています。 ボラボラ島の南端に位置する インターコンチネンタル・ボラボラ・ル・モアナリゾートは、世界で最も美しい息をのむようなビーチの1つである、マティラ・ビーチに隣接しています。オテマヌ山やパヒア山を見晴らせる、ラグジュアリーな水上バンガローやビーチ・バンガローに泊まることができます。ホテルの二つのレストランでガストロノミックな料理を楽しみ、どんなファミリーにも適した多数の海のアクティビティに挑戦してみてください。たっぷり楽しんだ一日の終わりには、世界で最も美しいラグーンに打ち寄せる優しい波の音を聞きながら眠りに落ちることでしょう。 コンラッド・ボラボラ・ヌイとセントレジス・ボラボラリゾート ザ・ コンラッド・ボラボラ・ヌイは、サンゴ礁に浮かぶプライベートアイランドにアクセスできるという点で、ボラボラ島の他のホテルリゾートとは異なっています。ビーチは真っ白な砂浜で、ボラボラ島の他の旅行客と出会うことはありません。このリゾートにはビーチ・スイートや、複数のベッドルームを備えたスイート、ラグジュアリーな水上ヴィラなど様々な宿泊施設があり、ファミリーバケーションに理想的です。伝統的なポリネシアの装飾が施され、すべての部屋からラグーンを見渡す素晴らしい景色が見られます。 オテマヌ山を背に、ターコイズのラグーンの岸にあるセントレジス・ボラボラリゾートはフランス領ポリネシアのユニークな体験を提供しています。宿泊者専用のプライベートビーチなど、他のホテルから離れたロマンティックな施設があります。セントレジス・ボラボラリゾートはボラボラ島を象徴するホテルで、南太平洋で最大級の水上バンガローを含め、様々なタイプの宿泊施設を備えています。フィットネスセンター、スパ、2つの素晴らしいプール、複数のレストランもあります。レストランの1つである「ラグーン」では、著名なシェフ、ジャン=ジョルジュ・ヴォンゲリヒテンが腕を振るっています。 ボラボラ島のラグジュアリーなリゾートとロッジ ル・ ボラボラ・バイパールリゾートは、トロピカルガーデンや海辺、水上にある108のバンガローを備えたラグジュアリーなリゾートです。このラグジュアリーなリゾートの装飾はポリネシアンスタイルです。ザ・インターコンチネンタル・ボラボラリゾート&タラソスパは、オテマヌ山とターコイズのラグーンを見渡せる、緑豊かな庭園のトロピカルパラダイスにあります。このホテルは海水を用いた革新的な方法で空調を行っています。84のエレガントな水上バンガローがあり、それぞれがドリームバケーションのためのラグジュアリーでくつろげる設備となっています。 ボラボラ島にはラグジュアリーリゾート以外にも宿泊施設があります。モトゥ・ピティ・アアウのビーチやマティラ・ビーチなどの近くに、もっとリーズナブルな料金のホテルを見つけることができます。ボラボラ島のすべてのホテルを見てください。あなたにぴったりの場所と料金のホテルをきっと見つけることができるはずです。
モーレア島でラム酒やスピリッツ、フルーツジュースを楽しもう
日光浴に飽きてしまったら、クック湾にあるロツイ山へ出かけましょう。山の麓にフルーツジュース工場があり、訪れる人たちを歓迎してくれます。また、この工場はラム酒の蒸留所でもあります。 タヒチの島々を訪れたら、モーレア島にあるロツイ・フルーツジュース工場へ足を運んでみてください。 地元産のおいしいパイナップル「Queen Tahiti」が、おいしいフルーツジュースや世界で唯一の格別なスパークリングワイン「Brut d'Ananas」に変わっていく工程を見学することができます。工場では厳選されたパイナップルをカットし、圧搾してボトルに詰めていきます。製造がピークを迎える午前中に工場を訪れるのがおすすめです。フルーツジュースやワイン、ラム酒などを試飲することができ、その後にパイナップル畑を散策すれば頭もスッキリ!午後からひと泳ぎして美しいサンセットで一日を締めくくれば、あとはステイ先に戻るだけです。 ラム酒蒸留所「マヌテア」へ行こう マヌテアのラム酒はフランス領ポリネシアで高く評価されています。モーレア島では、サトウキビ栽培は主にオプノフの渓谷で行われています。栽培の歴史は古く、在来種の「O'Tahiti」は世界中で栽培されています。タヒチの島々で蒸留されるラム酒は本格派のトラディショナル。ホワイトラム、ダークラム、バニラ風味のラムもあります。品質の良いラム酒として高い評価を受けています。飲んで確かめよう! Enjoy a rum-based cocktail © Manutea Tahiti Rum bottle © Manutea Tahiti Various Manutea Rum © Manutea Tahiti タヒチの島々でのサトウキビ栽培やラム酒の製造工程について詳しく知りたいなら、クック湾にあるマヌテア蒸留所へ行ってみましょう。すべての製造工程を見学できるだけでなく、数種のラム酒のほか、蒸留所で造られているフルーツジュースやほかのスピリッツなども試飲できます。タヒチ産のラム酒は、ユニークでエキゾチックな一本としてコレクションに加えることができます。ぜひお持ち帰りになって自宅でもお楽しみください。 地元産フルーツを心ゆくまで食べ尽くそう タヒチの島々に来たなら、地元のフルーツを味わわないのはもったいないです。これまで見たこともないようなフルーツもあるかもしれませんが、モーレア島の店や市場で気軽におすすめを聞いてみてください。 Garnished table © David Kirkland パイナップルが最初にフランス領ポリネシアに持ち込まれたのはイギリスの探検隊によってです。タヒチ語でパイナップルを パイナポ(painapo)と呼ぶのはこのためです。よく見かけるフルーツの一つにマルケサス諸島のタポロ・ノ・マツイタ(taporo no matuita)があります。これはライムのことで、タヒチではレモンのように魚介料理に添えたり、カクテルにも使います。タヒチ語ではウル('uru)と呼ばれるパンノキは、加熱処理をして食べます。タヒチの郷土料理には欠かせません。タヒチの島々を訪れたら、おいしいトロピカルフルーツをたくさん試してみてください。
マルケサス諸島の祭りでマナに浸る
日常から離れた神秘的なこの島々でマルケサスの文化を肌で感じ、本当のマナを体験してください。マルケサス諸島で開催される芸術祭の三日間は、忘れることのできないユニークな体験となるでしょう。 最初のマルケサス諸島芸術祭は、フランス領ポリネシアのマルケサス文化を推進するために、1986年に開催されました。当初は4年に一度、ヌクヒバ島、ヒバオア島、ウアポウ島の3つの島が順番にホストを務めて開催していましたが、現在は2年ごとに行われるイベントとなっています。その他の有人島、ウアフカ島、タフアタ島及びファツヒバ島も祭りに参加します。マルケサス諸島のアーティストだけでなく、ポリネシアン・トライアングル中からのアーティストが参加し、その数は1,600人に及びます。前回ホストだった島からアウトリガーカヌーで実行委員が到着して、祭りが始まります。このイベントは、生き生きとしたマルケサス諸島の文化のあらゆる側面と、絶海の孤島の島民たちにとってのその文化の重要性を知る機会です。 マルケサス文化を知る わくわくする光景と、マルケサスの太鼓「パフ」のリズムが鳴り響く三日間。バードダンスと鳥のように飛ぶダンサーのコスチュームを楽しんでください。地元の職人が桑の樹皮から作られたタパの布に伝統的な模様を描くのをご覧ください。アースオーブンで調理したパンノキのペースト「カアク(kaaku)」をお楽しみください。ウアポウ島のフラワーストーンで掘られた素晴らしいティキや、その場にいるほとんどの人がボディに入れているタトゥーに驚くことでしょう。これらは皆マルケサス諸島のスピリットの一部であり、それがマナなのです! Tahuata tattooed warrior © Tahiti Tourisme Marquesas Bird Dance © Tahiti Tourisme Musicians with their pahu from Nuku Hiva© Grégoire Le Bacon この祭りはマルケサス語で「Matavaa o te Fenua Enata」と呼ばれていて、フランス領ポリネシア内外で有名な文化的イベントです。この祭りに参加する機会があれば、一生忘れられない思い出となるでしょう。共通の先祖を祭るために、ポリネシアン・トライアングル中からアーティストが集まります。伝統的な音楽と舞踊が、ポリネシア文化の真の融合に彩りと活気を与えます。祭りの最後には、祭りを象徴するバトン「totoko pioo」が次回祭りが開催される島へと渡されます。 考古学的財宝の宝庫、マルケサス諸島 マルケサス諸島はタヒチの北東に位置しており、起伏に富んだスペクタクルな美しさを持った島々です。「人間の大地」として知られるマルケサス諸島には、タトゥー、タパのペインティング、ティキの彫刻、かつてマルケサスの戦士が踊っていたハカの踊りなどが象徴する、生き生きとした先祖伝来の文化があります。 Mountainous landscape with a sunset at Nuku Hiva © Grégoire Le Bacon 芸術祭の期間に来ることができなくても、この神秘的な神話の島々で様々なアクティビティを見つけることができます。ヒバオア島でポール・ゴーギャンとジャック・ブレルの足跡をたどってみてください。この二人の国際的にも名高いアーティストは、終生離れないと決めたマルケサス諸島からたくさんのインスピレーションを得ました。
マカテア島での登山
マカテア島を訪れる人々に最も人気のアクティビティの1つが登山です。まったくの初心者を含め、あらゆるレベルの登山者に適したトレイルがあり、仰ぎ見る価値のある島です。 海抜50mまで登る全長16kmの岸壁面に沿った登山用トレイルがあり、マカテア島は正真正銘の垂直アドベンチャーを楽しめる場所と言えます。2019年に最初のいくつかのトレイルが開設され、現在ではその数は百を超えています。初心者を含めたあらゆる登山者に適したトレイルがあり、熟練の登山者にとっては登山スキルを試す良い機会になるでしょう。すべてのトレイルで、ヘルメット、登山靴及びハーネスの着用が義務付けられています。「ヴィアフェラータ(via ferrata)」は、登山を手助けするケーブルやはしご、傾斜台などが設置されたトレイルで、頂上までは約45分かかります。登っている時は下を見てはいけません。顔を上げて…青い太平洋を見渡してください。こんな素晴らしい景色の登山用トレイルは世界中でもそんなにありません! 楽園での登山 崖を登るスポーツクライミングにとっての最高の地をフランス領ポリネシアに見つけました。その地は太平洋に浮かぶ美しい島、マカテア島です。25年以上前、登山愛好家のチームが地元の登山家達の助けを得て、最初のトレイルを開設しました。それ以来、百を超えるトレイルが16kmの崖に開設されています。タヒチの島々では環境に配慮した観光業を促進しており、トレイルの開設でも島の動植物に危害を与えないように大変な努力が払われています。 Perilous climbing © MAKATEA Escalade Barefoot and hand climbing © MAKATEA Escalade A playground for climbing enthusiasts © Léa Parizot 登山に興味があれば、2019年のギヨーム・ブローストによるドキュメンタリー映画「マカテア島の垂直アドベンチャー」をご覧ください。フランスのエルワン・リーランとマリオン・クルトワによって設立されたマエワンという団体によって製作されました。この映画は、この島で最初のトレイルが開設されたときの物語であり、持続可能なツーリズムを促進することの重要性について描いています。ニナ・カプレツやシャーロット・デュリフ、マルコス・コスタなどの有名な登山家が映画製作に関わっていて、この環礁の美しさも取り上げています。このドキュメンタリー映画のおかげもあって、今では登山はマカテア島の重要な観光アクティビティの1つになっています。 マカテア島のすべて マカテア島は、ツアモツ諸島の一部であるパリゼ諸島にあります。この島は60年に及ぶリン鉱床採掘のために搾取され、島にも島民にも相当な傷跡を残しました。鉱床の村の跡を訪れると、1960年代に鉱床が閉鎖された後に残された無数の立坑を見ることができます。 Makatea from the sea © Léa Parizot マカテア島で最も人気のある観光アクティビティの1つは、美味しいヤシガニの「カヴェウ(kaveu)」捕りです。登山があまり好きでなければ、試してほしいアクティビティが他にあります。リン鉱床発掘の跡地巡り、洞窟内の淡水プールでのスイミング、山々のハイキング、地元の工芸品を見つけることなどです。マカテア島は今では住民の少ない隔絶された島であり、鉱業跡をゆっくりと覆いつつある静かな環境と豊かな自然を堪能できることでしょう。
マルケサス諸島で行う乗馬
マルケサス諸島を探検するには乗馬が最高です。ヒバオア島の野生馬たちはブレルとゴーギャンにインスピレーションを与えました。ですから、鞍にまたがり、「人間の大地」の人里離れた場所で時間を超越した瞬間を楽しんでください。 マルケサス諸島のバケーションには、白い砂浜で過ごしたり、ターコイズのラグーンを楽しんだりするだけでない、それ以上のものがあります。たとえば、馬に乗って高原や渓谷を訪れるガイドツアーに参加できます。丸1日のツアーならピクニックランチも楽しめます。特にヌクヒバ島やウアフカ島では、まったくの初心者を含め、あらゆるレベルの乗馬に適したトレイルがあります。そして景色はいつも変わらず絶景です。もちろん、乗馬以外でも探検を楽しむことができます。マルケサス諸島には無数のハイキングコースがあります。コースを辿った先には、息をのむような美しいビューポイントや、この神話の島々で営まれていた原住民の生活を感じることができる遺跡群などがあります。 速足の乗馬で行くマルケサス諸島 マルケサス諸島は、乗馬が好きな人や、初めて乗馬をやってみたい人にとって最高の訪問先です。「人間の大地」として知られるマルケサス諸島は、「馬の大地」とも呼ぶことができます。なぜなら、とりわけ手つかずの本物のタヒチが残るウアフカ島では、どこへ行っても馬たちを目にするからです。乗馬によるビバーク(露営)キャンプツアーをすることも可能です。野生馬が高原や渓谷に群れで生息しており、時にはマルケサスの「カウボーイ」が投げ縄で馬を捕まえる光景を見ることもあります。 Rider and horse on the black sand beach of Hiva Oa © Tahiti Tourisme Rider and horse in Hiva Oa © Tahiti Tourisme Nuku Hiva wild horse herd © Grégoire Le Bacon 調教された馬には何の心配もなく安全に乗ることができます。マルケサスの乗馬には鞍は使われず、布袋だけです。高原の尾根や、乾いた手つかずの渓谷を速足で進んでください。時には、ビーチ沿いでギャロップのスリルを楽しむこともできます。野生馬と一緒に走ることさえあります。ウアフカ島は特に人の手が加えられていない島で、島民たちは今も先祖伝来の伝統と調和して暮らしています。 マルケサス諸島には見るべきところがたくさんあります 神話や物語で知られるマルケサス諸島ですが、そこに広がる絶景はタヒチの他の島々とは大きく異なります。マルケサス諸島では、ヌクヒバ島のタイオヘ湾からヒバオア島のタフアタビーチやウアポウ島のピトン(火山石の柱)まで、驚くべき場所をたくさん発見することでしょう。 The rocky peaks of the Ua Pou mountains © Grégoire Le Bacon マルケサス諸島は生物多様性に富んでいます。マンタやトビエイなど一緒に泳ぐスキューバダイビングや、美しい海洋生物が見られるシュノーケリングができます。クジラの交尾期にあたる7月から11月には、ホエールウォッチングも可能です。機会があればファツヒバ島に行って、フランス領ポリネシアで最も美しいスポットの1つ、バージン湾を訪れてみてください。
マルケサス諸島の名物料理を堪能しよう
マルケサス諸島では大いに食事が進みます。野生豚、野生ヤギ、パンノキ、マ二オク、タロイモ、ポワソン・クリュ(マルケサス風の刺身)など。タヒチの島々に滞在中は、郷土料理をぜひ試してみましょう。とてもおいしいです。「食事をお楽しみください」は、マルケサス諸島の言葉で「カイカイ・メイタイ(Kaikai meitai)」と言います。 フランス領ポリネシアへの旅は、異文化に浸る旅です。料理も文化の一部です。マルケサス諸島には独自の名物料理があります。ヌクヒバ島、ウアポウ島、ウアヒバ島には複数のレストランがあり、固有の郷土料理を提供しています。料理人は喜んでレシピを説明してくれます。ぜひ試してみることをすすめます。例えば、パイナップル、バニラ、ココナツミルクなどの異国風の地元食材と、フランス料理の素晴らしさを融合した料理は、あなたの味覚を喜ばせる最高のご馳走です。さあ、席についてナプキンを取り、「カイカイ・メイタイ(食事をお楽しみください)」。 マルケサス料理 マルケサス諸島には多種多様な料理がありますが、人気の高い二つの料理をご紹介します。一つ目は「イカ・ミト」です。少し変わったやり方で調理した刺身です。魚を角切りにし、ニンニクを加えた塩水におよそ1時間浸します。塩水を流し出し、魚の上にココナツミルクを振りかけます。 二つ目の料理は、パンノキの実「ウル」をベースにした「カアアク」です。まず炭火でウルを焼きます。ほどよく皮が焦げたら、皮をむき、種を取り出します。 Firing an uru for kaaku © Vincent LYKY Ma'a Tahiti with raw fish and yams © Tahiti Tourisme Preparing crushed kaaku with a penu in an umete © Alikaphoto ここから少し難しくなります。温かいウルを木製のボウルに入れます。少し水を加えて、均質なペーストになるまで、すりこ木で叩きます。新鮮なココナツミルクを添えて提供します。 ポリネシアの伝統的な土のかまど「アヒマア」は、マルケサス語で「フム・カイカイ」と呼ばれています。かまどは土中に埋まった穴であり、高熱で赤くなるまで炭火で加熱した大きな火山石が部分的に詰め込まれています。食材をバナナの葉で包み、火山石の上に置いて、かまどに蓋をします。野生豚、仔牛、根菜は、完全に火が通るまで数時間蒸らします。ジューシーでとても風味があります。 郷土料理を味わえる場所 レストラン、フードトラック(移動式屋台)、軽食堂、水辺のピクニック。タヒチの島々で食事を楽しむ場所は沢山あります。世界中の料理から影響を受けた多様な料理は、あなたの味覚を大いに満足させます。 Fruit tasting with a Nuku Hiva resident © Grégoire Le Bacon 大急ぎでランチを取りたいときは、フードトラックに行って郷土料理を食べるといいでしょう。例えば、プーレ・ファファ(チキンとほうれん草とココナツミルクのセット)などはいかがでしょうか。のんびりランチを取りたいときは、モトゥの水辺でくつろいでピクニックするといいでしょう。ヌクヒバ島に滞在中に、少し変わったものを試したいときは、ポリネシア料理店に行って、ココナツミルクで調理した伝統的なヤギ料理を注文するといいでしょう。。
パペーテを堪能する
パペーテは「水桶」を意味する言葉です。タヒチの島々でバケーションを過ごす際には必ず訪れるべき場所の1つです。ショッピング、グルメ、新旧入り混じった文化体験など、パペーテでの1日が忘れられない思い出になることは間違いありません。 パペーテでできること ノートルダム大聖堂は歴史あるスタート地点 タヒチのすべての距離はノートルダム大聖堂(キロメートルゼロ地点)から測定されます。1875年に建立され、鐘楼を下げた象徴的なモニュメント、荘厳なステンドグラス窓、明るい黄色の外壁が訪問者を迎えます。 Papeete's cathedral © Pierre-François Grosjean パオファイプロテスタント教会で文化に触れる 日曜日の朝に、パオファイのプロテスタント教会に行ってみましょう。プロテスタント教徒たちの美しい帽子と伝統的な装いを見ることができます。賛美歌の合唱は純粋に素晴らしく、感動で心が高鳴ります。 Vahine au temple protestant de Papeete ©Overpeek Studio L'intérieur du temple protestant de Papeete ©Overpeek Studio Le temple protestant de Paofai à Papeete ©Overpeek Studio パオファイ公園と海辺の散歩道 讃美歌を聞き終えたら、パオファイの公園まで海沿いをゆっくり散歩しましょう。ラグーンを上から眺める絶景を堪能できます。 Papeete waterfront ©Grégoire Le Bacon トアタ広場と7月のヘイバ・イ・タヒチ 中心地に戻る途中にトアタ広場を通ります。ここは毎年7月に行われるヘイバ・イ・タヒチという伝統のお祭りの開催地です。伝統的な音楽とダンスの素晴らしいパフォーマンスが披露される、フランス領ポリネシアで最も重要で人気のある文化フェスティバルです。 Heiva i Tahiti, danseur de 'ori Tahiti (danse traditionnelle) ©Dimitri…
タヒチの島々のフードトラック
フランス領ポリネシアでは、フードトラック(屋台)のことを 「ルロット」と呼びます。美味しい食事とスピーディなサービス、価格もとても手ごろであることから地元の人々に親しまれています。 「ルロット」はもともと、現場で働く労働者たちのための移動式レストランでした。今ではまさに名物となり、タヒチの島々の至るところで見かけることができます。幹線道路の付近に出店していることが多く、フレンドリーな雰囲気で、軽食から3品のフルコースまで何でもそろっています。ポリネシアンの夕食は早いため、ルロッテは通常午後5時頃から営業を開始します。プナアウイアのバイポーポー広場、タアプナ広場、ボラボラ島のバイタペの波止場付近には、フードトラックの常設エリアがあります。ポワソン・クリュ(マグロのマリネ)、炒麺(チャオメン)、ステーキのフライドポテト添え、ピザ、クレープ、ハンバーガーなど、食べたいものが必ず見つかります。地元の人たちにおすすめを気軽に聞いてみましょう。 バイポーポーのルロット街 ジャンルの異なる4つのフードトラックが立ち並ぶ、海岸付近の広場。ここが、バイポーポーの屋台街です。フレンドリーでローカルな雰囲気が漂い、価格もとても良心的です。各ルロットはここで出店するための競争を勝ち抜いてきているため、質もサービスも確かです。さらに、モーレア島とタアプナの砂洲を望む、タヒチ島でも随一の風景を眺めながら食事を楽しむことができます。 2019年にオープンしたバイポーポーのルロット街は、プナアウイアの地元の人やほかの地域から訪れた人たちの間でとても人気となっています。4つのフードトラックから、自分の好みに合った一品が必ず見つかります。席に着いてゆっくりとモーレア島の眺めを堪能しましょう。近くに係留所があるため、午後はラグーンでパドリングを楽しみ、夕食はルロット街で食べるというのもいいでしょう。木々を取り囲むように設置されたテーブルがいくつもの小さなライトで照らされ、レストランの心地良い素朴な雰囲気を楽しめます。子どもが遊べるエリアが近くにあるため、家族連れでの夕方のお出かけにもぴったりです。 フードトラックを選んでください!
パペーテのグラフィティアートめぐり
パペーテ街路の野外ギャラリーカメラをもって、パペーテの別の側面である建物に注目してみよう。街中の多くの壁にグラフィティが描かれています。地元当局に承認され、今では芸術作品です。 2014~2018年に、ポリネシア人実業家サラ・ルーピニア女史は、地元当局の支援を受けて、パペーテでオノウ・ストリートアート・フェスティバルを開催しました。厳選された建物の外壁を装飾するために、世界的に有名なアーティストや地元アーティストがこの国際フェスティバルに集結しました。完成した壁画はたちまち地元住民に称賛され、首都パペーテに現代的な色調を添えました。パペーテの壁画にご案内します。 フェリー埠頭と市場 海に面したフェリー埠頭からスタートしましょう。1階の外壁に驚くべき三次元画が見えます。楽しげなロボットの群像を描いたレオン・キールの作品。見る位置を変えるとロボットも動いているように見えます。とくに子供たちに人気のある芸術作品です。 フェリー埠頭からパペーテ市場に向かいましょう。3人の地元アーティストがこの素晴らしい作品を4色で描きました。アバス、ジョプス、HTJの3人は、タヒチ島では有名なストリートアーティストです。ティキの顔を描いたこの作品は、ティキやサメ、ヴァヒネ(タヒチ語で女性)など、彼らにとって大切なポリネシアのシンボルを含んでいます。 ラムネ大学の赤いパレオのヴァヒネ パペーテの壁画の中で最も有名で最も愛されているのは、間違いなくこの作品です。赤と白のパレオに身を包んだ若いヴァヒネの寝姿を描いたこの作品は、地元アーティストのHTJの助けを借りて、セスというアーティストが描きました。近くから観察するとディテールに驚かされます。このヴァヒネを描いた郵便切手が、ファレラタの郵便局から発行されています。 ブラジル人エドアルド・クブラは、作品中の顔の表現にひし形模様を用いました。ラムネ大学の壁に描かれた2人のヴァヒネには、その刺すような眼差しで催眠術をかけられそうです。驚くほど美しい芸術作品です。 ヴィルスの肖像と青い仮面のヴァヒネ パペーテは、世界最高峰のストリートアーティストであるアレクサンドル・ファルトスとアリアス・ヴィルスの芸術作品を展示することを誇りとしています。ラムネ大学の別の壁に白黒で描かれた若い女性の素晴らしいイメージを表現するために、アーティストはジャックハンマーを使いました。 ドクター・カッショー通りをシャルル=ド=ゴール通り方向に下りて行って右側を見ると、青い仮面をつけた謎めいたヴァヒネが見えます。彼女は両手に、タヒチの島々で見つけた一羽の小鳥を持っています。この作品はアイルランド人アーティストのフィンダックによって描かれたものです。作品中で使われている明るい青は、太平洋の色を映し出しています。 花飾りのヴァヒネとパオファイ アーティストのヴィニーが描いた花飾りをしたヴァヒネは、見ると嬉しい気分になります。シャルル=ド=ゴール通りのはずれにある壁に描かれたこの絵は、盛りだくさんの花々で髪を飾った美しいヴァヒネのイメージです。私たちの大好きな作品の一つです。教会地区の壁には、同じアーティストが描いた別の花飾りのヴァヒネがあります。 バイマ・ショッピングセンターの壁には立派な鳥が描かれています。この鳥を書いたスペイン人アーティストのオクダは、ポール・ゴーギャンに敬意を表して『果物を持つ女』を色鮮やかに脚色しました。 もっと楽しもう おすすめの壁画めぐりはこれで終わりますが、時間の余裕があれば、見るべきものは他にもたくさんあります。事実、さらに30点ほどの芸術作品がパペーテの壁に描かれています。ライアテア島に行く機会があれば、ウツロアでオノウ・ストリートアート・フェスティバルが開催された際にストリート・アーティスト達によって描かれた、秀逸な作品を鑑賞できるでしょう。 ストリートアートは、タヒチの島々に生き続ける芸術文化の表現の一つです。それは私たちの伝統であり、マナの一部なのです。
タヒチの半島を探検しよう
この半島は、サーフィンが好きな人はもちろん、自然を愛する人やタヒチならではの体験をしたい人にもぴったりの場所です。タヒチアンにはタヒチ・イチと呼ばれており、火山活動によって形成されました。山が多く手つかずの大自然が広がっています。フランス領ポリネシアを訪れたら、タヒチ島のユニークで特別な半島を探検してみましょう。 タヒチ島は、タラバオと呼ばれる地峡によって繋がる二つの島からなります。大きな島はタヒチ・ヌイ、小さな島がタヒチ・イチです。ガイドブックでは、タヒチ・イチはフェヌア・へレ・ヒア・テ・アツア(神々に愛された地)、またはフェヌアアイへレ(茂みの地)と紹介されることもあり、特に、パペーテの喧騒を離れた静かな場所として知られています。半島には手つかずの大自然が広がり、すばらしいダイビングスポットもあります。ホエールウォッチングやサーフィンを楽しむこともできます。 サーフィン、ビーチ、壮大な景色 タヒチ・イチ半島には、伝説の波で世界的に知られるチョーポーがあります。まずはプーヌイとバイラオに立ち寄り、タヒチ・イチの野性的で神秘的な雰囲気を味わいましょう。その後はPK0(半島で使用される距離を測るための始点)へ。ボートに乗って、間近に迫る「ジョーズ(超巨大な波)」を堪能します。世界で最もヘビーなグーフィーブレイクが炸裂する、サーファーでも上級者の中の上級者にのみ適したポイントで、毎年国際的なサーフィン大会が開催されています。 タヒチ・イチ半島の魅力はチョーポーだけではありません。タラバオ高原では、思わず写真を撮りたくなるフォトジェニックな景色に出会えます。青々とした草原に牛が群がり、まるでノルマンディーのような雰囲気が漂います。続いて向かうタウティラの黒砂ビーチも圧巻です。その後は西海岸の白砂ビーチへ行くのもいいでしょう。 ダイビング、洞窟、自然を体験できるアクティビティ タヒチ・イチ半島のもう一つの魅力は海の中にあります。ダイビング好きにはたまらない水中洞窟、沈没船、複数のパスやドロップオフなどがあり、海の生き物たちの多様性に驚くでしょう。ダイビングスキルを向上させるには最適な場所です。 タヒチ・イチはウォーターアクティビティを楽しむには絶好の場所。パドルボード、カヤック、水上バイク、セーリング、ウインドサーフィンなど、どんなスポーツをやるにしても最高の条件がそろっています。7月から9月にかけては、交尾と出産のためにタヒチ・イチ周辺の温暖な海水を求めて、南極からザトウクジラがやってきます。波間で跳ねたり潜ったりするイルカの群れは、一年を通していつでも見ることができます。 ハイキングとオプショナルツアー 半島には散策ハイキングコースがいくつもあります。黒い崖の麓を歩いてテ・パリを目指すコースに挑戦しましょう。ハイキングでは必ず地元ガイドを付けることをおすすめします。安全を確保できるだけではなく、この神秘的な場所にまつわる物語や伝説を交えながら散策を盛り上げてくれます。タヒチ・イチは、ポリネシアの人々と祖先をつなぐ聖なる力「マナ」の地でもあるため、鳥肌が立ち、背筋がゾクゾクとするような力を感じることができるでしょう。 The wild fenua 'aihere ©Ra'i Mao タヒチ・イチを訪れたあとは、ほかの島にも足を運んでみましょう。ボラボラ島と並んで有名なモーレア島は、タヒチ島のすぐ近くに位置しています。雄大な山々、深い入り江、圧巻のラグーンなど、美しい景色を楽しめることは間違いありません。 遠足を選ぶ もっとアクティビティ
マカテア島の歴史
マカテア島の歴史は60年続いたリン酸塩の採掘作業にみることができます。閉鎖された工場と深い採掘抗は採掘作業が残した傷跡です。フランス領ポリネシアのツアモツ諸島にあるこの特殊な島の、固有の歴史を見てみよう。 マカテア島はタヒチの島々の中でもユニークです。リン酸塩を多く含んだ土壌で採掘作業が行われていたのは、遠い昔のことではありません。この産業活動は、最終的に1960年代に停止されるまで60年続きました。島には空港がなく、船でしか上陸できません。桟橋は西海岸のテマオ港にあります。切り立った断崖が島の主要な観光資源になり、今ではあらゆるレベルのクライマーに適した多くの登山道があります。断崖からの太平洋の眺望は、壮大そのものです。 採掘場を探検する 産業村やリン酸塩採掘作業の痕跡は、マカテア島の重要な観光スポットです。錆びかけた機関車、部分的に草木に隠された発電機、数千の立坑などは、60年続いた産業活動を今に伝えています。採掘場が所有していた古い港の廃墟が見える眺めの良い場所まで登ってみよう。採掘全盛期には、島の住民数が100倍に増加し、3,000人に達していました。それはフランス領ポリネシアの一部住民が大いに繁栄した時期であり、島民の生活も完全に変化しました。「タヒチ島の人たちがまだ伝統的な土のかまどで調理していた時、私たちは電子レンジを使っていました。」 Phosphate pit in Makatea © MAKATEA Escalade Steep cliffs surrounding Makatea © MAKATEA Escalade Remains of phosphate mining © MAKATEA Escalade 村を訪れた後で採掘場にも行ってみよう。採掘場は、島の中心部にある「サハラ」と呼ばれる広々とした荒れ地にあります。数千の採掘坑の中には深さ80メートルの穴もあり、まさに月面の風景さながらです。リン酸塩はシャベルで掘り出され、手押し車で列車まで運ばれました。どれだけのリン酸塩を手押し車で運ぶかで、賃金が支払われました。鉄道はタヒチの島々に敷設された最初で唯一のものでした。 マカテア島の自然、スポーツ、文化 マカテア島はフランス領ポリネシアで唯一の産業遺跡で有名ですが、他にもヤシガニ漁など、ビジターが参加できる多くのアクティビティがあります。タヒチアン・ゲストハウスに宿泊すれば、夜のヤシガニ漁を計画してくれるでしょう。収穫した獲物はおいしい夕食のために調理されます。 Coconut crab hunting © MAKATEA Escalade クライミングはスリル満点のスポーツですが、さらに太平洋を望む息をのむような眺望を加えれば、完全に異次元のものになります。マカテア島の断崖には、あらゆるレベルのクライマーに適したルートがあり、まったくの初心者でも楽しめます。クライミングの後、島内の淡水洞窟を訪れ、冷たい水でひと泳ぎして元気を回復しよう。マカテア島が個性的な目的地であることがわかるでしょう。しかしこれはタヒチの島々であなたを待つ多くの驚きの一つにすぎません。
タヒチアン・ブラックパール
当たり前のことですが、タヒチアン・ブラックパールを買うのに最も適しているのはフランス領ポリネシアです。本物のタヒチアン・パールの大半は、ツアモツ諸島とガンビエ諸島の温かな海の中で作られています。この素晴らしい宝石はタヒチの島々の美しさを象徴しています。 タヒチアン・パールはパーフェクトからA、B、C、Dにまで分類されます。光沢、表面の滑らかさ、色、大きさ及び形状によって判断されます。パーフェクト(またはトップジェム)に分類される真珠にはまったく欠陥がありません。パペーテにある真珠博物館に行けば、真珠養殖についてあらゆることが分かります。このセクションでは、真珠がどのように養殖され、分類されるのかを説明し、真珠を買うのに最適な場所をお勧めしたいと思います。 タヒチアン・ブラックパール タヒチアン・ブラックパールは、ネックレス、指輪、ブレスレット、ペンダントはもちろん、宝石に加工されていないものでも買うことができます。タヒチアン・ブラックパールは他の真珠とは異なり、黒蝶貝によって作られる黒色の真珠です。完全な黒色ではないものの、タヒチアン・パールだけが天然の「ブラック」パールなのです。実際、タヒチアン・ブラックパールには様々な色があり、最も人気があるのは真珠らしい光沢のある深緑のものです。アコヤ真珠など他で見られるブラックパールは、着色されているか、暗い色にするために放射線照射されています。タヒチアン・パールは直径が8~18mmで、世界最大級の大きさです。 Grafting on a pearl farm © Gregoire Le Bacon Pearl farm © Gregoire Le Bacon Tahitian cultured pearls © Grégoire Le Bacon タヒチの島々のほとんどどこにでもある温かいラグーンは、その海水の温度や塩分、純度から真珠の養殖に理想的です。「ブラックパール」として一般に知られているタヒチアン・パールには、深い緑がかった青、青銅色、濃紫色、あるいはピンク色さえ、様々な色があります。真珠の値段は、その大きさ、形及び色によります。タヒチアン・ブラックパールはフランス領ポリネシアのダイアモンドです! タヒチの島々のパールショップ 本物のブラックパールを買うのに、タヒチは世界中で最高の場所です。あなたが買いたいパールの色や形や大きさを決めるために、滞在中にいくつかのショップを訪れることをお勧めします。すべての主なホテルやクルーズ船はもちろん、タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島などの主要な観光地区にはパールショップがあります。フアヒネ島、タハア島、ツアモツ諸島及びガンビエ諸島にある真珠の養殖場では、生産者から直接購入することもできます。 Huahine pearl bracelets © Teriitua Maoni パールショップは、あなたにぴったりのタヒチアン・ブラックパールを見つけるのに理想的な場所です。パールの値段は色、光沢、大きさ、形状や、宝石として加工されているかどうかによって異なります。ブラックパールは珍しいため、他の真珠よりも高価です。真珠が最高品質であることを保証するために、購入する際は鑑定書をもらいましょう。 タヒチの島々にある真珠の養殖場 真珠の養殖場では、当然ながら加工されていない様々な真珠が販売されています。最高品質の真珠は、18金のホワイトゴールドやイエローゴールドに取り付けられて販売されています。シルバーや皮に付けられている真珠を買うこともできます。 Pearl fillet © Tahiti Tourisme タヒチアン・ブラックパールの光沢を維持するために、磨くときに香料やラッカーなどの化学物質を使ってはいけません。ひどく汚れた場合は、温かな水に少し石鹸をつけて拭いてから、よくすすいでください。真珠を傷つける恐れがあるので、硬いものやザラザラした表面に接触させないようにしてください。肌につけるのが真珠にとっては最適です。
タヒチ島を訪れる理由
透明に澄み切ったターコイズのラグーン、柔らかな白砂、1年中心地よい気温、美しい景色。タヒチの島々が夢の旅先とされる理由がこれらのすべてにあります。時間をとって、ゆっくりとタヒチ島を訪れてみましょう。このタヒチの中で最大の島は、冒険にふさわしい素敵な驚きに満ちあふれています。 フランス領ポリネシアには合計で118の島がありますが、タヒチ島はその中心的な島として知られる、魅力あふれる素晴らしい旅先です。ボラボラ島やモーレア島など他の多くの島はその美しい景色と極上のビーチで有名ですが、タヒチ島はそれに勝るとも劣りません。ビーナス岬、タハルウ、タウティラの黒砂のビーチは実に素晴らしく、明るく青い太平洋と壮大なタヒチ山に挟まれた様子はまさに絶景です。フランス領ポリネシアで最も高い山はタヒチ島のオロヘナ山で、標高2241mです。またタヒチ島には、訪問者が楽しめるサプライズが豊富な首都パペーテもあります。 タヒチ島:山と海、そしてパペーテ タヒチ島にはあちこちに山があり、その山間には緑の生い茂る谷や雄大な滝が流れ落ちる姿が見られます。島の北側の湾岸部は非常に開発が進んでいますが、タヒチ・イチ半島を訪れると、まるで別世界に来たような気持ちになれます。草を食む牛の群れのいる広大な平原やほとんど手付かずの海岸線が見られます。ここはチョーポーの波も有名で、2024年オリンピックのサーフィン競技の会場になる予定です。 Boat trip to Tahiti © Ra'i Mao Le mythique spot de surf de Teahupoo qui accueillera les JO 2024 ©Grégoire Le Bacon Tour de Tahiti en hélicoptère ©Grégoire Le Bacon & Tahiti Nui Helicopters また、パペーテも活気ある文化の中心地です。素晴らしい市庁舎、フランス領ポリネシア議事堂、ノートルダム大聖堂を見学しましょう。街の壁に描かれたさまざまなストリートアートの傑作を見ることもできます。この中には世界的に有名なストリートアーティストの作品もあります。賑やかな巨大屋内市場もあり、新鮮な魚、果物、野菜はもちろん、あらゆる種類のお土産を買うことができます。夕方はパオファイ公園の近くを散策してみましょう。地元の人々が海の目の前で夕食を楽しむ素敵な場所です。 タヒチ島で楽しめるアクティビティ パラグライダーとキャニオニングの2つのスポーツはタヒチ島でしか体験できません。ラグーンや沖では、あらゆる種類のウォータースポートを楽しめます。また、島内の谷や山を進む素晴らしいハイキングコースもあります。 Balade sur le front de mer de Papeete ©Grégoire Le Bacon 島内一周ツアーに参加して、パペノオ渓谷からバイヒリア湖への道中を散策したり、四輪駆動車でサファリに向かい、島の内陸部の素晴らしい景色や観光地を訪れたりしましょう。Musée de Tahiti…
テティアロア島のバードアイランドへ行こう
多くの宝に恵まれているフランス領ポリネシア。オプショナルツアーは、滞在中にその宝である小さな楽園を訪れるチャンスです。なかでも最も貴重な宝の一つが、マーロン・ブランドが所有したプライベートアイランド、テティアロア島の環礁です。まさにタヒチの島々の中の宝石といえるでしょう。 いかりを上げ、目指すはテティアロア島。タヒチ島からわずか50kmに位置するこの島には、鳥類の保護区域である小島のモトゥ・タフナがあります。褐色のカツオドリ、純白のアジサシ、真っ赤な尾のネッタイチョウが、ほかの鳥たちに混じってこの南国の楽園に彩りを添えています。 陸地が見えた! パペーテの波止場からカタマラン(双胴船)に乗り、朝早くに出発します。外洋へと繋がるパス(水路)を抜けたら朝食が出され、いよいよ冒険の始まりです。テティアロア島までは2時間30分のセーリングの旅。道中には大西洋の絶景が広がり、イルカたちや魚の群れに出会えるかもしれません。時期が合えば、クジラを見ることもできます。 Birdwatching in Tetiaroa © Lei Tao Birds in Tetiaroa © Tahiti Tourisme Birds in the sky © Tahiti Tourisme テティアロア島には外洋からラグーンに入るためのパスはありません。そのため、カタマラン・ディンギーに乗り込み、波に乗ってサンゴ礁を渡ります。無事にモトゥ(小島)に着いたら、波際に寄ったまま鳥たちからは距離をおいてください。モトゥを歩いて横断することは禁止されています。いずれにしろ、暑い中、浅瀬に足をつけて柔らかな砂を感じながら歩くのはとても気持ちのいいものです。テティアロア島で心ゆくまで写真を撮ったあとは、遊泳とシュノーケリングを楽しみましょう。海に棲む生き物たちも、空の鳥たちと同様、貴重で多様性にあふれています。 確認されているのは15種 テティアロア島には陸鳥と海鳥の両方が生息していて、その中には渡り鳥もいます。手つかずの自然が守られているこのテティアロア島では、滞在中に15種の鳥を観賞することができます。時折、鳥たちが群れになって色鮮やかに空を舞う瞬間があるため、カメラをすぐそばに置いておくことをお忘れなく。世界中のどこを探しても、この小さな楽園よりも美しい場所を見つけることは難しいでしょう。ラグーンで泳いだり、シュノーケリングをしたり、ランチで魚の串焼き料理を楽しんだりと、この環礁を鳥たちと一日中分かち合えることに、きっと大きな喜びを感じるはず。 Discover the bird island of Tetiaroa © Tahiti Fly Shoot タヒチの島々はそれぞれに特徴があり、島の歴史や旅行者が興味を持つポイントも異なります。有名なタヒチ島やボラボラ島、モーレア島、ランギロア島だけが楽園ではありません。テティアロア島はマーロン・ブランドが1966年に購入したプライベートアイランドで、現在は高級ホテル「ザ・ブランド」がオープンしています。テティアロア島へはボートでしか行くことができず、事前予約が必要です。生涯忘れられない一日を過ごしてみませんか。
モーレア島のサンゴの「養子縁組」プログラム
サンゴの「養子縁組」プログラムに参加することで、世界中で大きな危機に瀕しているサンゴ礁を救うことができます。コーラル・ガーデナーズ協会(Coral Gardeners Association)では、サンゴを生育し、モーレア島のサンゴ礁に植え付ける活動を2017年から行っています。島への訪問を、海洋や海の生き物たちの保全に貢献するための機会にしませんか。 海洋生物の保護を専門とする科学者たちによると、サンゴ礁は2050年までに絶滅する可能性があるそうです。このショッキングな事実は、モーレア島のひとりの若者が行動を起こすきっかけとなりました。サンゴが白化現象により死滅していっていることをインターネットで知ったティトゥアンは、この状況を何とかしたいという想いからコーラル・ガーデナーズという団体を立ち上げました。 ティトゥアンの活動計画はシンプルで効果的。健康なサンゴの一部を苗として採取し、それを水中養殖場で育てたあと、サンゴ礁への植え付けを行います。運営資金を調達するため、コーラル・ガーデナーズは「養子縁組」プログラムを開始しました。このプログラムでは、海水温の上昇による白化に強いスーパーサンゴという種を「養子縁組」できます。養子にしたサンゴの成長過程についての定期的な最新情報や、植え付けられた場所を正確に示した地図を受け取ることができます。 タヒチの島々で過ごすバケーションが、地球の未来に貢献します。 サンゴ礁を守るコーラル・ガーデナーズのプロジェクト コーラル・ガーデナーズは2017年から約31,000本ものサンゴ苗の植え付けを行ってきました。モーレア島で発足したこの団体では、サンゴ礁の保全と、環境保護の必要性について人々の意識を高めるための活動を続けています。子どもや大人を対象にしたワークショップを学校や企業で開催し、海の多様性を保全することがいかに大切かを人々に伝えています。目標は、世界規模で取り組むムーブメントへと発展させること。コーラル・ガーデナーズの尽力により、現在タヒチの島々の住民にとって、サンゴ礁の再生は最重要課題と認識されています。 海の生き物たちを守るため、私たちが滞在中にできることは何でしょうか。まず、紫外線対策には日焼け止めクリームではなくライクラ素材を使用したTシャツなどを着用しましょう。日焼け止めクリームを使用する場合も、環境にやさしいものを使いましょう。ボードワックスも同様です。環境にやさしいワックスは簡単に手に入ります。海でセーリングをする場合やモーターボートをチャーターした場合は、許可された運航水域を守りましょう。いかりを下ろすときは、海底にダメージを与えない場所であることを確認してください。海洋生物に遭遇しても干渉しないようにしてください。もちろん、ゴミは正しく処理しましょう。 コーラル・ガーデナーズでサンゴの「養子縁組」 コーラル・ガーデナーズを通じて養子にするサンゴは、スーパーサンゴという種です。海水温の上昇による白化に耐性があることが証明されているサンゴから苗を採取しているため、このように呼ばれています。コーラル・ガーデナーズのWebサイトで保護したいサンゴを選べます。コーラル・ガーデナーズのチームがサンゴの一部を採取し、サンゴの養殖場で育てたあと、サンゴ礁に植え付けます。 コーラル・ガーデナーズでは、高い水温に強いことが証明されている以下のサンゴ種の保全を推進しています。Pocillopora Verrucosa(イボハダハナヤサイサンゴ)、Montipora Grisea(グリセアコモンサンゴ)、Acropora Retusa、Acropora Muricata(スギノキミドリイシ)、Acropora Globiceps。選んだサンゴに名前を付けることもできます。サンゴが植え付けられた場所を正確に示した地図や、成長過程や健康状態についての定期的な最新情報を受け取ることができます。
モーレア島のパイナップル道路
ソシエテ諸島にあるモーレア島は、パイナップルの栽培で有名です。四輪駆動車に乗ってパイナップル道路を訪れ、パイナップル農園をのぞくと、壮大な景色が広がります。パイナップル道路はオプノフのベルヴェデーレ展望台へと続き、展望台ではモーレア島の本当にすばらしい景色を一望できます。 島の中心部へ行く巡回ルートは、オプノフ湾からとクック湾からの2つのルートがあります。パイナップル道路は、小さな民家、大学、絶景スポットも通りますが、その名前から分かるように、ほとんどがパイナップル農園を通る道になります。店や道端など、島のあちらこちらでパイナップルの販売を目にすることでしょう。ロツイ・フルーツジュース工場を訪れると、フルーツジュースやジャムの試飲、試食ができます。モーレア島のパイナップルは、甘くてフルーティーなことで知られています。パイナップル道路では、このおいしいパイナップルに関する豆知識を学べます。パイナップルは木になる果物ではありません! モーレア島のパイナップル農園 ガイドと一緒にパイナップル道路を行くと、モーレア島を象徴する果物であるパイナップルの栽培について学ぶことができます。この道路は、いくつかの絶景ポイントを通っており、特にトヘイア山、ロツイ山、穴の開いたモウアプタ山を見張らせるパノラマビューは壮観です。また、ガイドが同行していれば、モーレア島の伝説や民話を聞かせてもらえるでしょう。 A couple in the middle of a pineapple field © Tahiti Tourisme View of Mount Rotui and Moorea's two bays © Stéphane Mailion Photography Visit the Moorea Ecomuseum ©_Grégoire Le Bacon パイナップル栽培は、とても綿密な作業です。パイナップルは、青い花が咲き、数カ月かけてゆっくりと果実へと変わっていきます。パイナップルは一度収穫すると、そこで熟れるのが止まってしまうため、実が完全に熟すまで待ってから収穫します。植えてから収穫するまで、約1年かかります。パイナップルは太陽の光を浴びるほど甘くなるため、モーレア島のパイナップルはとてもおいしいのです。 タヒチのおいしいパイナップルを試食しよう パイナップルは、タヒチの島々で非常に重宝されています。店や道端のスタンドなど至る所でパイナップルを購入できます。新鮮な生のパイナップル、プレスしたジュースやおいしくて甘いジャムも楽しめます。また、ポリネシア人はパイナップルに薬効があるとして、保水力の低下や消化の改善を補うために食しています。 Quad bike tour of pineapple fields ©_Tahiti Fly Shoot パイナップル農園を通っていると、もぎ取りたい衝動にかられますが我慢してくださいね。まず、泥棒になってしまいます。それに間違いなく、ほとんどのパイナップルがまだ熟れていません。熟れていれば、農場の人が収穫しているはずですから。とにかく、島内のどこでもパイナップルは売られていますし、価格も全然高くないので、好きなだけパイナップルの果実やジュースを楽しんでみてください。 オプショナルツアーを選んでください
モーレア島のラグーン
半日ツアーや1日ツアー、もしくは1日以上のツアーを利用して、モーレア島の雄大なラグーンを散策しましょう。タヒチの島々をさまざまな角度から楽しむには、ヨットやカタマラン(双胴船)、またはクルーズ旅行で巡るのが一番です。フランス領ポリネシアの知られざる美しいスポットに出会えます。 モーレア島は雄大なラグーンがあることで知られており、ラグーンを回るにはボートツアーが最適。ターコイズと青のグラデーションが織りなすラグーンは水晶のように透き通り、色とりどりのサンゴ礁はマンタや人を襲わないカマストガリザメなどのさまざまな海洋生物であふれています。ボートツアー以外にもパドルボードでのガイド付きツアーがあり、パペトアイでは、水中に潜って水底に沈むティキ像を見ることができます。熱帯魚を観察するには、グラスボトムカヤックをレンタルするか、シュノーケリングがおすすめです。壮大なオプノフ湾やタアヒアマヌにあるパブリックビーチまで、ドライブやサイクリングで行ってみるのもいいでしょう。カタマランでのサンセットクルーズで、モーレア島のラグーンにある湾を渡りながら一日を締めくくることほどロマンチックなことはありません。 モトゥへの日帰りツアーを楽しもう モーレア島のラグーンにあるモトゥを訪ねる日帰りツアーをご予約できます。料金には、パペーテからの移動、ラグーンツアー、マンタや人を襲わないカマストガリザメと一緒に泳げるポイントでの停泊、のどかなモトゥの海辺でのピクニックが含まれます。電話またはオンラインでご予約可能です。モトゥへの日帰りツアーは観光客だけでなく地元住民にも非常に人気のアクティビティとなっているため、確実に参加できるよう早めの予約をおすすめします。 Discover the Moorea seabed© Myles McGuinness Diving in turquoise water © Mark Fitz Exploring the lagoon © Myles McGuinness モーレア島のラグーンにある宝を見つける一番の方法は、地元ガイドとともにカヤックツアーに出かけることです。美しいサンゴや無数の熱帯魚を観察しながら、この楽園の島に伝わる神話や伝説について知ることができ、無理のないペースで漕ぎ進みます(バケーションですから!)。カヤックから見る島の景色は圧巻です。一日の終わりには海岸沿いの集落を訪れ、穏やかで温もりのあるポリネシアの夜をお楽しみください。 モーレア島の荘厳なビーチへ行こう モーレア島にはすばらしいビーチが数多くあります。海岸沿いの道路を回るか、海からアクセスするかのどちらかで行ってみましょう。ビーチにあるホテルに泊まれば、島で有名なきらめく朝日と夕日の眺めを絶好のロケーションで楽しむことができます。 Discover a beach paradise _©_Grégoire Le Bacon モーレア島でも有数のビーチである、テマエ・ビーチ。島の北東に位置し、シュノーケリングを楽しむのにぴったりです。ほかにも、北西にあるフランジパニ・ビーチ(Plage des Tipaniers)では、カヤックをレンタルして、マンタや人を襲わないカマストガリザメを観察することができます。また、この2つのビーチの間に位置するのが、穏やかで心地よい楽園のようなタアヒアマヌ・ビーチです。
オススメの美術館&博物館トップ5
タヒチの島々にあるのは、美しいビーチや温かいターコイズの海だけではありません。島に根付く独自に栄えた古代からの文化もあります。フランス領ポリネシアの歴史と発展をより深く理解するために、ぜひ訪れておきたい美術館、博物館のベスト5をご紹介しましょう。
言葉で感じるマナ
タヒチの島々にはマナと呼ばれる神聖な力があります。マナはフランス領ポリネシアに特有のものであり、過去と現在の生きとし生けるものに宿りつなぎ合う、力強いエネルギーのことを指します。島々や人々、マオヒ文化の精神であり生命力でもあります。5つの群島のどこを訪れても、マナはあなたの感情に表れるでしょう。 タヒチの島々を訪れると、ポリネシアならではの感動や感覚を味わうことができますが、それらはマナという言葉の概念の一部であるのです。マナとは「聖なる力」、つまり天の力のことであり、島やモトゥ(小島)、山、渓谷、ラグーン、海のどこにでも存在しています。あなたが旅の途中で耳にする言葉や表現も、マナを感じるときに使うことができるものです。 言葉で感じるマナの力 遠く孤立した島々には、豊かな自然、太陽、太平洋など、感謝すべきものがたくさんありますが、マナの言葉は、その感謝の気持ちを表現するものです。「マイタイ」は「良い」という意味で、何か良い事があったときは、「マイタイ・ロア」、幸せなときは「オア・オア」と言います。周りの人々を祝福したいときは、 「マヌイア!」と口にします。すべての喜ばしい瞬間、優しい言葉、楽しい経験に対して、「(心から)ありがとう」という意味の「マーウルウル」を口にします。 タヒチに到着すると、ティアレ・タヒチの花のレイと「イア・オラ・ナ」というシンプルな歓迎の言葉で迎え入れてくれますが、この言葉は、魅力的なマナの島々を自由に探索し、楽しんでもらうためのインビテーションです。この南海の楽園には「幸せ」という感情があふれています。この感情を分かち合いたいときは、「オラオラ」という言葉で表現します。モーレア島でイルカと泳いだり、ヌクヒバ島の滝までハイキングしたり、ツアモツ諸島の環礁に沈む夕日を眺めたり、タヒチの島々を存分にお楽しみください。「ウア・レバ(さあ、行こう!)」 マナの感覚 タヒチの島々のトロピカルな環境は、自然からの贈り物です。だからこそ、本質的な要素を表現する言葉があります。モアナは、島々をつなぐ「海」であり、ラグーンの清らかな水は、あなたを静けさと冒険の精神で包み込みます。太陽は神聖な祝福であり、生命にとって不可欠な光を放っています。そして、すべての生物に独自の輝きを与えています。タヒチの島々では、太陽のことを「マハナ」と呼びます。 マナの力は、「タタウ(タトゥー)」として皮膚に刻むことができます。タトゥーは長く続くポリネシアの伝統で、マルケサス諸島の文化に強く伝えられているものです。この地は、フランス領ポリネシアで最も野性味あふれる孤島となっています。タトゥーは、身につけている人の強さと勇気の証であり、敬意と栄誉を表すものでもあります。毎年、タヒチの国内外から最も才能あるタトゥー・アーティストが集う「タタウ・イ・タヒチ・タトゥネシア」が開催され、このポリネシアの文化を楽しむために世界中から人々が集まります。 ここでは、あなたがマナを感じたときに使える言葉をご紹介します。- 'Ia ora na(イア・オラ・ナ) = こんにちは- ‘'Oa 'oa(オア・オア)= 楽しい- Mauruuru(マーウルウル) = ありがとう- Manuia(マヌイア) = 体調が良い- Tātau(タタウ) = タトゥー- Maita'i(マイタイ) = 良い- Moana(モアナ)= 海洋- Mahana(マハナ) = 太陽- Ua reva(ウア・レバ) = 行こう
タヒチの島々でいただく8つの名物料理
フランス領ポリネシアには名物料理がたくさんあります。なかでも特においしい料理をいくつかご紹介しましょう。タヒチの島々の本格的な味を楽しむなら、郷土料理が一番です。
ファカラバ島の生物圏保護区を訪れよう
ファカラバ島のユネスコ生物圏保護区は、まさにツアモツ諸島の宝石です。サンゴ礁の保存状態は世界でもトップクラスで、ダイバーや自然愛好家にとってパラダイス。 生物圏保護区はファカラバ島を越え、近隣の小さな島々にまで広がっています。この保護海域にはエイやサメ、その他にも1000種類以上の魚が生息しており、広大な海洋保護区となっています。また、ファカラバ島の陸と海で見られる希少種には、タイマイ、チョウショウバト、ヤシガニなどがいます。 フランス領ポリネシアの秘宝、ファカラバ島 ファカラバ島が生物圏保護区に指定されたことは、地元当局とフランス政府の持続可能なツーリズムや環境保護への取り組みに対する敬意の表れだといえるでしょう。保護区指定は、ユネスコの人間と生物圏(MAB)計画の一環として行われました。このプログラムでは、生物多様性の保全、経済的な発展、地域住民の利益と福祉を考慮し、持続可能な方法を模索することを目指しています。 Coral massifs © Grégory Lecoeur Paddleboarding in the lagoon c Tahiti Tourisme The birds of Fakarava © Tahiti Tourisme ファカラバ環礁は、カウエヒ島とニアウ島とともに独自の生態系を育んでおり、まさに海洋動植物の宝庫です。ポリネシアの人々にとって、自然環境は非常に大切な存在であり、植物や水、動物、そして地球を尊重することは、伝統的な文化の一部となっています。この生物圏保護区の例は注目を浴び、熱帯島しょ地域の保護モデルとなりました。ファカラバ島は、デリケートな生態系を守りつつ、訪れる人々が自然の驚異を楽しめる場となっているのです。 ファカラバ島の美しい自然を探検する ファカラバ島の生物圏保護区では、さまざまなアクティビティを体験できますが、息をのむほどに多様な海洋生物を観察できることから、スキューバダイビングの人気が非常に高くなっています。100万種類以上の魚、雄大なウミガメ、数種類のサメと一緒に泳いでみてはいかがでしょうか。 A swim in the Fakarava lagoon ©_Grégoire Le Bacon 島そのものの美しさを楽しんだり、素晴らしいラグーンで泳いだり、さまざまなウォータースポーツを楽しんだりと、ダイビング以外の楽しみ方もたくさんあります。7月から11月の繁殖期にはホエールウォッチングに参加するのもおすすめ。もちろん、柔らかな白砂のビーチと透き通ったターコイズ色のラグーンで、何もせずにのんびりと過ごすのも最高の楽しみ方です!
