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手っ取り早くタヒチ島を知るには、レンタカーで島を一周するのがおすすめです。1日あれば(ほとんど)すべてを見て回ることができるでしょう。 このプランを参考に、タヒチの島々の探検をスタートしてみてはいかがでしょうか。途中、豊かな田園風景、のどかなビーチ、洞窟、滝、史跡などに立ち寄りながら、タヒチ・ヌイ本島の西海岸に沿ってタヒチ・イチ半島へと向かいましょう。

パドルボード

幅広のロングサーフボードに、長いパドル。さあ、出発!タヒチの島々のラグーンをパドルボードで探検してみませんか。バランスを取れるようになるまで少し時間がかかるかもしれませんが、実はそれほど難しくありません。基本的に、パドルボードは落ちないように立ち上がることさえできれば、パドルボードに乗れるはずです! スタンドアップパドルとしても知られるパドルボードは、1950年代にハワイで考案されました。その名のとおり、大きなサーフボードの上に立ってパドルを漕ぐというものです。もともとこのスポーツは、パドルボードで要救助者を岸まで牽引していたライフガードによって考案されました。パドルボードは、2000年代初めに人気を集め、ラグーン周辺でのレジャーパドリング用、レース用、サーフィン用などの多種多様なボードが開発されました。タヒチの島々は素晴らしいラグーンとサーフィンに最適な波があり、パドルボードを楽しむのに理想的な場所だといえるでしょう。パドルボードを試したことがない方は、簡単なレッスンを受けてみると、人気の理由がすぐにわかるはずです。 ゆったり楽しんだり、スポーツをしたり パドルボードはタヒチの島々でとても人気があり、ホテルにもボードとパドルが用意されているはずです。とても簡単なので、初めてでもすぐにコツをつかめます。出発前に、帽子と環境に優しい日焼け止めクリームを用意しておきましょう。パドルボードは全身の筋肉、特に腹筋と上腕三頭筋のエクササイズに適しており、パドルボードの上に浮かんでヨガレッスンを受けることも可能です。 Paddle on a Raiatea river ©Tahiti Tourisme Initiation to paddle in The Islands of Tahiti ©Tahiti Tourisme Sunset paddle ©Myles McGuinness パドルボードをもっとスリリングに楽しみたいのなら、パドルボードを使った伝統的なサーフィンに挑戦してみると良いでしょう。波のブレイクポイントまで漕ぎ、そこから適切なタイミングでちょうど良い波に乗ります。サーフィンの最大の難関はボードの上に立つことですが、パドルボードの場合はすでに立っているという利点があります。重要になるのは、パドルを使って加速し、そして波の上でボードを操る技術です。パドルボードでサーフィンをするなら、タヒチ島のパペーテの東側にあるビーチがおすすめです。 その他の海のアクティビティ タヒチの島々は、あらゆるマリンスポーツを楽しむのに最適な場所です。パドルボード、サーフィン、カイトサーフィン、ウィンドサーフィン、フォイルサーフィン、パラセーリングなどを美しい海で楽しみましょう! Paddleboarding in Bora Bora ©Charlotte PIHO ボラボラ島、モーレア島、ライアテア島、フアヒネ島など、フランス領ポリネシアののどかな島々では、さまざまな海のアクティビティにトライできます。まったくの初心者でも心配はいりません。一流選手も、最初は初心者だったのです。海に出て、世界で最も美しいラグーンを満喫しましょう。

初心者向けサーフィンガイド

タヒチの島々は、太平洋でも最高のサーフスポットとして知られています。サーフィンに挑戦したことがない人は、バケーション中に波の掴み方を習得し、ビーチまで波に乗れるよう練習してみましょう。 サーフィンに関する最初の言及は、18世紀にハワイとタヒチを訪れたジェームズ・クックなどの初期の探検家が残した記述に見られ、1777年の日記にはこう記されています。「海の上をとても速く、とても滑らかに走り、私はこの上ない喜びを感じたのだ」ポリネシアでは、サーフィンは古代の伝統の一環とされており、常にヒエラルキーが存在し続けてきました。古代の時代においては、最高のボードと最良のビーチを使用できるのはアリイ族長や支配階級のみでした。その名残で、特定のスポットに縄張り意識のようなものを持つサーファーが少なくないので、初めてビーチを訪れる際には、礼儀正しく親切に振る舞いましょう。そうすれば、地元のサーファーはあなたを歓迎してくれるはずです。笑顔で「イア・オラ・ナ(こんにちは)」と声をかけてみてください。サーフィンは、岩礁ではなく、波が直接ビーチに打ち寄せる場所で練習するのが理想的です。タヒチ島にはたくさんのサーフビーチがあり、サーフクラブが初心者向けのコースを提供しています。受講すれば、すぐにプロのように波に乗れるようになるでしょう。経験豊富なサーファーであれば、サーフスポットの多いツアモツ諸島で「サーフ旅行」を楽しんでみてはいかがでしょうか。 適した時期と場所でサーフィンを楽しむ サーフィンを学ぶには、何回かレッスンを受けるのが一番の近道です。特にソシエテ諸島には、初心者向けのコースを設けているサーフクラブが多くあります。タヒチ島には最も多くのサーフスポットがあり、特に初心者向きのスポットは北西と北東の海岸に集中しています。モーレア島や他のタヒチの島々で波に乗るには、ある程度の経験が必要となるので注意が必要です。地元のサーフクラブが、自分のレベルに合った波を教えてくれるでしょう。タヒチ島で最も有名な波は、チョーポーの「ジョーズ」と呼ばれる波です。世界最高のヘビーウェーブで知られるこの波は、非常に危険で、挑むことができるのはトップクラスのサーファーのみ。タアプナ、プナアウイア、パパラ、マヒナにも素晴らしいサーフスポットがあります。初心者は、波の高さが1.5mから2mほどのオロファラやタハルウのビーチでサーフィンを楽しむのがおすすめです。 A traditional sport in Tahiti ©Tahiti Tourisme Surf session in Makatea ©Makatea Escalade Surfing in The Islands of Tahiti ©Hélène Havard サーフィンに適した時期は、主にビーチの位置と海のうねりで決まります。タヒチ島北部のパペヌービーチなどは11月から3月までがベストコンディションですが、南部のタハルウビーチなどでは年間を通してサーフィンを楽しめます。タヒチの水温は約25°Cですので、厚手のウェットスーツは必要ありませんし、長時間を水中で過ごす初心者サーファーも寒さを感じることはあまりありません。 タヒチで楽しめるその他のウォータースポーツ タヒチの島々に吹く貿易風と暖かく透明な海が、どのウォータースポーツをするのにも最適な条件を作り出しています。カイトサーフ、ウィンドサーフィン、セーリング、サーフィン、パドルボード、カヤック、そして最近のトレンドのフォイルサーフィンは、バケーション中に体験できる数々のマリンアクティビティのほんの一部です。 Other water activities ©Stéphane Mailion Photography 他のスポーツと同様に、サーフィンにも独自のルールや規則がありますので、最初のうちは、インストラクターの指示をしっかりと守ることが重要です。波は力強く、ボードは速いスピードで進むため、細心の注意を払わなければ事故が起きてしまいます。サーフィンをマスターしたら、ウォータースポーツの最新トレンドであるフォイルサーフィンに挑戦してみるのもおすすめです。ボード下の長いフィンにより、ある速度でボードが水から浮き上がるようになっており、まるで波のすぐ上を飛んでいるかのような感覚を味わうことができます。

