タヒチアン・ブラックパール
当たり前のことですが、タヒチアン・ブラックパールを買うのに最も適しているのはフランス領ポリネシアです。本物のタヒチアン・パールの大半は、ツアモツ諸島とガンビエ諸島の温かな海の中で作られています。この素晴らしい宝石はタヒチの島々の美しさを象徴しています。 タヒチアン・パールはパーフェクトからA、B、C、Dにまで分類されます。光沢、表面の滑らかさ、色、大きさ及び形状によって判断されます。パーフェクト(またはトップジェム)に分類される真珠にはまったく欠陥がありません。パペーテにある真珠博物館に行けば、真珠養殖についてあらゆることが分かります。このセクションでは、真珠がどのように養殖され、分類されるのかを説明し、真珠を買うのに最適な場所をお勧めしたいと思います。 タヒチアン・ブラックパール タヒチアン・ブラックパールは、ネックレス、指輪、ブレスレット、ペンダントはもちろん、宝石に加工されていないものでも買うことができます。タヒチアン・ブラックパールは他の真珠とは異なり、黒蝶貝によって作られる黒色の真珠です。完全な黒色ではないものの、タヒチアン・パールだけが天然の「ブラック」パールなのです。実際、タヒチアン・ブラックパールには様々な色があり、最も人気があるのは真珠らしい光沢のある深緑のものです。アコヤ真珠など他で見られるブラックパールは、着色されているか、暗い色にするために放射線照射されています。タヒチアン・パールは直径が8~18mmで、世界最大級の大きさです。 Grafting on a pearl farm © Gregoire Le Bacon Pearl farm © Gregoire Le Bacon Tahitian cultured pearls © Grégoire Le Bacon タヒチの島々のほとんどどこにでもある温かいラグーンは、その海水の温度や塩分、純度から真珠の養殖に理想的です。「ブラックパール」として一般に知られているタヒチアン・パールには、深い緑がかった青、青銅色、濃紫色、あるいはピンク色さえ、様々な色があります。真珠の値段は、その大きさ、形及び色によります。タヒチアン・ブラックパールはフランス領ポリネシアのダイアモンドです! タヒチの島々のパールショップ 本物のブラックパールを買うのに、タヒチは世界中で最高の場所です。あなたが買いたいパールの色や形や大きさを決めるために、滞在中にいくつかのショップを訪れることをお勧めします。すべての主なホテルやクルーズ船はもちろん、タヒチ島、モーレア島、ボラボラ島などの主要な観光地区にはパールショップがあります。フアヒネ島、タハア島、ツアモツ諸島及びガンビエ諸島にある真珠の養殖場では、生産者から直接購入することもできます。 Huahine pearl bracelets © Teriitua Maoni パールショップは、あなたにぴったりのタヒチアン・ブラックパールを見つけるのに理想的な場所です。パールの値段は色、光沢、大きさ、形状や、宝石として加工されているかどうかによって異なります。ブラックパールは珍しいため、他の真珠よりも高価です。真珠が最高品質であることを保証するために、購入する際は鑑定書をもらいましょう。 タヒチの島々にある真珠の養殖場 真珠の養殖場では、当然ながら加工されていない様々な真珠が販売されています。最高品質の真珠は、18金のホワイトゴールドやイエローゴールドに取り付けられて販売されています。シルバーや皮に付けられている真珠を買うこともできます。 Pearl fillet © Tahiti Tourisme タヒチアン・ブラックパールの光沢を維持するために、磨くときに香料やラッカーなどの化学物質を使ってはいけません。ひどく汚れた場合は、温かな水に少し石鹸をつけて拭いてから、よくすすいでください。真珠を傷つける恐れがあるので、硬いものやザラザラした表面に接触させないようにしてください。肌につけるのが真珠にとっては最適です。
タヒチの島々にある穴場のベストビーチ
タヒチの島々には、あまり知られていない美しいビーチがたくさんあり、ターコイズのラグーンの岸辺に広がるビーチには、白砂、黒砂のほか、ピンク色の砂浜まであります。ビーチのベスト10をご紹介しましょう。
フアヒネ島で文化に浸る
フアヒネ島のすばらしいターコイズ色のラグーンには圧倒的な魅力があるため、つい足を運んでしまいそうになりますが、島内を巡る時間も確保して、島の豊かな文化に触れてみてください。 アメリカ人歌手のボビー・ホルコムは、1991年にフアヒネ島で亡くなるまでの25年間、この島で過ごしました。すべてのポリネシア人、特にホルコムが愛したフアヒネ島の人々は彼の死をとても悼んでいます。静かで美しいフアヒネ島を訪れたら、なぜホルコムがこの島に住んだのか分かるはずです。フアヒネ島には独自の古代文化が根付いた過去と現在が調和しています。 過去の記憶は常に存在する フアヒネ島を訪れる旅は、ポリネシアの文化と伝統の中心を訪ねる旅ともいえます。たくさんのマラエ(祭祀遺跡)などの古代遺産が豊富にあり、その中には非常に印象的なものもあります。最初に訪れたいおすすめスポットは、ファレ・ポテエ・マエバです。伝統的なポリネシアの家屋を博物館にしていて、島の文化をたくさん知ることができます。マエバ村には、かつて8人の長がいたため、古代遺跡がたくさん残っています。村のすぐ近くには、立派なアフ(祭壇)が残るマヌヌのマラエがあり、フアヒネ島南部には、アニニのマラエという重要かつ荘厳な遺跡があります。 まだまだ文化に触れたいなら、ファイエの聖なる青い目をしたウナギを見に行きましょう。島の子どもたちもウナギに餌付けをするのが大好きです。次のおすすめスポットは、マエバにあるコーラルストーンフィッシュパークです。古代では仕掛けをV字型に作り、魚を獲っていました。この仕掛けは現在も島の漁師たちが使っています。島内をドライブしていると、カーステレオからボビー・ホルコムの曲が聴こえてきます。絶大な人気を誇ったアメリカ人歌手のホルコムは、晩年、亡くなるまでの25年間をマエバで過ごしました。島の文化に深い印象を残したホルコム。彼の銅像は、フアヒネ島の人たちの心にホルコムが生きているという何よりの証拠です。 フアヒネ島ならではのおすすめアクティビティ フアヒネ島ならではの体験をするなら、やはり重要な遺跡を巡ることでしょう。ツアーガイドの説明や伝説を聴きながら、独自の文化に身を委ねてみましょう。美しいフアヒネ島に滞在中、ぜひ訪れてほしい場所をいくつかご紹介します。