タプタプアテアを散策
タヒチの島々は、人生における大切なことに立ち戻り、マナを感じ、雄大な自然を楽しむための場所です。この島の古代文明の起源をより良く理解するには、ライアテア島を訪れ、神聖なポリネシア文化誕生の地を旅することが一番です。 広大なタプタプアテア遺跡がライアテア島の南東にあります。この場所は、タヒチの島々のあらゆるところに存在する先祖の力「マナ」に溢れており、ユネスコの世界遺産にも登録されています。マナは、この静寂な美しい聖地を散策した時に感じる、鳥肌の立つような研ぎ澄まされた感覚です。神様オロに捧げられたタプタプアテアのマラエは、世界中から訪問者を惹き付けています。この場所は、かつてポリネシアの政治と宗教の中心でした。このマラエが最初に航海に出た旅人により発見され、ポリネシア・トライアングルの他の島への定住が始まりました。ハワイ、イースター島、ニュージーランド、クック諸島の人々にとって、今でもタプタプアテアのマラエは精神的な故郷のままです。 タプタプアテアのマラエ ライアテア島のラグーンの浜辺に広大に広がるタプタプアテアのマラエは、ポリネシアの人々にとっての最も神聖な場所です。この場所は数世紀をかけて築かれた、神様オロに捧げるためのものです。生者の世界が先祖と神の世界と交わる地点という、宗教的な意味のある場所です。長い間、政治や宗教のリーダーたちの話合いの場となっていました。料理人、高僧、戦士たちがポリネシア全域からアウトリガーカヌーで到着すると、同盟を組み、ポリネシア社会の発展に尽くしてきました。 Taputapuatea marae on the sacred island, Raiatea © Tahiti Tourisme The Marae Taputapuatea of Raiatea © Tahiti Tourisme Marae of Taputapuatea © Tahiti Tourisme タプタプアテアのマラエは複数の石の広場で構成される遺跡で、ラグーンの浜辺と山の間の広大な土地を埋め尽くしています。数百年の間、マオヒの人々が暮らし、祈りを捧げていた場所であり、古代の旅人が太平洋の探索に向けた航海で通り抜けた、聖なるタ・アバ・モア・パスの正面にあります。マラエに向かい合う聖なる山のテアエタプ山には、山頂に続く簡単なトレイルがあります。山頂からのマラエ、ラグーン、太平洋を見下ろす景色は実に見事です。 尊敬すべき神聖な場所 マラエはポリネシア文化の聖地であり、先祖代々の歴史と伝統の証人です。壊れやすく、かけがえのないこれらの石の遺跡は、後世に残すために特別な注意が必要です。 この特別な遺跡を守るため、以下の簡単なルールを守ってください: 指定された道を歩くこと:考古学的建造物の上を歩かないこと。石の上に登らない:石は壊れやすく、歴史が詰まっています。静寂を守る:ここは瞑想と追憶の場所です。ゴミは持ち帰ること:訪れた痕跡を残さないこと。写真撮影は丁寧に:建造物に登って写真を撮らないこと。焚き火、アルコール、ピクニックは禁止です。ペット禁止:遺跡の完全性を保つため。落書きやタグの使用禁止:マラエはそれ自体が芸術作品であり、すでに名前があります。神聖な場所であることを忘れないでください。 これらのガイドラインに従うことで、このユニークな遺産の保護に貢献することができます。これらの良い習慣を共有し、この文化遺産を後世に伝えていきましょう。 聖なる島、ライアテア島 ライアテア島は素晴らしい景色のある手付かずの島です。タプタプアテアのマラエを探索した後は、ラグーンのボートツアーに参加して、島の周りのモツを楽しみましょう。モトゥ・オフェタロとモトゥ・イリルは両方ともプライベートではない、美しいビーチのあるモトゥです。 Entrance to Raiatea's Faaroa River © Alika Photography ライアテア島はソシエテ諸島のタハア島、ボラボラ島、フアヒネ島の隣にあります。この島は自然と遺跡の宝庫です。タプタプアテアのマラエは最も重要な場所で、今日でも一部の祭りや儀式が行われています。ライアテア島は多くのクルーズ船の出発地であり、フランス領ポリネシアで唯一航行可能な河川であるファアロア川もあります。島の最も素晴らしい宝の1つがティアレ・アペタヒです。ライアテア島のシンボルにもなっている美しい花で、テメハニ山の山頂にのみ自生しており、他の場所で見ることはできません。 もっと見る
スーパーヨット
タヒチの島々は南太平洋におけるスーパーヨットの拠点となっています。118の島と環礁が点在し、ヨーロッパと同じ面積の海を抱くフランス領ポリネシアは、豪華なスーパーヨットでのクルージングを楽しむのに最適な旅行先です。 フランス領ポリネシア政府が、海の保護を優先事項とするようになってから10年以上になります。タヒチの島々は2006年に海洋哺乳類の聖地として認定され、同年にサメが保護種となりました。ファカラバ島はツアモツ諸島の他の6つの環礁(タイアロ島、トアウ島、アラティカ島、カウエヒ島、ニアウ島、ララカ島)と併せて、2009年にユネスコの生物圏保護区に指定されました。タヒチの島々を巡る最も贅沢な手段がスーパーヨットです。島から島へと渡りながら、ラグーンですばらしい海の世界を探検したり、たくさんの山が連なる島内の遺跡を見学して楽しみます。そして、イカリを下ろして次の寄港地へ向かう準備をするのです。5つ星ホテルに泊まりながら、アイランドホッピングをしているような気分になれます。 忘れられないクルーズ体験 豪華なスーパーヨットで、サンゴ礁のパスを抜けてタヒチの島々のラグーンへ直行することができます。ポリネシアの島民たちはフレンドリーで、笑顔でみなさんを歓迎してくれます。暖かく透明な海でシュノーケリングやダイビングをしたり、おいしい郷土料理を味わったり、ホテルのスパで伝統的なタヒチアンマッサージを体験したり、人のいないモトゥの柔らかな白砂ビーチでピクニックしたり。エネルギーがあり余っているなら、ツアロ・マオヒのスポーツの祭典の期間に伝統的なポリネシアンスポーツにチャレンジしてみては? View of a luxury yacht© Grégoire Le Bacon Yachting ©_Gregoire Le Bacon Yacht salon © Grégoire Le Bacon タヒチの島々でのスーパーヨットクルーズでは、5つ星級の贅沢な空間で発見と探検を満喫できます。地元のチャーター会社にオススメを聞いてみましょう。訪れるべき美しいスポットを提案してくれたり、クルーズの計画作りをサポートしてくれたりします。フランス領ポリネシアの天候や気象条件は、ヨット、カタマラン(双胴船)、スーパーヨットで航海するのに最適です。領海内で船を操縦する船長は、きちんと資格を持ち、経験豊富なプロの人たちです。ヨーロッパに匹敵する総面積の中にある5つの諸島と118の点在するタヒチの島々は、クルージングに最高の旅行先です。 さまざまなプラン 船長がプランニングをサポートをしてくれ、フランス領ポリネシアで最も美しい見どころへ連れて行ってくれます。どの寄港地も、それぞれ違ったパラダイスアイランドです。滞在中は、島内や美しいラグーンを散策することができ、 A yacht in the port of Papeete © Frédérique Legrand それぞれの島の観光協会が、さまざまなアクティビティを提供しています。ヨットの上にいながら、タヒチの島々の行きたい場所へどこへでも自由に行くことができるのです。ソシエテ、ツアモツ、マルケサス、ガンビエ、オーストラルの5つの諸島を巡りながら、島民とふれあい、ポリネシアならではの体験を堪能しましょう。また、いろいろな島を訪れていると、海の中の最高の仲間たちにも出会えます。遊ぶのが好きなイルカを見ると純真な気持ちになるはずです。
タヒチの島々でクジラと泳ぐ
https://youtu.be/h49QR8u0Od4?si=qogLg6mVHbutNBJh クジラと一緒に泳げる場所は世界にほんのわずかしかありませんが、タヒチの島々はその一つとなっています。この雄大な生物と一緒に泳ぐ機会に恵まれた人たちは、その体験はまるで魔法のようで、ほとんど非現実的な、純粋な喜びの瞬間だったと口にします。 タヒチの島々でクジラと泳ぐ経験は、忘れがたいものとなるでしょう。生まれたばかりの子クジラは、近くにいると迫力がありますが、体重はわずか1トンほどしかありません。体重40トンを超え、体長が50フィートもある雌の成獣のクジラのすぐ隣で泳ぐスリルを想像してみてください。毎年7月から11月にかけて、ザトウクジラの群れがタヒチの島々の暖かい海にやってきて、出産し、安全な場所で子育てを行ないます。フランス領ポリネシアは、国際連合の排他的経済水域であると同時に野生生物保護区でもあり、捕鯨は法律で禁止されています。この地域では、トロール漁を違法にする取り組みを行っており、WWFから賞賛されています。 フランス領ポリネシアでクジラと泳ぐ 時期が良ければ、フランス領ポリネシアでザトウクジラを観察したり、一緒に泳いだりするツアーを予約できます。また、バンドウイルカやハシナガイルカ、ヒレナガゴンドウ(実はイルカ)など、さまざまな種類のイルカと一緒に泳げるツアーも用意されています。ホエールウォッチングは、フランス領ポリネシアでは厳しく規制されているアクティビティで、認定を受けた専門家のみがツアーの企画を許可されています。クジラとの安全距離を確保することが義務付けられているため、クジラがあなたの方へ泳いでくるのを待つことになります。この友好的な巨獣たちと一緒の空間で泳ぐことは感動的な体験であり、忘れることのできない瞬間として心に刻まれるでしょう。 Whale watching © Grégory Lecoeur Watch a whale in Polynesian waters© Grégory Lecoeur Diving with a whale shark © Bernard Beaussier クジラとの遊泳は、モーレア島、タヒチ島、ボラボラ島で人気のアクティビティですが、タヒチの島々に生息する他の生物を観察するツアーも人気があります。年間を通していつでも楽しめる人気の海のアクティビティといえば、シュノーケリング。マスクとシュノーケルをつけて、ラグーンの海中に生息する豊かで多様な生物を観察していると、無害なカマストガリザメ、マダラトビエイ、アカエイ、そしてウミガメや雄大なマンタとも出会えることでしょう。ホエールウォッチングで有名なオーストラル諸島では、ルルツ島の海岸からもクジラを観察することができます。島民が、最も近くで見られるスポットを教えてくれるでしょう。 クジラと泳げる場所 フランス領ポリネシアでクジラと一緒に泳ぐには、公認ガイド付きの団体ツアーへ参加するしかありません。タヒチ島とモーレア島では、このようなツアーがたくさん開催されています。クジラの潮吹きは空高く上がるので、かなり遠くからでも見つけることができます。 View of a whale and its calf © Grégory Lecoeur クジラを見つけたら、驚かせないようにゆっくりとボートで近づいていきます。全員がマスク、シュノーケル、フリッパーを装着し、ガイドの合図で水中に入って静かに泳ぎ、クジラが近づいてくるのを待ちます。数キロ先の水中から響き渡る美しい歌声を聞けることは、クジラと一緒に泳ぐ際にできる経験の中でも、最も素晴らしいものの一つだといえるでしょう。どうか、絶滅の危機に瀕しているこの美しい生物を大切してください。フランス領ポリネシアの古くからの文化では、クジラを海の守護者とみなし、貴重な訪問者として大切にしてきました。 ホエールウォッチングのルール フランス領ポリネシアでは、ザトウクジラのウォッチングと出航には厳しいルールが適用される。 Observation rules これらの規則は、すべての鯨類の観察と接近に適用されます。保護されている海洋生物を撮影・撮影し、その画像を商業目的やマーケティング目的で使用する場合は、まずフランス国立ポリネシア環境局に撮影申請書を提出する必要があります。
ダイビングに最適な島々
タヒチの島々には、ラグーン、リーフ、パスなど、さまざまなダイビング・スポットがあります。あなたが経験豊富なダイバーであっても、まったくの初心者であっても、数えきれないほどの熱帯魚や色とりどりのサンゴ、そして暖かい透明の海に生息する多種多様な海洋生物に圧倒されることでしょう。
タヒチの島々でイルカと泳ごう
タヒチの島々でイルカと泳ぐ経験は、忘れがたいものとなるでしょう。さまざまな島でこのすばらしい生き物と一緒に泳いだり、ダイビングしたりできます。また、繁殖期にはクジラの観察もでき、エイやいろんな種類のサメも見ることができます。ガイドラインに従い、これらの貴重な野生動物に対して敬意をもって接しましょう。 フランス領ポリネシアではイルカは保護の対象となっており、このことは、イルカが人間からの危害に怯えることなく安心して暮らせることを意味します。私たち人間と同じように、イルカも肺で呼吸をして、集団の中でつながりを保つためにコミュニケーションを取り合っています。遊ぶことが大好きで、好奇心旺盛な生き物です。シュノーケリングやスキューバダイビングでイルカを観察するときは、音を立てたり、食べ物を与えたり、身振り手振りで近くに誘い出そうとしないでください。大抵は向こうから近寄ってきてくれます。なるべく平静を装ってはしゃいだりせず、イルカたちが周囲を泳ぎまわるのを眺めて楽しみましょう。 イルカは、ポリネシアの文化や芸術、民間伝承において深く崇拝され、タトゥーで描かれたり、知恵を象徴することが多いです。タヒチの島々の暮らしにおいて、人間とイルカの特別な関係はかけがえのないものであり、旅行者にも大きな魅力となっています。ツアモツ諸島とソシエテ諸島には、世界中の海に生息するイルカ全種のほぼ3分の1が集まっています。 イルカと泳げる最高の島 イルカと出会えるダイビングツアーやボートツアーはたくさんあり、自然のままの生息地で自由に暮らす、悠々とした美しいイルカを眺めることができます。フランス領ポリネシアでは、2002年に海洋生物を保護するための厳格な規制が導入されました。クジラに関してだけではなく、イルカやその他の海洋生物についても、観察するときの行為や距離に制限を課しています。これらの規制についてはツアーガイドが把握しています。イルカは一年中タヒチの島々周辺の海に生息していますが、イルカとの遭遇率は島によって違います。タヒチの島々でよく見られる種は、ハシナガイルカ、シワハイルカ、ゴンドウクジラ(実はイルカの一種)です。 Tiputa pass, Rangiroa ©_Michael Runkel Dolphins observation © Grégory Lecoeur Dolphin watching at Rangiroa © Hélène Havard タヒチの島々でイルカを観察するのに一番良い場所は、ツアモツ諸島のランギロア島です。世界で2番目に大きなサンゴの環礁で、巨大なラグーンには数えきれないほどの海洋生物が暮らしています。ティプタ・パスは、イルカと一緒にダイビングができるベストスポットの一つ。パスの中に潜ると、姿はまだ見えないけれど、イルカたちのギーギーとはしゃぐ鳴き声が聞こえてきます。すると突然、イルカたちが目の前に! しかし、触ろうとしてはいけません。あなたを見ながら周囲を泳ぎまわる姿を眺めて楽しみましょう。イルカとの神秘的な共有体験を味わえます。ランギロア島にはこうした体験ができるダイビングセンターがあるだけでなく、まったく水に潜ることなくイルカを見ることもできます。毎日ティプタ・パスにやって来て、泳いだり遊んだりしているイルカたちの楽しそうな姿を海岸から眺めることができます。 ドルフィンスイムツアー タヒチの島々でイルカと泳いだりダイビングしたりするときは、責任と配慮をもって行動しましょう。イルカに向かって泳いだり、追いかけたりしないでください。大抵の場合、そのうち向こうから近寄ってきてくれます。この愛くるしい生き物は、水族館のイルカショーで見る調教されたイルカとは異なることを心に留めておきましょう。平和と調和の中で危害を受けることなく暮らせていますが、野生の動物なのです。 Diving with a dolphin© Bernard Beaussier もちろん、水中カメラを持っている場合は好きなだけ写真を撮ってかまいません。 イルカと一緒に泳ぐときや、それ以外でもラグーンに入るときは、環境にやさしい日焼け止めクリームを使用してください。オキシベンゾンやオクチノキサートが含まれる日焼け止めは、サンゴ礁に有害な影響を与えるため使用してはいけません。
海の動物たちと泳ぐ
タヒチの島々が人気の旅行先に選ばれる理由として、海洋動物相が豊かで観察しやすいということがあります。 フランス領ポリネシアは島の楽園です。正確には、島々の楽園といえるでしょう。タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島、ランギロア島は、自然や冒険を愛する人たちを世界中から惹きつける118の島々の、ほんの一部にすぎません。タヒチの島々で非常に人気のあるアクティビティがスキューバダイビングです。温かく透明な海に飛び込み、ラグーンやパスに生息する驚くほど多様な海洋生物を鑑賞しましょう。 巨大な水族館 タヒチの島々のラグーンにカヤックで訪れると、熱帯魚、ウミガメ、いたずら好きなイルカ、雄大なファファピティ(マンタ)などの驚くような生物を目にすることができます。パスでのダイビングでは、カマストガリザメ、ネムリブカ、レモンシャーク、メジロザメ、シュモクザメなど、あらゆる種類のサメに出会えます。フランス領ポリネシアは2002年からクジラの保護区に指定されており、その海はまるで500平方キロメートルの巨大な水族館のよう。 Turtle© Grégory Lecoeur Une raie manta © Grégory Lecoeur Diving with stingrays © Emmanuel Bouvet ファカラバ島で特に訪れるべきなのが、ユネスコ生物圏保護区にある2つの素晴らしいダイビング・スポットです。サウスパスでは、その名にふさわしい「シャークウォール」と呼ばれる場所があり、ノースパスはとても広く、潮の流れに乗ってドリフトダイビングをするのに理想的です。ラグーンに滑り込めば、マグロ、バラクーダ、そして数えきれないほどの熱帯魚が、あなたを楽しませてくれるでしょう。 さまざまなサイズの海洋生物に出会う ボートでターコイズブルーのラグーンを横切って、ダイビングスポットまで行き海に潜ると、突然別の世界に迷い込んだかのような感覚になります。そこを泳いでいるのは、クマノミ、チョウチョウウオ、コンゴウフグなどの色とりどりの熱帯魚。遠くには、サメや雄大なマンタのシルエットが見え、まるで水中で夢を見ているかのように思うでしょう。 Swimming in a school of fish © Tahiti Tourisme フランス領ポリネシアの海中世界で輝くスターは、熱帯魚、サメ、マンタ、イルカだけではありません。7月から11月にかけては、ザトウクジラがあなたと一緒に泳いでくれます。ザトウクジラは、タヒチの島々の暖かい海にやってきて出産し、子育てをします。野生のザトウクジラを観察できるのは貴重な経験で、場所はオーストラル諸島のルルツ島がおすすめ。巨大な身体を持ちながらも、かつてこの壮大な生物は絶滅の危機に瀕していました。クジラ保護のため、クジラと一緒に泳ぐことができるのは、ガイド同伴の公認ツアーに限られるので注意が必要です。
豊かなサンゴの世界を探索する
タヒチの島々には、驚くほど多様な海洋生物が生息しています。滞在中、ツアーに参加して、美しいサンゴ礁や海底に広がる壮大な景色を探検してみてはいかがでしょうか。マスクとシュノーケルをつけて海中を覗いたり、ダイビングをしたりして、フランス領ポリネシアの海で一生の思い出に残る体験をしましょう。 世界最大の深海サンゴ礁がタヒチの海にあるのをご存知でしょうか。数年前、科学者たちが水面下約40メートルの深さに「ローズガーデン」と呼ばれる場所を発見しました。このサンゴ礁は、深い場所に生息しているため、地球温暖化の悪影響を受けにくいのではないかと考えられています。悲しいことに、ボラボラ島のサンゴ礁のように、保護が必要なものが多いのが現状です。海水温が上昇すると、サンゴは白くなって死んでしまいます。フランス領ポリネシアでは、さまざまな団体や協会がサンゴ礁の保護活動を行なっていますので、ダイビングやシュノーケリングをする際には、足元に気をつけるようにしてください。 色とりどりのサンゴ礁 タヒチの島々の壮大なサンゴ礁には、多種多様な熱帯魚やウミガメ、エイ、サメなどのさまざまな海洋生物が生息しており、水中スクーターやスキューバーダイビングの他、シンプルにマスクとシュノーケルをつけて覗くだけでも海中の観察を楽しむことができます。色とりどりのサンゴや熱帯魚は、運が良ければ船のデッキからも見えることも。忘れられない体験をしたいなら、タハア島やフアヒネ島のコーラル・ガーデン、ボラボラ島やランギロア島のアクアティック・トレイルでシュノーケリングをしてみてはいかがでしょうか。サンゴで切り傷を負ったら、新鮮なライムの果汁を塗って消毒すると良いでしょう。 Coral massifs © Grégory Lecoeur Snorkelling session © Grégoire Le Bacon _ LionAiles Coral rearing © Myles McGuinness シュノーケリングやダイビングをする前には、環境に優しい日焼け止めクリームをたっぷり塗っておくことをお忘れなく。サンゴは気候変動で危機に瀕しているため、泳いでいるときにフィンで蹴ってダメージを増やさないよう注意する必要があります。モーレア島のコーラル・ガーデナーズのような団体を通じて、サンゴを養子にすることができ、サンゴ礁の保護に貢献することが可能です。健康で抵抗力のあるサンゴを採取し、苗床で育てた後、サンゴ礁への植え付けを行ないます。このプログラムに参加すると、そのサンゴがどこに植え付けられたか、どのように成長したかを知らせてもらえます。 サンゴの観察におすすめの場所 タヒチの島々には、サンゴや海洋生物の観察ツアーを提供するダイビングセンターが多数あります。フランス領ポリネシアの透き通るターコイズ色の海の下には、まったくの新しい世界が待っています。 Diving and discovering the rich underwater world c Tahiti Tourisme タハア島はライアテア島と壮大なラグーンを共有しています。本当に素晴らしい体験をしたいなら、ラグーンにある2つのモトゥ(小島)の間のコーラル・ガーデンでシュノーケリングをしてみてはいかがでしょうか。ラグーンでのガイド付きボートツアーに参加すれば、モーレア島のさまざまなサンゴの種類を学ぶことができます。オーストラル諸島では、ライババエ島のバリアリーフを探検するのがおすすめです。この場所は、色とりどりのサンゴが多数生息する、特別なダイビング・スポットとして知られています。世界有数のダイビング・スポットであるランギロア島で、さまざまな形状や色のサンゴを鑑賞するのもおすすめです。
海の下に広がるポリネシアの歴史に触れてみる
タヒチの島々は、ダイバーたちにとても人気のある場所です。ザトウクジラ、サメ、マンタ、イルカ、ウミガメなど、大型生物をはじめとしたさまざまな種類の海洋生物と遊泳することができるからです。でも実は、タヒチ島やライアテア島の海の中には他にも見るべきものがあるんです。それは沈没船です。ポリネシアの過去へと潜り込んでみませんか。 タヒチの島々へ世界中からダイバーが訪れる一番の理由は、透明な海に豊富な種類の海洋生物が驚くほどたくさんいるからです。モーレア島では、熱帯魚、カマストガリザメ、エイ、ウミガメの中をダイビングでき、さらに毎年、出産と子育てのためにフランス領ポリネシアを訪れるザトウクジラと一緒に泳ぐという貴重な体験もできます。太平洋の真珠として知られるボラボラ島は、マンタやレモンザメの上を泳ぐというユニークなダイビングができることで有名です。ランギロア島は、海で一番の人気者であるイルカに会える島です。そのお隣のティケハウ島には、圧倒的な数の熱帯魚、ウツボ、ナポレオンフィッシュ(メガネモチノウオ)、バラクーダ(オニカマス)、ホワイトチップリーフシャーク(ネムリブカ)が生息しています。ただ、もしダイビングでタヒチの島々の歴史を探りたいと思うなら、海の底に眠る沈没船を見に行ってみませんか。 タヒチ島のファアアに沈む帆船 ヒバオア島のイール(ウナギ)洞窟やマウピティ島のコーラルガーデンなど、タヒチの島々には世界中のダイバーを魅了するダイビングスポットがあります。ダイビングで沈没した乗り物を見学したいなら、タヒチ島西海岸のファアアにそのスポットがあります。海底には、カタリナの水上飛行機、セスナの小型飛行機、古代のスクーナー船(帆船)の3つの乗り物が沈んでいます。スクーナー船は全長25~30mあり、フランス領ポリネシア全土へ物資や商品を運搬するために使われていました。 Diving in Rangiroa© Bernard Beaussier Diving and discovering the rich underwater world c Tahiti Tourisme Diving in Tahiti-©-Mark-Fitz 水上飛行機は1962年、スクーナー船は1976年に、ダイビングスポットにすることを目的として意図的に沈められたものです。ファアアの湾に潜ると、まずカタリナの水上飛行機を目にすることでしょう。戦時中にタヒチ島とボラボラ島間を飛んでいた飛行機で、当時は滑走路が1つしかありませんでした。かつては掃海挺だったスクーナー船は、現在、木製の甲板は波で腐食してなくなっていますが、その外枠はまだ見ることができ、小さな魚たちの棲み処となっています。見学するには、水深6~21mまで潜ります。 ライアテア島のノービー号 他にもタヒチの島々の有名なダイビングスポットとして、沈没船のノービー号があります。ライアテア島のラグーンの岸辺近くの海底に横たわるノービー号はデンマークの3本マストの貨物船で、1845年にニュージーランドのオークランドから母国へ帰る途中、ラグーンに避難した際に沈んでしまいました。 Shark shoals c Tahiti Tourisme 水深8~24mの場所にあり、美しいサンゴとたくさんの熱帯魚の棲み処となっています。もっとスリルを味わいたいなら、ぜひ夜に潜ってみてください。昼とは全く違った雰囲気を楽しめます。海水エビ、黒いサンゴ、クロハギ、ハタタテダイ、オニダルマオコゼ(非常に有毒なので要注意)、カワカマス、ロウニンアジ、エンゼルフィッシュ、ウミギク、海綿動物、ウミウシなどなど、たくさんの海の仲間に出会えます!
タヒチの島々にあるジップライン
高い場所が好きな人やスリルを求めている人は、タヒチ島やモーレア島にあるアスレチックパークへ行くと満足感が得られるでしょう。 タヒチの島々には、森の上空から見下ろせるスリルとアドベンチャーを融合したアクティビティがあります。モーレア島とタヒチ島のアスレチックパークは、ファミリーで1日中楽しめます。しばしビーチから離れて、鳥が木のてっぺんで生活する理由を考えてみましょう。その眺めは最高です! モーレア島の空中を行く モーレア島のティキパークで、しっかりとハーネスを締めたうえで体を上空に持ち上げられる体験ができます。アスレチックパークには、ジップライン、ターザンロープ、滑り台、ロープはしごなど、アドレナリンがあふれ出すアクティビティが待っています。木の上に登ったら、下を見ないようにしましょう。気をつけて!モーレア島のオプホヌ湾や山々を望める絶景は壮観です。 Interior of the island of Moorea © Tahiti Tourisme Mountain peak in Tahiti © Tahiti Tourisme Try accrobranche © Myles McGuinness レインボーパークでもタヒチ島を空から見下ろすことができますよ。レインボーパークは、ピラエにあるベルヴェデーレ展望台までの道中にあり、ビーチ以外で1日を過ごすのに最適なスポットです。ジップラインで吊るされて、ポリネシアのターザンのように木から木へ。プラットフォームで立ち止まれば太平洋の絶景が見渡せます。地上へ戻ったら、動物園を訪れたり、ミニゴルフのラウンドプレーを楽しみましょう。 あらゆる世代が楽しめる1日に タヒチ島とモーレア島のアスレチックパークは、家族みんなの思い出に残る楽しい1日を過ごすことができます。きちんと安全に配慮されたうえで、タヒチの島々の美しい景色を違った角度から眺められるチャンスです。しばしビーチから離れて、より充実したバケーションにしましょう。 Interior of Tahiti © Grégoire Le Bacon LionAiles タヒチの島々にある2つのアスレチックパーク、レインボーパークとティキパークは、家族みんなで楽しめるオススメのスポットです。安全面にしっかり配慮したうえで、年代別に対応したジップラインコースを用意しています。また、サステナビリティや未来の環境のために、森の重要性の理解を深める機会を子どもたちに提供しています。
火渡り
火傷に注意!タヒチの島々で繰り広げられる神秘的で魅惑的なウムティ(火渡り)の世界へようこそ。勇気、伝統、祭りの精神が融合した特別な儀式。ポリネシア文化の象徴である魅惑的な儀式を、ぜひ間近でご覧ください。ただし火傷にご注意を! アイトというモミの木の薪から燃え上がる灼熱の炎で真っ赤に焼けた石。その上を歩くところを想像してみてください。地球から湧き出るエネルギーに導かれて、あなたはタヒチの魂と結びつくのです。一見不可能に見えるこの苦行は、内面的な強さとあらゆる困難に打ち勝つ能力を試すために考えられました。 真っ赤に燃えた石の上を歩くという大胆な挑戦 タヒチの島々で火渡りの儀式が行われるようになったのは、今から何世紀も前のことです。もともとは、勇気と純粋な精神を試すためのものでした。一般の人々が参加する儀式では、事故を避けるため石はあまり強く加熱されません。志願者は、危険なく焼けた石の上を渡ることができますが、その秘訣は、人生と同じように「振り返らないこと」にあります。最初の一歩を踏み出し、目標にたどり着くまで進み続けるべし。 Fire walking © Tahiti Heritage Fire walking © Tahiti Infos Fire walking © Tahitiscape photography 火渡りに挑む者を導くのは、儀式を司るタフア(司祭)。弟子たちがアシスタントとなり、火渡りに挑む者一人ひとりにそれぞれの準備をさせます。火渡りを始める前には、祈祷と伝統的な歌や舞踊によって儀式と場所の神聖化を行ないます。火渡りは神秘的でスピリチュアルな儀式であり、タヒチの島々で先祖代々受け継がれてきたマオヒ文化において重要な役割を担ってきました。 「火は破壊的な変化の要素でありながら、人間にポジティブな影響をもたらすことがある」タフア・レイモンド・テリエロイテライ・グラッフェ 華やかで喜びに満ちた儀式 6月から7月初旬にかけて開催されるウムティは、ヘイバの始まりを告げるものでもあります。儀式を取り仕切るのは、火渡りとタトゥーの世界で有名なタヒチのタフアであるレイモンド・グラッフェ氏。山にこもり、スピリチュアルなパワーを得た後、タフアは枯れ木やココヤシ、石で埋め尽くされることとなる長い溝の建設作業の監督を行ないます。火をつけて24時間から48時間、石が真っ赤に焼けたら、儀式開始の合図。一連の呪文詠唱を終えた後、タフアは奉仕者に対し、心身を浄化する行為として熱された石の上を歩くよう促します。 Umu Ti Fire Walk © Steve Kuo 火渡りは勇気を試すだけでなく、娯楽や祝賀の場でもあります。真っ赤な焼け石を渡り終えた者たちは、集まって成功の瞬間を分かち合います。音楽、踊り、そして食事は、すべてこの儀式にとって欠かせない要素です。インターコンチネンタル・タヒチ・リゾート&スパでは、夕どきの伝統的なエンターテイメントの一環として、マルケサス諸島の戦士たちによる火渡りの儀式を鑑賞することができます。
ポリネシア風フルーツサラダの作り方
タヒチの島々では、スイカ、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、パッションフルーツ、ライチ、バナナ、スターフルーツ、アビウ、ランブータンなど、実にさまざまなフルーツを楽しむことができます。道端の屋台や市場で、フルーツが売られていたら、初めて見るようなものもぜひ試してみてください。自分で選んだフルーツを使うか、またはご紹介するレシピを参考にフルーツを選び、美味しいフルーツサラダを作ってみましょう。タマアマイタイ!(召し上がれ!) フレッシュなフルーツサラダは、昼夜を問わず楽しめる、軽くて食べ応えのある料理です。紹介するレシピでは、バナナ、マンゴー、パイナップル、パパイヤを使用しますが、スイカやサワーソップを加えるとさらにさっぱりと仕上がります。アボカド、フレッシュミント、バジルで、色味と風味を付け、ライムの果汁と少量のラム酒でアクセントを付けます。タヒチ島で新鮮なフルーツを購入するなら、品揃えの良いパペーテ市場がおすすめ。もちろん、フルーツサラダの材料は好みに合わせて変えたり、手元にあるものを使ったりしてもかまいません。ですが、このレシピは本当に美味しくおすすめですので、ぜひ試してみてください。すべての材料が揃ったら、洗って、必要なものは皮をむき、すべて小さな角切りにします。フレッシュミントとバジル、バニラ・ビーンズ、ラム酒を加えると、より一層美味しく仕上がるでしょう。 フレッシュなフルーツサラダのレシピ 6人分調理時間:15分難易度:とても簡単 材料: バナナ 4-5本マンゴー 大2個パイナップル 1個熟したパパイヤ 1個スイカ 1/4個アボカド 1個ミントの葉 数枚タヒチ産バニラ・ビーンズ 1個ライム(できればマルケサス諸島産) 1個タヒチ産ラム酒 3cl 作り方の説明です。 1. バナナは皮をむいてスライスし、マンゴー、パイナップル、パパイヤ、アボカドは皮をむいて角切りにする。すべてを大きなサラダボウルに入れる。2. バナナが黒くなるのを防ぐため、ライム小1個分の果汁を絞る。3. バニラを薄くスライスする。4. ラム酒を加える。5. ミントの葉を刻む。6. すべてをやさしく手で混ぜる。7. お好みでココナツミルクを少量加える。8. 冷蔵保存し、冷やして食べる。 このレシピは、フランス領ポリネシアの自然界がいかに豊かで恵まれているかを物語っています。118の島々で採れるフルーツは驚くほど種類があり、初めて見るようなフルーツを試すことで、旅の楽しみも広がりそうです。バケーション中のグルメ体験を通じて、活気に満ちたタヒチの島々の文化に触れてみましょう。 その他のタヒチ料理のレシピ タヒチ料理には、フレッシュフルーツサラダ以外にも美味しい料理がたくさんあります。例えば、ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ、プーレ・オ・シトロン(レモンチキン)、プアアロティ(ローストポーク)、ファラオアハアリ(ココナッツブレッド)など。フランス領ポリネシアでのバケーションは、絵はがきのように壮大な砂浜、ターコイズブルーのラグーン、緑豊かな山々に出会えるチャンスですが、多様で美味しい郷土料理を味わうことで、さらに豊かな体験となるでしょう。タヒチの島々のレストランでは、伝統的なタヒチ料理はもちろん、ピザやハンバーガー、フライドポテト付きのステーキ、チャウミン、グルメなフランス料理をはじめとする世界各国の料理を提供しており、誰しもが食事を楽しめるようになっています。タマアマイタイ!(召し上がれ!) モトゥ(小島)でのピクニック、ビーチでのサンセットディナー、島民たちとの屋台ディナー、伝統的なかまどで焼いた野豚のローストなど、フランス領ポリネシアでは、他にもたくさんの食体験をお楽しみいただけます。タヒチの島々では、フランス料理、中華料理、ベトナム料理、日本料理、イタリア料理、アメリカ料理などの世界各地の料理をお楽しみいただくことができ、よりエキゾチックな旅を満喫していただけます。随分と体重が増える旅となりそうな予感です!