パリオリンピックのサーフィン会場になったチョーポー

タヒチの島々は、2024年パリオリンピックのサーフィン競技開催地として準備を進めています。会場となるチョーポーの伝説の波「ジョーズ」。恐ろしくもあり、すばらしくもあるハバエ・パスの巨大な波は、すでに世界中のトップサーファーたちを魅了しています。2024年にはオリンピックの金メダルをかけて、この波で競うことになります! 伝説、唯一無二、圧巻。これらの言葉を持ってしても、チョーポー村のハバエ・パスのモンスターウェーブ「ジョーズ」の凄まじいパワーは表現しきれません。タヒチ島の南西にある小さな村、チョーポーは、2024年オリンピックのサーフィン競技開催地として準備をしています。チョーポーは、世界最難関の波に挑むべくやってくるトップサーファーたちに人気のサーフィンスポットで、高さ25フィート(7.6m)の波が押し寄せます。トップクラスのサーフィンの腕前は持っていないけれど、その波を見たいという人は、チョーポー村から船で出かけてみるといいでしょう。間近で「ジョーズ」を見たあとは、海岸沿いを通って、タヒチ・イチ半島の手つかずの田舎であるフェヌアアイヘレへ行ってみましょう。森へ行く立派なハイキングコースがあります。7~11月はザトウクジラの繁殖期で、出産、子育てをしにタヒチ島周辺の海へやってくるザトウクジラを観察しに船で遠出をしてみましょう。パスから離れてしまえば、チョーポー周辺の海はシュノーケリングに最適です。見事なドロップオフ(断崖)のある透明な海で、ウミウシや柔らかなサンゴ、カラフルな熱帯魚のコロニーに出会えます。 タヒチの島々で開催される2024年オリンピック オリンピックという大きな国際大会に向けて、すでにインフラやセキュリティの整備が始まっています。まだ確定はしていませんが、オリンピックに関連する舞台になると予定されている場所は3か所あります。パオファイの庭園ではさまざまなスポーツイベントが行われ、パパラのタハルウ・ビーチは各種ウォータースポーツアクティビティの会場に、チョーポー村は選手村となる予定です。また、特設の「ファンエリア」には、一般の人たちが大会をすべて見ることができるように巨大なテレビスクリーンを設置する予定です。恒例の聖火リレーでは、2024年6月13日に聖火がチョーポーを出発することになっています。124名の走者がパペーテのトアタへと聖火を運びます。 Teahupoo Bridge ©Grégoire Le Bacon Teahupoo, playground 2024 ©Grégoire Le Bacon The wave of Teahupoo ©Grégoire Le Bacon LionAiles 2024年オリンピックのサーフィン競技開催地となることは、タヒチの島々をサステナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の場所として知ってもらう絶好の機会です。チョーポーは、20年以上にわたり、チャンピオンシップツアーのタヒチ・プロの会場となっていますが、オリンピックでもたらされる市場規模は全く異なります。 チョーポーのレジェンド ベヒアツアは、それは美しいサーファーでライアテア島に住んでいました。タヒチ島を訪れたベヒアツアは、チョーポーで開催される、horue(ホルエ)(タヒチ語でサーフィン)の大きなイベントがあることを耳にします。イベントに参加したベヒアツアは、華麗に大きな波に乗ってみせます。観客は彼女の名を叫び、盛大な拍手を贈りました。ベヒアツアに嫉妬して、その様子を疎んだアリイ(地元の長)は、ベヒアツアを追い払い、彼女の名を自分のものにしてしまいます。 Teahupoo surf session ©Steve Dickinson 「がい骨の壁」という意味のチョーポー2つの部族による大きな戦いにちなんで、村は「チョーポー」と名づけられました。勝者が敗者のがい骨で壁を築き、縄張りの境界にしたのです。残念ながらチョーポーの波は、そのおぞましい名前に応えてきました。多くのサーファーが波に挑み、亡くなっています。ポリネシア文化では、波の美しさとパワーはすべてを支配する神秘的な力「マナ」の一部とされています。

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