ポリネシアンタトゥーの起源と重要性
オセアニアで長い歴史を持つタトゥー。ポリネシアでタトゥーが始まったのは、2000年前にさかのぼります!タトゥーはキリスト教宣教師たちに禁じられ、消失しかけたにも関わらず、現在も、そしてかつてないほどにタヒチの島々で栄える芸術となっています。 どのポリネシア文化にも独自のタトゥーが存在し、さまざまなデザイン、ツール、技術があります。数世紀前はポリネシア人の起源を知る最も簡単な手段の1つが、その人のタトゥーを見ることでした。どの島にも特有のデザインがあり、現在でもその人の故郷である島や属している家族のことまで分かるタトゥーを刻んでいる人もいます。古代ポリネシア人は文字を持っていなかったため、タトゥーが身分証のような役割を果たしており、このタトゥーの持ち主が誰であり、どこから来たか、社会的地位、職業、家族の絆やその人の情熱までもが表現されていました。 島々で見られたポリネシアンタトゥー タトゥーは、ニュージーランド、ハワイ、イースター島のポリネシアン・トライアングルに広まっていきました。しかし、その拠点となっているのは現在もマルケサス諸島にあり、複雑なデザインは多様でユニークです。古代のタトゥーアーティストは祭司と同等の地位にあり、社会からとても敬われていた存在でした。サメの歯で作ったクシを木槌で何度も叩いて、皮膚にタトゥーを刻んでいきます。 Demonstration of the ancient tattooing process Moorea © Tahiti Tourisme Finished tattoo marks the warrior for life - Moorea © Tahiti Tourisme Tahuata tattooed warrior © Tahiti Tourisme 完成までに数カ月を要するうえに、非常に痛みを伴う行為でした。痛みに耐えられない男性はタトゥーを完成させることができず、世間から取り残されることもしばしばでした。傷口が悪化するリスクを抑えるための手段として、傷が治る間は海水浴をしていましたが、今は、絶対にオススメしません!複雑なタトゥーの傷が完全に治るまでには約1年かかっていたようです。 ポリネシアンタトゥーの重要性 タトゥーを入れる場所も大切で、そのタトゥーの重要性に関係していました。体は天と地と繋がっていると考えられており、上半身はスピリチュアルな世界、下半身は地球と関わりがあるとされました。背面のタトゥーは過去、前面は未来、体の左側は女性、右側は男性に関連していました。 Taha'a warrior covered in tattoos © Grégoire Le Bacon 古代ではタトゥーからその人の社会的地位が分かり、神のためのデザインもあれば、祭司やアリイ(王族)のためのデザインもありました。タトゥーの種類は、族長のhui ari'i(フイ・アリイ)のほか、戦の長と兵士のhui to'a(フイ・トア)、ダンサーのhui ra'atira(フイ・ラアティラ)、カヌーの漕手の'īato'ai(イアトアイ)、その他同等の身分であるmanahune(マナフネ)がありました。
タヒチ文化の知られざる10のこと
フランス領ポリネシアの文化と伝統は、タヒチの島々が旅行先として興味を引き、人気のある理由に挙げられます。タヒチの島々を訪れるうえで知っておきたい文化の特徴についてご紹介しましょう。
ルルツ島のテレ・ア・アティ
ルルツ島はオーストラル諸島に属し、タヒチ島からは600km以上離れています。この小さな楽園は、毎年1月に開催されるテレ・ア・アティなど、島特有のユニークな伝統で知られています。大人から子どもまで全島民が一堂に会し、大行列をなして島内を行進する、特別な時間を分かち合うお祭り行事です。 ルルツ島にはモエライ、アベラ、ハウティの3つの村があります。テレ・ア・アティはそれぞれの村で順番に開催されます。年の初めにルルツ島を訪れるなら、島内を大行進するこのお祭りにぜひ参加してみてください。ルルツ島は、ボラボラ島やモーレア島など、タヒチの島々にあるにぎやかな観光地からは遠く離れており、心からやすらげる場所だといえます。美しいラグーン、壮観なビーチ、インパクトのある不思議な洞窟、印象的な切り立つ崖、見事な田園風景、徒歩や乗馬で行くすばらしいハイキングコースなど、ルルツ島にはたくさんの魅力があります。6月から11月にかけては、ザトウクジラの群れという特別な訪問者が島にやってきます。出産と子育てのためにフランス領ポリネシアの温暖な海を訪れるクジラたち。ルルツ島は、そんなクジラを目の当たりにできるすばらしい場所です。崖の上からクジラを見ることもできます!ルルツ島にホテルはありませんが、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスが充実しています。ゲストハウスのオーナーが、テレ・ア・アティなど島独自の伝統について詳しく教えてくれるでしょう。 ポリネシアの伝統、テレ・ア・アティ ルルツ島は、お祭り好きな島。fête du Me(フェット・デュ・ム)、チウライ、テレ・マタヒチ、テレ・ア・アティなどの伝統祭りは、人々を団結させ、精神的なつながりと一体感を強くします。テレ・マタヒチは、島民たちがお互いの家を訪問しあって新年を祝う行事です。テレ・ア・アティでは、華やかな大行列が島を行進します。全島民が、車や自転車、馬に乗って行列に参加します。行列は要所要所で何度か立ち止まり、伝統的な伝説や物語を伝えます。その後は再び歌い始め、そこにウクレレが加わって、また陽気に進んでいきます。 The people of Rurutu adorn themselves with fragrant flower wreaths © Evaina Teainore During the Tere A'ati, the procession stops at several points © Evaina Teinaore The locals decorate their cars with foliage and flowers © Evaina Teinaore 行列は、年長者が島の歴史や伝説を若い世代に語り継ぐための場でもあります。しかし何より大切なのは、テレ・ア・アティは盛大な宴だということです!車はきれいにして飾り付けられ、参加者たちは花冠をつけてドレスアップ。全島民が集まって島の美しさを一緒にお祝いします。最終的に行列は、主催する村の広場で幕を閉じます。広場ではごちそうが振る舞われ、伝統的な音楽や舞踊が披露されます。幸運にも1月にルルツ島を訪れるなら、この楽しいお祭りにきっと招待されることでしょう! ルルツ島の文化と観光アクティビティ 石の重量挙げ大会、音楽や踊りのショー、伝統工芸品。これらは極めて豊かな文化遺産を持つルルツ島のほんの一部にすぎません。この伝統的でユニークな楽園をさまざまな側面から深掘りしてみましょう。 Stone-lifting during a Tere A'ati © Evaina Teinaore…
伝統的なスポーツ
ポリネシアの伝統的なスポーツには、大きな石の重量挙げ、槍投げ、フルーツ運びレース、ココナツの木登り、ヴァアレースなどがあります。簡単そうに見えて、意外と難しいものが多いですが、ぜひトライしてみてください! タヒチ語でツアロ・マオヒと呼ばれるポリネシアの伝統的なスポーツがあります。このスポーツは、タヒチの島々に古くから伝わる文化の一部で、滞在中に体験することができます。さまざまな競技がありますので、ぜひチャレンジしてみてください。ただし、見た目ほど簡単ではないので心してかかりましょう。大きな石の重量挙げはその名のとおり、重さ160kg近い石を地面から肩の上に持ち上げる競技で、槍投げでは、地上約10メートルの高さにあるポールのココナツを狙い、フルーツ運びでは、最大50kgのフルーツを肩に担いで、1km以上の距離を走ります。このような伝統スポーツの競技大会であるヘイバ・ツアロ・マオヒ・スポーツ・フェスティバルが、毎年7月にタヒチ島で開催されています。 タヒチで今も行われているスポーツ タヒチの島々で栄えるマオヒ文化において、伝統的なスポーツは人気があります。毎年開催されるヘイバの伝統的なスポーツの祭典には、5つの諸島から700人以上のポリネシア人が参加します。ツアモツ諸島のアナア島では、若者はみな槍投げを習います。高さ10メートルのポールの頂上にあるココナツを狙うこの競技では、優れた技術と、ココナツを的確に狙う運動神経が必要とされます。大きな石の重量挙げの優勝者は、オーストラル諸島のルルツ島出身であることが多く、中には160kg近い石を数秒で肩に担ぎ上げる強者もいます。 Lancer de Javelot à Tahiti Et Ses Îles © Tahiti Tourisme Porteur de pierre © Teriitua Maoni Porteur de fruit © Teriitua Maoni ツアロ・マオヒ・スポーツ・フェスティバルでは、ココナツの木登りやココナツの皮むき、フルーツ運びレース、伝統的なレスリング、アウトリガー・カヌー・セーリング・レースなどの競技も行なわれます。ココナツの木登りは意外と難しく、ココナツの皮むきは非常に体力を消耗します。ぜひトライしてみてください!バケーション中には、これらのスポーツにたくさんチャレンジしてみましょう。特に7月に行われるツアロ・マオヒ・フェスティバルに参加すれば、ますますその機会は広がります。地元の人たちは、あなたが挑戦するのを見て喜び、良い成績を収めればさらに喜んでくれることでしょう! その他のポリネシアの伝統 オーストラル諸島のルルツ島では、新年を祝うポリネシアのユニークな祭典「テレアアティ」を島全体で祝い、徒歩、自転車、馬の行列が、島内のすべての家を訪れて回ります。他の多くの島々にも、独自の伝統や習慣、歌や踊りが存在しています。これらはすべてポリネシア文化に欠かせないものであり、タヒチの島々でのバケーションを忘れがたい本物の体験にしてくれることでしょう。 Ahima'a © Ra'i Mao
カタマラン(双胴船)で訪れるテティアロア島
ソシエテ諸島の中でも特に静かでひっそりとしたテティアロア島。それでいて、最も美しいとされる魅惑の島。鳥たちやウミガメにとって安らぎの楽園であるこの島を、パペーテからのカタマランツアーで訪れてみませんか。 テティアロア島は歩いて一周できる小さな環礁で、小さなラグーンの水は透き通っていて温かく、ビーチは見事な美しさを誇っています。自然環境は保護され、環礁は鳥たちやウミガメの自然保護区となっており、シロアジサシ、グンカンドリ、カンムリカイツブリなどの15種類の鳥たちが生息しています。カタマランの日帰りツアー(パペーテ発)でこの特別な環礁に生息する鳥たちを観察することができますが、非常に美しい楽園ですので、2-3日のツアーに参加する価値は十分にあります。カタマランを環礁のすぐそばに停泊させ、乗客はちょっとしたドキドキを感じながらディンギーでサンゴ礁を渡ります。ラグーンの中に入れば、マーロン・ブランドがテティアロア島に惚れ込んで購入した理由をすぐに理解することができるでしょう。 テティアロア島へのカタマラン・クルーズ タヒチ島からわずか50km先にあるテティアロア島は、信じられないほど美しい楽園です。環礁には十数個のモトゥ(小島)があり、それぞれに柔らかな白砂の素晴らしいビーチが広がっています。ラグーンの温かな海水は、見事なターコイズブルーで、クリスタルのような透明度。この環礁がかつてタヒチの王族だけのものであった理由がわかるはずです。カタマランの日帰りツアーに参加するも良し、チャーターして2-3泊するも良し。テティアロア島は、ボラボラ島やツアモツ諸島の最も美しい環礁に引けを取らない美しさを誇っていますので、カメラを忘れないようにしましょう。カタマランのチャーターは、タヒチの島々を訪れる理想的な方法だといえます。のどかなラグーンの間を航行し、それぞれの島に好きなだけ滞在して島々を探索するという贅沢な楽しみ方です。あなたが経験豊富な船長なら、カタマランのみのチャーターでも良いですが、より人気なのは、調理担当の乗務員と船長付きのチャーターです。操縦や料理はすべて任せて、船首のネットに寝転がり、雄大な景色を楽しみましょう。 Swimming in turquoise water © Tahiti Fly Shoot Discover Tetiaroa © Tahiti Fly Shoot Sunset from the catamaran in Tetiaroa © Tahiti Fly Shoot 島から島へ航行していると、イルカに遭遇することもあります。魔法のような素晴らしい出会いの瞬間がシャッターチャンスです。また、島々に近づくと、バードウォッチングも楽しむことができます。どの寄港地でも、スノーケリングやダイビングでラグーンの素晴らしい海中生物を観察できますし、カタマランのパドルボードやカヤックも無料で利用することができます。遺跡を見学したり、人のいないモトゥ(小島)でピクニックランチをしたりするツアーが多くの島で用意されていますので、参加してみてはいかがでしょうか。 双胴船で出航 その他のクルーズスポット フランス領ポリネシアは、カタマラン・クルーズを楽しむのに最も適した旅行先といえるでしょう。テティアロア島への日帰り旅行でも、その他の島々を2週間かけて巡る旅行でも、貿易風が吹く穏やかな海で壮大な景色をお楽しみいただけます。クルーズバケーションで最も人気があるのはソシエテ諸島(ボラボラ島、タハア島、フアヒネ島、モーレア島、ライアテア島に寄港)となっています。タヒチ島とライアテア島にはたくさんのチャーター会社がありますのでチェックしてみてください。 Bird Island © Tahiti Fly Shoot クルーズ船に乗ってタヒチの島々を訪れるのも魅力的な楽しみ方です。パペーテから出航する1週間から数週間のクルーズでは、ソシエテ諸島、マルケサス諸島、ツアモツ諸島などを訪れるさまざまなクルーズプランが用意されています。厳格な管理によって、船舶はすべて非常に高い基準を満たしており、サービスは常に一流ですので、安心してクルーズをお楽しみいただけます。 タヒチでのセーリングクルーズ
モーレア島でのくつろぎのひととき
フランス領ポリネシアのモーレア島でのバケーションでは、くつろぎのひとときをお過ごしいただけます。ビーチやラグーン、山々ののどかな風景を眺めながら、ホテルのスパでタウルミと呼ばれる伝統的なタヒチアン・マッサージをお楽しみください。 タヒチ島からほんの数キロ先に、美しいビーチと堂々とした山々を誇る雄大なモーレア島があります。パペーテからフェリーに乗り、30分後にはモーレア島の西海岸にあるバイアレ港に到着します。この島は、アーティストたちの創作の源であり、フランス領ポリネシアのマナで満ちています。島を巡り、景色を眺め、地元の文化に出会いましょう。モーレア島には、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスから水上バンガローのある高級リゾートホテルまで、さまざまな宿泊施設があり、ボラボラ島のように、ラグーンに沈む美しい夕日をベッドから眺めることもできます。モーレア島とその周辺のモトゥ(小島)には、たくさんの柔らかな白砂のビーチと探検心をくすぐる壮大な2つの湾があり、島の内陸部には、絶景のビューポイントへと続く素晴らしいハイキングコースがあります。モーレア島をメインの旅行先として選んだ場合でも、数日立ち寄るだけの場合でも、この南洋の島の美しさは、いつまでも忘れられない思い出となることでしょう。 モーレア島のスパとマッサージ 完全にリラックスしたひとときを過ごしたい場合は、島のスパやリラクゼーションセンターで伝統マッサージや贅沢な施術を受けてみてはいかがでしょうか。島の北部にあるヒルトン モーレア ラグーン リゾート&スパは、静寂のオアシスです。少し東にあるマナバ・ビーチ・リゾート&スパ・モーレア内のマネア・スパで、ラグーンを眺めながら伝統的マッサージを受けることができます。テマエ・ビーチのすぐ隣にあるジャルダン・スパ&ビューティや、アティハに向かう道にあるティパニエ・バリ・センターでリラクゼーションを楽しむのもおすすめです。モーレア島の南部を拠点とするL'Institut Massage 'N Surfでは、お客様のヴィラやホテルまでお伺いし、お部屋でマッサージを行います。 Enjoy a massage © Tahiti Tourisme Walking tour © Tahiti Tourisme Recharge your batteries in Moorea © Tahiti Tourisme 島の内陸部にある、健康と美容のためのレキリブレ・トワ研究所もおすすめです。モーレア島のほとんどのスパが、モノイオイルを使った伝統的なポリネシアン・タウルミを提供しています。ポリネシア文化に欠かせないマッサージですが、タヒチの島々のほとんどの家庭には「マッサージ師」がいます。癒しの手技は世代から世代へと受け継がれており、ポリネシアの母親たちはほぼ毎日、赤ちゃんにマッサージを施しています。ホテルのスパでは、マッサージはピーリングやヘアケア、スキンケアといった他の美容やヘルスケアのトリートメントと組み合わせて行なわれます。 ハイキングと乗馬 モーレア島でのバケーション中、現代生活のストレスを忘れてリラックスするために緑豊かな丘や渓谷でのハイキングや乗馬を体験してみてはいかがでしょうか。オプノフのベルベデーレ展望台までのハイキングコースでは、クック湾とオプノフ湾を見渡す壮大で息をのむような景色をお楽しみいただけます。 Horseback riding © Vincent LYK オプノフ牧場では乗馬もできます。丘や渓谷を抜ける2時間のコースで、海岸の絶景を楽しみ、新鮮な山の空気をたっぷり味わうことができます。道中、ガイドがモーレア島の自然や文化の豊かさについて教えてくれるでしょう。
ポリネシアン・スパを楽しもう
自分へのご褒美にポリネシアン・スパで贅沢気分を楽しみましょう。特別な場所で、心からの幸福感と全身のリラクゼーションを体験してください。 フランス領ポリネシアは、自然の美しさや地元の人たちの温かいおもてなしで知られており、まさに南太平洋の宝です。このパラダイスアイランドのポリネシアン・スパで自分だけの極上の時間を体験しましょう。ターコイズ色のラグーンのそばという絶好のロケーションで、香り豊かなモノイオイルを使った伝統的なマッサージや、ボディケア、古代から伝わる美の施術をお楽しみください。 ポリネシア文化に浸ろう タヒチの島々にある高級ホテルのほとんどで伝統的なポリネシアン・スパを提供しているので、心からのリラクゼーションを堪能してみてください。ハマム(トルコ式公衆浴場)、サウナ、ジャグジー、水風呂、トレーニングを積んだマッサージ師が、日頃のストレスや緊張を癒やしてくれます。タヒチのパラダイスアイランドに滞在中は、ぜひ自分を甘やかしてリラックスしましょう。 Massage à l'hôtel Le Taha_a by Pearl Resorts © Grégoire Le Bacon Massage pierres chaudes à l_hôtel Le Tikehau © Tahiti tourisme Préparation pour un soin massage au monoï à Bora Bora © Tahiti Tourisme ポリネシアン・スパは、タヒチの文化と伝統に浸れるチャンスでもあります。室内の本格的な装飾から香り高いマッサージオイルまで、その1つ1つに詰まったポリネシアのエッセンスを訪れる人に感じてもらえるように考えられており、タヒチの島々のあらゆる場所で感じられるマナに通じています。 ポリネシアにある感覚的儀式 伝統的なポリネシアンマッサージは、心からのリラックスと幸福感を味わえます。タヒチには、「tau(タウ)」(もたらす)と「rumi(ルミ)」(深くなめらかな)という意味から来た「taurumi(タウルミ)」というマッサージがあります。シンプルなマッサージというよりも、香りのあるオイルを使ってリズミカルな動きで心と体のストレスをほぐし、積もり積もった緊張やネガティブなエネルギーを解き放ち、穏やかで落ち着いた安らぐ気持ちにさせてくれます。 Préparation du monoï de massage © Tahiti Tourisme ポリネシアンマッサージの施術にはモノイオイルが使われ、肌に保湿と栄養を補う効果があることで知られています。マッサージは、体内にあるエネルギーの通り道を中心にリズミカルでなめらかなマッサージをしていきます。心も体もしっかりとほぐされるはずです。タウルミが終わる頃には、身も心もリフレッシュして元気になっていることでしょう。
スポットライト: スポットライト
手っ取り早くタヒチ島を知るには、レンタカーで島を一周するのがおすすめです。1日あれば(ほとんど)すべてを見て回ることができるでしょう。 このプランを参考に、タヒチの島々の探検をスタートしてみてはいかがでしょうか。途中、豊かな田園風景、のどかなビーチ、洞窟、滝、史跡などに立ち寄りながら、タヒチ・ヌイ本島の西海岸に沿ってタヒチ・イチ半島へと向かいましょう。
ティケハウ島の鳥のコロニー
島の楽園フランス領ポリネシアのラグーンの中でも、ティケハウ島は特別な島。信じられないほどの自然美を誇る環礁は、タヒチ島から飛行機でわずか45分の場所にあります。ティケハウ島は、豊かでユニークな鳥たちの生息地でもあるため、鳥類学者にとってはたまらない場所です。 バードアイランドとして知られるプアルア山は、数種の鳥の保護区となっています。白やピンク(信じがたいかもしれませんが、ピンクです!)の砂浜を散歩していると、頭上に広がる絶景に圧倒されることでしょう。クロアジサシ、アカアシカツオドリ、シロアジサシ、オオアジサシ、そしてグンカンドリが、実にミステリアスな空中バレエを舞いながら、空を駆け巡ります。 鳥の楽園、ティケハウ島 のどかなバードアイランドのモトゥ(小島)には、素晴らしいターコイズブルーのラグーンを横断して行きます。頭上を優雅に飛ぶ海鳥たちの姿を映し出す透明な海の中で、滑るように泳ぐ雄大なマンタを眺めることができます。また、たくさんの熱帯魚や無害なカマストガリザメ、色とりどりの壮大なサンゴにも出会えます。ティケハウ島が海中の楽園と評価されるのには、きちんとした理由があるのです! The birds of Tikehau © Denis Grosmaire Corals in the Tuamotus © Lei Tao Manta ray © Denis Grosmaire ティケハウ島を訪れれば、誰もが魔法にかけられます。トリップアドバイザーのウェブサイトに寄せられたコメントによると、ティケハウ島とバードアイランドは、タヒチの島々でも特に注目すべき訪問先だとされています。素晴らしいターコイズブルーのラグーン、白やピンクの砂浜、どこまでも続くココナツのヤシの木々が、絵葉書のように美しい環境を作り上げています。地元のガイドが、バードアイランドに生息するさまざまな鳥の種類を教えてくれるだけでなく、この壮大な環礁の歴史や伝説についても教えてくれるでしょう。 自然野鳥保護区、ティケハウ島 ティケハウ島では、タヒチアン・ゲストハウスに宿泊することをおすすめします。タヒチアン・ゲストハウスでの宿泊では本物のポリネシアを味わうことができ、南太平洋の島々独自のライフスタイルを垣間見ることができます。ラグーンでの一日の後は、熱帯庭園の囲い付きテラスでくつろぎながら、フレンドリーなホストが用意してくれる美味しい地元料理をお楽しみください。 Tikehau © Tahiti Tourisme バードアイランドで鳥たちを観察するラグーンの日帰り旅行は、きっと忘れがたい魅力的な体験となることでしょう。この保護区は、ティケハウ島を特別な楽園にしている素晴らしい宝の一つに過ぎません。
美食体験
タヒチの島々でのバケーションは、新鮮な地元の食材をベースにした特に魚料理が魅力の伝統的なポリネシア料理を堪能できるチャンスです。特に主要な島々では、レストラン、軽食堂、屋台のメニューも豊富となっています。フランス料理、中華料理、ベトナム料理、日本料理、イタリア料理はもちろん、フライドポテト付きのステーキやハンバーガーをどこでも食べることができます。
ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ
タヒチの島々では、その魅力的な気候により、フルーツ、野菜、香辛料が豊富に育ちます。これらの食材は、その日のうちにラグーンで捕れた新鮮で、ときにエキゾチックな魚料理の添え物として提供されます。メニューにはパーチ、マヒマヒ、ブダイ、メカジキなどがあり、もちろん有名なタヒチ料理であるポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ(生の魚をココナツミルクに漬け込んだもの)もあります。ご家庭で試せるレシピをご紹介。 6人分調理時間:30分難易度:簡単 材料: 新鮮なマグロ赤身 500gトマト 2個小さめのキュウリ 1本ライム 2個タマネギ 1個ココナツミルク 250ml塩コショウ 調理手順: マグロの赤身を小さく切り、塩水に5分間浸す。塩水から取り出して水気を切り、サラダボウルに入れる。トマトとキュウリは角切りにし、タマネギはスライスする。サラダボウルの中ですべてをやさしく混ぜ合わせる。絞ったライム果汁を加え、ココナツミルクを注ぎ、塩コショウで味を調える。ランチでもディナーでも、少し冷やしてご飯と一緒にお召し上がりください。 いつでもどこでも食事を楽しめる タヒチの島々には、伝統料理をランチやディナーにいただける店が文字通り何百もあります。魚介はフランス領ポリネシアで最も人気のある食材で、タヒチの島々からツアモツ諸島までのレストランのメニューの定番となっています。ほとんどの人がほぼ毎日魚を食べますが、中でも最も人気のある料理がポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ。新鮮でさっぱりとしていて、昼夜を問わずいつでも食べられるのが特徴です。ポリネシア人にとっては定番の朝食で、特に日曜日に教会へ出かける前の食事として食べられることが多いです。 Fresh raw fish from Tikehau © Tahiti Tourisme Fresh fish filet © Tahiti Tourisme Huahine lime © Tahiti Tourisme ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココは通常、ご飯と一緒に提供されますが、タロイモ、マニオク、パンノキ、フライドポテトともよく合います。美味しい前菜としてだけでなく、メインディッシュとしても食べることができ、ビーチから帰った後のおやつにもおすすめ。ピクニックにもぴったりです。辛口の白ワインや新鮮なココナツウォーターや搾りたてのフルーツジュースと一緒にどうぞ。多くのタヒチ人は、日曜日の朝に教会へ行く前の朝食としてポワソン・クリュを食べ、締めにコーヒーを楽しみます。 バリエーション ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココは通常、新鮮なマグロの赤身を調理して作られますが、バラクーダやマヒマヒなど他の魚を使用しても美味しく仕上がります。すりおろした生姜を加えて少し辛くするのが好きな人や、唐辛子を加えてピリッとさせるのが好みの人も。魚を角切りにする代わりにスライスし、皿に並べてココナツミルクをかけ、外側に野菜を飾れば、料理の雰囲気がガラリと変わります。 Grated coconut from Huahine © Tahiti Tourisme 絞りたてのココナツミルクだけでなく、ココナツウォーターとすりおろしたココナツを用いてポワソン・クリュを作ることもできます。タヒチの島々でもう一つの大人気な料理が、ポワソン・クリュ・ア・ラ・シノワーズです。中華風のポワソン・クリュで、米酢とすりおろしたニンジン、スライスしたトマト、キュウリ、タマネギ、おろし生姜で作ります。酸味を消すために砂糖を少し加える人もいます。
バナナポエ作り
ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココと同様に、ポエはタヒチ料理の定番となっています。魚料理やプーレファファ(鶏肉とほうれん草のココナツミルク煮)の付け合わせとして提供される、タヒチの島々で非常に人気のある料理です。 ポエは、フルーツとタピオカ粉やコーンスターチをベースとした料理で、特にバナナポエの人気が高いですが、マウティニ(カボチャ)、タロイモ、ウマラ(サツマイモ)、パパイヤ、グァバなどを使用したものもあります。バナナはフランス領ポリネシアで豊富に栽培されており、さまざまな品種があります。ポエのレシピに最もよく使われるのは、「リオ」という品種です。バナナは通常、まだ青いうちに収穫され、熟すまで太陽の下に置かれます。ポエ作りには、バナナの他に、ココナツミルク、砂糖、タピオカ粉を用意しましょう。 パナナポエのレシピ 6人分準備時間:40分調理時間:30-40分難易度:簡単 材料: バナナ 6-8本タピオカ粉 150-200g砂糖 50g新鮮なココナツミルクバニラ・ビーンズ バナナの皮をむき、柔らかくなるまで茹でる。水気を切り、潰してピューレにする。タピオカ粉と砂糖を混ぜる。バニラ・ビーンズを縦に2つに割り、中身をかき出す。これらを混ぜ合わせ、薄く油をひいたバナナの葉または耐熱皿に並べる。180度のオーブンで30-40分焼く。オーブンから取り出し、皿に移す。ざく切りにしてココナツミルクをかけ、温かいうちにどうぞ。 Rurutu bananas © Tahiti Tourisme Freshly pressed coconut milk from Huahine © Tahiti Tourisme Po'e banane © Tahiti Tourisme この伝統的なポリネシア料理は、約2000年前に最初の入植者によってタヒチの島々に持ち込まれました。材料は、地元の味覚と入手のしやすさに合わせて、本来のレシピとは少し違うものが使用されたようです。ポエは、タロイモやサツマイモとともに、魚料理の付け合わせとしてサーブされることが多いですが、タヒチの伝統料理であるマアタヒチにも欠かせない一品となっています。 さまざまなポエのバリエーション バナナポエは特別な食事や伝統的なマアタヒチ(タヒチの食事)の一部として提供されますが、レストラン、軽食堂、屋台で食べることもできます。とても甘く、ドロドロはしていない程良い柔らかさで、通常はココナツミルクをかけて食べます。一度ポエを味わえば、帰国後、きっと家でも作りたくなることでしょう。 Green papayas in Papenoo © Teriitua Maoni ポエ作りに使用するフルーツは、バナナだけではありません。タヒチのシェフは、ポエを添える料理によってパパイヤやグァバなども使用します。帰国後には、他のフルーツを使ってポエ作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。ポエは、ポリネシアの伝統料理に欠かせない一品であり、皆が同じ皿から取り分けて楽しむことから、和やかな雰囲気の中で料理を分かち合う象徴となっています。
伝統挙式でお祝いしよう
タヒチの島々で執り行われる、純粋な愛に満ちあふれた伝統的なポリネシアンウェディング。白いパレオに身を包み、貝殻のネックレス、ハイビスカスとティアレ・タヒチでできた花冠と花輪をつけ、一生忘れられない感動的な式で結婚の誓いを交わします。 タヒチの伝統的な結婚式は、二人の結び付きを象徴するものです。古くから伝わる儀式によって二人に平和と調和をもたらし、結婚生活において愛し合うことの大切さを改めて説くことで二人を祝福します。さらに、二人だけでなく、二つの家族が結ばれることも象徴しています。結婚の祈りには、二人が自然の力と先祖の神々に守られ、長く実り多い人生を歩めるようにという願いが込められています。タヒチの結婚式はすばらしい祝典であると同時に、文化的な儀式でもあります。花や音楽、踊りなどで、伝統と愛に包まれた雰囲気を演出します。また、タヒチの島々では民事婚も可能となっており、必要な手続きについて本記事でご案内します。 タヒチの島々の儀式と伝統 浜辺で新婦を待っていると、砂の上にフラワーシャワーが降り注ぎ、プ(ホラ貝)の音が響き渡って、伝統的なアウトリガーカヌーに乗ってやってきた花嫁の到着を知らせます。タフア(ポリネシアの高位の祭司)がアウティ(コルディリネ)の葉で二人を祝福し、式が始まります。アウティの葉が二つに割かれ、それぞれの手首に結びつけられます。それからココナツウォーターで手を清められ、深い愛情の証として花輪と花冠を交換します。 Wedding in Bora Bora © Tahiti Tourisme Traditional weddings in The Islands of Tahiti © Tahiti Tourisme Traditional wedding with tifaifai on Moorea © Tahiti Tourisme いよいよ、結婚を誓う瞬間です。指輪を交換したら、タフアが献身、愛、受容を象徴するティファイファイの赤いキルトで二人を包みます。そして、結婚したカップルとして初めてのキス。式の最後には伝統的な音楽と踊りが披露され、タフアから「ウェディングネーム」が授与されます。これはポリネシアの伝統で、結婚した二人には、タフアが夢の中で思い浮かんだタヒチアンネームを与えることになっています。最後に、タパの布でできた結婚証明書が手渡されます。 フランス領ポリネシアで民事婚を行うための手続き フランス領ポリネシアでの結婚に必要な手続きは以下のとおりです。 - 申請書 「フランス領ポリネシアおける外国籍同士の婚姻」- 挙式の催行を希望する自治体の長に宛てた手紙(日付および婚姻する二人の署名が入ったもの)- 婚姻する二人のパスポートの写し - 婚姻する二人の出生証明書の写し(アポスティーユを取得したもの)重要:出生証明書の法定有効期限は6か月です。出生証明書の写し2通とアポスティーユ証明は、フランス領事館から認可を受けた翻訳者によってフランス語に翻訳する必要があります。翻訳者の一覧はフランス領事館のWebサイトでご確認いただけます。 - 弁護士の署名が入った独身証明書。フランス語に翻訳してからフランス領事館の認証を受けてください。弁護士の一覧はフランス領事館のWebサイトでご確認いただけます。 - 婚前契約書がある場合は、フランス語に翻訳してからフランス領事館の認証を受けてください。 Traditional wedding in Bora Bora © Tahiti Tourisme カスタマイズ可能な結婚式、チャペル、オールインクルーシブ・パッケージを提供しているホテルや大型リゾート施設をご案内します。 ホテル一覧タヒチ島– インターコンチネンタル・タヒチ・リゾート&スパ–…
タヒチの島々で贅沢ハネムーン
世界中の結婚を控えた若いカップルが、ハネムーン先として真っ先に選ぶのがタヒチの島々。その理由はたくさんありますが、どれも至って単純です。陽気な気候、美しい島々、壮大なターコイズ色のラグーン、すばらしい白砂のビーチ、高級ホテルの水上バンガロー、豪華な食事、快く迎えてくれる気さくなポリネシアの人々。愛し合う二人にこれ以上何が必要でしょう? フランス領ポリネシアといえば、暖かく陽気な気候や、色とりどりのサンゴ礁で知られ、ほかにも壮観なビーチ、ターコイズ色のラグーン、驚くほど美しい景色に、地元の人たちの温かさと優しさも有名です。新婚カップルには、アクティビティや見どころが盛りだくさんであることも支持されています。タヒチの島々には、タヒチ島やモーレア島、ボラボラ島、ランギロア島など、一流のホテルや豪華なリゾートがある、ロマンチックなロケーションがたくさん存在します。水上バンガロー、ロマンチックなレストランのテラス席、伝統的なタヒチアンマッサージ、カヤック、水上バイク、パドルボード、シュノーケリング、考古遺跡、絶景ポイントを目指すハイキング。ハネムーンでタヒチの島々を訪れる理由は、尽きることがありません。特別なバケーションの計画にお役立ていただける、極上の贅沢ホテルをご紹介します。 タヒチの島々で贅沢ハネムーン 太平洋の真珠と称されるボラボラ島は、高級ホテルが充実しており、ハネムーン先として世界で一番人気があります。どのホテルも、のどかなモトゥ(小島)とすばらしい砂浜があるターコイズ色の雄大なラグーンに面し、美しい環境に囲まれています。スキューバダイビング、シュノーケリング、パドルボード、カヤック、そのほか思いつく限りすべてのウォータースポーツを楽しめます。ビーチにあるバンガローか、熱帯植物に囲まれたプライベートプール付きのスイートルームを選べます。もしくは、部屋から直接ラグーンに入れる、有名な水上バンガローはいかがでしょう。また、ホテル内にはスパがあり、美容と健康のための施術や、モノイオイルを使った伝統的なタヒチアンマッサージを受けることができます。 Bora Bora honeymoon hotel © Grégoire Le Bacon LGBTQ+ honeymoon in The Island of Tahiti © Hélène Havard Bungalow on stilts in Bora Bora © Flying World Pictures タヒチの島々で最も贅沢で高級なホテルといえば、この上なく美しいテティアロア島に浮かぶ、ザ・ブランド。小型の飛行機で直接この楽園の島へ行くことができ、宿泊施設は35棟のビーチサイドヴィラのみとなっています。いずれもプライベートプールとプライベートビーチが付いています。かつてタヒチ王族が住んだテティアロア島。その風格ある輝きはまったく失われていません。透明度の高い温暖な海で熱帯魚と一緒に泳いだり、絵はがきのように美しいラグーンでカヤックを楽しんだり、ホテル内のスパやウェルネスセンターで癒されましょう。 モーレア島の極上ハネムーンリゾートホテル モーレア島の有名な2つの湾、クック湾とオプノフ湾に抱かれた、ヒルトン モーレアラグーン リゾート&スパ。現在のところ島で唯一の5つ星ホテルです。ラグーンスパでは、ハネムーナーのための特別な「カップルサービス」など、さまざまな施術を受けることができます。客室は水上バンガローか、プライベートプール付きのガーデンスイートを選べます。レストランやバーも充実しており、どの店でもターコイズ色のラグーンを望むすばらしい景色を楽しめます。ハネムーンがずっと夢見ていた特別なものとなるよう、ポリネシア人スタッフがお手伝いいたします。 Honeymoon in the sun on Moorea © Grégoire Le Bacon ソフィテル キアオラ モーレア ビーチリゾートは、美しいラグーンが目の前に広がる、モーレア島でも有数のビーチに位置しています。この見事な4つ星の大型ホテルには、水上バンガロー、ビーチサイドヴィラ、熱帯植物の庭園にあるバンガローなど、121の客室があります。ホテル内には評判の高いレストランが2つあり、どちらもラグーンに臨むすばらしい景色を楽しめます。宿泊客を対象にあらゆる種類のウォータースポーツが用意されており、コーラルガーデナーズ協会を通してサンゴの「養子縁組」と植え付けを行うこともできます。モーレア グリーン パール ゴルフクラブがすぐ近くにあり、ゴルフを楽しむ人にとっては嬉しいロケーション。
ボラボラ島のアクティビティ トップ10
世界で最も美しいラグーン、ボラボラ島へようこそ。「太平洋の真珠」でのバケーションを本当に忘れられないものにする10のアクティビティをご紹介します。
ウアフカ島の博物館
ウアフカ島には、島の歴史、自然、文化を伝える4つの博物館があり、それぞれ、海、考古学、ペトログリフ(岩面彫刻)、木をテーマにしています。パプアケイカア樹木園は、フランス領ポリネシアはもちろん、その他の地域でも知られている象徴的な観光スポットです。こうした博物館や樹木園があることで、ウアフカ島はタヒチの島々における文化的活動を牽引する場所となっています。 パプアケイカア樹木園は、ウアフカ島のバイパエエ村の隣にあります。一流の温室と遺伝資源の保管庫となっており、24万2,811㎡の敷地には、150種類の柑橘類の健康な木が5000本も植えられ、フランス領ポリネシア全体で栽培する苗木を供給することができます。こうした柑橘類の樹木のコレクションは太平洋独自のもので、同等のコレクションはアメリカ合衆国にしかありません。この樹木園は、特に島々の人々が植樹できるよう、さまざまな種類の苗木を提供することによって、森林破壊と闘うことを主な目的として、1970年代に創設されました。樹木園と隣接する木の博物館を訪れると、充実した1日になるでしょう。 木の博物館とテ・ツム博物館 木の博物館には、さまざまな種類の木をいろいろな角度で展示しています。樹皮の断面や同じ樹木を縦と横から切った断面を観察すると、樹木全体の仕組み、その色や形をとても細かく知ることができます。また、木の彫刻などのオブジェも展示されています。同じ敷地にある樹木園も楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。 テ・ツム博物館は考古博物館で、ウアフカ島にある4つの博物館で最も古くからあり、釣り針からティキ像まで、さまざまな物が展示されています。また、昔の生活の様子が伺い知れるマルケサスの伝統的な品々のほか、ウアフカ島の最新の文化的、考古学的な発見も展示されています。この博物館では、毎年、彫刻の大会が開催されています。 ハネの海事博物館とホカツのペトログリフ(岩面彫刻)博物館 前町長のレオン・リヒティが創設した海事博物館は、さまざまな時代の伝統的なポリネシアン・アウトリガーカヌーを展示しており、製造技術や素材の変遷をたどっています。特に、ヌクヒバ島の墓穴で発見された古代マルケサスのカヌーは興味深い展示です。 ハネ湾に沿っていくと、ホカツにペトログリフ博物館があり、ヌクヒバ島内にある数多くの遺跡で発見された岩面彫刻が展示されています。特に印象的な彫刻の1つがヴァオ・ヌイ(Vao Nui)で、大きな目をした人間の顔が描かれています。こうした岩面彫刻の多くが何のために作られていたのかは、まだ謎に包まれています。ぜひ、その答えを見つけてみてください!
ボラボラ島のダイビングとスノーケリングスポット
タヒチの島々の海には海洋生物がたくさんいます。ラグーンやパスでのダイビングやスノーケリングで、熱帯魚、カラフルなサンゴ、マンタ、ウミガメ、イルカなど数えきれない海の生物たちが棲む別世界へ行くことができます。世界屈指の美しさを誇る海を探検できるベストスポットをご紹介しましょう。
ボラボラ島のスパ、極上のタヒチアンマッサージでリラックス
ボラボラ島の高級ホテルにあるスパを訪れ、至福の贅沢を心ゆくまでご堪能ください。穏やかで静かな楽園で、しっかりとトレーニングを積んだスタッフに身を任せ、リラックスして、日々のストレスや緊張から自分を解き放ちましょう。ボラボラ島でオススメのベストスパをご紹介します。
マルケサス諸島の最も美しい観光名所
マルケサス諸島には訪れるべき素晴らしい観光名所があまりにもたくさんあるので、その中から10か所を選ぶのはほとんど不可能です。起伏に富んだ美しさ、豊かな文化、そして魅力的な歴史が、この島々をユニークで魅惑的な観光地にしています。「人間の大地」の訪れるべき最高の観光地をいくつか選んでご紹介します。
あまり知られていないポリネシアの3つの島
ぜひ、タヒチの島々の最果ての地を訪れてみてください。あまり知られていない3つの島、マカテア島、リマタラ島、タフアタ島をご紹介します。絶対に訪れる価値アリです。 旅先のディープな文化や伝統に浸るなら、最果ての地を訪れるのが一番です。ボラボラ島、タヒチ島、モーレア島、マウピティ島、ランギロア島に比べて、この3つの島への観光客がとても少ない理由は、特に遠く離れていることであったり、観光による悪影響を懸念していたりといろいろあります。しかし、このマイナーな島々には本当にため息の出るほど美しい景色やボラボラ島のようなすばらしいビーチ、波乱万丈の長い歴史があり、小さな宝島といえます。マルケサス諸島、オーストラル諸島、ツアモツ諸島を訪れるのであれば、ぜひ、マカテア島、リマタラ島、タフアタ島もプランに加え、未知の世界を旅してみましょう! ツアモツ諸島のマカテア島 ツアモツ諸島にあるマカテア島は、19世紀の大半においてリン酸塩採掘のために開拓されました。1960年代に採掘時代は終わりを迎えたものの、今でも当時の足跡が残されています。石灰岩の高い崖が有名で、今では増加する観光客が崖を登り、観光スポットになっています。16kmにおよぶ崖には100本以上の道が装備されており、そのほとんどが登山者のレベルを問わず、快適に登ることができます。マカテア島には空港がないため、タヒチ島またはランギロア島から船で行きます。 Makatea © MAKATEA Escalade Makatea © Léa Parizot オーストラル諸島のリマタラ島 オーストラル諸島にあるリマタラ島は、フランス領ポリネシア最西端の島です。マカテア島と同じく高地の島で、見事な湾とのどかなビーチのある美しいラグーンに浮かんでいます。小さな環礁なので、徒歩や自転車で簡単に巡ることができます。穏やかな島民はのんびりと温かく、昔ながらのタヒチらしい生活を送っています。リマタラ島を訪れると、古き良きタヒチ文化の真髄に触れてタイムトリップした気分を味わえるでしょう。エアタヒチでは、定期的にリマタラ島行きの直行便が出ています。 マルケサス諸島のタフアタ島 マルケサス諸島随一の美しさを誇るタフアタ島へは、ヒバオア島から船で約40分で行くことができます。今でも非常に観光客が少ないため、大抵は美しすぎるビーチにも人がいません。 マルケサス諸島の島々のように、タフアタ島も高地なので、ハイキングがオススメです。この手つかずの自然に満ちた魅力的な楽園を訪れたら、お土産に骨の彫刻を買って帰りましょう。
タヒチの島々の神聖スポットトップ
政治、文化、儀式の中心地であるマラエは、ポリネシア人にとってきわめて象徴的な場所です。これらの屋外寺院のほとんどが数世紀前に建てられたものです。マラエを探訪することで、タヒチの島々の先祖文化の基盤そのものを深く理解することができます。 すべての聖地
タヒチ島の美しい景観トップ10
南太平洋の真ん中に浮かぶタヒチ島は、フランス領ポリネシアで最も大きく、最もよく知られた島です。雄大な山々、緑が繁茂する渓谷、滝、ターコイズブル-のラグーン、素晴らしいビーチのある島です。タヒチ島の美しい景観トップ10をご紹介します。
家族旅行でのバケーション先、パペーテ
活気あふれるタヒチの首都、パペーテへようこそ。宿泊先に荷物を置いたら、家族で街の中心部を観光しながら回りましょう。この街には、子供も大人も楽しめるスポットがたくさんあります。賑やかな市場を訪れ、海岸沿いを散歩しながら、南洋諸島にやってきたばかりの感覚を家族で味わいましょう。 ユニークな体験がしたいなら、日曜日の朝にパペーテ市場を訪れるのがおすすめ。色とりどりの屋台が立ち並び、新鮮な農産物や地元の工芸品、フランス領ポリネシア各地のお土産品などが販売されています。子供たちはエキゾチックなフルーツを味わったり、見たことのない魚を見たりしながら、その賑わいを楽しむことでしょう。市場を訪れた後は、街を散策し、街の壁に描かれたストリートアートの作品を鑑賞しましょう。これらは、パペーテで開催された国際的なストリートアートの祭典でアーティストたちが創作した芸術作品となっています。海岸沿いまで行くと、セーリングボートやカタマランボート(双胴船)が見えてきます。そのままパオファイ公園まで行ってみましょう。子供向けの遊び場があり、公園を一周する観光用のミニトレインもあります。モーレア島に沈む夕日を眺めながら、アイスクリームとフレッシュフルーツジュースを楽しんで。 家族みんなで楽しめる文化 パペーテには、家族みんなが楽しめる文化的アクティビティがあります。例えば真珠博物館に行き、真珠の養殖とタヒチの島々でのその経済的重要性について学んだり、議会庭園の「王妃の庭園」を訪れてフランス領ポリネシアの歴史を学び、心地良い環境の中でリラックスしたり。7月には、伝統的なダンスと音楽の祭典「ヘイバ・イ・タヒチ」をお見逃しなく。ダンスは壮大なパフォーマンスで、衣装も実にゴージャスです。 Musée de la Perle © Audrey Svoboda Papeete waterfront ©Grégoire Le Bacon Papeete from the sky © Tahiti Fly Shoot ヘイバ・イ・タヒチは、タヒチの島々に息づくポリネシア文化の何たるかを表現する最も重要な祭典であり、伝統的な音楽とダンスが彩る夜は、本当に忘れがたい体験となるでしょう。一味違った文化を楽しみたい方は、カンティ・チャイニーズ寺院を訪れ、フランス領ポリネシアにおける豊かなアジアの風情を感じてみては。日曜日には、パペーテの大聖堂とパオファイ寺院で礼拝があります。ぜひご参加いただき、美しい歌声をお楽しみください。 家族みんなで楽しめるレジャーアクティビティ カルチャーセンターを訪れ、先祖から伝わるタヒチの島々のポリネシア文化について学びましょう。定期的に開催される伝統的な音楽とダンスのショーに参加するのもおすすめです。 Heiva i Tahiti ©Dimitri Nguyen Verdenet よりエネルギッシュなアクティビティをしたい方は、ファウタウア渓谷へのハイキングにトライしてみましょう。フランス領ポリネシアの別の一面を探検できそうです。最高の眺めを楽しみながら、生い茂る植生の中を歩き、子供たちはタヒチの島々特有の自然環境を知ることになるでしょう。パペーテに戻ったら、数えきれないほどあるレストラン、軽食堂、屋台で食事を楽しみましょう。ピザやハンバーガーから、グルメなフランス料理や中華料理まで、さまざまな種類の料理が揃っています。美味しいポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココなどの伝統的なタヒチ料理も楽しめます。
ファカラバ島のおすすめダイビング・スポット
ファカラバ島は、ツアモツ諸島に数多くある壮大な環礁の一つです。フランス領ポリネシアで、ランギロア島に次いで2番目に大きなラグーンがあり、海洋生物の豊かな多様性から、世界中のダイビング愛好家に人気のスポットとなっています。絵はがきのようなファカラバ環礁には、タヒチの島々の中でも最も美しい景色が広がっています。
ファカラバ島での夢のバケーションの計画と準備
ツアモツ諸島のファカラバ島は、フランス領ポリネシアで最も美しい環礁の一つ。ファカラバ島は、まさに島の楽園であり、多種多様な海洋生物が生息しています。2016年にはユネスコの生物圏保護区に指定されました。 ファカラバ島での滞在を最大限に楽しむために、事前にアクティビティを予約しておくと良いでしょう。絵はがきのような風景、セーリングツアー、ダイビング、シュノーケリングなど、この島での体験は、忘れられない思い出となるでしょう。ファカラバ島は、隣接する6つの島とともに、ユネスコの生物圏保護区に指定されています。タヒチの島々で2番目に大きなラグーンの美しく透き通った水中はまるで夢のよう。ファカラバ島での最高の旅をお楽しみください。 ファカラバ島の楽園を楽しむ バケーションのご予約は、タヒチ観光局認定のタヒチスペシャリストを通じて行うことをおすすめします。スペシャリストは、タヒチの島々について熟知しており、宿泊施設、交通手段、アクティビティについてご提案が可能です。ファカラバ島へは、国際線が到着するタヒチ・ファアア国際空港内で、エアタヒチの国内線に乗り換えます。フライト時間は約2時間。飛行機がファカラバ空港へ向けて降下を始めたら、ぜひ窓の外を見てみてください。この島が、タヒチの島々で最も美しい環礁と言われる理由を感じることができるはずです。 Shark wall © Grégory Lecoeur View of marine life © Grégory Lecoeur View of Fakarava lagoon © Jim Winter ファカラバ島はシュノーケリングとスキューバダイビングを楽しめるパラダイスです。サウスパスには「シャークウォール」と呼ばれるダイビング・スポットがあります。その名が示す通り、多くのサメが集まって休息する場所で、サメが互いに重なり合いまさにサメの壁を作り上げるのです。サメたちは昼間は休んでいて、さらにファカラバ島の海には餌となる魚が豊富にいるため人間を襲うことはありません。ラグーンでは、透明な海の中を泳ぐ熱帯魚や色とりどりのサンゴを観察することができます。 ファカラバ島へのクルージング クルージングで、かつてのポリネシア人入植者たちがしたような美しいファカラバ島の発見体験をしましょう。以下のクルーズ会社では、ファカラバ島の訪問を含むクルーズプランを提供しています。ポール・ゴーギャン、ウィンドスター、アラヌイ、オセアニア・クルーズ、バラエティ・クルーズ。また、ヨットやカタマランボート(双胴船)をチャーターして、タヒチの島々で2番目に大きな環礁を訪れることもできます。 Boat room on a cruise © Tahiti Tourisme Gregoire LE BACON ファカラバ島の宿泊施設は、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスがメインとなっています。特に6月中旬から7月中旬にかけての繁忙期には旅行客が多く、余裕を持ってご予約されることをおすすめします。また、この時期は迷彩ハタが繁殖のため驚くほどたくさん集まる時期でもあり、その光景を見ようと世界中のダイバーがこの島に集まります。
モーレア島でやるべきアクティビティ
モーレア島は、自分で探検することも、プロのガイド同伴でも巡ることができる島です。まさに唯一無二といえる環境の中で楽しめるスポーツ、文化、料理、満足できる豊富なレジャーアクティビティが、あなたを待っています。タヒチの島々で体験できるさまざまなアクティビティを堪能しましょう。
サンミッシェル大聖堂とその周辺を訪れましょう
ガンビエ諸島の中心にあるマンガレバ島には、リキテアの印象深いサンミッシェル大聖堂があります。大聖堂内部を訪れて、真珠貝の装飾をご覧ください。この19世紀の宗教的な建物のユニークな建築は、ポリネシアの歴史の異なる一面を見せてくれます。 マンガレバ島に到着したカトリックの伝道者たちは、この島に多大な影響を与えました。その最も明らかな証拠がサンミッシェル大聖堂です。わずか2年で完成した大聖堂は、1841年に落成し、1847年と1848年に2つの美しい塔が増築されました。この堂々とした宗教的建築物は、石灰で覆われたサンゴ石でできています。建物の表面は赤でふち取られた白漆喰で、内部にはアーチ形の天井を支えるオークルの柱が18本あります。中央の身廊を横切ると、祭壇の花のデザインの中に真珠貝の象嵌を見つけることができます。説教壇にも真珠貝の花やマッコウクジラの歯がちりばめられた装飾が施されています。 マンガレバ島の宗教ツアー サンミッシェル大聖堂は、奥行き48m、幅18m、高さ21mのローマ様式の建造物です。2011年に修復され、現在ではフランス領ポリネシアの歴史的建造物に指定されています。大聖堂の地下には、フランス人伝道者だったカレ神父の遺体が安置されています。この大聖堂は訪れる価値のある名建築であり、修復されたことで、マンガレバ島のリキテア教区に再び新しい命を吹き込みました。 Notre Dame de la Paix church in Akamaru © Philippe Bacchet Saint-Gabriel Churchu in the Gambier Islands © Frédéric Cristol Cathedral Saint-Michel in Rikitea © Philippe Bacchet 大聖堂以外にも、ノートルダム・ド・ラ・ぺ教会やサンガブリエル教会など、ガンビエ諸島には宗教的な建物がいくつかあります。アカマル島にあるノートルダムは聖母マリアをたたえる巡礼地で、タヒチのすべての島々からカトリック信者が参加して、毎年ここでミサが行われています。サンガブリエルはタラバイ島にあり、ガンビエ諸島につい最近立てられた教会です。 その他の礼拝所 フランス領ポリネシアには各所に礼拝所があります。島々を旅していると、寺院や教会、大聖堂を見かけることでしょう。最初の伝道者がやってくるはるか昔から、様々な宗教がタヒチ文化を形成していました。 Archaeological remains on Mangareva © Frédéric Cristol すべての島にキリスト教の神をたたえる教会があります。カトリックもあれば、プロテスタントもあります。そしてもちろん、フランス領ポリネシアの各地には、それ以外の神々をたたえる聖地の跡もあります。これらは今日でも訪れることのできるマラエ(遺跡)で、ポリネシア文化において宗教が常に重要な役割を果たしてきたことを如実に物語っています。
タヒチの島々にある美しいビーチトップ10
透明な海水と柔らかな白砂、黒砂、ピンクの砂まである美しいビーチを携えた壮大なターコイズとブルーのラグーン。タヒチの島々へようこそ!オススメのビーチベスト10をご紹介しますが、フランス領ポリネシアではどの島にもすばらしいビーチがあります。
ヒバオア島のゴーギャンとブレルの足跡
ポール・ゴーギャンとジャック・ブレルは永遠にヒバオア島の一部になりました。2人ともこの美しい島の魅力に魅せられ、島の中心アツオナで最期の日々を過ごしました。絵のように美しい島内のカルヴェール墓地の一隅に、それほど離れていない距離でそれぞれ埋葬されています。 「私たちにとってブレルは有名人ではありませんでした。彼は私たちのために映写会を催してくれた人です。」ジャック・ブレルがフランス領ポリネシアの美しさや静けさを称賛したように、ヒバオア島の人たちも彼を称賛しました。ポール・ゴーギャンは、美しい風景や島民たちを描いた作品で島を有名にしました。苦しみを抱えた2人のアーティスト達は、人生の困難な時期にこの穏やかな環境に心の安らぎを求めてやってきて、晩年をこの地で過ごしました。 島の中心的な村であるアツオナで彼らの足跡を辿ってみよう。絵のように美しいカルヴェール墓地は、村から坂を上って、アツオナ湾を見下ろす素晴らしい眺めの丘の中腹にあります。2人はその墓地内のすぐ近くで眠っています。ヒバオア島は以前からアーティストの集まる場所でした。地元の工芸作家たちは今でも、島にやってきた2人の高名な芸術家から刺激を受けて作品を創ることがよくあります。 ゴーギャンと彼の「メゾン・デュ・ジュイール(快楽の家)」、ブレルと彼の小型機 アツオナで2人の有名なアーティストの足跡を辿ってみよう。ポール・ゴーギャンは、創作のアイデアや物事の本質を求めて、1901年にスクーナー船でやってきてヒバオア島に上陸しました。病を抱えていたゴーギャンは島にとどまることに決めました。ゴーギャンは、村の中心地に司教から一区画の土地を購入し、伝統的なポリネシアの家ファレを建て、「メゾン・デュ・ジュイール(快楽の家)」と名付けました。現在は、当時の建物が正確に復元され、ゴーギャン記念館になっています。ビジターは、生前のゴーギャンゆかりの品々を見ることができます。 Le Centre Culturel de Paul Gaugin à Hiva Oa © Tahiti Tourisme Tombe de Paul Gaugin © Tahiti Tourisme ジャック・ブレルは、1975年、太平洋をヨットで航海中にヒバオア島にやってきました。ブレルは、美しい景色やマルケサス諸島の島民の魅力にたちまち魅了され、残りの人生をこの地で過ごすことに決めました。以前は格納庫だった「エスパス・ジャック・ブレル博物館」では写真が展示されています。ブレルの小型機「ジョジョ」号も見ることができます。ブレルは、病人をヌクヒバ島に運び、郵便物を集め、薬を受取るために小型機を飛ばしていました。ブレルは地元住民から大いに感謝され、彼もまた最後のアルバム『偉大なる魂の復活(Les Marquises)』(邦題「遥かなるマルキーズ諸島」)で愛情を込めて敬意を表しました。 ヒバオア島の魅力を発見しよう ヒバオア島は「マルケサス諸島の庭」と呼ばれています。フランス領ポリネシアで、タヒチ島、ヌクヒバ島に次ぐ3番目に大きな島です。ヒバオア島には誰もが楽しめるアクティビティが沢山あります。のんびり過ごせる美しい黒砂のビーチ、山々や渓谷でのハイキング、博物館、遺跡の探訪。ヒバオア島での滞在中はやりたいことが満載です。 La plage de Atuona à Hiva Oa © Tahiti Tourisme マリンスポーツを愛する人は、アツオナでサーフィンやスキューバダイビングが楽しめます。徒歩や乗馬で探検できる数多くのハイキングコースもあります。そのほとんどが素晴らしい景色を望む絶景ポイントに続いています。また、実に印象的なリポナや、多様なマラエなど、訪れたい遺跡もたくさんあります。ヒバオア島はタヒチの島々の旅に欠かせない目的地の一つです。
ヌクヒバ島のハティへウにあるティキとパエパエ
壮大なハティへウ湾は、島の中心部にあるタイオハエ村とは反対側に位置しているため、車で向かう必要があります。苦難の過去を持つ魅惑的な遺跡で、トフアやペトログリフ(岩面彫刻)、ティキなど、さまざまな考古遺産に出会えます。 タヒチの島々には、歴史的・文化的な名所が数えきれないほどあります。ほぼすべての島に、フランス領ポリネシアでかつて花開いた古代文明の痕跡が残されています。最も重要な遺跡が、マルケサス諸島のヌクヒバ島にあります。注目のスポット、ハティへウ渓谷をまわるツアーに参加しましょう。ハティへウ渓谷は、ハーマン・メルヴィルの小説『タイピー』の舞台となったタイピバイ渓谷に隣接しています。ハティへウにはフランス領ポリネシアを象徴する火山石でできた像「ティキ」がいくつもあり、ペトログリフ(岩面彫刻)やパエパエ(石壇)、その他の考古遺産も残されています。ハティへウ湾には圧巻の白砂ビーチがあり、いくつかの考古遺産はそのすぐそばに残されています。また、ハティへウ村ではさまざまなアクティビティを体験することができ、周辺にはとても美しい田園風景が広がっています。 ハティへウの文化と歴史 ハティへウ渓谷は島の北西部にあります。苦難の過去を持つ神秘的な場所で、多くの考古遺産が点在しています。静かなハティへウ村から数キロメートル離れたところにあるのが、巨大なベンガルボダイジュが鎮座するカムイヘイ遺跡です。マルケサス諸島で最も重要な遺跡で、パエパエ(石壇)、ティキ、メアエ(祭祀場)、岩に刻まれた無数のペトログリフ(岩面彫刻)が残されています。まさに野外博物館といえるこの遺跡を見てまわるには、一日がかりになるでしょう。 ハティへウ渓谷にあるもう一つの重要遺跡は、古代の部族長にちなんで名付けられたヒコクア遺跡です。大きな長方形のトフア(石の広場)があり、かつてここであらゆる祭祀が営まれました。広場の周囲には、観覧席として使われたパエパエ(石壇)、ティキ像が数体、のちの時代に作られたキリスト教徒の墓がいくつかあります。高さ数百メートルの印象的な玄武岩の峰がそびえ立ち、まるでこの不思議と神秘に満ちた渓谷を見守っているかのようです。地元の村の人によるガイドサービスを利用することもでき、昔の住民たちの日々の生活や、文明の痕跡の意味について解説してくれます。 ヌクヒバ島にあるその他の遺跡 ヌクヒバ島には、中心集落のタイオハエ村にある壮大なノートルダム大聖堂など、ほかにも多くの考古学的・歴史的な遺跡があります。また、タイオハエ村では散策も楽しめます。店頭に並ぶ地元の美術品や工芸品を鑑賞したり、驚くほど美しいタイオハエ湾に広がる景色を堪能できます。 ヌクヒバ島はハイキングをする人にとって絶好の旅先です。アナホ湾とバイポ滝の各ハイキングコースはとてもすばらしく、アアカパ渓谷のコースは崖や峰があり難易度は高めです。ヌクヒバ島の北部には、高さ400mのテ・ヘウ山の頂上にある聖母マリア像を目指すコースがあります。この像は、フランス人のカトリック宣教師であったミシェル・ブラン修道士によって建てられました。
マルケサス諸島固有の野生生物
遠く離れたマルケサス諸島は、タヒチの島々でも最も希少な動物や植物が生息しています。多くの固有種が生息するマルケサス諸島は、動植物のワンダーランドです。 「人間の大地」として知られるマルケサス諸島は、フランス領ポリネシアの北東、タヒチ島から約1400km離れた場所に位置します。緑豊かな火山島が集まり、無人島もあります。荒涼とした岩がちな山々、険しい崖、緑の茂る渓谷、川や滝は、美しい湾や輝く砂浜と対照的で、フランス領ポリネシアの他の島々の風景に引けを取りません。マルケサス諸島は、自然のままの楽園と言われており、島固有の動植物が数多く生息しています。この固有の生物多様性を見ることができる自然のスポットがたくさんあります。ヌクヒバ島、ヒバオア島、ウアポウ島、ウアフカ島、ファツヒバ島を訪れたら、環境を尊重して、目にする植物や動物に手を出さないように気をつけましょう。これらの島々の手つかずの自然美は、ジャック・ブレルとポール・ゴーギャンという世界的に有名な二人の芸術家の創作意欲を刺激しました。この場所を訪れた二人は故郷には戻ることはなく、その亡骸はヒバオア島の墓地に埋葬されています。 動植物の希少種 マルケサス諸島では、世界の他の場所では見ることのできない動物や植物に出会えます。pua enana(プア・エナナ)はマルケサス諸島固有の木で、kaupe(カウペ)という果実がなります。この木を見たいなら、島民にお願いすれば見せてくれるでしょう。他にもマルケサス諸島にしかない木に、ヤシの木の一種であるPelagodoxa henryana(ペラゴドクサ・ヘンリーアナ)があります。ウアフカ島のパプアケイカア樹木園で見ることができ、この樹木園には150種類、5,000本以上の柑橘類の樹木が集められています。 ウアフカ島は、丘や谷を歩き回る野生の馬の群れで知られています。ヌクヒバ島、ヒバオア島、ウアフカ島の岩の斜面には、野生のヤギがたくさんいます。島民たちの狩猟の餌食になる野生のブタやイノシシが道を横切るかもしれません。ウアフカ島の pīhiti(ピヒティ)やヌクヒバ島の'upe(ウペ)、無人のタフアタ島のpahi(パヒ)など、マルケサス諸島には固有の鳥がいます。すべて絶滅の危機にある鳥なので、手を出さずにそっとしておきましょう。 マルケサス諸島のアクティビティ マルケサス諸島で動植物の希少種を探すなら、楽しめるうえに環境にやさしい乗馬がいいでしょう。鞍にまたがって1日中島巡りをするなら、山の尾根や丘、谷、川は絶好の場所です。乗馬といえば、マルケサスの人たちは、鞍を使わずダイレクトに馬の背に乗るのが好きなようです! マルケサス諸島の特にヌクヒバ島とヒバオア島は、スキューバダイビングに最適な場所でもあります。マンタ、マグロ、イルカ、サメと一緒に透明な海の中を泳ぐことができます。他にも島を堪能する手段として、登山ができる立派なハイキングコースがたくさんあります。文字通り、見渡す限りの太平洋を望むパノラマビューを楽しめます!
最高のタヒチが見つかるブログガイド
夢が詰まった国、フランス領ポリネシアの楽園へ飛び立ちましょう。ボラボラ島、タヒチ島、パペーテ、マルケサス諸島という名前を口にするだけで、白い砂浜やターコイズ色のラグーン、ココヤシの木々が頭に浮かんできませんか。旅ブログ「Les Deux Pieds Dehors」による、今すぐフライトに飛び乗ってタヒチの島々に行くべき10の理由をご紹介します。
モーレア島の最高のレストラン&バー
. モーレア島では、夜のお出かけの選択肢が豊富にあります。ロマンチックなディナーを楽しみたい人、ポリネシアの郷土料理を味わいたい人、バーでカクテルを楽しみたい人のために、モーレア島内の最高の場所をご紹介しましょう。
ソシエテ諸島のおすすめスポット10
タヒチ島、ボラボラ島、モーレア島、フアヒネ島。ソシエテ諸島は、その美しい景観で世界中に知られています。この魔法のような群島で訪れるべき最高のスポットをご紹介しましょう。
ガンビエ諸島の文化的伝統
孤立したラグーンに寄り添うように浮かぶガンビエ諸島には、とてもユニークな魅力があります。観光客の少ないガンビエ諸島でのバケーションでは、祖先の伝統を誇りを持って大切にするポリネシア文化の魂を体験できます。 先祖から伝わる豊かな文化が繁栄を続けるガンビエ諸島は、本物のポリネシアを体験したい旅行客にとって理想的な旅行先といえるでしょう。この島々は、習慣や伝統を敬意を持って重んじる、まさに文化の宝庫であり、マンガレバの文化を構成しているバスケット編み、伝統的なダンス、考古学的遺跡、宗教的建造物などには、ポリネシアの歴史が色濃く残っています。 ガンビエ諸島の宝石、リキテア産真珠 ガンビエ諸島は真珠養殖産業で有名であり、観光に次ぐ収入源となっています。島々の透明なラグーンの水こそがリキテア産真珠の源であり、その卓越した真珠層の美しさは世界で知られています。真珠養殖場を訪れ、この崇高な宝石の養殖の秘密を探ってみてはいかがでしょうか。見学後は、信じられないほどお得な価格で真珠を購入できます。 Tahitian cultured pearls © Grégoire Le Bacon ガンビエ諸島の魅力は真珠養殖だけではありません。ここは、フランス領ポリネシアにおけるカトリックの発祥地でもあります。1834年、宣教師たちがマンガレバ島に到着し、複数の教会を建てました。リキテアにある堂々たるサンミッシェル大聖堂は、タヒチの島々で最も素晴らしい宗教的建造物の一つとなっています。 島ならではの文化遺産 ガンビエ諸島における最も素晴らしい伝統の一つとして、タコノキの木の葉で編んだ見事な帽子、バスケット、敷物、カカオの製作があります。これは何世代にもわたって母から娘へと受け継がれてきた、先祖代々の芸術です。マミー・ドリスが作る帽子はとても美しい芸術品であり、かぶる代わりにリビングルームの壁に飾る人もいるほどです。 手工芸品はガンビエ諸島の芸術的創造性の象徴ですが、この島の過去の文化の真の象徴とされるのがペイと呼ばれる伝統舞踊です。島々特有のエネルギッシュで優美な舞踊で、通常は詠唱と歌が伴奏します。ププラガと呼ばれる習慣では、踊り手と歌い手が家々を回り、フルーツや魚、最近ではお金と引き換えにパフォーマンスを披露します。毎年島々で開催されるガンビエ・フェスティバルは、この魔法のような本物のポリネシアの地で育まれた、ユニークな祖先の習慣や伝統を知る絶好の機会となっています。
ガンビエ諸島への忘れられない旅
ガンビエ諸島へようこそ。タヒチ島の南西に位置するこの諸島は、5つの島と12のモトゥ(小島)からなり、これらすべてが同じ壮大なラグーンを共有しています。白い砂浜と緑豊かな山々で保護された島の楽園へは、パペーテから飛行機で3時間40分。 豊かなガンビエ諸島 ガンビエ諸島では、住民の多くがマンガレバ島に住んでおり、宿泊施設もマンガレバ島に集中しています。島々にはホテルがないため、ビジターは島の暮らしを体験できるタヒチアン・ゲストハウスに宿泊することになります。マンガレバ島の人々はおもてなしの心で有名で、ホストはあなたを温かく迎えてくれることでしょう。コロリ(ブラック・パールの真珠貝の貝柱)や新鮮で多種多様な魚など、さまざまな郷土料理を試してみましょう。特にマンガレバ島はハイキングに最適で、島で最も標高の高いドゥフ山の頂上(441m)まで歩いて登ることができます。頂上からのラグーンの眺めは息をのむほどの美しさです。 Tahitian mother-of-pearl fillet © Tahiti Tourisme Mangareva © Philippe Bacchet Tahitian cultured pearls © Grégoire Le Bacon マンガレバ島にはドゥフ山とモコト山という2つの山があり、1日あれば、両方の山の頂上まで登ることができるでしょう。標高423mのモコト山はドゥフ山に比べると若干低いですが、どちらからも素晴らしい眺めを楽しむことができます。また、フランス領ポリネシアの住民への改宗活動を通じて、カトリックの宣教師たちが残した宗教遺産にも足を運んでみましょう。リキテアにある有名なサンミッシェル大聖堂は、1839年にサンゴ石を利用して建てられた建造物で、雄大な美しさを誇っています。 真珠とその他の見どころ ガンビエ諸島は、極上の品質を誇る真珠の産地として知られています。真珠養殖場を訪れ、養殖について学べば、宝石商が世界中から真珠を買い付けにやってくる理由がわかるはずです。養殖場を出た後は、リキテア湾にある素晴らしいビーチに行き、ターコイズブルーのラグーンでひと泳ぎしましょう。 View from Mangareva © Frédéric Cristol ガンビエ諸島には真珠以外にもたくさんの見どころがありますが、その一つとしてラグーンに点在する壮大なモトゥ(小島)が挙げられるでしょう。柔らかな白砂と透明なターコイズブルーのビーチには熱帯魚が泳いでおり、ここではスノーケリングや日光浴を楽しみながら一日を過ごすことができます。ボートからは、島々の切り立った崖を眺められます。タヒチの島々で最も美しいラグーンの一つを、ガンビエ諸島で発見してみてはいかがでしょうか。
タヒチの島々にある穴場のベストビーチ
タヒチの島々には、あまり知られていない美しいビーチがたくさんあり、ターコイズのラグーンの岸辺に広がるビーチには、白砂、黒砂のほか、ピンク色の砂浜まであります。ビーチのベスト10をご紹介しましょう。
手編みのバスケットを購入
タヒチの島々への滞在を思い出させる記念品として、手編みのバスケットを購入してみてはいかがでしょうか。実用的でありながら、芸術作品でもあり、時代に左右されないファッションアクセサリーとしても活躍するアイテムで、パペーテの市場やタヒチの島々の道端の屋台で入手できます。 フランス領ポリネシア政府は、伝統芸術と工芸分野の経済活動を向上する目的で、伝統工芸のプロモーション担当機関を設けており、バスケットはタヒチ語で「エテ」と呼ばれることから、この政府機関は毎年、バスケット編みの技術を広めるための「エテ作戦」を開催しています。このような素晴らしい創作物を生み出すための先祖代々の技術は、ポリネシア文化の真髄であり、世代から世代へと受け継がれています。職人技によって生み出された品は、タヒチの島々を訪れるビジターが持ち帰れる伝統的なポリネシア文化の一つです。これは、先祖代々の文化が生き続け、繁栄している証拠でもあります。 バスケット編み ポリネシアの職人技の象徴である手編みのバスケットは、丈夫で使い勝手が良く、ショッピングやビーチでの海水浴などのあらゆる場面で活躍します。手編みのバスケットを買うなら、パペーテ市場や島内の工芸品店がおすすめ。サイズやスタイルが豊富で、一つひとつが芸術作品として仕上がっています。市場や店などを訪れた際には、バスケットを売っているママに、その作り方を尋ねてみてください。母から娘へと代々受け継がれてきた先祖代々の技術を喜んで話してくれることでしょう。オーストラル諸島では、手編みの敷物や魅力的な帽子とともに、最高級の手編みバスケットが作られています。 Making a woven basket ©Tahiti Tourisme Making a basket from ni'au (pandanus leaf) in Raivavae ©Grégoire Le Bacon Basketry elevated to an art form ©Gregoire Le Bacon バスケット編みの技術は、タヒチの島々で世代から世代へと受け継がれており、時間をじっくりかけ、丹精を込めて作られるのが特徴です。まず、タコノキの葉を用意し、ママたちがそれを切って天日干しした後、巻いて一つのロールにしていきます。これは工芸品店で買うことができ、フランス領ポリネシア中のマーケットで見かける魅力的な帽子、敷物、バスケットを作る際のベース素材となっています。帽子は大変美しく、壁の装飾品として使われることがほとんどで、実際に着用されることはありません。島々の教会の礼拝では、多くのヴァヒネ(女性)がその帽子を身に着けている華やかな姿を目にすることができます。 ユニークなお土産 手編みのバスケットや敷物、帽子などの美しい工芸品は、タヒチの島々への旅を思い出させてくれますが、あなたにとっての旅の最高のお土産は、タヒチの雄大な景色と温かく迎えてくれた島民の笑顔なのではないでしょうか。 Seller of 'ete (Tahitian reo basket) in Raivavae ©Grégoire Le Bacon マルケサス諸島のウアポウ島を訪れたなら、石や木で彫られたティキをお土産として持ち帰るのはいかがでしょうか。飾り棚や本棚に堂々と佇むティキを見るたびに、思わず笑みがこぼれることでしょう。彫刻が施された「ウメテ」と呼ばれる儀式用皿は、食卓で立派な果物皿となりそうです。真珠や貝殻のネックレス、色彩豊かなパレオ、地元のラム酒、トロピカルフルーツのジャムなどは、友人や親戚に喜ばれること間違いなしです。タヒチの島々での工芸品を持ち帰り、バケーションの余韻に浸るのも楽しみの一つとなりそう。
本物のポリネシアン・ホスピタリティを体験できるタヒチアン・ゲストハウス
タヒチの島々には、豪華なホテルリゾートからキャンプ場まで、さまざまな宿泊施設がありますが、リーズナブルな料金で、本物の体験を味わえる最高の宿タヒチアン・ゲストハウスをステイ先に選んでみてはいかがでしょうか。 パペーテの観光やラグーンでのダイビングを楽しんだ後、タヒチアン・ゲストハウスで、ぐっすりお休みください。タヒチアン・ゲストハウスは、ポリネシア人の生活様式を体験できる家族経営の小さな宿泊施設で、清潔で居心地が良く、美味しい食事と温かい歓迎が魅力です。ロケーションはさまざまで、ビーチに隣接していたり、豪華な熱帯庭園の中にあったり、村の中心部にあったり、人里離れた場所にあったり。どこのタヒチアン・ゲストハウスに滞在しても、ポリネシアの最高のおもてなしを体験することができるでしょう。 個性が輝くタヒチアン・ゲストハウス ホテルよりも小規模なタヒチアン・ゲストハウスは、南洋の島の魅力をほど良く感じられる、家族経営のポリネシア版ベッド&ブレックファストのような宿泊施設であることがほとんど。部屋数やバンガロー数は多くても15ほどで、完全に個人経営となっています。どのゲストハウスにも個性があり、フランス領ポリネシアの島々の多様性を反映しています。ホストが所有するモトゥ(タヒチの島々にあるターコイズ色のラグーン内にある小さな楽園のような島)のビーチにタヒチアン・ゲストハウスがあることも。 Guesthouse in Rangiroa for couples © Hélène Havard Guesthouse in Rangiroa with a small family © Hélène Havard Interior of a guesthouse bungalow © Hélène Havard ボラボラ島やモーレア島などがあるソシエテ諸島から、オーストラル諸島やマルケサス諸島の孤島まで、タヒチアン・ゲストハウスはタヒチの島々の至るところにあります。高級ホテルのように水上バンガローはありませんが、絵はがきのような絶景を楽しめる素晴らしい環境にあることが多く、中には美しいモトゥのビーチに面しているゲストハウスもあります。バケーションのご予約の前に、タヒチアン・ゲストハウスへの宿泊を検討してみてはいかがでしょうか。タヒチの島々での本物の体験をリーズナブルに味わえる絶好のチャンスです! 地元の文化と伝統 タヒチアン・ゲストハウスには共同ダイニングルームがある場合が多く、ホストや他のゲストと一緒に食事を楽しめます。このような場は、訪問する島の名所やアクティビティについてサーチしたり、島民の暮らし、文化、伝統について学んだりできる理想的な機会だといえます。 Making a basket from woven coconut leaves with a Nuku Hiva resident © Grégoire Le Bacon ホストは、地元のことや島の歴史、伝説を喜んで語ってくれることでしょう。観光ガイドには載っていない隠れた名所を教えてもらえるかもしれません。
パペーテ市場の訪問
街の中央に位置するパペーテ市場は、滞在中に訪れるべき魅惑のスポットです。この場所は、カラフルで活気に満ちたパペーテの中心地であり、フランス領ポリネシアでの日常生活を垣間見ることができます。 マプル・ア・パライタと呼ばれていたパペーテの市営市場は、もともとは食品専門の市場でしたが、今では信じられないほどカラフルでダイナミックな文化的ランドマークへと変貌を遂げました。タヒチの島々の首都の中心に位置するこの市場では、フランス領ポリネシアの5つの諸島から集められた、フルーツ、野菜、魚、パレオ、宝石、手工芸品、美術品などを買うことができます。2フロアにわたる巨大で賑やかな市場を回るには2、3時間ほどかかりますが、2階には軽食堂があり、食事やコーヒーを楽しむことができます。市場周辺の通りには、ファッションウェアから伝統的な漢方薬まで、さまざまな小さな店やブティックが立ち並んでいます。市場の営業時間は、月曜から金曜は5時30分から16時までで、土曜は13時までとなっています。特に市場が活気づくのは、日曜日の朝。4時30分にオープンし、日曜日の伝統的な「マアタヒチ」のブランチに必要な料理や食材を求めて大勢の島民が市場を訪れます。 市場のさまざまなエリア 市場内は、農産物や製品ごとにいくつかのエリアに分かれています。1階は生鮮食品が中心で、魚、野菜、肉のエリアとなっています。グァバ、パパイヤ、パッションフルーツ、ライム、アビウ、そして旬の時期にはライチやランブータンなど、フランス領ポリネシアのエキゾチックなフルーツが店頭に並びます。魚の品ぞろえも非常に豊富です。立派な花束やティアレ・タヒチの花輪を売る屋台もあります。地元の経済や農家を支援するためにも、ぜひ市場で買い物をしてみましょう。 Pareu from Huahine © Teriitua Maoni Polynesian dish: raw fish in coconut milk © Grégoire Marché de Papeete © Massimiliano Cinà 1階を見学したら、広い階段を上ってタヒチの島々の美術工芸品が売られている2階へ。手編みのカゴ、帽子、敷物、木や骨の彫刻、色とりどりのパレオ、そしてタヒチの黒真珠がとても手頃な値段で売られており、お土産を一度に買うのにぴったりです。2階には軽食堂が数軒あり、ポワソン・クリュや中華料理、搾りたてのフルーツジュースやコーヒーをいただけます。 役に立つ情報 市場を訪れるベストタイムは早朝で、特に魚の売り場が一番鮮やかで見応えがあります。朝食には、コーヒーと一緒にフィリフィリと呼ばれる8の字型のドーナツを食べてみましょう。ココナツ風味のものが多いですが、ピーナッツバター入りのものもあります。 Sale of Firi Firi © Tahiti Tourisme 日曜日の朝のパペーテ市場では、本当にユニークな体験をすることができます。地元の人々は、フルーツや野菜、そして何よりも、伝統的な日曜日のブランチであるマアタヒチを用意するために、プアロティ(甘い味付けのローストポーク)や新鮮な魚を求めてこの市場を訪れます。お店の数が多すぎて、屋台が通りにはみ出してしまうほどの盛況ぶりです。7時ごろには、売れ残ったものの値引きが始まります。
ティファイファイの購入
ティファイファイは、ポリネシアの伝統工芸品の中でも代表的なものの一つです。フランス領ポリネシアのどの家庭にも一つはあり、ソファやベッドを華やかに彩っています。ベッドルームや赤ちゃんのベビーベッドに、エキゾチックなポリネシアの色彩を添えてみませんか。タヒチの島々を訪れた特別な記念になること間違いなしです。 ティファイファイは、伝統的な手縫いのベッドカバーのことで、フランス領ポリネシアの文化を語る上で欠かせない存在となっています。地元の職人女性たちは、織物に鮮やかで活気あるデザインを施し、その美しさはまさに芸術作品といえます。ティファイファイは、長年家族や親しい友人のために作られていましたが、その美しさと実用性から多くの人に求められるようになり、今では島々の職人たちが、フランス領ポリネシア中の市場や店で販売するまでになりました。 モザイクの生地とデザイン ティファイファイ(手縫いのキルト)は、フランス領ポリネシア全域で広く愛されるベッドリネンで、どの家庭にも必ず一つはあると言って良いほど、人々の暮らしに定着しています。タヒチの島々では、市場、ブティック、工芸品展のあちこちで鮮やかな色合いのティファイファイが飾られているのを目にします。多くの旅行客と同様に、あなたも一つ欲しくなること間違いなしです。花や葉っぱ、フルーツの色彩豊かなデザインが、インテリアに南洋のエキゾチックな雰囲気を添えてくれます。 The art of basketry on Rurutu ©Tahiti Tourisme Tifaifai in Raivavae ©Grégoire Le Bacon Handmade tifaifai ©Tahiti Tourisme 夜を暖かく演出したり、地味なソファに明るさをプラスしたり、公園でピクニックをする際にブランケットとして使ったり。この鮮やかな色合いを見るたびに、タヒチの島々の美しい風景が鮮明に思い出されることでしょう。それぞれのデザインが、ポリネシア文化の物語や伝説、重要なシンボルを思い起こさせ、中には、神々を象徴するティキが隠れるように描かれ、絶妙に神秘的な雰囲気を醸し出しているものもあります。 ポリネシアンアートのパッチワーク 伝統的なティファイファイは手縫いで作られるため、完成までに数か月ほどかかりますが、この丹精を込めた作業は、ポリネシアの愛すべきママ(母親)たちが行なっています。忍耐と技術、そして愛情を込めて作られたベッドカバーはまさに芸術作品です。実際に、タヒチの伝統的な結婚式では、豊穣と長寿を願って新郎新婦をティファイファイで覆うという重要な儀式が執り行なわれます。また、ティファイファイは特別な日の贈り物としても喜ばれる品となっています。 Assembling patchworks to create a tifaifai ©Tahiti Tourisme ポリネシア人がとても誇りに思っているティファイファイですが、桑の木の樹皮から作られるタパ布がマルケサス諸島の特産品とされているのと同様に、ティファイファイは主にオーストラル諸島の特産品とされています。新年を祝うテレ・マタヒチでは、各家庭がそれぞれの最も美しいキルトを披露し合います。ルルツ島、ツブアイ島、リマタラ島、ライババエ島、ラパ島のママたちは、まさにオートクチュールのファッションデザイナーなのです。 タヒチと島々のどこでティファイファイを購入できますか? タヒチ島では、パペーテ・マーケットでティファイファイを見つけることができる。2階の工芸品店もぜひ覗いてみてください。年間を通して、パペーテでは様々な文化フェアや展示会が開催され、多くの場合、ママオのパルクエクスポやトアタ広場近く、フランス領ポリネシア議会のホールで開催されます。また、地元の職人の作品を見ることもできます。タヒチ以外の島を旅行される方は、他の島々にも工芸センターがあることを知っておいてください。探しているものがあれば、遠慮なく訪れてみてください。
オーストラル諸島で最も美しいスポット10選
息をのむような美しい景色、険しい山々、高原のあるオーストラル諸島は農業活動でも有名です。各島に隠された遺跡を見学し、ヨーロッパ人上陸以前にこの地を上手く統治していた文明の痕跡を辿りましょう。遺跡は、かつて宗教的・文化的な活動の拠点だった場所です。
タヒチの島々を巡るクルーズでおすすめの8つの体験
クルーズでの旅は、タヒチの島々を巡り、壮大な景色を楽しめる最高の方法です。クルーズでのバケーション中にトライすべきことをいくつかご紹介しましょう。
ガンビエ諸島の最も美しいスポット
タヒチ島から1,600km以上離れたガンビエ諸島は、タヒチの島々の中でもユニークな訪問先です。人里からはるかに離れたこの火山諸島は、どれも同じ素晴らしいラグーンの中にあります。のどかで美しいモトゥと、フランス領ポリネシアで最も美しい教会はまさに訪れるべき場所です。
タヒチの島々と映画
自然が美しいタヒチの島々は、多くの有名な映画のロケ地になっています。タヒチの島々で撮影された映画には、リチャード・ソープ、ロバート・フラハティ、そしてかのマーロン・ブランドなど数多くの有名俳優が出演しています。 このエキゾチックな列島の美しい景色と年間を通じて最適な気候は、映画のロケ地としてうってつけなのです。それらの映画のうち、「タヒチ映画」と銘打っているのは、ほんの一部の映画です。 最も有名な映画 多くの映画でフランス領ポリネシアのイメージが描かれたことで、タヒチの島々の美しさが世界中に認知されるようになりました。タヒチの島々で映画製作が行われるようになったのは、1930年代頃のことでした。有名な映画をいくつかご紹介しましょう。 '1962年の『戦艦バウンティ』。主演は伝説のハリウッドスター、マーロン・ブランドです。この映画は、1789年にタヒチの島々で実際に起こった反乱を描いています。タヒチの壮大な景色が、映画の世界的ヒットに重要な役割を果たしました。 Photo du film Gauguin ©DR Affiche du film Gauguin Photo du film Gauguin ©DR Photo du film Gauguin ©DR 2017年のフランス映画『ゴーギャンタヒチ、楽園への旅』。ヴァンサン・カッセル主演で、タヒチの島々の美しさが、とても印象的な作品です。この映画は、1890年代にタヒチへやってきた画家のポール・ゴーギャンが、マルケサス諸島のヒバオア島で過ごした晩年を描いています。 カンヌ国際映画祭 パトリック・スウェイジ、キアヌ・リーヴス出演のクラシックアクション映画『ハートブルー』、ヴィンス・ヴォーン、ジョン・ファヴロー出演のコメディ映画『南の島のリゾート式恋愛セラピー』など、他にも多くの映画にタヒチの島々が登場しています。 La Polynésie fait son cinéma ©David off また、大ヒット映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』にも、フランス領ポリネシアがロケ地になっているシーンがあります。フランスでヒットしたホラーサスペンス映画『Meurtre à Tahiti』(タヒチ殺人事件)と『L'ordre et le morale』(秩序と道徳)の2作品も、タヒチの島々で撮影されました。また、タヒチの島々が舞台になったブノワ・マジメル主演の『パシフィクション』は、カンヌ国際映画祭に出品され、フランスのアカデミー賞にあたるセザール賞では、最優秀男優賞と撮影賞を受賞しています。この映画は、フランス領ポリネシアの美しい景色を背景に小さな島のコミュニティの陰鬱な秘密を描いた作品です。 フランス領ポリネシアの島々の美しさ、完璧な気候条件、島民の温かさ、地元政府の熱心なサポートにより、世界中のフィルムメーカーたちが、この地を最適なロケーションとして選んでいるのです。
緑豊かなオプノフの渓谷で過ごす一日
タヒチの島々には見どころや体験スポットが満載です。その中でも群を抜いて美しいのがモーレア島にあるオプノフ渓谷。美しいターコイズ色のラグーンにある湾を起点に、豊かな緑を眺めながら渓谷を散策する旅に出てみませんか。 モーレア島まではエアタヒチ便で約15分かかります。もしくは1日8便出ている定期フェリーをご利用ください。乗船時間は30分ほどです。モーレア島の宿泊施設はとても充実しており、ホテルからタヒチアン・ゲストハウス、貸別荘までそろっています。オプノフ渓谷でのハイキング、湾での遊泳やシュノーケリングに、水上バイクや水上スキー、パドルボード、カヤックなどでラグーンの散策を楽しんだりと、島には丸一日楽しめるさまざまなアクティビティがあります。モーレア島を満喫したあとは、ボラボラ島、フアヒネ島、ライアテア島、タハア島など、ソシエテ諸島のほかの島にも足を延ばしてみませんか。 テ・ファレ・ナチュラでエコを考えよう オプノフ湾にあるこのエコミュージアムは、大人も子どもも楽しめる興味深いスポットで、さまざまな展示エリアやアクティビティを通して、フランス領ポリネシアの恵みについて学ぶことができます。さらに、短いハイキングコースを歩いてミコニアなどの外来植物の除草を手伝うことで、環境保全に貢献することもできます。エコミュージアムには、マラエや絶景ポイントを目指すハイキングのルートもあります。 次は、オプノフ農業学校を訪ねてみましょう。1970年の設立以来、学生たちは環境学(農学、生態学、土地管理)、農業、ビジネスなどをここで学んでいます。またこの学校では、学生が農作物の栽培、加工、商品化について実践的な経験を積めるよう、実習用の農場を設けています。小さな売店もあり、学生たちが作ったジャムやフルーツジュース、ミルクシェイクなどを購入できます。 Opunohu valley ©Grégoire Le Bacon Te Fare Natura ©Grégoire Le Bacon Te Fare Natura Ecomuseum © Grégoire Le Bacon オプノフ渓谷の中心で 渓谷を散策する方法と注目のスポットをご紹介します。オプノフ渓谷牧場(Opunohu Valley Ranch)では馬に乗って渓谷を探検でき、フィールドアスレチックパークのティキ・パーク・モーレア(Tiki Parc Moorea)では、高所から渓谷を見渡すことができます。パイナップル畑(パイナップルは木になるのではありません!)を通るなだらかなハイキングでは、電動自転車をレンタルできるため、足が疲れても簡単に渓谷を散策できます。どの方法を選んだとしても、「ベルベデーレ」の絶景ポイントは絶対に見逃せません。オプノフ渓谷がどれほど美しいかを肌で感じることができます。 Cycling through pineapple fields©Grégoire Le Bacon 渓谷を訪れたあとは、湾に降りてすばらしいビーチとラグーンを楽しみましょう。そののどかな景観は、1984年制作の『バウンティ 愛と反乱の航海』など、いくつかの映画にも登場しています。 ボートツアーに参加したり、スキューバダイビングやカヌーにも挑戦できます。または、温かくて透き通ったラグーンで泳いだり、シュノーケリングをしたり、柔らかな白砂のビーチで日光浴をしたりして午後を過ごすのもいいでしょう。その後はオプノフ渓谷のシーフードレストランで、獲れたての魚を使ったおいしい夕食を味わいながら一日を締めくくります。
タヒチアンダンスの衣装
官能的で独創的な、魅力あふれるタヒチアンダンス。タヒチの島々にいるからこそ味わえる、心に残る壮大なパフォーマンスです。タヒチアンダンスは動きと音楽だけでなく、ダンサーがまとう美しい衣装でも表現される踊りで、衣装の製作は、それ自体が芸術の域に達しているといえるでしょう。 舞踊は時代を超えて受け継がれてきたタヒチの文化。「オリ・タヒチ」として知られ、動きと優美さを備えた芸術表現であり、物語を伝える方法でもあります。観光産業が活発になりタヒチ文化が世界に広まったことで、タヒチアンダンスの人気は高まっていきました。しかし、タヒチアンダンスはフランス領ポリネシアで長きにわたって禁止されていたのです。キリスト教の宣教師たちが、音楽や衣装、何よりもその挑発的な動きやジェスチャーを、あまりにも官能的で、刺激が強く、派手すぎると考えたためです。それでも、タヒチアンダンスは世代を超えて受け継がれ、その結果、オリ・タヒチは真のタヒチ文化の象徴としての地位を取り戻すことに成功しました。今日では、タヒチの島々の至るところでダンスショーを鑑賞することができ、夜公演を開催しているホテルもたくさんあります。また、多くの島では、この官能的な動きを習うためのダンスレッスンに参加できます。 タヒチアンダンスの衣装の歴史 踊り手が身に着ける衣装は、伝統的なタヒチアンダンスショーにおいて重要な役割を担っています。衣装は踊りが伝える物語と関連しているため、観客はショーのテーマを理解しやすくなるのです。19世紀初頭、タヒチの島々に来航したキリスト教宣教師たちが踊ることを禁止したため、1820年から130年間、タヒチアンダンスは完全に禁じられていました。1950年代、タヒチの王族の子孫であるマドレーヌ・モウアが行動を起こし、この伝統は復活を遂げます。その後、彼女の教え子の一人、ジル・オランドによって復興運動は継続されました。タヒチの文化的な年中行事のなかで、最も重要なのがヘイバ・イ・タヒチです。1か月にわたる伝統音楽と舞踊の祭典で、1956年にマドレーヌ・モウアが最初に結成したダンスグループの名前が付けられています。 Rurutu dancer in plant costume© KMH Media Production Traditional dance_JMT©_Alikaphoto-3109x4664 Dancer from The Islands of Tahiti with sunset © Alikaphoto 伝統に倣い、ダンサーの衣装と髪飾りは植物繊維、花、貝殻、羽で作られ、胸元は半分にカットしたココナツの殻で作ったブラ、もしくはピピチオ(光沢のある小さな赤い種子)とタパ(樹皮布)を使用します。マルケサスのダンサーは、植物繊維で作ったスカートやタパを使用した衣装を身にまとい、首飾りや冠、腕輪は自分たちのルーツを表しています。タヒチアンダンスの衣装は、フランス領ポリネシアの緑豊かな自然環境に対する敬意の表れです。有名なダンスの祭典「ヘイバ・イ・タヒチ」で開催されるフラ・タウ(プロフェッショナル)と フラ・アバ・タウ(アマチュア)のダンスコンテストは、オリ・タヒチを復活させた先見の明を持つ2人と、1世紀以上にわたって影に隠れなければならなかった華麗な衣装を称えています。フラ・タウのコンテスト勝者には「マドレーヌ・モウア」賞が、フラ・アバ・タウの勝者には「ジル・オランド」賞が授与されます。 踊り手と衣装 タヒチアンダンスには大きく分けて、オテア、アパリマ、ヒビナウ、パオアの4つのスタイルがあります。オテアは最も伝統的で、最も人気があるといわれています。以前は男性のみによる踊りでしたが、現在は誰でも踊ることができます。激しい腰の動きとゆっくりと優雅な腕のジェスチャーが特徴で、タヒチアンドラムのすばやく軽快なビートに合わせて踊ります。オテアの衣装は、プラウ(ハイビスカスの一種)の樹皮から作られるモレ(樹皮繊維のスカート)を着用します。樹皮は海水に数日間浸けて柔らかくしてから、外皮を剥ぎ取り内側の繊維を叩いて薄くします。細いひも状になった繊維を乾かし、プラウでできたベルトに取り付け、それをウエスト部分に巻きつけます。そのままの繊維の色はアイボリーで、染色することもあります。一部の踊りでは、ヘイ・ウポオと呼ばれる花飾りを頭につけたり、タパ(樹皮布)や葉っぱを身にまといます。 Dancers in costume at Heiva I Tahiti c Tahiti Tourisme アパリマも伝統的なスタイルの踊りで、大人数で踊ります。オテアよりも動きはゆっくりとしていて、より官能的。女性はパレウをスカートのように腰に巻き、胸元はパレウと同じ素材を身に着けます。この踊りは、男の子と女の子が出会って恋に落ち、ずっと幸せに暮らしていくという物語を描いています。 ヒビナウはモダンなスタイルの踊りで、儀式やお祝いの席で最後に披露されることが多いです。アパリマとオテアよりも自由度の高いヒビナウは、群舞のダンサーたちが作る円の中心で、主役のダンサーが即興のダンスを披露します。ダンサーたちは主役の動きに合わせたり、反対方向まわったりしながら踊ります。この踊りは、タヒチアンダンスのなかで一番簡単だといわれ、踊りのテーマは海に関連するものが多いです。伝統的なタヒチアンダンスの衣装であるモレを着用します。 パオアはヒビナウと一緒に披露されることが多い踊りです。ダンサーたちが円になって座り、太ももを叩きながら手や腕をすばやく動かし、その円の中心でカップルが踊りを披露します。狩りや釣りに関連する物語を伝え、伝統的なタヒチアンダンスの衣装のモレを着用します。 Group of dancers© Dimitri Nguyen Verdenet マルケサス諸島のダンサーたちは、2つの渓谷間の対立で敵を威嚇するために利用した戦いの踊り、ハカも披露します。ハカでは黒いパレウと豚の骨の首飾りを身に着け、短冊状のアウチと呼ばれる葉を上腕とふくらはぎに巻きつけます。この踊りは、怒りや威嚇を表す、響き渡るような深い息づかいが特徴です。 あまり知られていませんが、ほかの島々にも同じように昔から伝わる踊りが存在します。その一つがガンビエ諸島のペイです。ペイは足踏みするという意味で、ダンサーたちはモレのスカートを腰に巻き、同じ長さのモレのケープを首に巻きます。腕を伸ばして細かく振動させて魂を鎮め、敗れた悪霊を足で踏みつけます。
ウアポウ島のハイキングとオプショナルツアー
マナはタヒチの島々の至るところに存在しています。特にウアポウ島では、ホイホイ渓谷でフラワーストーンを探している時も、ポウマカのピトンの岩肌に触れている時もマナを感じることができます。ウアフカ島のピトンがヒバオア島のピトンと戦い、ポウマカという戦士がヒバオア島からやってきたマタフェヌアという戦士を打ち負かしたという伝説があります。 ウアポウとはマルケサス語で柱を意味し、ウアポウ島の名は、それぞれが数百メートルの高さがある12のピトンにちなんでいます。マルケサス諸島の中心にあるウアポウ島のユニークな景観には、有名なホイホイ渓谷のような特別な遺跡があります。ハイキングが好きな人にとっては、ぜひ家族で訪れてみてください。島民の生活様式を本当に楽しみたければ、タヒチアン・ゲストハウスに滞在してください。ホストがいくつかの島の物語や神話を喜んで話してくれるでしょう。また、滞在中に重要な観光名所やイベントを見逃すことが無いように気を配ってくれると思います。 ウアポウ島を見渡す最高の眺め、ピトンと渓谷 ハイキングシューズをはいて、ガイドと一緒にポウマカ・ピトンへ出かけてみましょう。てっぺんが2つに分かれたピトンは、タヒチの島々に来たらぜひ訪れてみたい観光名所の1つです。沿岸のハカヘタウ村から出発して、全部で5時間かかるトレイルです。険しい道もあり、少し滑りやすいので、気をつけてください。でも、ウアポウ島を見渡す眺めと伝説的なピトンはただ息をのむ素晴らしさなので、苦労して行く価値はあります。 花々を探しにホイホイ渓谷とホイホイ湾へのツアーに参加してください。でも、その花々は野原に咲いているのではありません。その花々とは、地元の職人が大切にしている非常に貴重な石の上に現れるデザインです。花のデザインは石を磨くと現れます。渓谷にはトフア・マウイア遺跡もあります。完全に修復されていて、タヒチの島々の重要な文化遺跡です。 マルケサス諸島の職人が誇る技 マルケサス諸島の職人の技術は、フランス領ポリネシア中で賞賛されています。タヒチアン・ゲストハウスのホストが、ウアポウ島のハカハウ村などにある、彫像、彫刻や宝石などを見て購入できるお勧めの店を教えてくれるでしょう。 クラフト・マーケットでは、タパやタトゥー、フラワーストーンの彫刻など、典型的なポリネシアのアートやクラフトを見ることができます。タパは桑の樹皮を叩いて作られた布で、南太平洋の特産品です。タトゥーという言葉はタヒチ語の「タタウ(tatau)」に由来しており、叩くという意味です。マルケサスのタトゥーのデザインは、世界中で見ることができるほど浸透しています。フラワーストーンの素晴らしい彫刻はウアポウ島独特のものです。 オプショナルツアーを選ぶ 続きを見る
緑豊かなタヒチの田舎を初めてハイキングする人のためのガイド
フランス領ポリネシアは、ハイキング好きにはたまらない夢のような場所です。壮大な山々、青々と緑が茂る谷、美しい景色が楽しめるタヒチ島でのハイキングは、忘れられない体験になることでしょう。ただし、出かける前に、しっかりと準備をしておきましょう。 タヒチ島で丘や谷を巡るハイキングは、すばらしい冒険です。滝や古代遺跡、ため息のでるようなパノラマビューを楽しみながら、手つかずのパラダイスアイランドに浸ってください。 タヒチ島の隠れた名所を巡るハイキング タヒチ島のハイキングで自然の驚異を味わえる場所の1つが、ファウタウア渓谷です。首都パペーテから離れていない場所にありながら、すばらしい滝の絶景と田舎の景色を楽しめます。コースを行く道中は、曲がりくねった川沿いの険しい道を進みながら緑豊かな森を抜けていきます。 Randonnée à Moorea ©Tahiti Tourisme Les sentiers de Bora Bora © Frédéric Cristol Les montagnes de Huahine ©_Grégoire Le Bacon _ Lionailes タヒチ島には、パペノオ渓谷、ヒティアアのラバ・チューブ、ファアナヌ渓谷など、人気のハイキングコースがたくさんあり、どのコースにも名所と絶景ポイントがあります。タヒチの島々に滞在したら、ぜひ訪れてほしいハイキングコースをいくつかご紹介しましょう。・バイパヒのウォーターガーデン(タヒチ島)・スリー・パインズ・パス(モーレア島)・ポポティ山とトラヴェルシエール・トレイル(ボラボラ島)・モトゥ・アウイラ(マウピティ島)・マエバのマラエ(フアヒネ島)・リキテアの尾根(マンガレバ島) ハイキングを成功させるポイント タヒチの島々でハイキングへ行くときは、ガイドサービスを利用することを強くオススメします。ガイドは道や天候の変化、注意すべき点に詳しく、私有地につながる道も知っています。また、遺跡や洞窟、地形など名所や見どころも教えてくれます。植物の知識も豊富で、訪れた場所に関連する伝説や民話も聴かせてくれるでしょう。旅行代理店や地元の観光協会で、島のプロガイドを手配することができます。 Les randonnées de Tahiti Et Ses Îles ©Myles McGuinness ハイキングへ出かける前に、十分な水、日焼け止め、丈夫なシューズ、帽子などを準備しておきましょう。できる限り、一番暑い時間帯を避けてハイキングをしましょう。私有地を示す表示をみたら通らないように。また、ゴミは残さないようにしましょう。天気予報をチェックしましょう。コースによっては、激しい雨で滑りやすく、危険を伴う場所もあります。ハイキングは、天気の良い日に行うのが安全です。
タヒチの島々の彫刻と彫り物細工
タヒチの島々の芸術文化の中で、彫刻と彫り物細工は重要な位置を占めています。彫刻や彫り物はポリネシアのアイデンティティや伝統と深く結びついています。滞在中に、彫刻や彫り物の重要性や、それらに刻まれた図柄の意味について知ることができます。 タヒチの島々では、彫刻は熟練した彫刻家たちが作るものでした。熟練の彫刻家たちは、木や石や動物の骨を彫って複雑な芸術生品を生み出し、道具や武器を作る責任も担っていました。宝飾品を作るときは、真珠層やブタの歯やサメの歯など、幅広い材料を使っていました。ウアポウ島の不思議なフラワーストーンも彫刻に使われています。これらの不思議な石は、マルケサス諸島とブラジルだけに見られる、多様な火山響岩(フォノライト)です。彫刻は多くの場合ポリネシアの神話や文化的象徴に由来する伝説に登場するイメージや図柄を表現しています。かつては、ある種の彫刻を所有することがその人物の社会的地位や職業を示していました。彫刻は、楽器や宗教儀式の象徴としても使われていました。 古代から受け継がれた芸術的伝統 タヒチの島々に縁の深い最も有名な芸術家は、間違いなくポール・ゴーギャンです。しかし、このフランスの天才画家がポリネシアに来る数世紀前から、マルケサスやタヒチの人々は、石や骨や木や貝殻に彫刻して素晴らしい芸術作品を生み出していました。これらの技術は何世代にもわたって受け継がれ、今日の芸術家たちは、フランス領ポリネシア全域の市場やギャラリーや文化センターで作品を展示しています。 Beautiful wooden sculpture being finished © Myles McGuinness Wooden tiki ©-Tahiti-Tourisme Larger sculpture on a tree trunk © Tahiti Tourisme これらの芸術作品を通して、タヒチの島々古くからの伝統文化を垣間見ることができます。宝飾品や、貝殻や椰子殻の彫刻などの小さな装飾品は、素敵なお土産や家族への贈り物になります。例えば、横長の木皿「ウメテ」は、食卓で立派な果物皿になります。可愛らしいティキの彫刻は、自宅の暖炉の上に飾るといいでしょう。小さなティキはお守りとしてキーホルダーにつけられます。 時代を超えて受け継がれてきた彫刻や彫り物細工 彫刻家には、タヒチの伝統的アウトリガーカヌーの「ヴァア」造りも任されていました。ヴァアは一本の長い木の幹を彫って作ります。短めの幹や大きな枝はアウトリガーカヌーのマストになります。 Pirogue carved in wood ©_Tahiti Tourisme- 現在、先祖から受け継いだこれらの芸術の継承は、アーツ&クラフツ・ギルドが保証しています。工芸作家たちは、彫刻、絵画、彫り物細工など、様々な分野のスキルを伝えています。若い世代がタヒチの伝統的芸術工芸の技術やスキルを学ぶ学校です。ポリネシア人は先祖から受け継いだ文化に誇りを持っているので、喜んでビジターと共有してくれます。文化的活動によって、タヒチの島々の旅がより一層本物の体験になるでしょう。
タヒチならではのハイキングコース:フランス領ポリネシア固有の動植物を見るなら、ガイド付きハイキングツアーに参加しよう
総面積400万km2に及ぶフランス領ポリネシアは、ヨーロッパ大陸に匹敵する広さです。ツアモツ、ソシエテ、オーストラル、ガンビエ、マルケサスの5つの諸島には、計118の島や環礁が点在しています。標高の高い火山島や低地のサンゴ環礁の島もあり、そのほとんどすべてに絵ハガキのような白砂ビーチと透明なラグーンがあります。また、タヒチの島々はハイキングが好きな人にとってすばらしい旅先です。ハイキングコースを辿れば絶景ポイントへと続き、南太平洋の島の楽園ならではの動植物に出会うことができます。 フランス領ポリネシアのイメージといえば、透明なターコイズ色の海のそばに、柔らかな白い砂浜とヤシの木が並ぶ風景ではないでしょうか。ここに到着して目にするのは、まさにその風景です。とはいえ、島内にも見どころはたくさんあります。それゆえ、ハイキングは非常に人気の高いアクティビティなのです。すべての島にたくさんのハイキングコースがあり、丘や谷を巡ったり遺跡を訪れたり、すばらしい絶景を楽しんだりすることができます。発見の旅で遭遇する動物といえば、人間によって島に連れて来られたブタ、牛、馬、犬、ネコで、鳥に関して言えば、フランス領ポリネシアで最も一般的なのはニワトリです。朝、昼、夜を問わず鳴き、その存在を知らしめています。ですが、がっかりしてはいけません。ガイド付きハイキングツアーに参加すれば、島固有の鳥や植物、花にたくさん出会うことができます。 タヒチ島のガイド付きハイキングツアー タヒチ島固有の動植物に出会えるツアーがいくつかあります。 パペアリにあるボタニカルガーデンには案内標識のあるコースがあり、園内にある島原産のエキゾチックな植物の詳細説明がパネルに書かれています。曲がりくねったコースを歩きながら、注目すべき数々の植物を楽しみましょう。バイヒにあるウォーターガーデンも、散策を楽しめるスポットです。ひときわ美しいガーデンを巡ったら、敷地の奥に行ってみましょう。絶景に続く小道がいくつもありますが、そのうちの険しい道を選べば、緑豊かな田園風景と高原につながっています。 Papenoo Valley © Karl Shakur Une randonnée avec un guide professionnel à Tahiti © Myles McGuinness Les montagnes de Tahiti Et ses Îles ©_Grégoire Le Bacon _ LionAiles ライアテア島のガイド付きハイキングツアー ライアテア島はまさに植物学者にとってパラダイスです。その高地では希少な宝に出会えます。案内標識のあるコースをたどると、テメハニ山の頂上へ着きます。そこには、美しいティアレ・アペタヒを見ることができます。ただし、絶対に触らないでください。ティアレ・アペタヒは、絶滅危惧種のもろい植物で、この山の頂上にしか生育していません。植物学者たちが他の場所で栽培しようと何度も試みましたが不可能だったのです。テメハニ山の頂上付近に生育するほとんどすべての植物種が、ライアテア島固有の植物となっています。 Randonnée à Raiatea ©Alika Photography ライアテア島のもう1つの宝が、タプタプアテアのマラエです。フランス領ポリネシア全土で最も聖なる場所とされており、マオヒ文明発祥の地と言われています。かつては宗教儀式や厳格な儀式が行われた場所で、このマラエの前からポリネシアの水兵が太平洋の航海へ旅立ち、ポリネシアン・トライアングルにある他の島々へと移り住むようになりました。
タヒチ島とボラボラ島でのハイキング
フランス領ポリネシアのイメージとして、ココヤシの木、砂浜、ターコイズブルーのラグーンを思い浮かべるでしょう。しかし、タヒチの島々には同じように美しい別の側面もあります。ハイキングでタヒチの島々の奥地に向かえば、緑豊かな丘や渓谷、滝、遺跡を発見できます。 ソシエテ諸島の島々の奥地には、目を見張るような滝、山々、植物が生い茂る渓谷、素晴らしい遺跡があります。タヒチ島は最も発展した島であり、最大の人口を抱えています。しかし、首都パペーテの喧騒を離れると、初心者から経験豊かなハイキングファンまで、誰もが楽しめる素晴らしいハイキングコースがあります。タヒチ島の北に位置するボラボラ島にもいくつかの素晴らしいハイキングコースがあり、世界一美しいラグーンを撮影できる絶景ポイントまでハイキングできます。初心者、中級者、熟練者など、レベルごとに適したコースをいくつかご紹介します。自分の能力に合ったコースを選び、お弁当をもって、素晴らしいハイキングに出かけましょう。十分なミネラルウォーター、日焼け止めクリーム、帽子、丈夫な靴、そしてカメラもお忘れなく。 タヒチ島とボラボラ島のハイキングコース タヒチ島で家族そろってハイキングするなら、パペノオ渓谷に行ってみよう。滝や緑豊かな島内の風景、そして素晴らしい景観が待っています。タヒチ・イチ半島の南にあるテ・パリ・コースは誰でも楽しめるハイキングコースですが、交通手段は船になります。中級ハイカーには、パペーテ近くのファアナヌ渓谷がおすすめです。難易度が高い分とても達成感があります。さらに難易度の高いコースは、海抜2,066mのアオライ山頂に続くコースです。コースには案内標識が設置されているのでガイドなしで行くことも可能ですが、プロのガイドサービスを利用することをおすすめしています。山頂からの眺めは、タヒチの島々の中でも最も素晴らしいかもしれません。 The peaks of Bora Bora ©Tahiti Tourisme L'île de Bora Bora © Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters Les montagnes de Tahiti © Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters タヒチ島の北側には、「太平洋の真珠」と呼ばれる有名な楽園ボラボラ島があります。ターコイズブルーの雄大なラグーンで有名ですが、ボラボラ島にも素晴らしいハイキングコースがあります。王の谷へ向かうコースは、家族みんなで楽しめる半日コースです。眺めが素晴らしく、歴史的な遺跡はフランス領ポリネシアの過去について多くのことを教えてくれます。熟練したハイカーには、タヒチの島々で最もよく知られたオテマヌ山に向かうコースがあります。登頂することはできませんが、それでも最高の眺望が望めます。何よりも素晴らしいのは、パヒア山頂からの眺望です。このコースではガイドが必要です。片道でも数時間はかかるので、お弁当を持って行きましょう。 その他のハイキングコース フランス領ポリネシアの各島にはハイキングコースがあり、素晴らしい眺望の絶景ポイントや遺跡などに行くことができます。地元の観光協会や観光案内所では、ハイカーの経験レベルに適したコースを案内しています。 A couple in the middle of a pineapple field © Tahiti Tourisme ソシエテ諸島のモーレア島にもおすすめのハイキングコースがあります。最もよく知られているのは、スリー・ココナツツリーズ・パスとアファレアイツの滝です。モーレア島のどの渓谷にもハイキングコースがありますので、宿泊施設にアドバイスを求めてみるといいでしょう。十分なミネラルウォーターと、日焼け止めクリームと、帽子は必ず持っていきましょう。
タヒチの島々をクルージング
クルーズ船に乗って、フランス領ポリネシアの青くて暖かい海に浮かぶ島々へ行ってみましょう。ボラボラ島やモーレア島といった有名な島々だけでなく、人が少ないながらも魅力的な島も訪れてみてください。毎朝、違うパラダイスアイランドで目覚め、毎日が思い出に残る体験になります。 アイランドホッピングするクルーズは、タヒチの島々を巡るすばらしい手段です。ターコイズに染まるラグーンに入り、砂浜に上がって考古学的、地理的神秘を発見しましょう。地元の人々がさまざまなツアーや海のアクティビティを企画しています。夜になったらイカリを下ろし、また次なるパラダイスアイランドに向けて出航します。タヒチ島のクルーズ会社で、パペーテ発のクルーズツアーを選ぶことができます。アラヌイ号とポール・ゴーギャン号は、フランス領ポリネシアの領海内を運航する2大クルーズ船です。アラヌイ号は神秘的なマルケサス諸島を運航する貨物フェリーで、乗客と船荷を「人間の大地」と称されるマルケサス諸島へ送り届けます。離島での生活を垣間見れる、またとはない機会です。ポール・ゴーギャン号は、ソシエテ諸島を7泊、マラケサス諸島とツアモツ諸島などを14泊かけて巡る豪華客船です。 ユニークで本格的なクルーズ アラヌイ号に乗船したら、遠く離れた手つかずの自然を行く冒険の始まりです。この貨物フェリーは、「人間の大地」として知られるマルケサス諸島の、最も遠く離れた島々を巡ります。この船は島民と外の世界を繋ぐ生命線の役割を果たしており、さまざまな商品を運搬しています。船の雰囲気は温かくフレンドリーで、船員のほとんどがマルケサス人です。甲板からのパノラマ景色は、マルケサス諸島を初めて目にする人にとっては、実に感動的なものになるでしょう。 Comfortable rooms © Tahiti Tourisme Cruise aboard the Paul Gauguin © Tahiti Tourisme Share a unique moment © Tahiti Tourisme ポール・ゴーギャン号は、Ponant(ポナント)クルーズカンパニーが所有するクルーズ船です。フランス領ポリネシア領海内を運航するために特別に造られた船で、多くの大型クルーズ船が入れない浅瀬のラグーンにアクセスすることができます。とても豪華な内装で、主にポリネシア人の船員がそれに匹敵するファーストクラス級のサービスを提供しています。ポール・ゴーギャン号の客室はスイートルームを含む165室あり、アラヌイ号は103室あります。また最近では、タヒチの島々の航海に、ウィンドスター、オセアニア・クルーズ、バラエティ・クルーズといったクルーズ会社も仲間入りしました。すべてのクルーズ船がパペーテから出発しています。 フランス領ポリネシアの海上で過ごすバケーション フランス領ポリネシアは、やはりクルーズ船、ヨット、カタマラン(双胴船)で移動するのが最適です。約2000年前の古代ポリネシア人は、まさに船を使って島から島へと渡り、島々を巡っていたのですから。 Cruise aboard the Paul Gauguin © Tahiti Tourisme クルーズ以外にも、タヒチの島々の美しい海を楽しむ方法は他にもたくさんあります。船のオプショナルツアーでモトゥを訪れたり、伝統的なアウトリガーカヌーに乗ったり、小型カタマランやヨットをレンタルしたり、カヤックやパドルボードでラグーンを巡ったりしてみましょう。もちろん、シュノーケリングで楽しむことだってできます。
タヒチ島の動植物
タヒチの島々が美しい楽園とされる理由の1つが、動植物の多様性です。5つの諸島はいずれも、陸、海を問わず自然の宝庫です。滞在中には自然遺産の恵みを感じることができるでしょう。 タヒチの島々は暖かい海に生息するサンゴや熱帯魚など、さまざまな海洋生物で知られる場所であり、その観賞を目当てに訪れる人も多くいます。タヒチの島々の緑豊かな森林や渓谷には、実にさまざまな植物、花、鳥、昆虫が生息しています。タヒチ語でpae ore(パエオレ)と呼ばれるタコノキなど、伝統的な工芸品に使われる木や、滞在中に味わってほしい、おいしいトロピカルフルーツがなる木もあります。バニラアイランド、モノイ・ロード、バードアイランドなど、フランス領ポリネシアの人々は、自然界の重要性を地名に反映させています。スキューバダイビングやシュノーケリングで、タヒチの海に生息するたくさんの熱帯魚やサンゴ、その他の海洋生物に出会うことができるでしょう。この独自の自然環境の保護、保全は日々の課題であり、多くの団体が取り組んでいます。モーレア島のテ・ファレ・ナチュラ・エコミュージアムを訪れると、フランス領ポリネシア独自の生物多様性について知識を深めることができます。 タヒチの島々の植物 タヒチの島々に生育する、主な植物の種類をご紹介します。砂浜では、タヒチ語で 'aito(アイト)と呼ばれるアイアンウッドを目にするでしょう。フランス領ポリネシアの真のシンボルであるバニラは、特にソシエテ諸島のタハア島に生育していますが、他の多くの島にもバニラ畑があります。タヒチ語で'uru(ウル)と呼ばれるパンノキは、ポリネシア料理の基本的な材料の1つで、西洋料理にとってのパンに相当するものです。ティアレ・タヒチは小さな白い花で香りがよく、タヒチの島々の象徴です。観光客が到着した際に渡されるレイには、この花が使われています。また、有名なモノイオイルの香りにも使われています。ティアレ・アペタヒはあまり知られていませんが非常に貴重な花で、ライアテア島のテメハニ山頂上にしか咲きません。かつてポリネシア人は植物を薬として使っていました。医学が発達した現代でも、伝統的な治療であるra'au tahiti(ラアアウ・タヒチ)は、広く一般的に用いられています。 The black gold of The Islands of Tahiti, Tahitian vanilla ©Tahiti Tourisme Tahiti's emblem, the tiara ©Grégoire Le Bacon Coco from The Islands of Tahiti ©Tahiti Tourisme ココナッツはフランス領ポリネシアでも多くの料理に使われる。果汁を飲んだり、果肉を食べたりするだけでなく、ミルクを作ったり、いろいろな料理に使ったりする。実際、ポリネシア人の日常生活(家、家具、アクセサリーなど)にはココヤシ全体が使われている。パイナップル畑で最も有名な島はモーレア島だ。クイーン・タヒチ」という品種のパイナップルが栽培されている。昔、ポリネシア人は植物で治療をしていた。現在も「ラーオ・タヒチ」と呼ばれる伝統医療は広がり続けている。 フランス領ポリネシアの動物 vini'ura(ヴィニウラ)と呼ばれるムスメインコは、フランス領ポリネシア固有のオウムで、オーストラル諸島のリマタラ島にしか生息していません。島民たちは、この美しくももろい小鳥を保護することを目的とした団体を作っています。 A rich marine fauna ©Frédérique Legrand フランス領ポリネシアの海には、クジラ、サメ、マグロ、ウミガメ、イルカ、エイ、カニ、数多くの熱帯魚など、多種多様な海洋生物が生息しています。海やラグーンの生物多様性を守るために、高く評価を受けている古代からの習慣であるrahui(ラフイ)が行われています。この措置は、一定期間、一定の種類の海洋生物に対する漁業を禁じることで、その種を繁殖、繁栄させるものです。フランス領ポリネシア固有の生態系を保護、保全することは、持続可能なパラダイスアイランドにするうえで不可欠です。
環境に配慮したホテル
タヒチの島々では、環境保護が日常的な関心事となっています。ツーリズム業界は、フランス領ポリネシアの自然生態系の尊重を重視していますが、あなたも環境に配慮した宿を選ぶことで、環境保護に貢献することができます。 タヒチの島々でのバケーションを予約する際、最も気になるのは、ラグーンや白い砂浜を見渡せる水辺のホテルでしょう。しかし最近では、自然環境を尊重するエコフレンドリーな宿泊施設に泊まりたいという観光客が増えてきています。現在、多くのホテルやタヒチアン・ゲストハウスが、フランス領ポリネシアの豊かな自然遺産を守る持続可能なツーリズムの開発に取り組んでいます。地元住民はマスツーリズムの弊害から島々を守りたいと考えており、こうした取り組みを全面的に支持しています。自然環境を尊重することはポリネシア文化にとって重要なことであり、環境に配慮した宿泊施設を選ぶことで、あなたもその一助となることができます。ここでは、おすすめの宿泊施設をいくつかご紹介します。 タヒチ島、ボラボラ島、タハア島のエコフレンドリーなホテル テ・モアナ・デ・タヒチ・リゾートは、持続可能な取り組みを通じて環境に配慮した経営を行なっています。インターコンチネンタル・タヒチ・リゾート&スパは、海洋生物の保護区としてファレ保護区を創出しており、モーレア島のマナバ・ビーチ・リゾート&スパは、トアヌイ協会と共同で、ホテル近くにあるサンゴ礁の保全するプログラムに取り組んでいます。これらの素晴らしいホテルは、このような取り組みを通じて、フランス領ポリネシアのデリケートで特異な生態系を保護するよう努めています。 Snorkeling in Taha_a © Grégoire Le Bacon Te Moana Resort © Manava Suite Resort Tahiti - ® M Colombini Conrad Bora Bora Nui Spa © Conrad Bora Bora Nui ボラボラ島で環境に配慮したバケーションを実現するには、宿泊施設選びが重要なポイントになります。ボラボラ・パール・リゾートとタハア・パール・リゾートは、タヒチの島々の生物多様性や海洋生態系の保護に取り組むため、バイオロック・サンゴ礁保護プログラムに参加しています。ホテル内にあるコーラル・ガーデンの多くは、サンゴの保護のための苗床でもあります。ボラボラ島では、コンラッド・ボラボラ・ヌイがラグーンのマンタ保護に取り組んでおり、マイタイ・ポリネシアは持続可能なツーリズムの開発を積極的に奨励しています。フォーシーズンズ・リゾートでは、従業員の研修プログラムで環境への配慮に関する教育を行なっています。また、大規模なソーラーパネルシステムで消費電力を減らす取り組みにも注力しています。 その他のエコフレンドリーなホテル タヒチ島の北にあるテティアロア島の豪華ホテル、ザ・ブランドは、フランス領ポリネシアにおける持続可能なツーリズムのリーダー的存在です。持続可能な素材を使用して建てられた最初のホテルであり、エネルギー効率と水資源の管理に関する革新的な対策を採用し続けています。ザ・ブランドは、フランス領ポリネシアでの持続可能なツーリズムの発展に向けて、誇りを持って取り組んでいます。 Hotel The brando in Tetiaroa © Jeremy Austiin ライアテア島のプライベート・アイランドであるモツ・ナオナオ島には、ソーラーパネルの広範な設置や責任ある廃棄物処理などを通じて、サービスの持続可能性の向上に努めているホテルがあります。このホテルはウミガメの監視と保護をする活動も行なっています。環境を守ることは、私たち一人ひとりの責任です。タヒチの島々の滞在中には、ぜひできることを実践してみてください。
タヒチの島々のサステナビリティとエコツーリズム
タヒチの島々は、島の楽園として広く知られており、島民は旅行客を温かな歓迎で迎え入れています。固有の自然環境とポリネシア島民の伝統文化を守るため、持続可能なツーリズムの発展が不可欠となっています。 タヒチの島々は、有名なティアレ・タヒチの花、タヒチ産バニラ、美しいターコイズ色のラグーン、島々の緑豊かな植物、多様で豊かな海洋生物など、たくさんのかけがえのない物によってできている場所ですが、守ろうとしなければ、これらはいつか失われてしまうかもしれません。フランス領ポリネシアは、あらゆる旅行客にとって魅力的な旅行先であり、ハネムーンで訪れる人、ダイビング愛好家、ハイキング愛好家、日光浴を楽しみたい人などが、さまざまな目的でタヒチを訪れます。このようなビジターが、他にはない各諸島の美しい自然をこれからも楽しめるよう、多くの取り組みが進行中です。普段とは違った旅行の楽しみ方をすることで、あなたもこの取り組みに参加できます。観光マーケットの多くの分野でエコツーリズムへの取り組みが行なわれていますが、特にホテル業界でその動きが顕著になっています。観光アクティビティ(ラグーンでのシュノーケリング、モトゥの訪問など)の選択を通じて、あなたも環境保全に貢献することができるのです。フランス領ポリネシアには、持続可能なツーリズムを推進し、島民や旅行客にその重要性を伝える活動を行なう団体もあります。 タヒチの島々での持続可能な取り組みとエコツーリズム 環境保護は現代的な概念だと思われるかもしれませんが、タヒチの島々では何千年も前から人々は環境と調和した生活を送ってきました。これは「マナ」と呼ばれるものの一部であり、陸地と海のすべての生命をつなぐ霊的な力です。自然資源の保全と保存は、常にポリネシアの生活様式の一部であり続けました。その一例が、ラフイという習慣です。これは、一時的に禁漁にし、海洋資源の保護と再生を図るためのものです。土壌に養分を補給させるための休耕地の指定なども、その一つです。環境を守るためのこうした持続可能な取り組みは、今や世界中で必要なものとして受け入れられています。 Cycling in Tikehau © Tahiti Tourisme A population linked to nature © Grégoire Le Bacon A marine protected area in the Marquesas Islands © Grégoire Le Bacon タヒチの島々の海に生息するさまざまな希少種を観察しようと世界中から旅行客がやって来ます。ダイビングとシュノーケリングは、ファカラバ島がユネスコの生物圏保護区として指定されているツアモツ諸島や、現在ユネスコの指定を受けている最中のマルケサス諸島で人気のあるアクティビティとなっています。1996年以来、生物多様性を保護するために厳しい漁業政策が取られており、糸釣り以外は禁止されています。また、一部の島では、観光客の数を制限する措置が取られています。このような対策を行なうことで、自然の海洋遺産は保護され、旅行客へ本物の体験を提供することができるのです。フランス領ポリネシアに滞在中は、環境問題について島民にアドバイスを求め、自然資源の保護に努めるようにしましょう。 フランス領ポリネシアでの持続可能な旅行 観光産業が始まった頃、タヒチの島々はさまざまな悪影響に苦しむこととなりました。外来種が島に持ち込まれ、生態系と島民の生活が危険にさらされたのです。持続可能な旅行を楽しむことで、フランス領ポリネシアの調和のとれた生態系と特定の種の発展にとても良い影響を与えられる可能性があります。すべての島に、持続可能なツーリズムを推進する専門家がおり、ホテル、レストラン、観光案内所などでも出会うことができるでしょう。 Te Fare Natura Museum, Moorea © Grégoire Le Bacon モーレア島のテ・ファレ・ナチュラ・エコミュージアムを訪れ、タヒチの島々の生物多様性について学びましょう。ボラボラ島とモーレア島では、コーラル・ガーデナーズ協会を通じてサンゴを養子にし、サンゴ礁の保護活動に参加することができます。また、モーレア島には、ウミガメの保護を専門としているテ・マナ・オ・テ・モアナセンターがありますので、訪れてみましょう。エコフレンドリーな旅行を実現するために次のようなことを実践しましょう。
「トラック」で巡るタヒチ島ツアー
フランス領ポリネシアのメインアイランドであるタヒチ島を巡るには、少なくとも1日は必要です。最もタヒチらしさを体験できるのは、伝統的なタヒチアンバスの「トラック」に乗って巡る方法でしょう。トラックで島を巡る楽しいツアー、Tere Fa'a'ati(テレ・ファアアティ)は、毎年1月に行われています。 タヒチ島はフランス領ポリネシアで最大で最も人口の多い島で、首都パペーテがあります。もともとは火山島だったために高地になっていて(低地の島や環礁はサンゴから作られています)、高い山々がたくさんあり、標高2,241mのオロヘナ山が最も高い山です。緑の茂る丘陵、渓谷、川や滝のあるタヒチ島は、ハイキングが好きな人には最高の旅先です。タヒチ島はタヒチの島々の文化の中心地であり、伝統的なダンスと音楽のお祭りであるヘイバ・イ・タヒチや、伝統的なスポーツ競技ツアロ・マオヒが開催される場所でもあります。プナアウイアにあるMusée de Tahiti et des Îles(タヒチ博物館)では、フランス領ポリネシアの歴史と文化について知ることができます。タヒチ島には黒砂、白砂ビーチがあり、タヒチの島々随一のサーフィンスポットになっています。白砂ビーチはタヒチ島の西海岸にあってラグーンに守られており、東海岸のビーチは岩がちの山地で黒い火山砂になっています。 トラックでタヒチ島を巡ろう Tere Fa'a'ati(テレ・ファアアティ)は、伝統的なタヒチアンバスの「トラック」で島巡りをするツアーで、ここ数年は毎年1月に開催されています。ツアーでは、本島のタヒチ・ヌイと半島のタヒチ・イチを巡ります。トラックはこのツアーのために花できれいに飾られ、乗客は自分のウクレレを持参し、色鮮やかでにぎやかなお祭りムードになります。行く先々で、みんなが歓声を上げ、手を振ってあいさつをしてくれます。このトラックはフランス領ポリネシアの伝統的なバスで、車内は常に陽気でとてもタヒチらしい雰囲気に包まれています。現在では、トラックのほとんどが、効率的な現代型のバスに替わってしまいました。 Trucks in Tahiti © Tahiti Tourisme Tere Fa'a'ati by truck in Tahiti © Tahiti Tourisme On board every truck, everyone's doing the bringue © Tahiti Tourisme ツアーは、乗客全員で楽しく朝食をいただいたあと、パペーテを朝7時頃に出発します。首都を出発してから最初に立ち寄るのは、東海岸にあるティアレイです。少し歩くと、伝統的なダンスショーを観覧できる滝へ到着します。次のスポットはファアオネにあるバイヒの滝で、神秘的な景色の中で新鮮なフルーツを楽しむことができます。ランチのあとはマラアの洞窟を訪れ、その後パエアへ向かい、再び伝統的なショーを鑑賞します。そしてパペーテへ戻る前に最後に立ち寄るのがヴァイライ・ビーチです。モーレア島の向こうに沈む夕日を見て、郷土料理を味わいます。 Mara'a cave © Tahiti Tourisme 首都パペーテ 滞在中はぜひパペーテを訪れてみましょう。「水のかご」を意味する首都パペーテは、活気に満ちた街で歓迎ムードが漂い、見どころもたくさんあります。 Gardens of the Assembly of French Polynesia © Assembly of…
モーレア島の旅でのおすすめスポット
タヒチ島から飛行機でわずか10分の場所にあるモーレア島は、フランス領ポリネシアで最も魅力のある島の一つとされ、 その景色は息をのむほどに美しいことで知られています。島内で訪れるべき場所はたくさんありますが、ここでは最高のビーチ、海水浴場、ハイキングコース、絶景ポイント、文化遺産を厳選してご紹介します。 1日目:パート1 初日の朝は、空港近くのテマエ・ビーチのすぐ北にあるトアテアのベルベデーレ展望台へ。タヒチ島を望む最高の眺めを楽しんだ後は、白い砂浜までドライブして、ターコイズブルーのラグーンでひと泳ぎ。海水浴の後は、ビーチから数キロのところにあるモーレア・グリーン・パール・ゴルフコースでゴルフを楽しみましょう。 Plage de Temae Moorea ©_Tahiti Fly Shoot Panorama from the Toatea viewpoint © Sofitel MOOREA Ia Ora Beach Resort 1日目:パート2 クック湾にある、ラグーンと山々を見渡せるレストランで昼食。昼食後、ロツイ・フルーツジュース工場を訪問・見学。パイナップルジュースを試飲した後は、タアヒアマヌ・ビーチに移動し、美しいサンセットの瞬間までのんびり過ごしましょう。 View of Cook Bay © Stéphane Mailion Photography Côté montagne ©_Grégoire Le Bacon Garnished table © David Kirkland 2日目:パート1 フランス領ポリネシアの生物多様性の豊かさに出会えるオプノフ渓谷とファレ・ナチュラ・エコミュージアムを訪問。その後、ベルベデーレ展望台へ。途中マラエに立ち寄り、マオヒ文化について学びましょう。 Visit the Moorea Ecomuseum ©_Grégoire Le Bacon Aerial view of…
パドルボード
幅広のロングサーフボードに、長いパドル。さあ、出発!タヒチの島々のラグーンをパドルボードで探検してみませんか。バランスを取れるようになるまで少し時間がかかるかもしれませんが、実はそれほど難しくありません。基本的に、パドルボードは落ちないように立ち上がることさえできれば、パドルボードに乗れるはずです! スタンドアップパドルとしても知られるパドルボードは、1950年代にハワイで考案されました。その名のとおり、大きなサーフボードの上に立ってパドルを漕ぐというものです。もともとこのスポーツは、パドルボードで要救助者を岸まで牽引していたライフガードによって考案されました。パドルボードは、2000年代初めに人気を集め、ラグーン周辺でのレジャーパドリング用、レース用、サーフィン用などの多種多様なボードが開発されました。タヒチの島々は素晴らしいラグーンとサーフィンに最適な波があり、パドルボードを楽しむのに理想的な場所だといえるでしょう。パドルボードを試したことがない方は、簡単なレッスンを受けてみると、人気の理由がすぐにわかるはずです。 ゆったり楽しんだり、スポーツをしたり パドルボードはタヒチの島々でとても人気があり、ホテルにもボードとパドルが用意されているはずです。とても簡単なので、初めてでもすぐにコツをつかめます。出発前に、帽子と環境に優しい日焼け止めクリームを用意しておきましょう。パドルボードは全身の筋肉、特に腹筋と上腕三頭筋のエクササイズに適しており、パドルボードの上に浮かんでヨガレッスンを受けることも可能です。 Paddle on a Raiatea river ©Tahiti Tourisme Initiation to paddle in The Islands of Tahiti ©Tahiti Tourisme Sunset paddle ©Myles McGuinness パドルボードをもっとスリリングに楽しみたいのなら、パドルボードを使った伝統的なサーフィンに挑戦してみると良いでしょう。波のブレイクポイントまで漕ぎ、そこから適切なタイミングでちょうど良い波に乗ります。サーフィンの最大の難関はボードの上に立つことですが、パドルボードの場合はすでに立っているという利点があります。重要になるのは、パドルを使って加速し、そして波の上でボードを操る技術です。パドルボードでサーフィンをするなら、タヒチ島のパペーテの東側にあるビーチがおすすめです。 その他の海のアクティビティ タヒチの島々は、あらゆるマリンスポーツを楽しむのに最適な場所です。パドルボード、サーフィン、カイトサーフィン、ウィンドサーフィン、フォイルサーフィン、パラセーリングなどを美しい海で楽しみましょう! Paddleboarding in Bora Bora ©Charlotte PIHO ボラボラ島、モーレア島、ライアテア島、フアヒネ島など、フランス領ポリネシアののどかな島々では、さまざまな海のアクティビティにトライできます。まったくの初心者でも心配はいりません。一流選手も、最初は初心者だったのです。海に出て、世界で最も美しいラグーンを満喫しましょう。
ポリネシアンカヌー「ヴァア」に乗ってみよう
ポリネシア文化に欠かせないアウトリガーカヌー。タヒチの人たちが、いつでも喜んで観光客に乗り方を教えてくれます。少々、失敗しても心配無用です。すぐにコツをつかめるようになります。 カヌーのことをタヒチ語で「ヴァア(va'a)」と言います。アウトリガー(アマ(ama))と呼ばれる船体の横に張り出した1本の浮きを支える2本の支柱(イアト(iato))が付いており、細長く、先が尖った形で、ラグーン内や外洋の航海に適した構造になっています。漁業に使われるヴァアは、レースで使われるヴァアよりも船体の幅が広くなっています。アウトリガーカヌーには2本のアマが付いていますが、伝統的なポリネシアの船は、双胴船にヒントを得て2つのヴァアをアマで繋げた双胴カヌーで太平洋を渡っていました。誰でもヴァアのレッスンを受けることができます。地元の漕手と競争できるほど上達するのは難しいですが、すぐに乗り方のコツをつかめるようになるはずです。また、ヴァアのレッスンでは、昔のポリネシア人が使っていた伝統航海術「トルヘ(trhe)」も学ぶことができます。 スピード重視の構造 1日の終わりに近づくと、たくさんのタヒチの若者たちが6人乗りのアウトリガーカヌー「V6」で海へと漕ぎ出し、ヴァアの国際大会に向けてトレーニングをしている様子が見られるでしょう。1人用カヌー「ヴヘイ(Vhey)」でラグーンを横切る人たちもいます。さまざまな種類のヴァアが、レース、釣り、モトゥへのピクニック、さらには水上バンガローに朝食を運ぶ手段として使われています。 Va'a, a traditional sport ©Tahiti Tourisme Va'a ride in the Marquesas ©Karl Shakur Va'a session at sunset © Hélène Havard ヴァアは単なる交通手段というだけでなく、フランス領ポリネシアとポリネシアン・トライアングルの島民たちの国民的スポーツでもあります。ポリネシア文化で重要なヴァアをヴァア大会で見ることができます。特に、ハワイキヌイ・ヴァアは世界的に有名です!この伝説的なアウトリガーカヌーレースはリーワード諸島で開催され、フアヒネ島からライアテア島とタハア島を経由してボラボラ島までの大海原を渡ります。3日間にわたり125kmのコースをひたすら漕いで、壮大なマティラ・ビーチを目指します。レースが開催される週は、驚くほど美しいソシエテ諸島がポリネシア文化とアスリートの勇姿で活気にあふれます。 スリル満点のヴァア ポリネシアン・アウトリガーカヌーは、タヒチの島々を訪れたらどこのラグーンでも必見です。一度、乗り方をマスターしたら、最高の経験になります。ヴァアは、かつて木の幹をくりぬいて作られていましたが、今は超軽量のファイバーグラス製で格段に速く、操縦しやすくなっています。パスでやってくる波に乗ろうとする1人用ヴァア「V1」や6人乗りの「V6」を観察することで、ヴァアを漕ぐスリルやスキルのヒントになります。 Discover Moorea by va'a ©Hélène Havard
モアナの世界を体験
ディズニーのアニメーション映画『モアナと伝説の海』(原題『Moana』、フランス語版は『Vaiana(ヴァイアナ)』)は、タヒチの島々からインスピレーションを得ています。ディズニーのクリエイティブチームがモーレア島、タヒチ島、フアヒネ島を訪れ、テ・フィティというキャラクターが誕生しました。ガイドと一緒に『モアナと伝説の海』の足跡をたどってみましょう。 ロマンチックなディズニーのアニメーション映画『モアナと伝説の海』は、タヒチの島々の美しい風景を元にして作られました。このヒット映画の製作過程において、タヒチの島々の文化、伝説、島民たちがヒントになっています。モトゥヌイ島の緑豊かな山々や白砂ビーチはモーレア島とフアヒネ島を組み合わせたもので、ポリネシアの伝説がストーリーのベースになっています。青く美しい太平洋に向かってヒットソング「どこまでも~How Far I’ll Go~」を歌ったモアナの足跡をたどりたいという人のために観光ガイドをご用意しています。 『モアナと伝説の海』のアクティビティ 映画の冒頭でモアナが友人たちと踊っている伝統的なポリネシアンダンス「オリ・タヒチ」を、Tamariki Poerani(タマリキ・ポエラニ)、Hei tahiti(ヘイ・タヒチ)、Tahiti Ora(タヒチ・オラ)などのダンススクールで習うことができます。モアナの島の中心部に住む島民たちは伝統的なポリネシアスタイルの生活をしています。ツアーを行っているArioi Experience(アリオイ・エクスペリエンス)でバスケットを編むタパ作りや音楽体験など、クラフトワークショップや異文化アクティビティに参加して、ポリネシア文化の伝統に浸ってみましょう。 Introduction to dance © Christophe Molinier Braiding initiation © Grégoire Le Bacon Introduction to sailing © Tahiti Tourisme モアナとマウイのように海原を航行してみたいなら、ヴァアカヌーのレッスンを受けることができます。タヒチの人たちは島々の行き来や漁業、スポーツにアウトリガーカヌーを使っていました。Moana Explorer de Teiva Véronique(モアナ・エクスプローラー・ドゥ・テイヴァ・ヴェロニク)で、星を使った古代の航海術を学んでみましょう。この学校は4校あり、モトゥ・アルエ(タヒチ島)、マリナ・オプホヌ(モーレア島)、パレア(フアヒネ島)、ティプ(タハア島)で学べます。 『モアナと伝説の海』のタヒチ文化 『モアナと伝説の海』に登場したもう1人の主人公がマウイです。パワフルな半神半人のマウイは、彼自身の歴史を表したタトゥーをたくさん体に刻んでいます。タトゥーはタヒチの島々で現在も受け継がれている伝統で、多くの観光客が本場のタヒチアンタトゥーを入れるためにタヒチの島々を訪れています。 The sailing pirogue or va'a taie © Tahiti Tourisme 『モアナと伝説の海』に登場する文化や伝統にもっと触れたいなら、Musée de Tahiti et des Îles(タヒチ島博物館)を訪れてみるのもいいでしょう。オセアニア中から集められた展示物は、映画のストーリーとなったテ・フィティ伝説のヒントになったポリネシアの万物創造の言い伝えを知ることができます。モアナのようにマンタと踊りたいなら、マウピティ島の美しいラグーンを訪れてみましょう。
パレオの着用
タヒチの島々での暮らしを象徴する衣服、パレオ。長いものや短いもの、ドレスやスカート、女性も男性も、パレオは最も多様な衣服なのです。 民族衣装とも呼べるパレオ(タヒチ語でパレウ)は、タヒチの島々を象徴する存在です。単なる布切れではなく、パレオは芸術品であり、ポリネシア文化の重要な要素となっています。着こなし方は実にさまざまですが、ここではいくつかをご紹介します。 伝統として着るパレオ ポール・ゴーギャンをはじめとする画家は、パレオを描くことで絵画に鮮やかな色彩を添えています。ポリネシア文化に欠かせないパレオですが、タヒチの島々のヴァヒネ(女性)たちがビーチや市場、仕事に行く時などにも着る代表的な衣服です。ツアロ・マオヒやヘイバ・イ・タヒチなどの重要な文化イベントやダンスイベントでは男女ともに着用します。また、フランス領ポリネシアの暦では、皆でパレオを着る「パレオ・デー」があります。 Pair pareo day © Tumata Vairaaroa Heiva i Tahiti dancer © Dimitri Nguyen Verdenet Tuaro Maohi in Tahiti © Teriitua Maoni パレオはもともとタパという木の樹皮を叩いた布で作られていましたが、現在はコットンかシルクを使用したものが主流となっており、衣服としてだけでなく、ビーチタオル、薄手の毛布、肘掛け椅子やテーブルのカバーとしても使用されています。シダやウル(パンノキ)の葉などの色彩豊かな植物のデザインは、かつては黒のインクで手描きされていました。今日では、さまざまな色彩であらゆる種類のデザインがあり、ファッションショップからスーパーマーケットまで、タヒチの島々のどこでも入手できるようになりました。パレオは、ヴァヒネ(女性)たちの優雅さと美しさを象徴する存在となっています。 タヒチ観光局では、タヒチ文化の祭典として毎年「パレオ・デー」を開催しており、この日は男女ともにパレオを着ることが奨励されています。 さまざまな着こなしスタイル 胸元でしっかり結んだり、片方の肩に掛けたりして優雅なドレスに。二つ折りにして腰に2周巻き、結び目で留めてエレガントなショートスカートに。無地のものやデザイン入りのものがあり、ビーチでも街中でも着用でき、少し肌寒いときのショールや暑いときの巻きスカートとしても使えるため、パレオは多用途な衣服の中で、特に優れています。 Demonstration of tying a paroe on a beach at Rangiroa © Hélène Havard パレオは、ヴァヒネ(女性)だけでなく、男性も着用します。家庭で着るケースが多いですが、文化的なイベントやスポーツイベントで、衣装の一部としても活躍します。男性たちは結び目を気にすることはせず、パレオを体に巻きつけ、何回か折って固定します。
カクテル&モクテル
ビーチで泳ぎ、山をハイキングした1日の終わりには、エキゾチックなタヒチアンカクテルで喉を潤すのが一番です。最も有名なポリネシアのカクテルといえばマイタイやピミャコラーダですが、アルコール、ノンアルコールを問わず、他にもたくさんあります。日焼けしたあなたに会いに来る友達とおウチでも楽しめるカクテルを紹介しましょう! バニラは、どんなカクテルやノンアルコールのモクテルに入れても大丈夫です。バニラの香りと万能なスパイスがドリンクを瞬時に甘いトロピカルな味にしてくれます。ココナツやマンゴーを入れると、「南太平洋」らしさがアップしますよ。 フランス領ポリネシアのカクテル バラエティ豊かなエキゾチックなトロピカルフルーツと伝統的なラムで作るカクテルが、タヒチの島々で人気があるのも納得です。マンゴー、オレンジ、キウィ、ライチ、バナナなど豊富な種類のフルーツは、そのままでもラムやウォッカ、リキュールなどで割ってもよし。ターコイズ色のラグーンに沈む夕日を眺めながら飲む一杯にピッタリ。 A moment with friends at the Bar © Overpeek Studio Happy Hour in Tahiti © Overpeek Studio A couple's cocktail in Bora Bora © Hélène Havard 伝統的なタヒチアンカクテル タヒチの島々で過ごすなら、おいしいタヒチアンカクテルを遠慮せず飲んでみましょう。特に人気のあるカクテルを紹介します。 Happy Hour © Overpeek Studio - マイタイは、タヒチアンパンチとしても知られるキング・オブ・カクテル。ラム、オレンジジュース、ライムジュース、オルジェーシロップ、グレナディン(ザクロ)シロップをミックスしたおいしいカクテルです。スライスしたオレンジとパラソルを載せると、飲むスピードをセーブしてくれます! - ピニャコラーダは、世界中のホテルのバーにある代表的なカクテル。ラム、パイナップルジュース、ココナツクリームが入っており、タヒチの島々をグラスに閉じ込めたようなドリンクです! - ノニジュースはノンアルコールのモクテル。抗酸化フルーツであるノニをライムジュースとハチミツで混ぜたドリンクで、しっかりとエネルギーもチャージしてくれます。 - ブルーラグーンは、タヒチの島々の海の色を彷彿させるカクテル。ウォッカ、ブルーキュラソー、レモネードを混ぜたものにスライスレモンを添えたドリンクで、島らしさが感じられます。
タヒチ島に関する興味深い事実
タヒチ島はフランス領ポリネシアで最も大きく、最もよく知られた島です。タヒチの島々はヨーロッパ全土とほぼ同じ面積を持ち、ソシエテ諸島、ガンビエ諸島、マルケサス諸島、ツアモツ諸島、オーストラル諸島の5つの諸島からなります。 タヒチの島々はどこからも遠い場所にあります。カリフォルニアから飛行機で8時間、ロンドンからは20時間。公用語はフランス語とタヒチ語ですが、観光地やホテルでは英語が話されるのが一般的です。フランス領ポリネシアといえば、白い砂浜と透き通ったターコイズ色のラグーンに囲まれた南洋の楽園というイメージを思い描くかもしれません。…実は、まったくその通りです。ですが、それだけではありません。タヒチの島々には雄大な山々、死火山、豊かな熱帯雨林、ファカラバ島のユネスコ生物圏保護区、ライアテア島の世界遺産、繁栄を続ける先祖代々の文化があり、あたたかく歓迎してくれることで有名な島民たちがいます。フランス領ポリネシアの5つの諸島には118の島が広がっており、滞在中にはできるだけ多くの島を訪れてみてください。 島々、モトゥ、上空からの景色 タヒチの島々で最も人気のある楽しい体験の一つに、モトゥへの訪問があります。モトゥとはタヒチ語で、大きな島のラグーン内にある小さな島を意味する言葉です。ボラボラ島には、サンゴ礁の周りに30近いモトゥが点在しており、中には端から端まで歩いても2-3分しかかからないような小さなものも。モトゥは、ココヤシの木で覆われていることが多く、浅瀬には美しい色とりどりのサンゴと熱帯魚が生息しており、シュノーケリングや水泳を楽しむのにぴったりな場所です。モトゥへの1日ツアーに参加すれば、ビーチでピクニックランチを楽しめます。 Motu at Rangiroa © Michael Runkel Enjoy a breathtaking view of our islands from aboard a helicopter © Grégoire Le Bacon MOOREA Nui Helicopters Sunset from a helicopter © Grégoire Le Bacon タヒチ島からフランス領ポリネシアの5つの諸島の主要な島々へは、国内線が運航しています。フライト中に窓の外を見てみると、青い太平洋の真ん中に浮かぶ孤島の周りにターコイズ色のラグーンが広がっているのが見えるでしょう。ボラボラ島、モーレア島、そしてツアモツ諸島の環礁は、空から見ると特に壮大で、Instagramに素晴らしい写真をアップしたくなります。ヘリコプターに乗ったり、飛行機をチャーターしたりして、写真を撮ることもできます! 気候と文化 ヨーロッパとほぼ同じ広さの面積を持つため、一つの諸島ともう一つの諸島で気候がわずかに変わるのは不思議なことではありません。ですが、平均気温は25度から30度であり、ほとんどの島が常夏です。乾季は5月から10月で、11月から4月は湿度が高くなります。 Meet the locals and discover Polynesian culture © Grégoire Le Bacon タヒチの島々を訪れている間、フランス領ポリネシアの豊かで活気ある文化に出会うことができるでしょう。伝統工芸、伝統料理、タトゥー、ダンスを体験すれば、より本格的で楽しい旅になること間違いなしです。
楽園の香り漂うタヒチ産バニラ
バニラといえば、子供の頃食べたアイスクリームやバースデーケーキを思い出す人もいるのではないでしょうか。バニラは、独特で特別な味わいと、目を閉じて深呼吸したくなるような芳醇な香りが特徴のスパイス。タヒチの島々で栽培されるバニラは品質が非常に高く、世界各地の最高級レストランで一流シェフが使用しています。 タヒチの人々は、甘い料理にも塩気のある料理にもバニラを使用し、特別な風味を加えます。バニラは料理の美味しさのアクセントとなるだけでなく、他のスパイスにはない食欲をそそる独特な香りを持っています。農園を訪れ、バニラ・ビーンズを栽培する繊細で長い工程を学べば、バニラ・ビーンズがサフランに次いで世界で2番目に高価なスパイスである理由がわかるでしょう。タヒチ産バニラ(バニラ・タヒテンシス)は、特別に選定された2種類の蘭を交配させて生まれたハイブリッド種です。バニラ栽培で最も魅力的なのは、花の「結婚」、いわゆる授粉をさせる工程で、これにより、花はやがてバニラ・ビーンズへと成長していきます。授粉の工程は、手間のかかるとても繊細な作業で、花が咲いている数時間のうちに手作業で行わなければなりません。 タヒチ産バニラの栽培 タヒチ産バニラの約80%は、ソシエテ諸島にある面積56km²の小さな島、タハア島で栽培されています。7月から9月にかけて、バニラは花をつけ、一つのバニラが毎日複数の花を咲かせます。毎朝早い時間に園内のバニラを一つずつ見て回り、手作業で新しい花を「結婚」(授粉)させていきます。授粉できなかった花は数時間で枯れ、雨が降ると授粉前でもすぐに枯れてしまいます。この手間のかかる極めて繊細な作業は、毎日速やかに行われなければなりません。バニラ・ビーンズに成長できるのは、授粉に成功した花のみだからです。 Greenhouse vanilla farm on Taha'a © Tahiti Tourisme Young green vanillas from Moorea © Tahiti Tourisme Moorea black vanilla © Tahiti Tourisme 収穫は、ビーンズが青くて熟しているタイミングで行なわれます。毎日どれが収穫できる状態にあるかを正確に把握すること自体が一つの技術でもあります。収穫後、乾燥の工程に入ります。バニラ・ビーンズを洗い、天日干しにし、熟成させていきますが、この工程には最大9か月かかることもあります。これでようやく世界各地の最高級レストランに提供される準備が整いました。バニラの風味は、ビーンズの内部の粒に含まれていますが、切れ目を入れればビーンズ全体を使用できます。100%ピュアな料理用のタヒチ産バニラエッセンスを購入することもできます。スライスしたバニラ・ビーンズを2週間ほどタヒチ産ラムに漬け込むと、甘みが出てきます。 タヒチ産バニラの購入場所 タヒチ産バニラは、タヒチ島ならパペーテ市場、タヒチの島々の至るところにある食品店で簡単に購入できますが、タハア島、ライアテア島、フアヒネ島のバニラ農園を訪れて、直接購入するのが無論一番良い方法です。 Ready-to-eat black vanilla from Moorea © Tahiti Tourisme 南洋の楽園タハア島のバニラ農園を訪れ、芳醇なバニラの栽培方法について学んでみると、食欲をそそり、目を見張るような発見がありそうです。この島の楽園は、隣のボラボラ島と同様に、透き通るようなターコイズブルーのラグーンとのどかなモトゥ(小島)で知られています。タハア島には、豪華なル・タハア・バイ・パールリゾート・ホテルとバヒネ・プライベート・アイランド・リゾート&スパもあります。
匂いに負けずファファルを試してみよう
ファファルは、タヒチの島々で非常に人気のある料理ですが、匂いがあまりにも強烈なため、旅行客が口にすることはほとんどありません。ジューシーで美味しい魚料理ですので、匂いを我慢できるようでしたら、ぜひ一度は試してみてください。 タヒチアンの間で人気のあるファファルは、生の刺身(通常はマグロ)を、地元で捕れた淡水エビの頭で発酵させた海水に漬け込んだ料理。トウガラシ、ニンニク、生姜でスパイスを効かせることが多く、好みによって漬け込む時間を調整します。完成したファファルは、非常に強い刺激臭を放ちますが、熟成したカマンベールチーズのように、匂いと味はまったくの別物です。実は、ファファルはジューシーでスパイシーな風味が特徴的。特別な食事やお祝いの席で提供されることの多い料理ですが、日曜のランチにファファルを用意する家庭も少なくありません。食通にとって、ファファルは本当に美味しい料理なのです。ミティフエ(ココナツミルクを発酵させたソース)、タロイモ、サツマイモと一緒にお召し上がりください。 ファファルの食べ方 ファファルを初めて試す際には、ホテルのレストランで提供されるマイルドなものをおすすめします。タヒチアン・ゲストハウスのホストに頼む場合でも、きっと喜んで用意してくれるでしょう。念のため、2皿目も同時に頼んでおいても良いかもしれません。 Fafaru sold at the Papeete market © Tahiti Tourisme Fafaru © Teriitua Maoni Fafaru © Teriitua Maoni 初めてファファルを試すときは、発酵度の軽いものを注文するようにしましょう。マグロで作るのが一般的ではありますが、保存が効くハウラ(メカジキ)を使用する場合も少なくありません。ラグーンで捕れた魚や淡水エビでファファルを作ることもあります。ミティフエ(ココナツミルクを発酵させたソース)、タロイモ、サツマイモ、ウル(パンノキの実)を添えてお召し上がりください。 ファファルとその他のタヒチ料理 匂いが強烈なため、ファファルは少々難易度が高いのも納得です。タヒチ料理には、ファファル以外の美味しい料理がたくさんありますのでご安心を。ポリネシア料理で最も有名なポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココは、ランチにも、ディナーにも、もちろんモーニングに食べても美味しく、香りも素晴らしいのが特徴です。 Barbecued fish by the beach in Rangiroa © Hélène Havard バナナの葉で焼いた魚、ライムとタマネギのソースで作るポワソン・クリュ、マグロのタルタルなども人気の高いポリネシア料理です。タヒチ料理はシンプルかつヘルシーで、新鮮な食材をベースにしており、南太平洋地域の食文化の良いとこ取りをした、エキゾチックなものに仕上がっています。
ツアモツ諸島の環境保護
タヒチの島々では、環境を尊重する持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)を推進しています。タヒチ島の北にある手つかずの楽園、ツアモツ諸島もその取り組みに参加しており、その独自の環境を守り持続可能な観光形態を発展させるべく活動しています。 ツアモツ諸島には、観光の影響で容易に危機にさらされる可能性のあるすばらしい固有の生態系があります。この自然の遺産を守るために数多くの取り組みが考案、実践されています。遠く離れたツアモツ諸島は、フランス領ポリネシアで最もポリネシアらしさが残り、最も知られていないことが魅力の1つです。美しいターコイズの海はマンタ、ウミガメ、熱帯魚の群れ、サメなど多様な海洋生物たちの棲み処となっており、実際にツアモツ諸島はサメの聖地で、フランス領ポリネシアは世界で最もサメの多い場所です。観光客はプロのガイドと一緒に、しっかりと安全面に配慮したうえで、このすばらしい生き物たちと一緒に泳ぐという特権が得られます。ランギロア島の Tore Tore(トレトレ)やMokarran(モカッラン)などさまざまな地元の団体が、この絶滅危惧種たちの保護と保全に取り組んでいます。地元の観光業者と密接に協力することで、サメの観察がサメに配慮したシステム化された条件下で行われています。 ツアモツ諸島のエコツーリズム タヒチの島々では、フランス領ポリネシアの豊かさを地元の人々や訪れる観光客に知ってもらうための取り組みを進めています。たとえば、ツアモツ諸島のアヘ島にあるカモコ・パールは無類の品質の真珠を作ることで、アヘ島の持続可能な発展に貢献しています。観光客は養殖場を見学して美しい真珠をつくる秘訣を学び、見学の最後にはリーズナブルな価格でパールを購入できます。 Tahitian pearls © Audrey Svoboda Kamoko Pearl pearl farm in Ahe © Kamoko Pearl The marine fauna of The Islands of Tahiti © Tahiti Tourisme ファカラバ島は、フランス領ポリネシア屈指の美しさを誇る島です。2016年に、他の6つの環礁(アラティカ島、カウエヒ島、ニアウ島、ララカ島、タイアロ島、トアウ島)と併せて、ユネスコの生物圏保護区に指定されました。ラグーンは、世界でも希少な海洋生物の生息地となっており、透明な海でダイビングやシュノーケリングをするとウミガメ、マンタ、トビエイなど、さまざまな海の生物に出会えるチャンスがあります。ファカラバ島を訪れるということは、驚くほど多様な生物が生息するツアモツ諸島の中心地を旅することなのです。 ツアモツ諸島の環境保護への取り組み タヒチの島々の固有の環境を守るためにできる取り組みは、たくさんあります。ツアモツ諸島では、水が非常に貴重な資源であることから、地元のコミュニティは水の保全を改善しようと積極的に対策を行っています。この島々で命を繋げていくためには不可欠な取り組みです。 The Tuamotus, postcard-worthy © Denis Grosmaire
ツアモツ諸島:サンゴ礁とターコイズ色のラグーン
南太平洋の中心にあるツアモツ諸島は、まさに南国の楽園。ターコイズ色のラグーン、柔らかな白やピンクの砂浜、見事なサンゴ礁が広がる、絵はがきのように美しい南洋の諸島です。水中の景色は、水上から見る景色と同じくらい幻想的です。 「手つかずの南国の楽園」という言葉がこれほどぴったりな場所は、ツアモツ諸島以外にありません。さらにいえば、この荘厳な諸島にある約80のどの島や環礁にも当てはまる表現です。しかし、ツアモツ諸島の美しさは外観だけではないことは確かです。透き通った水の中に潜り込んだとき、その光景に誰もが息をのむでしょう。この水中景観を楽しむため、世界中からダイバーが集まります。 水中の楽園 フランス領ポリネシアは世界最大のサメの聖域で、その透き通った温暖な海には20種以上のサメが生息しています。ラグーンには、人間を襲わない小ぶりのカマストガリザメが暮らしています。無害とはいえ、カマストガリザメや堂々たる体躯のマンタと一緒に泳ぐのはとてもスリリングな体験です。ヨゴレザメやシュモクザメなどの大きめのサメは、魚がたくさんいるサンゴ礁の外側やパス(ラグーンと外洋の境界)に生息しています。これらの印象的なサメは残念ながら絶滅の危機に瀕しており、ランギロア島の Tore Tore(トレトレ)やMokarran(モカッラン)などの団体が保護と保全に取り組んでいます。 Divers_Fakarava©_Alexandre-Voyer Mao_Raira-of-FAKARAVA-©-Frederique-Legrand Friendly atmosphere in Rangiroa© Bernard Beaussier ツアモツ諸島の魅力は、サメと泳ぐことだけではありません。新しいグルメを体験したいなら、ぜひ「コロリ」を試してみてください。地元名物のホタテに似た貝です。新鮮な魚やライム果汁、ココナツミルクと一緒に調理されることが多く、トロピカルな味わいが口の中に広がります。ツアモツ諸島の人々の日常に浸るなら、タヒチアン・ゲストハウスに滞在することをおすすめします。諸島にあるほとんどの島では、このタイプ以外の宿泊施設はありません。家族経営のタヒチアン・ゲストハウスでは、温かく気さくな島の人たちの暮らしぶりを間近で体験できます。 ツアモツ諸島のおすすめアクティビティ 世界で最も大きく美しいラグーンのいくつかは、ツアモツ諸島にあります。特に、ランギロア島は世界で2番目に大きな環礁の島で、フランス領ポリネシア唯一のワイナリーがあり、ラグーンに浮かぶ小さな環礁のモトゥにブドウ園があるのは、世界で唯一このすばらしい島だけです!また、ランギロア島はタヒチアン・ブラックパールも有名で、島にある真珠養殖場で直接買うことができます。 A_nice-meeting-under-FAKARAVA's-surface-©-Frederique-Legrand ツアモツ諸島の主島の一つであるファカラバ島には、ユネスコ(の)生物圏保護区があります。驚異的な数と種類の海洋生物が、島やその周辺に生息しています。ツアモツ諸島を訪れたら、ティケハウ島も外せません。たくさんの見どころのなかでも、鮮やかなピンクの砂浜があるモトゥが魅力!このモトゥには、海鳥の巨大コロニーが形成されています。
ルルツ島の洞窟探検
オーストラル諸島の中心に位置するルルツ島は、自然と冒険を愛する旅行客にとって最高の旅行先となっており、島の壮大な洞窟は、世界中の地底探検ファンを惹きつけています。ルルツ島には約30の洞窟があり、探検して回ることができます。 ルルツ島の地質学的な特徴として挙げられるのが、洞窟が点在する石灰岩の崖です。探検できるものは約30あり、ここではそのうちのいくつかをご紹介しましょう。 洞窟の島 数多くの険しい石灰岩の崖が、ルルツ島の波乱に満ちた地質的な過去を物語っています。崖には洞窟が点在し、島を訪れたフランス大統領にちなんで名づけられた「ミッテラン洞窟」など、探検できるものが多くあります。巨大な鍾乳石や石筍が見られ、洞窟の中はまるで大聖堂のよう。タヒチアン・ゲストハウスに頼めば、ガイド付きの洞窟ツアーを企画してもらえるかもしれません。洞窟にまつわるさまざまな伝説や物語をぜひ学んでみてください。 Ana-Aeo-©Gregoire-Le-Bacon Ana-Taupee-©Gregoire-Le-Bacon Ana-Aeo-©Gregoire-Le-Bacon また、アナタウペエ洞窟も訪れる価値があります。崖の中腹にあるため、訪れる際にはガイドの同伴が必須です。この洞窟は入り口が恐ろしい見た目であることから、「モンスターマウス」として知られていますが、一歩中に入れば、太平洋を見渡す素晴らしい景色が広がっています。7月から11月の繁殖期には、眼下を泳ぐクジラを見ることもできます。 洞窟からルルツ島の奥深くを探る ルルツ島には、「すすり泣く洞窟」という意味のアナエヴァ洞窟をはじめ、たくさんの洞窟があります。ここにはかつて島民が住んでいたそうです。各洞窟には、野生の人食い鬼女ヒナのような独自の伝説が残されています。ヒナの洞窟の床は手編みの敷物が敷かれていたとか。空港の近くにはトゥプマイ洞窟もあります。内部は2つの階層に分かれており、壁は貝殻で覆われ、その洞窟が10万年以上前に形成されたことを物語っています。 Meet the courageous-inhabitants-of-Rurutu-©-Gregoire-Le-Bacon もちろん、ルルツ島には洞窟以外の見どころも盛りだくさん。ダイビング愛好家やホエールウォッチャーは、「クジラの島」として知られるこの島の魅力に心躍ることでしょう。壮大なサンゴ礁では、驚くほど多様な海洋生物を観察することもできます。そうは言っても、ルルツ島の最も素晴らしい財産は、温かい心を持った島民なのかもしれません。地元の人に出会ったら、ぜひ島のことを尋ねてみてください。きっと喜んで文化や伝統について語ってくれることでしょう。
マウピティ島でのバケーションを楽しむヒントとアドバイス
フランス領ポリネシアにある楽園の島々でのバカンスを夢見ているなら、ボラボラ島の姉妹島マウピティ島がぴったりです。 素晴らしい景色、のんびりとした南洋の島の雰囲気、そして夢のようなラグーンでマンタと泳げるチャンスも。出発に先立ち、マウピティ島でのバケーションが思い描いた通りのものとなるよう、アドバイスとヒントをご紹介しましょう。 マウピティ島への最もおすすめな行き方 マウピティ島への最も簡単な行き方は、エアタヒチの飛行機か、タヒチ・ヌイ・ヘリコプターのヘリコプターを利用する方法です。ボラボラ島まで飛行機で行き、ボラボラ島とマウピティ島を結ぶ旅客フェリー「マウピティ・エクスプレス」に乗ることもできます。 Join Maupiti with Tahiti Nui Helicopter © Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters Air Tahiti, a domestic airline c Tahiti Tourisme Stay in a guesthouse c Tahiti Tourisme マウピティ島にホテルはなく、宿泊施設はタヒチアン・ゲストハウスのみとなっています。タヒチアン・ゲストハウスは清潔で快適な居心地の良い家族経営のホテルで、島らしさを味わえる本物の体験ができ、地元文化にどっぷりと浸かることができるのが魅力です。ホストファミリーは、島での滞在を最大限に楽しめるように配慮してくれるでしょう。夕食は美味しい料理を楽しめるだけでなく、島の物語や伝説を学べる機会となるでしょう。 マウピティ島のアクティビティ マウピティ島では、マンタと一緒に泳ぎ、「クリーニング・ステーション」でマンタを観察するアクティビティが最も人気です。マンタたちはこのラグーンを訪れ、小魚たちに皮膚の寄生虫を掃除してもらうのです。可能であれば、マスクとシュノーケルは持参するのが良いでしょう。 ハイキングが好きな方は、テウラファアティウ山の頂上へと続く小径をぜひお楽しみください。山頂までは372mで、頂上からはどこよりも素晴らしい景色を望むことができるでしょう。ハイキングは少々ハードなため、日中の暑い時間帯は避けた方が良さそうです。水分を十分に取り、帽子をかぶるのをお忘れなく。 Diving with a manta ray © Grégory Lecoeur マウピティ島のもうひとつの魅力は、素晴らしい料理です。魚介やポワソン・クリュ、焼き魚、新鮮なフルーツや野菜などのシンプルな家庭料理がビジターの舌を満足させてくれます。フランス領ポリネシアでは、どの地域でも、料理には新鮮な地元の食材が使用されています。島の工芸品マーケットやメゾン・デュ・コキヤージュでは、お土産を買うことができます。 マウピティ島でのバケーションを楽しむための実用的なアドバイス 環境に優しい日焼け止めクリームを使用しましょう。通常の日焼け止めには有害な化学物質が含まれていることがあり、繊細なサンゴ礁の生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。マスクとシュノーケルを持参するのが望ましいですが、必要な場合は、島でレンタルできます。マウピティ島の宿泊施設はそれほど多くないため、到着前に予約しておきましょう。 地元の習慣や伝統を尊重し、ゴミはきちんと処分しましょう。この自然の宝を未来の世代も楽しめるよう、自然環境の保護に努めましょう。
タヒチ人のファーストネーム
エキゾチックで詩的な響きがあるタヒチの人々のファーストネームは、島々を越えて広く親しまれています。 伝統的なファーストネームは、ポリネシアの文化と神話に深く根ざしています。それぞれに特別な意味があり、決して軽々しく選ばれることはありません。子供にタヒチのファーストネームをつけたいとお考えの方は、以下のガイドを参考にしてみてはいかがでしょうか。 タヒチ人のファーストネームの歴史 タヒチの伝統では、子供が生まれると、祖父母や曽祖父母といった年長者と同じファーストネームを与えられるのが一般的です。そうすることで、家族の絆を強め、家系を尊重できると考えられているからです。子供につける名前は、両親の夢の中でお告げがあったり、風にささやかれたりして決まることも少なくありません。結婚式では、家族の年長者の一人が、新郎新婦の将来の最初の赤ちゃんに名前をつける栄誉を担いますが、これも世代間のつながりを強める方法の一つとなっています。 Beautiful-white-bird-in-the-sky-of-Tikehau-©-Teriitua-Maoni Tikehau's hibicus at sunrise ©-Teriitua-Maoni The magnificent landscape from the lagoon of Peninsula-©-Rai-Mao それぞれの名前には歴史的な意味合いや特定の特性があり、その多くが、自然の要素や重要な文化的シンボルの影響を受けています。実際、タヒチ人のファーストネームは、水、空、太陽、鳥、そして王族に関連しているものが多いです。 男女別のファーストネーム タヒチのファーストネームは象徴的かつ詩的で、波のざわめき、星のきらめき、エキゾチックな鳥のさえずりなどを連想させます。それぞれの名前が、自然界との深いつながりを持つユニークな物語となっているのです。タヒチでは、軽率に名前をつけることはありません。名前の選定は非常に重要で、時には家族全員で検討することもあります。 Tere-Na-Uta-i-Papenoo-2021©-Teriitua-Maoni 男の子の名前: マナバ:「歓迎」を意味し、子供の誕生がもたらす喜びを表す。マウイ:ポリネシア神話の半神半人をイメージ。勇気と強さを連想させる。マナ:力強さがあり、ポジティブなエネルギーを持つ名前。マナリイ:決意と野心の象徴。へイマナ:王族の権力と気高さを連想させる。アリイ:高貴さを象徴する「王」。アリイモアナ:深海の穏やかな力強さを連想させる「海の王」。マヌイティ:自由を象徴する「小鳥」。 女の子の名前: マエバ:「歓迎」を意味し、子供の誕生によってもたらされる喜びを表現している。ヘレイティ:優しさの感情を連想させる「小さな愛」。ヘレヌイ:情熱を連想させる「大きな愛」。ポエラヴァ:内面の美しさと光を象徴する「輝く真珠」。 男の子にも女の子にも使える中性的な名前: モアナ:海洋の壮大さと神秘性を象徴する「海」。マヌテア:純潔と気品の象徴する「白い鳥」。ヘレマヌ:子供への深い愛情を表現する「最愛の鳥」。ヘレマナ:両親の無条件の愛を連想させる「力強い愛」。
タイタア山の山頂でセルフィー
タイタア山の高さは海抜422m。その山頂を目指すハイキングコースはタヒチの島々で人気が高く、頂上まで登れば、島全体とラグーン、その向こうに広がる太平洋を見渡せる壮大なパノラマビューが待っています。 ツブアイ島は、タヒチ島から飛行機で1時間30分。ツブアイ島を訪れたら、タイタア山の山頂を目指すのはほぼ義務だといってもいいでしょう。地元の人も、「タイタア山のてっぺんに登らないと、ツブアイ島に来たとはいえない」と言っています。19世紀、有名な探検家であるサミュエル・ウォリスとジェームズ・クックは、ツブアイ島は緑豊かな山々とターコイズ色の透き通ったラグーンに恵まれ、これまで目にした中でも有数の美しい島であると認識しました。バウンティ号の反乱軍もこの島を気に入ったのですが、島民たちは彼らを好ましく思わず島から追放しました。オーストラル諸島は信じられないほど美しく、滞在中はその美しさをカメラに収めることに多くの時間を費やすことになるでしょう。タイタア山の山頂から眺める景色は、Instagramでたくさんの「いいね!」をもらえることは間違いありません! タイタア山の山頂から望む360度のピュアな美しさ タイタア山の山頂に続くコースはいくつかあり、難易度が一番低いのは道幅が広いものです。フランス領ポリネシアでの山登りの多くがそうであるように、タイタア山も見かけほど簡単に登れるわけではなく、実際、頂上付近は少しハードになっています。ご利用の宿泊施設にて、地元ガイドを手配することをおすすめします。山頂までは1時間30分ほどかかるため、ハイキングに適した靴、帽子、十分な水をご用意ください。ついに登りきったら、タヒチの島々のなかでも有数の絶景を望むことができます。 View of Tubuai © Tahiti Tourisme Lychees on the tree © Léa Parizot Motu in Tubuai © Frédéric Cristol 頂上まであと少しのところはかなり体力が必要で、最後の数メートルは手を使ってよじ登らなければなりません。山頂に立つと、白く長い尾をたなびかせながら、一糸乱れず空中を舞う南国の鳥の群れを眺めることができます。この鳥はタヒチ語でビニと呼ばれ、地元の携帯電話サービスの名称にもなっています。タイタア山のハイキングコースは、毎年11月に開催される大人気のクロスカントリー大会「レイド・レイシ(Raid Litchis)」のコースの一部となっています。大会は「ヤング」、「ファン」、「ベテラン」、そしてトップアスリート向け「エリート」の4つのカテゴリーに分かれています。 ツブアイ島のその他のアクティビティと観光スポット タイタア山の山頂から戻ってきたら、リフレッシュするために美しいラグーンで水浴びをして一息つきましょう。ツブアイ島の砂浜はすばらしく、ビーチの砂は13種類もあります! Tavana beach in Tubuai © Evaina Teinaore ツブアイ島には、特にサンゴ礁の観察にぴったりのすばらしいダイビングスポットがいくつかあります。ほかにも、電動自転車をレンタルして島を見てまわったり、考古遺跡を訪ねたりできます。タアフアイアに立ち寄って、再建されたフォート・ジョージを訪れるのもいいでしょう。ここは、フランス領ポリネシアと英国の両者にとって歴史的価値の高い場所です。この要塞はもともと、島民たちの意に反してツブアイ島に住み着こうとしたバウンティ号の反乱軍によって建設されました。血みどろの争いを繰り返した結果、島民たちはなんとか反乱軍を追放し、ツブアイ島から逃げ出した反乱者たちはやがてピトケアン島に定住しました。
アヒマアに参加しよう
アヒマアは、タヒチの島々でのお祝いの席で必ずといっていいほど登場します。伝統的な土かまどのことで、準備にはかなりの手間がかかります。かまどとはいえ実際には地面に開いた穴のことで、真っ赤に焼けた火山石を敷き詰めて、食材を蒸し焼きにします。石は前日の晩から火で焼いて温めておきます。 ルルツ島では土かまどはウムアイと呼ばれ、結婚式などの特別な日には島をあげて準備に取り掛かります。ボラボラ島やモーレア島、フアヒネ島、マウピティ島などその他の島でも、アヒマアの伝統は今もなお盛んに行われています。アヒマアとは昔のタヒチ語であり、「アヒ」は「火」、「マア」は「食べ物」を意味します。アヒマアは伝統的に、盛大な祝いの席でのごちそうを用意するために使われていました。宣教師たちが毎週日曜に家族で特別な食事をするという考えをもたらしたことで、ほとんどの家庭にアヒマアのかまどが普及しました。今日では、誕生日や結婚式、その他の大切な行事など、特別な日を祝うときにアヒマアが使用されます。アヒマアのかまどで調理した食材は、煙で燻されたスモーキーな味がほんのり感じられ、ジューシーなおいしさが特徴です。 アヒマアの準備 アヒマア(土かまど)を準備するのに最も大切なことは、忍耐力です。食事の前日から大きな穴を掘り、その中にココナツの殻、小枝や枝木を敷き詰めます。そして、その上に大きな火山石をいくつも置き、敷き詰めた木に火をつけます。翌朝までに石は真っ赤になるほど熱くなります。それから食材をバナナの葉で包み、焼き石の上に乗せ、かまどを閉じます。食材に火が通るまでさらに数時間かかります。鶏肉、豚肉、魚、パンノキ、タロイモ、フェイ(バナナ)、さつまいもなど、手間はかかりますが、その分驚くほどジューシーに仕上がります。 美食家や食通たちにとって、かまどを開けるのは一番のお楽しみの瞬間。土かまどからさまざまな食材が混ぜ合わさった香りが漂ってくると、突然、何時間もかけて準備したことがすべて報われた気分になります。アヒマアの土かまどで調理してできるのが、ポリネシアの伝統料理であるマアタヒチ。エイア(海で取れた新鮮な魚)やプア・オビリ(野生の豚)に、ウル(パンノキ)、タロイモ、フェイ(バナナ)、ファファ(ほうれん草)などを添えた豪勢な料理です。通常、デザートには土かまどで調理されたポエ(フェイやパパイヤなどの果物とキャッサバ粉で作る甘みの強いプリン)が出され、ココナツミルクをかけていただきます。 Ahi-Maa-©-Tahiti-Tourisme Traditional oven ©-Tahiti-Tourisme Maa-Tahiti-in-Moorea-©-Tahiti-Tourisme アヒマアの準備は前日から始まり、調理自体には4時間ほどかかります。環境にやさしい土かまどでの調理法に合わせ、プラウ(ハイビスカスの一種)の葉で作ったお皿、ココナツを半分にしたボウル、竹でできたコップなど、同じく環境にやさしい食器を使います。 Preparing-Maa-Tahiti-©-Tahiti-Tourisme タヒチの島々に滞在中は、ぜひ次の料理をお試しください。ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココ、プーレ・ファファ(鶏肉とほうれん草のココナツミルク煮)、バナナ・ポエ、ファラオア・ウト(ココナツブレッドのようなパン)。冒険したい気分のあなたには、有名なファファルがおすすめ。発酵した海水に魚を漬け込んだ、強烈な匂いを放つ料理です。匂いはきついですが、味はとてもおいしいのでご安心ください!
タヒチの島々はタトゥー発祥の地
マオヒ文明は、千年前にソシエテ諸島のライアテア島で始まりました。人々の集団がライアテア島から太平洋を船で渡り、次の島から島へと世代を超えて移り住み、ニュージーランド、ハワイ、イースター島にまで拡大していきました。この広範に及ぶエリアは、現在、ポリネシアン・トライアングルとして知られています。初めて移り住んだ人たちからその次の世代へと、彼らの文化は継承されていきます。そのなかでも、タトゥーは重要な文化の1つであり、 単純な身体装飾というよりも、意味のある個人的な芸術表現とされています。何世紀もの間、ポリネシア文化の一部として根付いてきたタトゥーは、1つ1つに特別な意味があります。 ポリネシアンタトゥーの歴史 タトゥーという言葉は、タヒチ語の「tatau(タタウ)」から来ています。初期の頃は、皮膚に刻まれる模様はシンプルな装飾とはほど遠いものでした。その模様は、タトゥーをした人の起源、社会的地位、専門性など、重要な情報を提供していたのです。昔ながらのタトゥーの彫り方は非常に痛みを伴うものだったため、タトゥーの模様によって富や勇気が示されました。鋭利な骨の針を皮膚に当てて繰り返し穴を彫り、そこに植物染料で色を付けました。男子は青年期に初めてタトゥーを彫り始め、そのプロセスは生涯を通じて続き、すべての重要な出来事を刻んでいきます。特にマルケサスの人々は、全身と顔をすべてタトゥーで覆い尽くしていました。 Old-fashioned tattoo © Tahiti Tourisme Tattoo session © Grégoire Le Bacon Polynesian tattoo © Tahiti Tourisme 19世紀にプロテスタントやカトリックの宣教師たちがやってきて、タトゥーを危険で見苦しく汚れたものとみなし、伝統的なダンスであるオリ・タヒチやタトゥーは、数世代にわたって禁じられました。アメリカ人のタトゥーアーティスト、サミュエル・オライリーが19世紀初期のタトゥーアートを蘇らせ、最終的にポリネシアンタトゥーを最もポピュラーなスタイルな1つにまで復活させます。現在では、タヒチの島々で伝統的なポリネシアンタトゥーを入れたいと世界中から人々がやってきています。 ポリネシアンタトゥーの意味 伝統的なタヒチアンタトゥーに使われていたシンボルには、特別な意味が込められていました。たとえば、特に兵士や漁師のために彫られた模様があるなど、個々に対して異なるデザインがあったのです。現在でもポリネシアンタトゥーの模様にはそれぞれに意味があります。ウミガメは健康、子孫繁栄、平和、長寿であり、イルカは賢さを表します。他にも、海、大地、安定、移動などを表すシンボルもあります。 Tattooed man © Grégoire Le Bacon ポリネシアンタトゥーを用いたデザインは、今も世界中で人気があります。現代の技術では、より独創性のある細かな模様が可能であり、痛みも遥かに軽減されました。とはいえ、肋骨や脇下にタトゥーを施す場合は、非常に痛みを伴います。ポリネシアンタトゥーを入れるならば、消すことができないため一生残ってしまうことをお忘れなく。そのため、飽きてしまいそうなかわいらしいデザインよりも、あなた自身に関係するデザインを選ぶほうがいいでしょう。
ピンクに染まった最高のビーチ
タヒチの島々は、見事なターコイズ色のラグーンと絵はがきのように美しい真っ白な砂浜で知られる旅先です。しかし、フランス領ポリネシアのいくつかの島々はこれ以上の魅力を持っています。それが、ピンク色の砂浜です!このユニークな宝を思う存分自由に写真に撮ってお楽しみください。家には持ち帰らないでくださいね! ボラボラ島、モーレア島、タヒチ島。この島の名前を聞くだけで夢が膨らみます。しかし今日は、タヒチの島々にあるもう一つのすばらしい自然の宝をご紹介します。それは、ツアモツ諸島のティケハウ島とランギロア島にあるピンクの砂浜です。ピンク色の正体は、有孔虫と呼ばれる赤みがかったピンク色の殻を持つ微細な単細胞生物。この驚くほど美しいビーチをただ眺め、写真を撮り、感動を味わうために世界中から旅行者が訪れます。ティケハウ島では、スキューバダイビングやシュノーケリング、海水浴に行ったり、モトゥを見てまわるボートツアーを楽しむことができます。ランギロア島は、スキューバダイビングやシュノーケリングをするには絶好の場所です。この島にはほかにもたくさんの魅力があり、なかでも一番重要なのがワイナリーです!ラグーンの真ん中に浮かぶモトゥにあるブドウ園は、世界でもここヴァン・ド・タヒチ(Vin de Tahiti)だけです。おいしい白ワインとロゼワインは、ランギロア島の白やピンクの浜辺でのピクニックにぴったりです。 ティケハウ島のピンクの砂浜 ティケハウ島には、タヒチの島々でも随一の美しさを誇るビーチがあります。柔らかな白い砂がどこまでも続くビーチもありますが、最も壮観なのはピンクの砂のビーチです。ピンク色の正体は有孔虫と呼ばれる単細胞生物。この生物の赤みがかった殻が何百万年もかけて砂浜に堆積していったのです。ピンクの砂浜だけでなく、ティケハウ島のラグーンにも見逃せない魅力がたくさんあります。フランスの有名な探検家ジャック・クストーは、この島は世界で一番魚の種類が多いと述べています。トビエイ、パス(外洋との境界)で群れるバラクーダ、マグロ、シュモクザメ、メジロザメ、ウミガメ、イルカ、マンタ。数えきれないほどの海の生き物たちと出会えるでしょう。柔らかな白い砂やピンクの砂の雄大なビーチ、ココヤシの木、見事なラグーンに恵まれ、人口はわずか500人ほど。ティケハウ島は、南洋の島を象徴する楽園です。 Pink sand beach of Tikehau © Teriitua Maoni Pink sand beach of Tikehau © Teriitua Maoni The pink sand beaches of Tikehau © Lei Tao Zoom on the pink sand beaches of Tikehau © Teriitua Maoni ランギロア島のピンクの砂浜 ランギロア島の中心集落のアバトル村からボートで1時間強の場所にあるピンクサンド・ビーチ(Les Sables Roses)。圧倒的な魅力を放つこの砂州は、世界で2番目に大きなラグーンにあります。ターコイズ色の透き通った浅瀬に、まばゆいピンクの砂が約150mにわたって続いています。とても幻想的で、現実とは思えないほどです。写真を撮るときは、タオルなど何か白いものを一緒に写してください。そうしないと、友達に見せたとしても写真を加工したと思われてしまいます! View of the lagoon with a motu in the…
タヒチの太鼓の歴史
タヒチの島々に滞在中、一度は伝統音楽と伝統舞踊のパフォーマンスを鑑賞してみましょう。ポリネシア文化の祝祭では、タヒチアンの情熱、活力、調和を象徴するパフという太鼓の鼓動がリズムを刻みます。音楽やダンスは、年間を通して島々で催される多くの祭典やイベントに不可欠なものとなっています。ホテルやリゾートで独自のショーが開催されることも少なくありません。 毎年恒例のヘイバはタヒチの島々で催される祭典の中でも最大の規模を誇り、最も文化的意義のあるイベントとなっています。中でも最も華やかなのは、毎年7月にパペーテで開催される「ヘイバ・イ・タヒチ」。5つの群島からダンスグループが集まり、伝統音楽とダンスのコンペティションに出場します。マオヒ文化の象徴であるこの祭典は、長きにわたってヨーロッパの宣教師たちに抑圧され続けてきました。タヒチアンの先祖の文化に対する誇りは、大太鼓タリパラウを力強く叩く姿からも感じ取ることができるでしょう。祝祭の喜びは、ファアテテの振動するようなリズムに表れています。この太鼓は、中が空洞の木材に動物の皮を張って作られており、柔らかい木製のドラムスティックや手で叩いて音を出します。太鼓の側面には、ウミガメやティキが描かれた美しいデザインが施されていることもあり、文化的な重要性を伺い知ることができます。 さまざまな太鼓の種類 トエレは、円錐の形をした木製のドラムスティックで叩いて音を出す木製の打楽器で、叩く場所によって音が変わるため、マスターするのが難しい楽器として知られています。タリパラウのように、一つの木を彫り出して作られるトエレは、リズムを整え、ダンサーにステップの変化を伝えます。 Group of Tahitian musicians with their instruments © Grégoire Le Bacon Musician smiling with his instrument © Grégoire Le Bacon Group of Tahitian musicians with their beautiful local musical instruments © Grégoire Le Bacon タヒチやマルケサス諸島の太鼓はビーチコーディア、ローズウッド、タマヌ、ココナツの木などを使用して作られますが、太鼓は非常に高価であることから、自分で太鼓を作るという奏者も少なくありません。特にトエレは、基本的に丸太をくり抜くだけなので、作りやすい楽器となっています。7月の祭典シーズンが近づいてくると、夜には太鼓のリハーサルの音がよく聞こえてきます。 タヒチの太鼓 - 音楽とパフォーマンス ダンスのパフォーマンスには、太鼓の伴奏が欠かせません。通常、5人から12人の太鼓奏者がおり、ダンサーがリズムや動きを調整できるよう何週間もリハーサルを行なうこともあります。太鼓のリズミカルな鼓動は、ダンサーの衣装やステップと同様に、パフォーマンスにとって欠かせないものとなっています。 Small group of musicians on the black sand beach with sunset ©…
タヒチでのモノイ作り
タヒチアンモノイは、タヒチの島々のいたるところで見かける神聖なオイルで、その名前だけで、美しさと幸福感を感じることができます。ココナツオイルとティアレ・タヒチの花から作られるモノイは、ポリネシアのヴァヒネ(女性)たちの美しさの秘訣です。 ポリネシアの人々の間で、モノイは肌を保湿するためだけでなく、薬としても使用されてきました。シャワーを浴びた後にこの心地良い香りのオイルを体になじませると、独特で贅沢な気分を味わえます。肌は柔らかくベルベットのようになり、髪は生き生きと輝きます。オイルをつけた瞬間から素晴らしい幸福感が広がります。タヒチアンモノイの作り方はとてもシンプル。まず、早朝に十分な量のティアレ・タヒチの花を摘み、大きなボウルに入れてピュアココナツオイルに浸します。1リットルのオイルに対し、少なくとも花を10個用意するようにしましょう。数日間かけて、花は徐々にオイルに香りを移し、本物のモノイの香りを放つようになります。ガラス瓶に入れておけば、数か月から数年間保存可能です。タヒチアンモノイを最も純粋で伝統的な方法で作りたい場合、新鮮なココナツをすりおろしてミルクを搾り出し、ティアレ・タヒチの花と一緒にボウルに入れます。発酵を促進するためにヤドカリの腹部を加え、その後は太陽の下に置いておきます。 古くから伝わるオイルとは 伝統的なモノイオイルの作り方は、母から娘へと代々受け継がれています。その独特の香りと素晴らしい品質から、タヒチの島々のヴァヒネ(女性)たちは、モノイオイルを美容ケアの一環として使用しています。毎日塗ることで、健康で生き生きとした肌や髪の毛を維持することができます。日差しや海水、風から肌を守る効果もあり、マッサージオイルとして使用されることもあります。タヒチの人々は、寒い季節に泳ぐ際に、肌を温かく保つためモノイオイルを使用します。モノイオイルの自然由来の効能とその芳醇な香りは、世界中で認められています。 Selection of flowers and other plants for the preparation of monoï © Tahiti Tourisme Preparing monoï © Tahiti Tourisme.jpg Monoï massage © Tahiti Tourisme 何世紀にもわたってポリネシア文化で親しまれてきたモノイオイルは、肌の保湿効果、薬としての効能、繊細な香りが高く評価されています。モノオイルは髪に栄養と心地良い香りを与え、絹のような艶やかな輝きをもたらします。モノイオイルは、メイク落とし、アフターサンオイル、香水としても使用できる100%自然由来の美容アイテムですが、手についた樹皮の樹液を拭き取ったり、子供の髪にくっついてしまったチューイングガムを取ったりするのにも使用できます。モノイオイルは、まるでタヒチの島々を瓶に詰めたかのよう。家に持ち帰って、バケーションの余韻を楽しんでみてはいかがでしょうか。 本格的な自家製モノイオイル タヒチ島のアリオイ文化センターやモーレア島のトゥプナセンターでは、工芸品のワークショップが開催されています。ぜひ参加して、伝統的な製法でのモノイオイルの作り方を学んでみてはいかがでしょうか。タヒチ島にある南太平洋美容研究所では、モノイオイルに香りをつけるための独自の配合を作ることができます。 The different types of monoï © Tahiti Tourisme.jpg フランスの高級ワインのように、モノイオイルにもAOC(原産地統制呼称)があり、フランス領ポリネシアで作られた本物のモノイであることを保証しています。また、南洋諸島の固有種であるティアレ・タヒチの花といったオーガニック原料を使用した持続可能な製品であることも保証されています。モノイオイルは、パペーテ市場、タヒチ島のティキ・パフューマリー、ヘイバ・コスメティック・ラボラトリー、コントワ・デュ・モノイ、そしてタヒチ島全域のブティックや工芸品店で購入できます。
花冠を作る
花で着飾るのが大好きなポリネシア人。到着後、ビジターには歓迎のしるしとしてレイが贈られます。タヒチの島々では、ティアレ・タヒチの花を右耳の後ろにつけると「まだ決まった相手がいない」、左耳の後ろにつけると「結婚している」、「決まった相手がいる」という意味になります。花冠は、手軽に作れるエレガントで美しく香り高いアクセサリーです。タヒチに来たらぜひ体験したいアクティビティです! タヒチのヴァヒネ(女性)たちが特別な日に身につけるナチュラルビューティーな花冠。花冠作りは、タヒチの島々の母親が娘たちに受け継ぐスキルであり、ビジターもその作り方を学ぶことができます。帰国後、材料や花を少しアレンジして友人に素敵なプレゼントを作ってみるのも素敵です。 ロイヤルな創作物 花冠作りに必要な材料: - ティアレ・タヒチ、ティパニエ(フランジパニエ)、ブーゲンビリアなど、長持ちするもので、簡単に手に入るさまざまな色合いの花。- 植物の葉。最もよく使われるのはシダまたはオーティ(コルディリネ)。- オプションで、香り付けのためのミリの花(タヒチアンバジル)。- パエオレ(乾燥させたタコノキの葉)を頭の大きさより5cmほど長く切ったもの。- ギフトラッピング用リボン。 Beautiful Tipaniers flowers for wreaths © Tahiti Tourisme Making a flower wreath © Tahiti Tourisme Flower wreath on Vahine © Grégoire Le Bacon 1. 花と葉を同じ大きさに切り、茎は約3cmにする。2. 花を色別に分ける。3. 花冠の後ろ側から、花をパエオレの上に並べる。花の色を変えながら配置していく。4. 並べた花をパエオレにしっかりと結んでいく。5. 必要な長さになるまで続ける。6. 花をより密に詰めるほど、厚みのある仕上がりになります。 素敵な花冠の完成です! 花冠を購入できる場所 時間がなかったり、あまり手先が器用でなかったり、作る意欲がない場合でも心配ご無用です。花冠は、あちこちの市場や道端の屋台で購入できます。地元の職人たちによって作られた花冠は芸術作品であり、何度でも身につけたくなることでしょう。同様に、レイも買い求めることが可能で、これらは香り高いティアレ・タヒチで作られているのが一般的です。レイを肩にかけることをタヒチ語で「タウヘイ」といい、これは「冠をかぶせる」ことを意味します。 Flower wreath available with Moorea artisans © Grégoire Le Bacon 香り高く美しい花冠やレイを身に着けることで、幸せで特別な気持ちになることでしょう。タヒチの島々のアートショップや工芸品店では、とてもリアルな造花の花冠やレイを入手できますので、購入してバケーションを終えた後も旅の思い出に浸ってみてはいかがでしょうか。帰国後、友人たちの間で新しいファッションが流行するかもしれません。
ライババエ島にあるスイミングプールのモツでピクニック
柔らかな白砂、ヤシの木、ターコイズとブルーのグラデーションが美しい透明で暖かい海なんて、素敵だと思いませんか?典型的なポリネシアの漁船に乗って、オーストラル諸島にあるライババエ島の美しい海に浮かぶ無人島へ行ってみましょう。 ライババエ島の美しいラグーンにあるモツ・バイマヌには、本当に絵葉書のような風景が待っています。モツ・ピシン(スイミングプールのモツ)として知られるこの島は、実際には3つの小島が一つになって2kmにわたるきれいな白砂ビーチを作り出しています。そのビーチが、ターコイズとブルーのグラデーションに染まる本当に美しい透明な温かいプールを囲んでいます。ツアモツ諸島やフランス領ポリネシアにある他のどの島でも見られるような見事なビーチです。本島からモツ(小島)までは船で行ったり、対岸にあるタヒチアン・ゲストハウスに滞在するならカヤックでラグーンを渡ることもできます。モツ・バイマヌはオーストラル諸島の数あるお宝スポットの1つです。タヒチの島々に滞在するなら、あまり知られていない、すばらしいオーストラル諸島で数日間過ごしてみてください。 ライババエ島のスイミングプールのモツで過ごす1日 船に乗れば短時間で、もしくは宿泊先が近い場合はカヤックで渡ると、モツ・ピシン(スイミングプールのモツ)へ行くことができます。このモツは小島が細かく連なり、ピュアで柔らかな白砂で、円に近い形をしています。円型の内側は信じられないほど美しいターコイズとブルーのグラデーションで透明な海水が湛えられています。ここは、間違いなくタヒチの島々で最も絵画のように美しいスポットの1つです。一度、モツ・バイマヌに足を踏み入れたら、帰りたくなくなるのでご注意を! Motu Vaiamanu beach in Raivavae © Grégoire Le Bacon The sands of motu Vaiamanu stretch to infinity © Grégoire Le Bacon Picnic on the motu at Raivavae © Grégoire Le Bacon ライババエ島は静かな島で、美しい見どころがたくさんあります。モツ・ピシンまたはスイミングプールのモツとして知られるモツ・バイマヌは、紛れもなく最も美しいモツと言えるでしょう。ターコイズ色の水は温かく、泳ぐには十分な深さがあり、一方に太平洋、他方にはタイタア山を望める絶景が楽しめます。このモツの日差しはとても強いので、十分な飲み水と環境にやさしい日焼け止め、Tシャツ、帽子を忘れないようにしましょう。そして、もちろんカメラもお忘れなく! オーストラル諸島の動植物 白砂ビーチでは実にいろいろな種類の貝がらを見つけることができるでしょう。海中にはカラフルなオオジャコガイもいます。モツ・ピシンの片側はサンゴ礁で区切られているため、たくさんの熱帯魚を見ることができます。ライババエ島は、農業がさかんな島で、主な作物は、タロイモ、コーヒー、マンゴー、バナナです。 Motu piscine in Raivavae ©_Grégoire Le Bacon _ LionAiles このすばらしい環境の保護、保全は、島民たちにとって非常に重要なことであり、持続可能なエコツーリズムの発展が優先事項となっています。その一環として、島民たちは可能であればモーターボートではなく、伝統的なアウトリガーカヌーのva'a(ヴァア)で海を渡るようにしています。まさに楽園のオーストラル諸島。そのありのままの姿を維持するために、あらゆる取り組みが行われています。
ツアモツ諸島のピンク色の砂浜で日光浴をしよう
砂の色が鮮やかなピンクのビーチで日光浴をする光景を想像してみてください。インスタグラムで、これ以上映える写真はありません!ツアモツ諸島のティケハウ島は、ピンクサンドの島として知られています。 フランス領ポリネシアのツアモツ諸島でバケーションを過ごすなら、たくさんの宝物を見つけてください。その1つがティケハウ島です。この世のものとは思えない、とても美しいピンクサンドビーチがあります。ヤシの木に美しいターコイズの海、足元にはピンク色の砂。地上の楽園があるとしたら、ティケハウ島にある可能性大です! ピンク色のグラデーション ラ・ヴィ・アン・ローズ。それはつまり、人生はピンク色ということでしょう。そう思うなら、ツアモツ諸島ではステキな時間が待っています。諸島内の環礁の多くに、鮮やかなピンク色の砂浜のモトゥ(小島)があります。ティケハウ島は、特にピンク色の砂浜のモトゥが楽しめる場所なので、「ピンクサンドの島」としばしば呼ばれています。 Shades of pink sand Tikehau © Lei Tao Pink sand beach Tikehau © Tahiti Tourisme Tikehau Pink Sand © Tahiti Tourisme ファカラバ島とランギロア島にも広大なピンクサンドビーチがあります。ファカラバ島南部のパスにある砂浜はとても美しいピンク色で、これが全くの自然現象によるものとは信じられないかもしれません。また、ランギロア島にも美しいピンクサンドビーチがあり、すばらしいラグーンに打ち寄せる波色に負けず劣らず鮮やかです。ダイビングで長時間海に潜ったあとは、この鮮やかなビーチに目が慣れるまでのしばらくの間、目を擦るはめになるでしょう。 ツアモツ諸島のピンク色の砂とターコイズ色の海 ピンクサンドの起源は、有孔虫という単細胞生物にあります。この極小生物がツアモツ諸島の砂浜で脱皮をして残した殻が、10万年以上かけてゆっくりと、驚くほど鮮やかなピンク色に変わっていったのです。写真映えする美しいビーチですが、砂を持ち帰らないようにしましょう。たとえ少量の砂であっても、観光客全員が持ち帰ってしまうと環境が変わってしまいます。ピンクサンドビーチができるまでには、とても長い年月がかかっているのです! Sable Rose et eau turquoise Tikehau © Lei Tao ツアモツ諸島のピンクサンドビーチのおすすめスポットは、ティケハウ島、ランギロア島、アパタキ島、トロト島のモトゥにあるビーチです。美しいビーチに横たわり、思う存分写真を撮りましょう。ただし、未来の世代にもピンクサンドビーチを楽しんでもらえるよう、砂を取らないようにしましょう。写真撮影のポイントとして、ビーチに白いものを敷いて撮るといいでしょう。そうでなければ、帰国した際、友達に加工した写真だと疑われてしまいますよ。
カタマランボート(双胴船)の帆を揚げて出港しよう
フランス領ポリネシアでの最高の楽しみ方といえば、ヨットやカタマランボート(双胴船)で島々を巡るクルージング。自分でボートを借りて操縦することもできますし、スキッパーとクルー付きのオールインクルーシブのパッケージを予約して、のんびりと景色を楽しむこともできます。あなたもセーリングクルーズで、タヒチの島々の美しさに出会えるでしょう。 タヒチの島々をセーリングで楽しむバケーションはまるで夢のようです。ターコイズ色のラグーンと島々を次々と巡りながら、それぞれの立ち寄り先にある固有の美しさや魅力、地元の人々と出会い、その文化と伝統を学ぶ素晴らしい時間。進路を定め、風にペースを任せて。立ち寄る時間を長めにとって、タハア島のバニラ農園、ライアテア島のタプタプアテアのマラエ、ボラボラ島のマティラ・ビーチを訪れてみましょう。その後、ツアモツ諸島、マルケサス諸島、オーストラル諸島、ガンビエ諸島に向けて旅を続けましょう。可能性は無限で、美しさは至るところにあります。シンプルにヨットやカタマランボート(双胴船)をチャーターするのも良いですし、スキッパーとクルー付きのオールインクルーシブのパッケージなら、後はリラックスして景色を眺めて楽しむだけです。ポリネシアの最初の航海者たちがしたようにタヒチの島々を巡り、この南洋の楽園の魅力を満喫してみてはいかがでしょうか。 カタマラン・クルーズ(スキッパー付きまたはスキッパーなし) ボラボラ島のシルエットがゆっくりと近づいてくるなか、カタマランボート(双胴船)の船首のネットの上に寝そべって日光浴をしているところを想像してみてください。夢の詰まったワンシーンです。スキッパーとクルー付きのカタマランボート(双胴船)のチャーターは、楽園であるフランス領ポリネシアの島々を巡る理想的な方法だといえます。島々のラグーンや環礁はサンゴ礁に守られているため、海にあまり慣れていない人でも快適にセーリングを楽しめます。穏やかな海と優しい風が、あなたをタヒチ島、モーレア島、フアヒネ島、ライアテア島へと導いてくれます。島から島へと旅をし、タヒチの島々の終わりのない美しさを堪能しましょう。 あなたが経験豊富なスキッパーなら、カタマランボート(双胴船)のチャーターのみでも良いですし、そうでないなら、友人や家族とスキッパー付きのチャーターを予約すると良いでしょう。そうして進路だけ決めれば、操縦を任せて景色を楽しむことだけに集中できます。調理をするのが面倒な場合は、炊事担当のクルーを雇うのもおすすめです。また、パペーテから出航するカタマラン・クルーズで客室をレンタルすることもできます。ボラボラ島の美しいラグーンに向けて出発しましょう。ポリネシア人の航海スキルはとても高いことで知られていますので、安心してクルーズをお楽しみください。なんと、古代のポリネシア人たちは、星の位置と自然からのヒントを頼りに海を渡っていたのです! その他の海のアクティビティ カタマランボート(双胴船)でバケーションを過ごす予定ではないけれど、たまにはセーリングに出かけたいという方には、ボートツアーへの参加がおすすめです。昼間は大海原の魅力を満喫しつつも、夜には陸で過ごすことができる完璧なソリューションとなっています。 ラグーンでのボートツアーには、マスクとシュノーケルをお忘れなく。ガイドがマンタやウミガメに囲まれて泳げる絶景ポイントへとご案内します。自由時間には、カヤックやパドルボードでラグーンを訪れることができます。ビーチを出発して、人のいないモトゥ(小島)に向かい、透き通った暖かい海で熱帯魚を眺めてみては。ファカラバ島やティケハウ島での絶景には思わず目を疑うはずです。
ボラボラ島ならではの体験:ハート型のツパイ島を上空から
世界で最もロマンチックな島、ソシエテ諸島のツパイ島へヘリコプターで行ってみましょう。楽園の島であるボラボラ島からやはり楽園の島であるツパイ島まで、タヒチヌイヘリコプターで所要時間は30分です。ボラボラ島から6kmほど飛行機で飛ぶと、海の上にハート型のツパイ島が見えてきます。まさに恋人たちにピッタリな場所です。 もちろん、アツアツのカップルでなくとも、ツパイ島までのヘリコプターフライトを楽しめます。美しいハート型の島はロマンチックな気分にうってつけですが、カップルである必要はありません。ツパイ島は、コプラを作るココナツ畑で働く人がときどき訪れるほかは、ずっと誰も住んでいない保護された環礁です。浅瀬で砂が見えるラグーンは手つかずの白砂に囲われ、濃淡のあるターコイズブルーの海水が美しく穏やかな風景をつくります。これ以上の絶景を楽しめる場所を見つけるのは難しいでしょう。ツパイ島への離陸直後にパイロットがボラボラ島の上空を旋回してくれるので、一度で2つのパラダイスアイランドを望むことができます。 ツパイ島までの半日旅行 タヒチの島々にはさまざまな驚くべき地形がたくさんあります。ツパイ島は、まるで恋人たちのために自然が作り出したかのような形をしています。タヒチヌイヘリコプターで30分飛ぶと、このハート型のパラダイスアイランドへ行くことができます。パイロットが、ベストアングルでツパイ島の写真を撮れるように飛行してくれるので、カメラをお忘れなく!保護された浅瀬のラグーンには海洋生物が豊富で、島にはさまざまな種の鳥もたくさん生息しています。11月には、ウミガメが出産のためにこの守られた海へとやってきます。 Lagon-de-Tupai-vu-du-ciel-©-Hino-Itaru Plage-deserte-a-Tupai-©-Hino-Itaru Island of Tupai © Hino Itaru ツパイ島はタヒチの島々の真の宝庫といえる島です。ボラボラ島を訪れるならぜひ訪れてみてください。わずか30分のフライトが、美しい環礁での忘れられない体験を提供します。パイロットはガイドも兼ねているため、コプラの畑や毎年11月にウミガメが巣作りにやってくるビーチなど、ツパイ島の見どころをすべて教えてくれます。フライト料金に含まれる特典として、「太平洋の真珠」と称されるボラボラ島の美しい姿を上空から見ることができます。 ツパイ島行きのヘリコプターを予約しよう ツパイ島行きのヘリコプターは、Tahiti Nui Helicopters(タヒチヌイヘリコプター)が運航しています。観光客用の小型ヘリコプターを所有し、サービスの品質には定評があります。最少催行人員は4名で、飛行距離は6km、所要時間は約30分です。この会社では、予約の際に希望に合う最適な出発時間をアレンジしてくれます。 Reservez-votre-vol-avec-Tahiti-Nui-Helicopters-©-Gregoire-Le-Bacon-Tahiti-Nui-Helicopters-1 タヒチヌイヘリコプターは、希望のフライトスケジュールに添えるように可能な限り努めてくれます。通常、タヒチの島々の天候がフライトに影響を及ぼすことはないため、基本的にどんな要望もかなえてくれます。朝に出発すれば、ランチタイムにはホテルに戻れます。また、午後に出発するなら、そのままボラボラ島のシーサイドレストランのテラスでキャンドルディナーをいただき、ロマンチックな雰囲気の余韻に浸ることができます。
遠洋フィッシング(沖釣り)
フランス領ポリネシアの海は、スリルを求める遠洋フィッシングの釣り人たちに絶好の場所です。マカジキ、マグロ、マヒマヒ、ジャックフィッシュなど、南太平洋では世界最大級の魚が釣れています。アマチュアの釣り人のトゥムイさんは釣りから戻ると、「約45分にわたってマカジキと格闘したよ」と水揚げしながら語りました。地元の釣り人たちと遠洋に出かけ、大きな魚に対抗できるかチャレンジしてみましょう! 当然ながら、釣りはタヒチの島々の文化に欠かせない要素となっています。透明なブルーの海に1日出れば、フランス領ポリネシアの釣りで大切なことをすべて教えてもらえるでしょう。壮大な山々と美しい砂浜をバックに、最大級の大物が釣れそうなベストスポットへ行ってみましょう。釣りはフランス領ポリネシアで厳しく規制されており、産業としての釣りは一切禁止されています。rahui(ラフイ)という古代の慣習が現在も行われており、1年のうちの一定期間、特定のエリアにおける特定の種類の魚を捕ることを制限しています。そうすることで、生物多様性が守られるようにしているのです。サメなどの特定の種類では捕獲が許されている大きさがあり、それを下回る小ぶりな海洋生物は、いかなる場合においても捕ってはいけません。また、船の係留所内で捕まえた魚の内蔵を取って洗うことも禁止されています。 スポーツフィッシング 太平洋中から釣り人たちが、大物を釣ろうとフランス領ポリネシアの海へやってきます。地元の釣り人たちは海中の魚の群れを見つけるために海鳥を使います。海鳥が向かう場所には大きな魚がいるのです。マグロ、ジャックフィッシュ、マヒマヒ、キングフィッシュはもちろん、マカジキや立派なバショウカジキがよく釣れます。フランス領ポリネシアの海で釣れる魚は、どの海でも見つからないほどの最大級の大物がいるため、コンテストの終わりに行われる計量は、スリルのあるイベントになっています。また、同じ船内にいる釣り人同士で、一番の大物を巡って競うのもいいでしょう。濡れてもよい服装と帽子、たっぷりの日焼け止めを忘れないようにしましょう。 Deep sea fishing ©Tahiti Tourisme Back from a successful fishing trip in The Islands of Tahiti ©Tahiti Tourisme Deep sea fishing ©Denis Grosmaire 大物を釣りたいなら、タヒチの島々で使われているさまざまなテクニックに興味があるでしょう。流し釣り、エサ釣り、ジギング、タヒチ語でpoito(ポイト)と呼ばれる古代ポリネシアのテクニックを使った浮き釣りなどがあります。イワシを針に付け、浮きの付いた一定の長さの釣り糸に石のおもりを付けて海に投げ入れます。浮きが上下に動くと、マグロが針にかかった証拠です。そしてここからが大変で、手で魚を引き上げます。定期的に釣りコンテストが開かれ、はるばる米国やニュージーランドから船がやってきます。 釣り以外の海のアクティビティ フランス領ポリネシアで釣りをするなら、ボラボラ島、タヒチ島、モーレア島、ライアテア島、フアヒネ島、ツアモツ諸島がオススメです。釣りをしない人でも、タヒチの島々では海のアクティビティがたくさんあります。シュノーケリングやダイビングなどは、魚を捕らずとも見て楽しむことができます。 The poti marara (Polynesian boat) ideal for deep-sea fishing ©Denis Grosmaire 遠洋に出て大物の魚を釣ることだけが、楽しみではありません。透明な海で魚たちを観察したり、シュノーケリングやシースルーのカヤックでパドリングしたり、グラスボートツアーでも魚を楽しめます。タヒチの島々のラグーンで楽しめる海のアクティビティは、サーフィン、パドルボード、ウィンドサーフィン、パラセーリング、水上バイクや、タヒチならではのカタマラン(双胴船)でのサンセットクルーズなど、他にもたくさんあります。
タヒチの島々のサンゴ
ターコイズ色のラグーンの海底に広がる見事なサンゴは、タヒチの島々での最も素晴らしい財産の一つであり、フランス領ポリネシアの海洋生態系にとって欠かせない存在となっています。透き通った温かな海でダイビングをして、この壮大な自然遺産の豊かさを堪能してみてはいかがでしょうか。 タヒチの島々で体験できるアクティビティの中でも特に人気なのが、サンゴ礁の探索です。サンゴは、多くの種が生存する上で欠かせない存在となっています。フランス領ポリネシアには、1,000種類以上の魚と150種類以上のサンゴが生息していますが、地球温暖化とマスツーリズムの影響を受け、サンゴは今や厳格な保護の対象となっています。ボラボラ島、モーレア島、タハア島、ライアテア島といったのどかな島々の周りでは、サンゴ礁が壮大なラグーンを形成しています。ソシエテ諸島から遠く離れたツアモツ諸島のランギロア島は、世界で2番目に大きなラグーンであり、サンゴ礁を探索するのに理想的な場所です。探索の際には、サンゴ礁を傷つけてしまわないように注意してください。また、サンゴの収集は厳しく禁じられていることもご留意ください。 ダイビングでサンゴ礁を探索 ランギロア島、ファカラバ島、ティケハウ島などのツアモツ諸島でスキューバダイビングをして、サンゴ礁に生息する豊かな海洋生物を観察しましょう。これらの環礁は、マルケサス諸島などで見られる高くそびえる火山島とはまったく異なります。透き通ったラグーンやパスでのダイビングやシュノーケリングは、ユニークで忘れられない体験となるでしょう。 Water broom in Fakarava © Frédérique Legrand Corals in Tahiti © Myles McGuinness Coral in The Islands of Tahiti © Grégory Lecoeur ランギロア島やファカラバ島でダイビングをするときは、パスに向かう潮の流れに身を任せましょう。そうすることで、簡単に深くまで潜ることができ、ブダイ、ナポレオンフィッシュ、チョウチョウウオ、エンゼルフィッシュ、ヤガラ、タコ、ウナギなどの多種多様な海洋生物が生息する壮大なコーラル・ガーデンにたどり着けます。ファカラバ島はユネスコの生物圏保護区に指定されており、多くの種が保護の対象となっています。タヒチの島々の海では、マンタ、サメ、ウミガメ、イルカ、クジラを観察することもできます。 サンゴの探索と保護 サンゴ礁は非常にデリケートで、タヒチの島々ではその保護と保存が最も重要な課題となっています。テ・マナ・オ・テ・モアナ協会は、多くのホテルやツーリズム関係者と協力して、コーラル・ガーデンを探索する特別ツアーを旅行客に提供しています。 Replanting coral in Tahiti Et Ses Îles © Myles McGuinness 豊かな海洋遺産の保護に貢献できる簡単な方法があります。フランス領ポリネシアでは、環境にやさしい日焼け止めを使用するようにしましょう。もっとアクティブに取り組みたい場合、コーラル・ガーデナーズ協会を通じて、タヒチ島とモーレア島でサンゴを養子にするプログラムに参加しましょう。このプログラムでは、サンゴを苗床から実際の海へと植え付けることができます。植え付け後は、定期的に成長の様子をお知らせしてもらえます。
タヒチの島々:持続可能な楽園
フランス領ポリネシアへの旅は特別な体験です。現代的な日常生活の喧騒から遠く離れて、完璧な楽園の島でリラックスして元気を回復する良い機会です。タヒチの島々で大切なものとつながり、マナを体感しよう。 責任あるツーリズムは、基本に立ち返り、自然環境とつながるための手段です。タヒチの島々は、観光客がこれからも豊かな生物多様性を楽しみ、受け継がれてきた文化を発見することができるよう、持続可能なツーリズムに取り組んでいます。生態系の保護や古代マオヒ文化の保全に積極的に関与しているツアモツ諸島とソシエテ諸島の5つの場所をご紹介します。フランス領ポリネシア全域で積極的な活動が増加しています。ツアモツ諸島のファカラバ島はユネスコ生物圏保護区です。ダイビングファンにとってここは楽園です。透明な海には印象的な「サメの壁」など海洋生物があふれています。 タプタプアテアのマラエとマンタの保護区域 マラエは、ライアテア島のタプタプアテア遺跡の中心にあります。このマラエは、かつて東ポリネシアの宗教と文化の中心であり、ポリネシアの航海者たちはこの地から太平洋の探検に出発しました。ライアテア島は、神々が住まう神聖な場所と考えられているので、「聖なる島」として有名です。2017年、タプタプアテアのマラエはユネスコ世界遺産に登録されました。 Bird Island, Tetiaroa © Tahiti Fly Shoot Conrad de Bora Bora © Karl Shakur The Taputaputaea marae is a must-see on Raiatea © Tahiti Tourisme ボラボラ島には、堂々としたマンタのすべてを知ることができる場所があります。マンタトラスト(国際的に高く評価されている団体)は、コンラッド・ボラボラ・ヌイと協力して、専門の海洋生物学者による学習ツアーを提案しています。最新の研究データについて説明を受け、参加者はこの最も優雅な海の生き物と一緒に遊泳することができるのです。大型の海洋生物と一緒にいるときは、常に落ち着いて、緩やかな動きを心がけることを忘れないでください。彼らは人間に危害を加えるつもりはありませんが、些細なことで驚いてしまうのです。 「鳥の島」とテ・ファレ・ナチュラ・エコミュージアム ソシエテ諸島のテティアロア島訪問は、本当に忘れられない体験になります。絵葉書のように美しいこの壮大な環礁には、いくつかの遺跡があります。モツ(小島)の中でもタフナ・イチは、15種の海鳥が営巣する鳥類保護区になっています。この環礁には38種の植物固有種が生育し、ウミガメの繁殖のための保護区域でもあります。 Te Fare Natura Eco Museum © Grégoire Le Bacon テ・ファレ・ナチュラ・エコミュージアムは、モーレア島のオプノフ湾にあります。エコミュージアムの建物は、タヒチの島々の海洋環境や植生から着想を得た独創的な建築です。エコミュージアムは見学者参加型の博物館で、この楽園島の文化、環境、科学といった側面から没入できます。持続可能な発展と生物多様性の保護は、現在フランス領ポリネシアの最優先事項です。 文:セリア・ビジャリーノ
保護と保全
フランス領ポリネシアの天然資源は限られていることから、地元のコミュニティは政府と協同して環境保護と持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)の実現に取り組んでいます。タヒチの島々が直面している最も重要な課題が、この土地特有の環境を保護、保全することです。 118の島があり、総面積4,200km2に及ぶヨーロッパに匹敵する広大なエリア、フランス領ポリネシアへ、ようこそ。どの島にも、それぞれ独自の生物学的特徴があり、固有の動植物が生息しています。人類は現在に至るまで自然環境に手を加えてきてきました。その結果として気候変動、種の絶滅、廃棄物による汚染、きれいな水をはじめとする天然資源の管理問題という、さまざまな危機に直面することになったのです。タヒチの島々のコミュニティはこうした状況への対策を進めており、特に環境保護団体を通じて、rāhui(ラーフイ)という海洋空間を保護するための管理措置の復活や、環境問題における土着知識の見直しのための活動を実施しています。こうした取り組みは、島の人々がこの土地特有の自然遺産を守るために講じた措置の土台となっています。それぞれの島で、コミュニティが自分たちの活動によるエコロジカル・フットプリント(人間が生きるために使う自然環境の消費量)を減らし、生物の多様性を保護して環境を尊重する事業活動を進めようとしています。サステナブル・ツーリズムの発展は、経済成長の必要性と環境保護のバランスを保つうえで不可欠な取り組みといえるでしょう。 環境保護団体 タヒチの島々には、環境の保護や保全に取り組む組織や機関がいくつかあります。その1つであるTe Mana O Te Moana(テ・マナ・オ・テ・モアナ)は、フランス領ポリネシアの海洋生物、特にウミガメの脆弱性を世間に知らせる活動を定期的に行っています。この団体では過去15年にわたって海洋地域の管理計画を策定し、モーレア島などで海洋生物保護区の設立に寄与しています。 Protecting birds in The Islands of Tahiti © Grégoire Le Bacon The Islands of Tahiti Protected Marine Area © Grégoire Le Bacon Hiking in The Islands of Tahiti © Alika Photography フランス領ポリネシアの鳥類学会、Manu(マヌ)は、野生の鳥とその生息地を保護する取り組みを中心に行っています。Haururu(ハウルル)という団体は、タヒチ島のパペノオ渓谷の文化や環境遺産の保護に取り組んでいます。また、古くから伝わる慣習や伝統を島民や観光客に伝えることにも積極的に行っています。Te Fetia O Te Mau Mato(テ・フェティア・オ・テ・マウ・マト)は、タヒチ島やフランス領ポリネシアの島々でエコロジーなハイキングツアーを催行しており、コースの維持や資金確保、安全対策を行っています。環境保護協会連盟のTe Ora Naho(テ・オラ・ナホ)は、タヒチの島々におけるさまざまな環境団体の活動を調整しています。 ラーフイという措置 ラーフイとは、特に海洋エリアにおいて、環境を害する可能性のある漁業やその他の活動を一時的に禁止するという昔の慣わしです。この「漁業を停止する」という伝統的な方法が、フランス領ポリネシアの脆いサンゴ礁を保護する手段として、近年、再び実践されるようになっており、資源の持続可能な管理を行ううえで強力な行政措置といえます。地元の非営利団体(NGO)の中には、ラーフイをフランス領ポリネシア全体に普及させようと活動しているところもあります。 The return of the practice of…
伝統的なタヒチの慣習とサステナブル・ツーリズム
タヒチの島々では、自然の保護、保全を第一に考えています。サステナブル・ツーリズムを推進するために、伝統的なポリネシアの慣習は極めて重要な役割を担っています。 フランス領ポリネシアには、無数の文化遺産があります。ポリネシアの伝統的な慣習に従うことは持続可能な生活スタイルを支持することにつながり、ひいては天然資源や生物多様性を保護し、人と環境の関係を見直すことになります。タヒチの島々には、すばらしい豊かな文化、遺産、歴史があります。何世紀も前に起源をもつタヒチの慣習は、世代から世代へと受け継がれており、現在も漁業、農業、航海、医薬など日常生活の多くのシーンで、島の人々が実践しています。伝統的なタヒチの慣習を維持する主な目的は、タヒチの島々の環境を保護し、持続可能性を推進しながら、独自の生活スタイルを守ることにあります。はるか昔からの古い慣習は、環境を守り、古代ポリネシア人の自然への理解を永久化するうえで重要なのです。 農業と伝統的なタヒチの医薬品 faapu(ファアプ)(果樹園または畑)は、タヒチの伝統文化の1つです。タヒチのコミュニティでは、環境に配慮して、輪作、森林農業、伝統的な灌漑、太陰暦の使用など、常に昔ながらの技術で果物や野菜を栽培しています。 Taro in Rurutu © Tahiti Tourisme Tu'aro Maohi © Teriitua Maoni Taro fields in Rurutu © Tahiti Tourisme タヒチの島々に溢れる多様な植物は、伝統的な植物由来の医薬の発展を導いてきました。何世紀もの間、ポリネシア人はあらゆる感染症の治療に自然療法を用いており、薬用の植物、ハーブ、低木の多くは島内に存在するもので、治癒効果が認められています。現在もこうした伝統的な薬は、現代の治療と同じように効果があるものとして、島民たちに使われています。島の医師たちは、伝統的な治療と現代医薬を組み合わせることで、こうした治療をずっと続けているのです。 ラフイと伝統的な航海 ポリネシア人は、常に責任を持って海やラグーンの天然資源に対して取り組んでいます。rahui(ラフイ)として知られる自然を守るための古代の慣習は、現在PGEM(海域管理協会)がポリネシアで実施しており、海洋生物の多様性を守るために、特定種の漁業を禁止するエリアを設定しています。 Traditional sailing © Stéphane Mailion Photography 伝統的な航海技術は、海洋環境への知識に基づいており、昔の航海士は星、波、鳥、他の自然要素を用いて、航路を見出していました。風力を使い、自然の中にある目印に導かれながら、自然と完全に調和することで太平洋を島から島へと渡った航海は、まさにサステナブルな航海の在り方だといえます。
タヒチの島々にすむ絶滅危惧種を保護するための取り組み
タヒチの島々に住む人たちは、絶滅危惧種の保全・保護に全力で取り組んでいます。フランス領ポリネシアが直面する環境問題への意識の高まりを受け、フェヌア(島)、海、島々のユニークな生物多様性を守る、サステナブル・ツーリズムの実現が進んでいます。 フランス領ポリネシアは地理的に孤立しているため、島々には多くの固有種が存在しています。その中には深刻な絶滅の危機に瀕しているものもあり、DIREN(環境省)は地域社会やその他のさまざまな地方団体と協力して、保護、保全、教育的措置を次々と実施しています。例:各地方自治体がサンゴ礁とその生態系の保護を目的として、環礁の周辺にいくつかの限定された海域を設定。島々の植物や鳥類、昆虫を保護するための保全プログラムの導入。環境に配慮した農業を推進するため、森林や河川、ラグーンなどの自然資源の持続可能な管理政策を採用。環境問題、生物多様性の保全、環境にやさしい行動について、住民や観光客に情報を提供するため、地域社会と旅行客を対象とした啓発活動計画を策定。また、教育を目的とした海域を多数設けており、海洋環境の管理および保護方法について、学生たちが実地研修を受けられるようになっています。 タヒチの島々の固有種 マルケサス諸島とオーストラル諸島には、絶滅の危機にある固有種が数多く生息しています。その中には、ウアフカ島の小さくてカラフルなコンセイインコ、リマタラ島の「ビニウラ」と呼ばれるムスメインコも含まれています。2022年、フランス領ポリネシアでは1,500羽のビニウラが野生に生息していましたが、現在はリマタラ島でしか見ることはできません。これらの鳥たちにとって一番の敵は卵を盗むクマネズミです。このような侵略的外来種であるネズミから巣を守ろうと、保護団体が設立されました。 'Upe © Grégoire Le Bacon Vini 'Ura © Tuihei Photography Pihiti © Tuihei Photography フランス領ポリネシアにおける生物多様性の重要な部分を担う鳥類を守るため、鳥類保護区がいくつか設けられています。テティアロア島のバードアイランドは、多くの鳥類にとっての聖域であり、自然観察の場でもあります。ツアモツ諸島のティケハウ島にも、人間の活動によって生存を脅かされている鳥が数種生息しています。人間活動はウミガメの繁殖サイクルへの脅威にもなっており、卵がふ化してひな鳥が生き残れるようにするため、巣穴を監視するシステムが設置されました。ツアモツ諸島に生息するデリケートな動植物たちの保護には、継続的な努力が必要です。 最前線に立つ環境保護団体 「マヌ」という団体では、タヒチの島々に生息するすべての鳥類の保護に取り組んでいます。鳥類保護区を新たに設けたり、既存の保護区の監視活動に参加しています。また、生物多様性の重要性に対する意識を高めることを目的とした、教育キャンペーンも実施しています。「マタ・トホラ」と「オセアニア」の2つの団体は、タヒチの島々の海を訪れるザトウクジラの保護と監視に取り組んでいます。「ビギ・サンクチュアリ」というプログラムは、ザトウクジラの保護を主軸とした教育・研究プログラムとして、各地方自治体との連携のもと設立されました。 Diving with a whale © Grégory Lecoeur テ・マナ・オ・テ・モアナという団体は、主に、海洋生物、サンゴの繁殖、環境保護に関する授業を学校で行うなど、海洋保護の必要性についての意識を高めるために活動しています。また、人間活動によって危険にさらされているウミガメとその巣穴の保護にも取り組んでいます。モーレア島のコーラル・ガーデナーズ協会は、サンゴ礁の危機的状況を危惧した若いサーファーたちによって設立されました。旅行客や地元の人にサンゴを「養子縁組」してもらうという斬新なアイデアや啓発運動を通して、絶滅の危機にあるサンゴの再生を支援しています。
最もロマンチックな旅行先
タヒチの島々は、世界でも非常に人気の高いハネムーン先となっています。南洋ののどかな島々には、豪華ホテル、白い砂浜、透き通ったターコイズ色のラグーンなど、さまざまな魅力があります。フランス領ポリネシアでのハネムーンは、夢のようにロマンチックなバケーションとなりそうです。 タヒチの島々は世界中の旅行客の憧れの地であり、特にハネムーンを楽園で過ごしたい新婚夫婦にとっては夢のような場所です。ターコイズブルーのラグーンに浮かぶ高級ホテルの水上バンガローから、本格的なタヒチアン・ゲストハウスの熱帯庭園にあるシャレーまで、さまざまな宿泊施設の中からステイ先をお選びいただけます。究極のくつろぎを求めるなら、プライベート・アイランドの浜辺のシャレーへの宿泊がおすすめです。バケーション中には、さまざまなウォータースポーツ、ハイキングや乗馬、伝統的なタヒチアンダンスのパフォーマンス、文化イベント、考古学的遺跡や歴史的スポットの探索など、多くのアクティビティにトライしてみましょう。タヒチ島、モーレア島、フアヒネ島、ボラボラ島、ランギロア島をはじめとするフランスの風情漂う南洋の島々で、一生に一度のロマンチックなバケーションを過ごしてみませんか。 ビーチリゾートのハネムーンにぴったりの旅行先 世界で最も美しいハネムーン先として知られるフランス領ポリネシアは、太平洋に浮かぶ118の南洋の島々からなります。ボラボラ島、モーレア島、タヒチ島、フアヒネ島、ライアテア島、ランギロア島。これらの島はすべて、あなたの夢が叶う島です。柔らかな白砂、黒砂、そしてピンク色の砂の誰もいないビーチ、透き通ったターコイズブルーのラグーン、どこまでも続くココヤシの木。タヒチの島々は、絵はがきのように美しく、人生で最もロマンチックな日にふさわしい場所といえるでしょう。エイやウミガメに囲まれて泳いだり、シュノーケリングをしたり、カヤックやパドルボード、水上バイクでラグーンを探検したり、人のいないモトゥ(小島)の水際でピクニックランチを楽しんだり。夜はレストランのテラスでロマンチックなディナーを楽しみながら、ラグーンに沈む美しい夕日を眺めて。 Snorkeling in The Islands of Tahiti © Tahiti Tourisme Couple on a cruise © Tahiti Tourisme_Gregoire LE BACON Romance on a motu © Hélène Havard タヒチの島々に代々伝わるポリネシア文化も、ロマンチックなバケーションの思い出となるでしょう。伝統的なダンスや音楽のパフォーマンスだけでなく、島民の温かい歓迎の笑顔からも、その文化を感じ取ることができるはず。その感覚が、マナの一部なのです。多くの高級ホテルリゾートでは、伝統的なタヒチアンスタイルでウェディングをすることもできます。フランス領ポリネシアの料理は、新鮮な魚介、フルーツ、野菜をベースに、ポリネシア料理、中華料理、ヨーロッパ料理が融合した魅惑のグルメ。ラグーンの見えるレストランのテラスでロマンチックなディナーを楽しんだり、人のいないモトゥ(小島)でピクニックを楽しんだり、パペーテの屋台で夜食を楽んだりと、楽しみ方は実にさまざまです。 タヒチの島々でハネムーン タヒチの島々でのハネムーンを冒険に満ちたものにしたいなら、さまざまなアクティビティにトライしてみましょう。カヤックやパドルボード、ポリネシア伝統のセーリングカヌーでラグーンを巡ったり、人のいないモトゥ(小島)を訪れ、マンタやウミガメ、さらには無害なカマストガリザメと泳いだり。スキューバダイビングで大きな海洋生物を観察し、バラクーダやジャックフィッシュの群れに挨拶したり。四輪駆動車でのサファリドライブやマウンテンバイクでの渓谷や丘の探検、さらには島の内陸部にある滝や洞窟、考古学的遺跡の訪問も。スリルを味わいたい方は、ヘリコプターのフライトやスカイダイビングに挑戦し、空から楽園を眺めてみましょう。 Your honeymoon in The Islands of Tahiti © Myles McGuinness タヒチの島々では、さまざまなハネムーンパッケージが用意されています。最も行きたい島、お二人に合った宿泊施設、トライしたいアクティビティをお選びください。ボラボラ島、タヒチ島、モーレア島、ランギロア島、その他フランス領ポリネシアにある118の島々が、お二人の長くロマンチックな人生の旅の始まりを喜んでお迎えします。
タヒチの島々で挙式ができる場所
タヒチの島々は、夢のウェディングロケーション。モーレア島での伝統的な儀式から、ボラボラ島のビーチでのロマンチックなウェディングまで、あらゆるご要望にお応えできるスタイルと会場が用意されています。フランス領ポリネシアで正式に結婚したいというカップルも、世界で最もロマンチックな環境で結婚の誓いを新たにしたいというカップルも、タヒチの島々で純粋な魔法のひとときを過ごせること間違いなしです。挙式後、すでにハネムーンにぴったりの場所にいるのも大きな魅力。
タヒチの島々のプロポーズスポット
タヒチの島々でプロポーズしようと決めたあなた。指輪も用意したけれど、結婚の申し込みにベストなスポットはどこだろうとお悩みではないですか。タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島、フアヒネ島にティケハウ島など、世界でも有数のロマンチックなシチュエーションがタヒチの島々には存在します。ここでは、忘れられないロマンチックなプロポーズにするためのおすすめのスポットと演出方法をご紹介します。 タヒチの島々は、世界で最もロマンチックな旅先の一つです。結婚生活への第一歩を踏み出すための理想的なシチュエーションが、ターコイズブルーのラグーン、白やピンクの砂浜、緑豊かな渓谷、神聖な山々によって生み出されています。多くの旅行者が、タヒチの島々を旅したことで感情面に影響があったと言っています。これは、マナと呼ばれるタヒチの島々の至るところに存在する生命エネルギーと聖なる力によるものです。どこでプロポーズをしようと、ホテルスタッフやウェディングプランナー、オプショナルツアーの運営会社も、お二人にとって特別なひとときとなるよう喜んでお手伝いいたします。プロポーズにおすすめのスポットをいくつかご紹介します。 浜辺でのロマンチックなディナー 浜辺でキャンドルライトディナーを楽しみながらのプロポーズほど、ロマンチックなものはありません。宿泊施設またはウェディング企画会社にてすべて手配いたします。南国の花やヤシの木に囲まれた白い砂浜、もしくはピンク色の砂浜の波打ち際に用意されたテーブルにウクレレの音色が響き、冷えたシャンパンがタイミング良く注がれます。この魔法のようなひとときを永遠に残したいなら、プロのカメラマンの立ち合いも可能です。さらに、パートナーへの完全なサプライズとして手配することもできます。 A romantic dinner on the beach © Grégoire Le Bacon Romantic dinner in The Islands of Tahiti © Grégoire Le Bacon Sofitel Moorea Ia Ora Romantic Dinner © Sofitel Moorea Ia Ora Beach Resort 海の上でプロポーズすることも可能です。夕暮れにカタマラン(双胴船)でプライベートクルーズに出かけ、シャンパンを開けたら、ラグーンの上に広がる空が赤く黄金に染まりゆく中でプロポーズをします。パートナーへのサプライズとして、ホテルに依頼し、部屋や水上バンガローを特別に飾り付けることもできます。ラグーンで一日を過ごして戻ってきたときのため、シャンパンを氷で冷やしておいてもらえるようリクエストしておきましょう。 タヒチの島々でオリジナルのプロポーズ もう少し思い切ったことをしたいなら、ヘリコプターのレンタルはいかがでしょう。この特別な瞬間を切り取った写真は、ヘリコプターの窓から見えるボラボラ島と壮大なラグーンにより、南国情緒あふれるものになるはずです。さらに、ラグーンの上空を飛ぶパラセーリング中に、空中でプロポーズすることも可能です! Helicopter tour in Nuku Hiva © Grégoire Le Bacon ほかにも、タヒチの島々でのスキューバダイビング中にプロポーズをするという楽しい演出もあります。二人で一緒に透き通った海に潜り、驚くほど多様な海の生き物たちを眺めたあと、色とりどりのサンゴと熱帯魚に囲まれた理想的なスポットを見つけてプロポーズをします。アドバイス:マウスピースをくわえたまま話すことは難しいため、ダイビングをする前にプロポーズの言葉を油性ペンではっきりと手の甲に書いておきましょう。水面に戻ってからキスをすれば、二人の婚約の誓いは永遠のものに。
フアヒネ島で文化に浸る
フアヒネ島のすばらしいターコイズ色のラグーンには圧倒的な魅力があるため、つい足を運んでしまいそうになりますが、島内を巡る時間も確保して、島の豊かな文化に触れてみてください。 アメリカ人歌手のボビー・ホルコムは、1991年にフアヒネ島で亡くなるまでの25年間、この島で過ごしました。すべてのポリネシア人、特にホルコムが愛したフアヒネ島の人々は彼の死をとても悼んでいます。静かで美しいフアヒネ島を訪れたら、なぜホルコムがこの島に住んだのか分かるはずです。フアヒネ島には独自の古代文化が根付いた過去と現在が調和しています。 過去の記憶は常に存在する フアヒネ島を訪れる旅は、ポリネシアの文化と伝統の中心を訪ねる旅ともいえます。たくさんのマラエ(祭祀遺跡)などの古代遺産が豊富にあり、その中には非常に印象的なものもあります。最初に訪れたいおすすめスポットは、ファレ・ポテエ・マエバです。伝統的なポリネシアの家屋を博物館にしていて、島の文化をたくさん知ることができます。マエバ村には、かつて8人の長がいたため、古代遺跡がたくさん残っています。村のすぐ近くには、立派なアフ(祭壇)が残るマヌヌのマラエがあり、フアヒネ島南部には、アニニのマラエという重要かつ荘厳な遺跡があります。 まだまだ文化に触れたいなら、ファイエの聖なる青い目をしたウナギを見に行きましょう。島の子どもたちもウナギに餌付けをするのが大好きです。次のおすすめスポットは、マエバにあるコーラルストーンフィッシュパークです。古代では仕掛けをV字型に作り、魚を獲っていました。この仕掛けは現在も島の漁師たちが使っています。島内をドライブしていると、カーステレオからボビー・ホルコムの曲が聴こえてきます。絶大な人気を誇ったアメリカ人歌手のホルコムは、晩年、亡くなるまでの25年間をマエバで過ごしました。島の文化に深い印象を残したホルコム。彼の銅像は、フアヒネ島の人たちの心にホルコムが生きているという何よりの証拠です。 フアヒネ島ならではのおすすめアクティビティ フアヒネ島ならではの体験をするなら、やはり重要な遺跡を巡ることでしょう。ツアーガイドの説明や伝説を聴きながら、独自の文化に身を委ねてみましょう。美しいフアヒネ島に滞在中、ぜひ訪れてほしい場所をいくつかご紹介します。
フランス領ポリネシアのベスト撮影スポット
白い砂浜、ターコイズ色のラグーン、豊かな緑に恵まれたフランス領ポリネシアは、まさに南国の楽園。南洋の島の風景は、Instagramのプロフィール画面をおしゃれに彩る写真を撮るのにぴったりです。すてきな記念になるだけでなく、フォロワーも羨むようなベストスポット10選をご紹介します。
ポール・ゴーギャン号でのクルーズ
ポール・ゴーギャン号でのクルーズは特別な体験であり、タヒチの島々を堪能する理想的な方法です。ポール・ゴーギャン号は、フランス領ポリネシアの海で一流のクルーズを提供し、ツアモツ諸島やマルケサス諸島、ソシエテ諸島の各島を訪れます。 ポール・ゴーギャン号は、晩年をマルケサス諸島で過ごした世界的に有名な画家にちなんで名づけられました。ゴーギャンはフランス領ポリネシアに惚れ込み、マルケサス諸島の美しい風景と人々からインスピレーションを得て、多くの作品を残したことで知られています。当時はかなり前衛的と捉えられたようですが、これらの傑作は今や世界で最も価値のある美術作品とされています。ポール・ゴーギャン号でのクルーズは、マルケサス諸島、特にゴーギャンが晩年を過ごしたヒバオア島を訪れるのにぴったりな方法です。島にはゴーギャンの生涯と作品に捧げられた文化センターがあり、主要な村であるアツオナ村には絵に描いたように美しく小さい墓地があり、そこにゴーギャンが眠っています。 タヒチの島々での特別なクルーズ クルージングは、タヒチの島々を訪れる最も楽しくリラックスできる方法の一つといえます。毎朝、新しい地平線を目にし、毎晩、異なる島の楽園の壮大なサンセットを眺める最高の旅。ポール・ゴーギャン号は南太平洋、特に浅いラグーンを航行できるように特別に設計されており、大型船では入ることのできない数々の珍しい港にも寄港できるのが魅力です。ポール・ゴーギャン号でのクルーズは、広々とした豪華な客室、素晴らしい料理、一流のサービスなど、まさに5つ星の体験を味わえる船旅となることでしょう。 Paul Gauguin cabin © Danee Hazama Paul Gauguin's restaurant © Tim McKenna Ship's pool © Tim McKenna クルーたちはほとんどがタヒチ人であり、これも本物を体験をできる大きなポイントです。きっと喜んで、訪れる島の歴史や文化について多くを語ってくれることでしょう。クルーズ中は、最高のビーチやシュノーケリングスポット、文化的スポットへのツアーなど、さまざまなアクティビティを体験できるチャンスがあります。また、島の内陸部を訪れ、豊かな田園地帯を散策し、魅力にあふれた古代マオヒ文明の考古学的遺跡を巡ることもできます。ボラボラ島では、世界で最も美しいラグーンに沈みゆく夕日を眺めながら、メインデッキでカクテルをお楽しみいただけます。 選べるクルーズプラン ポール・ゴーギャン号でのクルーズは7泊または14泊からお選びいただけます。クルーズ船はソシエテ諸島、ツアモツ諸島、マルケサス諸島を訪れ、クルーズプランによってはボラボラ島、モーレア島、フアヒネ島、タハア島、ヒバオア島、ランギロア島に寄港します。 Cruise aboard the Paul Gauguin © Tahiti Tourisme ポール・ゴーギャン号はパペーテから出航し、ソシエテ諸島、マルケサス諸島、ツアモツ諸島を巡ります。各クルーズプランでは、モーレア島、ボラボラ島、タハア島、ヒバオア島、ランギロア島など、各諸島における主要な観光向けの島に立ち寄ります。クルーズ料金は、泊数、プラン、事前支払いが必要なアクティビティにより異なります。ポール・ゴーギャン号でのクルーズは忘れられない体験となり、タヒチの主要な島々を巡る贅沢な旅となることでしょう。
最新トレンドのフォイルサーフィン
ウォータースポーツ界で今流行しているのがフォイルサーフィンです。ボード底の長い形状のフィンにより揚力が生まれ、ボードが水面から浮き上がり、波の上でサーフィンを楽しめるというもの。タヒチの島々で楽しめる海のアクティビティに、このスリリングな体験が加わりました。 フォイルボードには、サーフ、ウイング、パドル、カイト、パドルボード、ウェイクの6種類があります。ヨットレースで使用される技術が進化して生まれたフォイルボード。愛好家によると「感覚は通常のサーフィンと同じだが、衝撃が小さく、脚への負担が少ない」のだとか。速度は通常のものと変わりませんが、ボードが水から出ているため、抵抗が少なく、疲れにくいのが特徴です。最初は少し難しいですが、多くのサーファーがすぐにコツを掴みます。タヒチ島やその他の島々には、ボードを借りてさまざまな種目のレッスンを受けられるウォータースポーツセンターがいくつかあります。タヒチの島々のラグーンや周辺の水域は、どんな海のアクティビティにもぴったりです。バケーションの間に、フォイルサーフィンにトライしてみてはいかがでしょうか。 ウェイクフォイル ヘルメットと救命ジャケットを着用しましたか?それでは、タヒチ島、ボラボラ島、モーレア島で非常に人気の新しいウォータースポーツ、ウェイクフォイルのレッスンを受けてみましょう!サーフボードの底には大きなフィン(プロサーファーはマストと呼びます)が取り付けられ、水上スキーのようにボートがあなたを引っ張ります。ボートが加速すると、フィンの形状でボードが水面から浮き上がり、傍から見ても、自身の感覚としても、まるで波の上を猛スピードで飛んでいるようかのよう。インストラクターがその仕組みを詳しく説明してくれるでしょう。 Stroll on the water © Thierry Donard Films NDG Cinema Jetsurfing in The Islands of Tahiti © Tahiti Tourisme Foiling in Moorea © Grégoire Le Bacon 経験豊富なサーファーやカイトサーファーでなくとも、楽しむことができますが、体調のコンディションが良く、多少の忍耐力があることが求められます!ウェイクフォイルは、波の上を走る感覚に慣れる間、ボートの横バーにつかまることができるため初心者におすすめです。慣れてきたら、ボートに引っ張られながら本格的に楽しむことができるようになります。その後、カイトフォイルやパドルフォイルといった他のフォイルサーフィンにトライするのも良さそう。 フォイルサーフィンなどのマリンスポーツを体験できる場所 タヒチの島々でこれらの新しいスポーツにトライするのにおすすめなのが、ソシエテ諸島、特にタヒチ島、モーレア島、ボラボラ島です。初心者や腕を磨きたい人向けのクラスを提供するウォータースポーツスクールもいくつかあります。宿泊施設に問い合わせれば、最寄りのスクールを紹介してくれるでしょう。 The Islands of Tahiti, ideal for water sports © Kim Lawson フォイルに乗って波の上を走るのは少し怖いという方もご心配なく。タヒチの島々には、ラグーンで楽しめるさまざまなアクティビティがあります。バランス感覚がある方には、パドルボードがおすすめです。コツさえつかめば簡単に乗りこなせます。ウィンドサーフィンはスピード感のあるスリルを、アウトリガー・セーリング・カヌーは文化的な楽しみを体験することができます。サーフィンが好きでも、世界で最も波が大きく、危険なサーフスポットとして知られるチョーポーに挑戦するのはまだ早いという方は、モーレア島、ライアテア島、フアヒネ島、またはツアモツ諸島へ。
初心者向けサーフィンガイド
タヒチの島々は、太平洋でも最高のサーフスポットとして知られています。サーフィンに挑戦したことがない人は、バケーション中に波の掴み方を習得し、ビーチまで波に乗れるよう練習してみましょう。 サーフィンに関する最初の言及は、18世紀にハワイとタヒチを訪れたジェームズ・クックなどの初期の探検家が残した記述に見られ、1777年の日記にはこう記されています。「海の上をとても速く、とても滑らかに走り、私はこの上ない喜びを感じたのだ」ポリネシアでは、サーフィンは古代の伝統の一環とされており、常にヒエラルキーが存在し続けてきました。古代の時代においては、最高のボードと最良のビーチを使用できるのはアリイ族長や支配階級のみでした。その名残で、特定のスポットに縄張り意識のようなものを持つサーファーが少なくないので、初めてビーチを訪れる際には、礼儀正しく親切に振る舞いましょう。そうすれば、地元のサーファーはあなたを歓迎してくれるはずです。笑顔で「イア・オラ・ナ(こんにちは)」と声をかけてみてください。サーフィンは、岩礁ではなく、波が直接ビーチに打ち寄せる場所で練習するのが理想的です。タヒチ島にはたくさんのサーフビーチがあり、サーフクラブが初心者向けのコースを提供しています。受講すれば、すぐにプロのように波に乗れるようになるでしょう。経験豊富なサーファーであれば、サーフスポットの多いツアモツ諸島で「サーフ旅行」を楽しんでみてはいかがでしょうか。 適した時期と場所でサーフィンを楽しむ サーフィンを学ぶには、何回かレッスンを受けるのが一番の近道です。特にソシエテ諸島には、初心者向けのコースを設けているサーフクラブが多くあります。タヒチ島には最も多くのサーフスポットがあり、特に初心者向きのスポットは北西と北東の海岸に集中しています。モーレア島や他のタヒチの島々で波に乗るには、ある程度の経験が必要となるので注意が必要です。地元のサーフクラブが、自分のレベルに合った波を教えてくれるでしょう。タヒチ島で最も有名な波は、チョーポーの「ジョーズ」と呼ばれる波です。世界最高のヘビーウェーブで知られるこの波は、非常に危険で、挑むことができるのはトップクラスのサーファーのみ。タアプナ、プナアウイア、パパラ、マヒナにも素晴らしいサーフスポットがあります。初心者は、波の高さが1.5mから2mほどのオロファラやタハルウのビーチでサーフィンを楽しむのがおすすめです。 A traditional sport in Tahiti ©Tahiti Tourisme Surf session in Makatea ©Makatea Escalade Surfing in The Islands of Tahiti ©Hélène Havard サーフィンに適した時期は、主にビーチの位置と海のうねりで決まります。タヒチ島北部のパペヌービーチなどは11月から3月までがベストコンディションですが、南部のタハルウビーチなどでは年間を通してサーフィンを楽しめます。タヒチの水温は約25°Cですので、厚手のウェットスーツは必要ありませんし、長時間を水中で過ごす初心者サーファーも寒さを感じることはあまりありません。 タヒチで楽しめるその他のウォータースポーツ タヒチの島々に吹く貿易風と暖かく透明な海が、どのウォータースポーツをするのにも最適な条件を作り出しています。カイトサーフ、ウィンドサーフィン、セーリング、サーフィン、パドルボード、カヤック、そして最近のトレンドのフォイルサーフィンは、バケーション中に体験できる数々のマリンアクティビティのほんの一部です。 Other water activities ©Stéphane Mailion Photography 他のスポーツと同様に、サーフィンにも独自のルールや規則がありますので、最初のうちは、インストラクターの指示をしっかりと守ることが重要です。波は力強く、ボードは速いスピードで進むため、細心の注意を払わなければ事故が起きてしまいます。サーフィンをマスターしたら、ウォータースポーツの最新トレンドであるフォイルサーフィンに挑戦してみるのもおすすめです。ボード下の長いフィンにより、ある速度でボードが水から浮き上がるようになっており、まるで波のすぐ上を飛んでいるかのような感覚を味わうことができます。
タヒチの島々でウェディングを祝う10の理由
タヒチの島々でのウェディングが、お二人の特別な日をさらにロマンチックに彩ります。モーレア島の豊かな緑の山々、ボラボラ島の柔らかな砂浜、ライアテア島のスピリチュアルな雰囲気。どの場所を選ぶにしても、フランス領ポリネシアはウェディングに理想的な場所となることでしょう。タヒチの島々でのウエディングをおすすめする10の理由がここにあります。
パリオリンピックのサーフィン会場になったチョーポー
タヒチの島々は、2024年パリオリンピックのサーフィン競技開催地として準備を進めています。会場となるチョーポーの伝説の波「ジョーズ」。恐ろしくもあり、すばらしくもあるハバエ・パスの巨大な波は、すでに世界中のトップサーファーたちを魅了しています。2024年にはオリンピックの金メダルをかけて、この波で競うことになります! 伝説、唯一無二、圧巻。これらの言葉を持ってしても、チョーポー村のハバエ・パスのモンスターウェーブ「ジョーズ」の凄まじいパワーは表現しきれません。タヒチ島の南西にある小さな村、チョーポーは、2024年オリンピックのサーフィン競技開催地として準備をしています。チョーポーは、世界最難関の波に挑むべくやってくるトップサーファーたちに人気のサーフィンスポットで、高さ25フィート(7.6m)の波が押し寄せます。トップクラスのサーフィンの腕前は持っていないけれど、その波を見たいという人は、チョーポー村から船で出かけてみるといいでしょう。間近で「ジョーズ」を見たあとは、海岸沿いを通って、タヒチ・イチ半島の手つかずの田舎であるフェヌアアイヘレへ行ってみましょう。森へ行く立派なハイキングコースがあります。7~11月はザトウクジラの繁殖期で、出産、子育てをしにタヒチ島周辺の海へやってくるザトウクジラを観察しに船で遠出をしてみましょう。パスから離れてしまえば、チョーポー周辺の海はシュノーケリングに最適です。見事なドロップオフ(断崖)のある透明な海で、ウミウシや柔らかなサンゴ、カラフルな熱帯魚のコロニーに出会えます。 タヒチの島々で開催される2024年オリンピック オリンピックという大きな国際大会に向けて、すでにインフラやセキュリティの整備が始まっています。まだ確定はしていませんが、オリンピックに関連する舞台になると予定されている場所は3か所あります。パオファイの庭園ではさまざまなスポーツイベントが行われ、パパラのタハルウ・ビーチは各種ウォータースポーツアクティビティの会場に、チョーポー村は選手村となる予定です。また、特設の「ファンエリア」には、一般の人たちが大会をすべて見ることができるように巨大なテレビスクリーンを設置する予定です。恒例の聖火リレーでは、2024年6月13日に聖火がチョーポーを出発することになっています。124名の走者がパペーテのトアタへと聖火を運びます。 Teahupoo Bridge ©Grégoire Le Bacon Teahupoo, playground 2024 ©Grégoire Le Bacon The wave of Teahupoo ©Grégoire Le Bacon LionAiles 2024年オリンピックのサーフィン競技開催地となることは、タヒチの島々をサステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の場所として知ってもらう絶好の機会です。チョーポーは、20年以上にわたり、チャンピオンシップツアーのタヒチ・プロの会場となっていますが、オリンピックでもたらされる市場規模は全く異なります。 チョーポーのレジェンド ベヒアツアは、それは美しいサーファーでライアテア島に住んでいました。タヒチ島を訪れたベヒアツアは、チョーポーで開催される、horue(ホルエ)(タヒチ語でサーフィン)の大きなイベントがあることを耳にします。イベントに参加したベヒアツアは、華麗に大きな波に乗ってみせます。観客は彼女の名を叫び、盛大な拍手を贈りました。ベヒアツアに嫉妬して、その様子を疎んだアリイ(地元の長)は、ベヒアツアを追い払い、彼女の名を自分のものにしてしまいます。 Teahupoo surf session ©Steve Dickinson 「がい骨の壁」という意味のチョーポー2つの部族による大きな戦いにちなんで、村は「チョーポー」と名づけられました。勝者が敗者のがい骨で壁を築き、縄張りの境界にしたのです。残念ながらチョーポーの波は、そのおぞましい名前に応えてきました。多くのサーファーが波に挑み、亡くなっています。ポリネシア文化では、波の美しさとパワーはすべてを支配する神秘的な力「マナ」の一部とされています。
タヒチアンウクレレの歴史
タヒチの島々ではどこを訪れても、ウクレレの生演奏を聴くことができます。ホテルのレストランでは、夕方になるとウクレレのオーケストラが演奏します。ビーチやバス、特ににぎやかなイベントでも、ウクレレのクリアな音色を聴くことができるでしょう。ウクレレが聴こえる所には、いつも笑顔があります! ウクレレをかき鳴らす音は、白い砂浜、ヤシの木、透き通ったターコイズ色の海を伝えています。ウクレレは、ポリネシアの仲間であるハワイの人々がタヒチの島々にもたらし、ポリネシア文化に欠かせないものとなりました。 エキゾチックなシンフォニー タヒチアンウクレレは、タヒチアンバンジョーやuku(ウク)としても知られており、リュートの仲間であるハンドメイドの弦楽器で、8本の弦を指やピックで弾きます。ウクレレは至る所で耳にするので、観光客の歓迎のためだけに演奏されるものではないことがすぐにわかるはずです。タヒチの島々の人たちのほとんどがウクレレをある程度弾くことができ、パーティーでウクレレの生演奏がないことはありません。2015年、パペーテに総勢4,000人のウクレレ奏者が集まり、過去最大のウクレレ集団を結成して、ギネス世界記録を達成しました。 Tahitian musical instruments © Tahiti Tourisme Smiling ukulele player © Tahiti Tourisme Ukulele musical instrument © Hélène Havard ポリネシアンウクレレはポリネシア音楽で重要な楽器です。その音色はタヒチの島々を訪れる人へのあいさつであり、奏でられるといつも笑顔があふれます。ウクレレは小型のギターであるカヴァキーニョやリュートにヒントを得た楽器です。その原型が、1880年にハワイで働いていたポルトガル人労働者たちによってポリネシアにもたらされました。20世紀初頭、ハワイの人たちが作ったウクレレがタヒチの島々に渡り、現在ではポリネシア文化に欠かせないものになっています。ブラジル、カーボベルデ、マデイラ諸島、ベネズエラ、カリブではカヴァキーニョとして存在しています。 ポリネシアの伝統に触れる音楽の旅 タヒチアンウクレレは、ローズウッド、マホガニー、ライチの木から手作業で作られていますギターとは違って共鳴胴はありませんが、背面に円型の穴が開いていて、釣り糸を二重にした4組の弦が張られています。基本的に島の職人が作っており、ハワイのウクレレとは異なり、一般的なギターの形状ではありません。また、タヒチアンウクレレは高音で、とても速いスピードでかき鳴らします。驚くことに、ほとんどすべてのタヒチの人たちがタヒチアンウクレレを弾くことができますが、プロのミュージシャンの演奏を聴くと、やはり音色が全く異なります。美しいカーブで丁寧に磨かれたタヒチアンウクレレは、素敵なギフトやお土産にもオススメです。 Ukulele player © Hélène Havard タヒチの島々であれば、ほぼどこでもタヒチアンウクレレを購入することができますが、最も種類が充実しているのはパペーテ市場です。モーレア島にあるWoody Howard(ウッディ・ハワード)では、タヒチではtou(トウ)の名で知られる貴重な木材、ビーチコーディア(キバナイヌチシャ)を使った、特別なタヒチアンウクレレを取り扱っており、プロのミュージシャンが使用しています。滞在中にウクレレを買い忘れても空港内の店で購入できるので、ご安心を。
タヒチアンダンスの歴史
「オリ・タヒチ」と呼ばれるタヒチアンダンスは、力強く官能的で情熱的なポリネシア精神を体現しています。タヒチの島々の文化と歴史に深く根付いているオリ・タヒチは、単なるパフォーマンスというよりも芸術の一形態です。感情や物語、そして伝統を伝えるパワフルな表現手段として、世代を超えて披露されてきました。 躍動感のあるリズム、官能的な動き、優雅な振り付けが特徴のオリ・タヒチは、独自の伝統芸術としてタヒチ文化に欠かせないものです。タヒチアンダンスは、かつては消失しかけたこともありますが、今では世界中で知られています。 伝統の中心 芸術舞踊であるタヒチアンダンスの起源は、何世紀も昔にさかのぼります。音楽と歌に合わせて、古代の神に捧げる儀式や結婚式、出産、豊作祈願などの重要な行事で披露されました。ポリネシアのヴァヒネ(女性)の優雅で官能的な表現手段であるオリ・タヒチは、特にヘイバ・イ・タヒチが始まって以降、何年もかけて発展してきました。ヘイバ・イ・タヒチは、伝統的な音楽とダンスを称えるカラフルでにぎやかなお祭りです。タヒチの島々からダンスチームが訪れ、感動のパフォーマンスを1か月にわたって繰り広げます。観光客も地元の人たちも魅了され、夢中になります。 Heiva i Tahiti dancer © Dimitri Nguyen Verdenet Heiva i Tahiti dancer © Dimitri Nguyen Verdenet Dance group performing at Heiva i Tahiti © Dimitri Nguyen Verdenet 現在オリ・タヒチは、非常に人気のある芸術として発展しており、タヒチの島々では、生涯のうちにダンスチームに属したことがないという独身のヴァヒネ(女性)はほとんどいません。大胆でカラフルな衣装は、誇り高い古代文化を視覚的に表現するうえで重要な要素となっています。最も有名なタヒチアンダンスは、激しく陽気なtāmūrē(タムレ)で、より細かく練り上げられた兵士の踊りを'ōte'a(オテア)といいます。また、それぞれの諸島には、ガンビエ諸島のpe'i (ペイ)やマルケサス諸島の有名なhaka(ハカ)など、独自のダンスがあります。 世界共通語としてのタヒチアンダンス タヒチアンダンスは、独自の古代文化を伝える一つの表現形態です。それぞれの動きや振りに特別な意味が込められており、フランス領ポリネシアの伝統、伝説、歴史に関連しています。オリ・タヒチは官能的すぎるとして、初めてタヒチの島々へやってきたプロテスタントやカトリックの宣教師がこれを禁じました。幸いにも、タヒチの女性たちは自分の娘へとタヒチアンダンスの振りや動きを伝え続けていました。1950年代にマドレーヌ・モウアがこの禁じられた芸術を復活させ、その振りや振りは欠けることなく、しっかりと再現されています。 Dance initiation with a dance group in Nuku Hiva © Grégoire Le Bacon タヒチの島々を訪れたら、オリ・タヒチのパフォーマンスを観る機会がたくさんあるでしょう。美しく色鮮やかなパフォーマンスに感動すると思いますが、タヒチアンダンスはポリネシア人にとってコミュニケーション手段でもあるということを覚えておきましょう。世界共通語であるタヒチアンダンスは、自分のアイデンティティや文化遺産を未来の世代、そして世界中から訪れる観光客へと伝えるために用いられているのです。
ポリネシアのティキ像
フランス領ポリネシアの深い神秘の中に、島の職人たちの高い技術で彫られたtiki(ティキ)と呼ばれる宝があります。この彫像には、半神半人というはっきりとした特徴があります。その大部分は人間のように見えますが、大きなアーモンド型をした目は来世へ繋がる窓を表しています。ティキ像は力、知識、知恵、富の象徴であり、ポリネシア芸術の力とマオヒ文化の豊かさの表れです。 古代ポリネシアの職人は、その技術と情熱で石を彫って作ったティキ像に命を吹き込みました。現在、伝統工芸品のワークショップで見られるティキ像は、木、石、骨で作られたミニ版ですが、タヒチの島々の古代遺跡に祀られる名誉ある昔のティキと同様に、本来の価値と文化的意義を持っています。現代の彫刻家たちはカウリの木を使っていますが、ココヤシの木を使うこともあります。どちらも、生き生きとした芸術作品に生まれ変わることができる立派な素材です。火山石はティキ像に永遠の命を授けます。骨はデリケートな素材であるがゆえ、存在の脆弱性を表現しています。骨で作られたティキ像は非常に貴重です。職人は、真珠貝やサンゴ、マルケサス諸島のウアポウ島にあるフラワーストーンなど、他の素材で彫ることもあります。ティキ像の発祥地は、オーストラル諸島にある「フランス領ポリネシアの宝石」、美しく魅力的なライババエ島がです。島の職人の技術は世代から世代へ、遠く離れた島や孤島へと伝わっていき、古代の伝統が受け継がれています。ライババエ島の半神のティキ像は、守り神であり魔力を持っています。 フランス領ポリネシア土産になるティキ像 ティキ像は自宅へ持ち帰ることのできる宝物であり、マナが詰まった小さな宝石です。1つ1つが古代文化の精神であるポリネシアのマナの一部なのです。今は、さまざまなサイズのティキ像があります。リビングルームや玄関に立てておけるほど大きなティキや本棚をエキゾチックな雰囲気にしてくれる小さめのティキ、キーホルダーやペンダント、イヤリングになった極小サイズのティキもあります。 Handmade souvenir tikis © Grégoire Le Bacon Smiling Tiki of Raivavae with Eleonore © Grégoire Le Bacon Les fameux tikis de Marquises © Tahiti Tourisme タヒチの島々に数あるティキ像の中でもライババエ島にある3体のティキ像は、波乱万丈の過去を体験しています。1922年、船で3体のティキ像をタヒチ島へと運んでいたところ、そのうちの1体が海に落ちて紛失してしまいます。残りの2体は、何度か移動させられ、現在はパペアリのポール・ゴーギャン記念館のガーデンに鎮座しています。ポリネシア文化では、ティキ像を動かすと罰が当たるといわれています。実際、3体のティキ像を移動させたことで、不可解な死や事故が立て続きに起こり、このティキ像を元の場所に戻すよう、島民たちが運動を起こしました。 ヒバオア島の神秘的なティキ像 ヒバオア島のプアマウにある古代遺跡に立派なティキ像が鎮座しています。古代戦士の長にちなんでタカイイと名づけられた力強い巨大な像に、敬意と感嘆を感じずにはいられません。訪れた人たちはよく、この高さ2.5mのティキ像からエネルギーが出ているように感じると言います。このエネルギーは、ポリネシアでマナとして知られています。 Sacred stone tiki from Hiva Oa © Tahiti Tourisme マルケサス諸島には、ウアフカ島のホカツ渓谷にある有名なゾウのティキなど、他にもたくさんのティキ像があります。ゾウのティキ像は、1982年に森の中で発見されてから島のシンボルになっています。マルケサス諸島、特にヒバオア島では丘や渓谷を抜けるハイキングで、多くの古代遺跡にあるティキ像に遭遇するでしょう。マルケサス諸島で最も有名なティキ像に、ウアフカ島の「メイアウテの3体」として知られる3体のティキ像、アカパの守護神であるタプイビのティキ像、ヌクヒバ島のパエケにある11体のティキ像があります。
ボラボラ島のハネムーン
結婚生活を夢のような始まりで迎えたければ、新婚旅行は南洋にある美しいボラボラ島で。ハネムーンの計画にお役立ていただくため、太平洋の真珠と称される島で最もロマンチックな4つ星と5つ星のホテルをご紹介します。 結婚生活で一番大切なバケーションの計画にお役立ていただくため、ボラボラ島にある最もロマンチックなホテルのガイドをご用意しました。熱帯植物に囲まれたヴィラ、のどかなモトゥにある水上バンガロー、そこにポリネシア人スタッフの自然な優しさが相まって、この島で過ごすハネムーンは絶対に忘れられない思い出になります。白砂のすばらしいビーチ、ターコイズ色の澄み切った温暖なラグーンが広がる中、二人で手をつないで黄金色の壮大な夕日を眺めれば、まさに魔法のようなハネムーンになることは間違いありません。さらに、スキューバダイビングや水上バイク、シュノーケリング、ハイキング、伝統的なタヒチアンマッサージ、島内の工芸品店でのお土産ショッピングなど、滞在中にたくさんのアクティビティを楽しむことができます。 ボラボラ島でのハネムーン ボラボラ島で過ごすハネムーンは、上質なリラクゼーションとアドベンチャーの異国情緒あふれる融合に、ロマンスがたっぷりと足されたもの。二人の新生活の完璧な幕開けとなるでしょう。ソシエテ諸島にあるタヒチ島、モーレア島、フアヒネ島、タハア島、ツアモツ諸島のランギロア島とティケハウ島、マルケサス諸島のヌクヒバ島とヒバオア島など、ほかの島を訪れたい場合もすばらしいホテルがそろっています。タヒチの島々へは、ロサンゼルス、サンフランシスコ、シアトル、ホノルル、パリ、オークランド、東京、ヌーメアから飛行機の直行便が運航されています。また、タヒチの国内線航空会社が、フランス領ポリネシアの48の島々への便を運航しています。 Romance and honeymoon in Taha'a © Tahiti Tourisme_Gregoire LE BACON Romantic breakfast in Bora Bora © Tahiti Tourisme Romance and honeymoon in Tahiti © Overpeek Studio アウトリガーカヌーで水上バンガローまで運ばれてくる朝食から始まり、誰もいない静かなモトゥでのピクニックランチ、最後は浜辺でロマンチックなキャンドルライトディナー。食事の時間が喜びを分かち合う特別なひとときになります。日中は、水上バイクでラグーンをまわったり、二人乗りカヤックで探検したり、水晶のように透き通った温暖な海で一緒にシュノーケリングを楽しみましょう。必要な用具はどのホテルにも用意されています。プールで一日を過ごしたいなら、ホテル内のスパで受けられる伝統的なタヒチアンマッサージを予約しましょう。 ボラボラ島のロマンチックなホテル インターコンチネンタル ボラボラ リゾート&タラソ スパは、モトゥ・ピティアアウにある高級大型ホテルです。この壮大な5つ星ホテルで過ごすバケーションは、きっと忘れられない思い出になるでしょう。ハネムーンの「いい気分」をさらに高めてくれるのは、ホテルが積極的に取り組んでいる環境保護事業です。海洋深層水を使った革新的な冷却技術は館内の空調に活かされ、特に注目を浴びています。有名な水上バンガローに加えて伝統的なポリネシア様式で飾られた客室も用意されており、オテマヌ山を臨む絶景を堪能したり、部屋のテラスからラグーンへ直接飛び込むこともできます。 Honeymoon in Bora Bora by Pearl © Stéphane Mailion Photography ホテル内のスパでは極上の癒しと幸福感を味わえます。スキンケア、ボディケア、ヘアケア、カップル向けの特別なハネムーンマッサージ、ハイドロマッサージバス、その他多数の美容トリートメントが二人を癒し、格別な気分にさせてくれます。ホテルでは、パドルボード、シュノーケリング、カヤック、スキューバダイビング、ガイドツアーなどさまざまなアクティビティも用意されています。 水上バンガロー コンラッド ボラボラ ヌイは、プライベート感あふれる小島のモトゥ・トオプアに位置し、周囲はオテマヌ山とラグーンに囲まれています。静寂に包まれたやすらぎの秘境で、美しい白砂のビーチ、水晶のように透き通った海、ラグーンと山を臨む絶景を満喫できます。レストランとバーも充実しており、ローカルフードから世界各国のグルメ料理まで、さまざまなメニューを提供しています。 Honeymoon in a bungalow…
タヒチ島の滝
タヒチの島々は熱帯気候のため、晴れている日が多いですが、1年の中で雨が激しく降る時期もあります。タヒチ島は山がちな島なので、その雨は次第に沿岸へと流れていき、多くは滝となって流れ落ちます。 タヒチ島はフランス領ポリネシアで最も観光客の多い島です。もちろん、国際空港があるということもありますが、沿岸の素晴らしい景色や緑豊かな山々のある島内も人気の理由です。島には緑豊かな田舎を散策できる特別なハイキングコースがあります。その中でも特に素晴らしいコースの1つが、パペノオ渓谷にあります。山々を望める景色は息をのむ美しさです。コースの多くが美しい滝へと繋がっており、常に印象的な景色を楽しめます。とても壮観な滝の数々を見逃すことのないよう、ガイドサービスを利用するといいでしょう。 タヒチ島の滝 タヒチ島の北にあるパペノオ渓谷への1日ツアーでは、トパタリ滝、バイハルル滝、プラハ滝へ行きます。足元にシダやコケが茂るなか、浅瀬を歩くとプラハ滝の絶景が見えます。滝の下の浅瀬には害のない大ウナギがクネクネと泳いでいますが、歩いて渡ることができます。滝までのハイキングは森の中にある日陰のコースを行くので、日差しを避けられ快適です。タヒチ島の東にあるファアオネのバイヒ滝もまた、とても静かで気持ちのよい日陰スポットなので、タヒチ島巡りのピクニックに最適です。 Waterfalls of The Island of Tahiti ©Grégoire Le Bacon Tahiti Nui Helicopters Experience a magical moment under a waterfall ©Overpeek-Studio Water in the middle of nature © Myles McGuinness ピラエ地区にある渓谷の1つ、ファウタウア渓谷は、かなり高地にあり、とてもすばらしいスポットです。このコースは半日がかりになるので、しっかりとしたウォーキングシューズやブーツを履くようにしましょう。また、十分な飲み水も必要です。このコースでは、あまり人に会うことはありません。気軽にチャレンジできるハイキングなら、タヒチ島北部のファアルマイにあるトロワ・カスケード(三本滝)です。タヒチの栗の木の森を抜ける短い人気コースで、三本滝の1本目へ向かいます。バイマフタ滝と呼ばれる滝で、その落差は圧巻の80mです。 モーレア島の滝 タヒチ島からフェリーでわずか30分で行けるモーレア島は、絵画のように美しい島です。壮大なブルーの海、美しいビーチ、緑豊かな山が連なる島内にはすばらしい滝もいくつかあります。その中で最も壮観なのが、アファレアイツの滝です。 Impressive waterfalls in The Island of Tahiti © Tahiti Tourisme 「アファレアイツ」とは、この滝の近くにあるモーレア島南東の村の名前にちなんでいます。タヒチの島々で最も高い滝というわけではありませんが、間違いなく最も美しい滝の1つでしょう。水はゆっくりと崖の横を滑り、静かで美しい浅瀬の中へと落ちていきます。この絶景スポットへのハイキングは、それほど大変なものではなく、所要時間は約1時間ほどです。
タヒチの島々でリモートワーク
タヒチの島々で問題なく仕事ができるのであれば、日本にとどまる理由はありません。通信ネットワーク技術が飛躍的に発展したことで、世界のほぼどこからでも働くことが可能になりました。せっかくなら、楽園でのワーケーションを楽しんでみませんか? タヒチの島々は、日々の喧騒を忘れてリラックスしたい人にぴったりの旅先です。仕事を休めないというあなたも、心配はいりません。リモートワークが解決してくれます。リゾートホテルのプールサイドに腰掛けてカクテルを飲みながら、テーブルに置いたノートパソコンで本社から送られてくる最新の売上高をチェックする。そんな姿を想像してみてください。タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島のインターネット回線は高速で安定しています。もちろん、これは希望する条件や予算によって大きく異なりますが、多くのホテルではまったく問題なくインターネットに接続でき、ヴィラなどの貸別荘でも同様です。60以上の島々で4G接続が可能となっており、タヒチ島とモーレア島では、ハワイとタヒチ島を直接結ぶ海底光ファイバーケーブル(ホノトゥア)により、広帯域光ファイバー通信が可能です。すばらしいインターネット環境を提供する施設をいくつかピックアップしました。 フランス領ポリネシアのラグジュアリーホテル 在宅勤務の「自宅」をボラボラ島の高級リゾートにすることは、もはや夢ではなくなりました。ホテルによっては、長期滞在者向けに特別オファーが用意されています。「フォーシーズンズ・リゾート・ボラボラ」は、無料サービス特典が付いた10泊滞在プランを提供しています。同じくボラボラ島にある「セントレジス・ホテル」では、水上バンガローのテラスにホームオフィスを構えることができます。テティアロア島の楽園にある「ザ・ブランド」では、贅沢なエコロッジで、これ以上ない景色を眺めながら仕事ができます。 Four Seasons Hotel in Bora Bora © Grégoire Le Bacon The St Regis Bora Bora © Lei Tao Working remotely from a hotel in The Island of Tahiti© Tahiti Tourisme タヒチ島では、家族旅行を楽しみながら働くことができます。パペーテからほど近い「インターコンチネンタル・タヒチ・リゾート&スパ」は、コワーキングプログラムを提供しています。これは、家族は休暇を楽しんでる間、あなたはオフィススペースで仕事ができるというもの。家族のアクティビティはホテル側が手配してくれ、プールで泳いだり、ヨガクラスやラグーンのカヤックツアーに参加できます。家族が安心して楽しい時間を過ごしている間、しっかりと仕事に集中できます! 貸別荘&タヒチアン・ゲストハウス タヒチの島々で過ごすバケーションが終わりに近づいてきたとき、帰国して仕事に戻るのが名残惜しい気持ちになるかもしれません。その気持ちに正直になりましょう!通信技術の発展により、今ではどこにいても仕事ができるようになりました。ビザの要件を確認して、もう少し長く滞在しませんか。 Work remotely from a vacation rental © Tahiti Tourisme 一部の貸別荘では、無線LAN、オフィススペース、エアコンが完備され、長期滞在者向けの割引サービスも用意されています。また、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスも多くあり、インターネット環境も快適です。時差があるため、仕事は朝早くから始まって昼までには終わります。午後はビーチで自由に過ごしましょう!
ボラボラ島でぜひ訪れたいレストラン
ボラボラ島のおすすめレストラン10選をご紹介します。どのレストランも温かくフレンドリーに迎えてくれ、すばらしいサービスと見事な眺めと共に、最高級の料理を楽しむことができます。ここでご紹介するのは人気の高いお店ばかり。お席を確保できるよう、事前のご予約をおすすめします。
タヒチの島々でLGBTQ+ハネムーン
Tタヒチの島々は、LGBTQ+フレンドリーなすばらしい旅先です。フランス領ポリネシアは、結婚を含む生活全般での平等の権利が厳格な法律によって守られており、誰にとっても安全で居心地のいい場所となっています。結婚やハネムーン、記念日など、ぜひタヒチの島々でお祝いしてください。 フランス領ポリネシアでは同性婚の権利が保障されており、さらに養子縁組や性別適合手術、兵役、その他日常生活のあらゆる面において、厳格な法律により、LGBTQ+の平等の権利が守られています。ポリネシアの人々はとても親切でオープンマインド。ここではどんな差別もほぼ聞いたことがありません。タヒチの島々は世界で一番ロマンチックな旅行先で、絵はがきのような美しさを誇る壮大な景色と、昔から受け継がれてきた豊かな文化によって、性的指向を問わず、ハネムーンに最適な場所となっています。バケーションにぴったりの島がたくさんあり、5つ星のホテルリゾートから家族経営のタヒチアン・ゲストハウスまで、さまざまな宿泊施設がそろっています。おいしい食事、たくさんの文化体験やスポーツアクティビティ、美しいビーチ、ターコイズ色のラグーン、行く先々での温かい歓迎。タヒチの島々こそ、結婚生活の完璧な幕開けにふさわしい場所と言えるでしょう。 タヒチの島々で過ごすLGBTQ+フレンドリーなバケーション タヒチの島々は、LGBTQ+コミュニティの人々を含むすべての旅行者たちにとって、とても安全な場所です。宗教、人種、肌の色、性的指向に関係なく、誰もが温かくフレンドリーな歓迎を受けます。南洋諸島に暮らす人々は、のんびりとしたオープンマインドな気質で知られ、どの旅行者も地元の人たちとの交流をとても楽しんでいます。ティアレ・タヒチの花の首飾りで歓迎される到着の瞬間から、貝殻の首飾りをお土産として渡される帰国の日まで、タヒチの島々ではくつろぎと安心を感じていただけるでしょう。 Polynesian hospitality for all © Tahiti Tourisme_Gregoire LE BACON LGBTQ+ honeymoon in Bora Bora © Hélène Havard LGBTQ+ honeymoon in The Island of Tahiti © Hélène Havard タヒチの島々には特定のゲイリゾートはなく、どこへ行こうとみんな同じように歓迎されます。唯一の例外は、ウィンドスター社が催行する「ゲイ&レズビアン クルーズ」。とても華やかなクルーズで、ウィンドスター社のWebサイトでも大絶賛されており、船内では最高クラスの快適さを満喫できます。8泊の船旅では、ソシエテ諸島のモーレア島、フアヒネ島、ライアテア島、タハア島に寄港し、それぞれの島で文化体験やスポーツアクティビティを楽しむことができます。クルーズ船はタヒチ島のパペーテから出港します。 すべてのカップルが夢見るハネムーン ハネムーンでは、憧れのポリネシアン・ライフスタイルを味わうことができます。トロピカルフルーツや新鮮な魚、地元食材を中心に、フレンチガストロノミーと中華料理の要素を加えたユニークな郷土料理を堪能し、考古遺跡を訪ね、島民同士をつなげている昔から受け継がれてきた文化について理解を深めます。緑豊かな島の奥地をハイキングしたり、ターコイズ色のラグーンの美しさを楽しんだりすれば、ポリネシアの人たちがなぜタヒチの島々を恵まれた環境だと感じているのか、その理由に気付くことができるでしょう。 A dream program for your LHBTQ+ honeymoon © Flying World Pictures フランス領ポリネシアの自然の美しさ、すばらしい宿泊施設、安全で居心地のいい環境によって、タヒチの島々は世界でも有数のLGBTQ+フレンドリーなバケーションを楽しめる旅先となっています。
ボラボラ島を一度は訪れるべき理由
ボラボラ島は、地球上で最も美しい場所の一つといわれています。太平洋の真珠として知られる楽園の島には、透き通ったラグーン、圧巻のサンゴ礁、どこまでも続く白砂のビーチ、緑豊かな熱帯植物の森林が広がっています。世界中の人が一生に一度はボラボラ島に訪れたいと夢見るのも無理はありません。
ボラボラ島のボートツアー
世界で最も美しいといわれるボラボラ島のラグーンを思う存分楽しんでみませんか。モトゥでのピクニック、すばらしい水中景観を見ることができるシュノーケリングやダイビングのツアー、ロマンチックなサンセットクルーズ。ボラボラ島には、海へ出かける理由がたくさんあります。
タヒチ島のお買い物スポット
タヒチ島はフランス領ポリネシアで一番大きく、最も活気にあふれた島で、人口の60%以上が居住しています。ショッピングを楽しむことができ、特にお土産を探すにはぴったりの場所です。 パペーテはフランス領ポリネシアの首都であり、商業の中心地でもあります。パペーテの港にはフランス領ポリネシア全土から工芸品や農産物が毎日届き、街中にある広大なマルシェやたくさんの店舗、ショッピングセンターなどで販売されます。タヒチの島々で作られたものであれば、何でもパペーテで手に入れることができます! パペーテのマルシェ パペーテの街の中心にあるマルシェには、タヒチの島々からの品がすべて集結しています。色鮮やかな果物、野菜、新鮮な魚や肉、さまざまな土産物などが広々とした屋内にずらりと並んでいます。 Fresh flowers at the Papeete Market c Tahiti Tourisme Papeete market © Tahiti Tourisme Papeete market © Massimiliano Cinà マルシェは月曜から土曜は6:30~18:00まで、日曜は4:30~9:00まで営業しています。一番の賑わいをみせるのは日曜の朝。昼食に伝統料理「マアタヒチ」を作ろうと、食材を買い求める人であふれます。1階には生鮮食品が売られ、2階には衣料品、パレオ、ジュエリー、真珠、彫像のほか、タヒチの島々のありとあらゆる土産物が並んでいます。 パペーテのバイマセンター バイマセンターは、アメリカでいうショッピングモールに相当するスポットです。クルーズ船の埠頭の真向いにあり、出港直前までショッピングを楽しめる理想的なロケーション。 Tahiti Pearl © Tahiti Tourisme バイマセンターはフランス領ポリネシア最大のショッピングセンターで、60店舗以上が出店しています。靴から香水、アパレル、ジュエリーに至るまで、さまざまなアイテムを取り揃えています。また、レストランやカフェのほか、美術品や手工芸品、農産物を販売するコンセプトストア、お土産ショップもあります。 タヒチ島とその他の島々でのショッピング パペーテにあるロバート・ワン真珠博物館は見逃せません。真珠養殖について学んだり、非常に手頃な価格で真珠を購入することができます。ボラボラ島にはユニークで魅力的な専門店がいくつもあり、ポリネシアの香水や化粧品、美術品、ジュエリー、アパレル、特産品などを取り扱っています。モーレア島ではフルーツジュース工場へ足を運んでみましょう。リキュールやパイナップルワイン、ジャム、マーマレードなどを購入できます。タハア島ではバニラ園の見学は外せません。高価なバニラを非常に手頃な価格で、生産者から直接購入することができます。
タアオアのティキ像とウペケ遺跡
ヒバオア島は、マルケサス諸島ではヌクヒバ島に次いで2番目に大きな島です。タヒチ島から飛行機で3時間45分で、Henua Enana(ヘヌア・エナナ)に着きます。マルケサス語で、この諸島の島々をヘヌア・エナナといいます。ヒバオア島は神話や伝説の残る神秘的な島で、聖なる力「マナ」が宿っています。そのせいか、ウペケなど数多くの文化遺産やタアオアのティキ像などを訪れると、鳥肌が立ちます。 タアオアのティキ像と神秘的なウペケ遺跡の2か所は、マルケサス諸島に滞在するなら絶対に見ておきたいスポットです。古代マルケサス文明の足跡は他にも多数ありますが、この2か所はヒバオア島の特に重要な文化遺産です。 ヒバオア島の象徴的スポット、タアオアのティキ像とウペケ ヒバオア島の東海岸沿い、タアオア渓谷にあるウペケの遺跡は、非常に神聖な場所です。かつてはとても重要な儀式が行われた場所で、周りは森で囲まれていることから、ひときわスピリチュアルな空間になっています。この遺跡にはたくさんのティキ像があり、その1つは平たい岩を削って作られ、高さは1m30cmもあります。ウペケでは、この島々で生活していた人たちの古代の様子を垣間見ることもできます。タアオアのティキ像は約千年前にポリネシア人が彫った石像です。高さ2.57mのタカイイ・ティキはタヒチの島々で最大のティキ像で、プアマウ村の近くにあるリポナ遺跡にあります。ティキ像は権力、神性、忠誠、魔除けのシンボルで、そのデザインの精巧さには驚かされます。 Upeke's tiki at Hiva Oa © Tahiti Tourisme Upeke's tiki at Hiva Oa © Tahiti Tourisme Takaii, the largest tiki on Hiva Oa, arouses the curiosity of visitors © Tahiti Tourisme マルケサス諸島にある7つの遺跡はどれもが世界遺産に認定されていますが、タアオアにある遺跡はそのうちの1つです。世界遺産に認定されたということは、ポリネシアの人々だけでなく世界中の人々にとって意義のあることです。私たちはこれらの遺跡を後生に残すべく努力しなければなりません。 尊敬すべき神聖な場所 マラエはポリネシア文化の聖地であり、先祖代々の歴史と伝統の証人です。壊れやすく、かけがえのないこれらの石の遺跡は、後世に残すために特別な注意が必要です。 この特別な遺跡を守るため、以下の簡単なルールを守ってください: 指定された道を歩くこと:考古学的建造物の上を歩かないこと。石の上に登らない:石は壊れやすく、歴史が詰まっています。静寂を守る:ここは瞑想と追憶の場所です。ゴミは持ち帰ること:訪れた痕跡を残さないこと。写真撮影は丁寧に:建造物に登って写真を撮らないこと。焚き火、アルコール、ピクニックは禁止です。ペット禁止:遺跡の完全性を保つため。落書きやタグの使用禁止:マラエはそれ自体が芸術作品であり、すでに名前があります。神聖な場所であることを忘れないでください。 これらのガイドラインに従うことで、このユニークな遺産の保護に貢献することができます。これらの良い習慣を共有し、この文化遺産を後世に伝えていきましょう。 マルケサス諸島の中心地、ヒバオア島への旅 タヒチ ・ファアア国際空港からヒバオア島までの直行便が出ています。島内にはホテルだけでなくキャンプ場もあり、宿泊施設の選択肢は豊富です。より一層ポリネシアらしい体験をするなら、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスに泊まり、島民の日常生活に身を委ねてみるといいでしょう Les peintures de Paul Gauguin © Tahiti Tourisme タアオアのティキ像やウペケのほかにも、ヒバオア島にはたくさんの遺跡があります。島内には緑豊かな渓谷が数多くあり、そのほとんどはかつて人が住んでいました。中心地のアツオナ村では、ポール・ゴーギャン記念館を訪れてみましょう。この記念館は、ヒバオア島で晩年を過ごし、島の墓場に埋葬されたゴーギャンに敬意を表して作られました。
ランギロア島の実用ガイド
フランス領ポリネシア最大の環礁、ランギロア島へようこそ。ランギロア島は、ボラボラ島のように驚きと美しさに満ちた環礁です。最高のダイビングスポットに立派なビーチ、ラグーンの真ん中に浮かぶモツにはブドウ園もあります!忘れられないバケーションになること、間違いなしです! 探検好き、ダイビング好き、日光浴好きなら、ランギロア島の虜になるでしょう。タヒチの島々の中でも夢の旅先であるランギロア島。ランギロア島でのバケーションプランに、タヒチ観光局のガイドをお役立てください。 ランギロア島への行き方 タヒチ島から飛行機の直行便が出ています(所要時間50分)。事前に、2社の航空会社の国内線から最安値の席を予約しておくことをオススメします。 島に到着する前にダイビングセンターに問い合わせて、行きたいダイビングスポットかつ自分のレベルに適した場所を選ぶとよいでしょう。ランギロア島は年間を通じて訪れることができますが、ファレレイ・ハガ、ランギロアのミニ版ヘイバ・イ・タヒチは毎年9月に開催されるので、できればお見逃しなく。 View over the stilts of a Rangiroa hotel © Holger Leue A cosy room in a local guesthouse © Hélène Havard A relaxing family afternoon on the seafront terrace of a local home © Hélène Havard ランギロア島には、予算に応じた幅広い宿泊施設があります。高級ホテルにはホテル・キアオラ・リゾート&スパやホテル・マイタイ・ランギロアなどがあり、どちらもビーチサイドという好立地で、宿泊客にアクティビティも提供しています。さらにランギロア島ならではの体験ができる、もっとリーズナブルな宿泊を希望するなら、島内に30軒ほどある家族経営のタヒチアン・ゲストハウスに泊まるといいでしょう。どのゲストハウスも清潔、快適で、島民の生活スタイルを見ることができます。 ランギロア島でのアクティビティとアドバイス ランギロア島は、ダイビングやシュノーケリングスポットで有名です。アバトルやティプタのパスでは、マンタ、イルカ、熱帯魚と一緒に泳ぐことができます。ブルーラグーンへの日帰り旅行もオススメです。島の真珠養殖場を訪れ、独自の美しさを誇るタヒチアン・ブラックパールの育て方を学びましょう。また、新鮮なポワソン・クリュやマヒマヒのグリルなど、ランギロア島のおいしい料理も楽しんでください。 Fish from the lagoon on the fire for dinner © Hélène…
モトゥでのピクニック
柔らかくて温かい砂、きらめくターコイズブルーのラグーン。海水浴やシュノーケリングを楽しんだ後は、少し小腹が空いてくるでしょう。ラッキーなことに、浅瀬にテーブルがセッティングされ、美味しいポワソン・クリュとフレッシュココナツジュースが並んでいます。タマアマイタイ!(召し上がれ!) モトゥは、タヒチ語で「小島」という意味であり、タヒチの島々の中で最ものどかな場所です。モトゥへの訪問は、どの島でも主要な観光アクティビティとなっており、短距離のボートトリップや、伝統的なアウトリガー・カヌーでの小旅行なら、ほんの数分でラグーンを横断できます。モトゥとは小さな小島のことで、柔らかな白砂のビーチがあり、透き通ったターコイズブルーの海に囲まれています。モトゥでピクニックをする傍らラグーンで一日を過ごす体験は、ボラボラ島、モーレア島、フアヒネ島、タハア島、マウピティ島ではどの島でも、ソシエテ諸島で非常に人気があります。また、ツアモツ諸島、ガンビエ諸島、オーストラル諸島でも同様に人気があります。ピクニックのメニューは通常、美味しいポワソン・クリュであることが多いですが、中には昼食のために釣りをして、そのままビーチでバーベキューをするガイドもいます。お食事の後には、冷たいフルーツジュースか、摘みたてのココナツジュースをどうぞ。 ラグーンのピクニックツアー モトゥには誰もいないことがほとんどで、そこにいるのはあなたとツアーガイド、そして他の参加者だけ。まさに「ロビンソン・クルーソー」の物語のようです。昼食は、水中にセッティングされたテーブルで、足元を水に浸しながらいただけます。熱帯魚やエイが近くに泳いできても、食べ物を与えないようにしてください。人間とは食べるものが異なりますし、人間が介入せずとも自然界の中でうまくやっていけますので心配無用です。昼食後には、海岸まで散歩して、心地良い波の音を聞きながら日陰で昼寝をしてみてはいかがでしょうか。 Picnicking on a motu (islet) in Bora Bora © Grégoire Le Bacon Picnic on the motu at Raivavae © Grégoire Le Bacon Waterfront picnic © David Kirkland 旅行客なら、モトゥでのピクニックを一度は体験してみたいものですが、モトゥは繊細な生態系であることを覚えておくことが重要です。生態系を守るために、あなたにも簡単にできることがあります。環境にやさしい日焼け止めクリームを使い、ゴミは必ず持ち帰り、熱帯魚に食べ物を与えないようにしましょう。昼食後、ココヤシの木陰で昼寝を楽しめますが、慎重に場所選びをしましょう。ココヤシの実がビーチにドサッと落ちる音を聞いたことがある人なら、実が落ちてきそうな場所に寝転がるのは大変危険なことだとわかるでしょう。 おすすめの郷土料理 人のいないモトゥでのビーチピクニックの定番メニューは、ポワソン・クリュ・オ・レ・ド・ココです。タヒチの島々で愛されているこの料理は、ラグーンの温かく澄んだ水に足を浸しながらテーブルでいただくと、なぜか一層おいしく感じられます。 Ma'a Tahiti with raw fish and yams © Tahiti Tourisme 前菜としてポワソン・クリュが提供され、その後にグリルした魚料理が出てくることもあります。魚は、モトゥに到着してから釣り上げられたものをバーべーキューにしていることもしばしば。新鮮なバナナ、パイナップル、パパイヤ、ココナツのサラダは、消化を助けてくれることでしょう。非常に美味しい食事を楽しめるツアーもあるので、予約する前にウェブサイトで満足度の高い客のレビューをチェックしてみましょう。
Tahitian Noni Juice
Tahitian noni juice is touted as a cure-all, medicinal drink that is enjoyed by fashion and fitness celebrities and holistic health practitioners all over the world. The elixir is praised as the solution to everything from problem skin and aging, to gout and inflammation issues, and much more. However, Tahitian noni juice as a miracle…