マウピティ島でマンタと一緒に泳ぐ

マウピティ島はボラボラ島の北西にあります。とても小さな島ですが、驚きと感動に満ちた本物の島です。例えば、マンタと泳げるフランス領ポリネシア内で最高の場所としても有名です。この雄大な生きものはサンゴ礁の周りやマウピティ島で見ることができます。また、浅いターコイズのラグーンで彼らと一緒に泳ぐこともできます。 タヒチの島々には、実に数多くのアクティビティの選択肢があります。スキューバダイビングやシュノーケリングが好きなら、マウピティ島はまさに訪れるべき島です。特に、マンタの群れの中で泳ぐ神秘的な体験ができます。マウピティ島にはパペーテやライアテア島から飛行機で、ボラボラ島からフェリーで行くことができます。この島は、素晴らしいビーチ、自然のままの極上のモトゥ、陸地とラグーンのそれぞれに美しい景色があります。地元の人々はとてもフレンドリーで温かく迎えてくれます。自転車で島を巡れば、それをすぐに実感できるでしょう。マウピティ島には大型のホテル複合施設はありませんが、十分に清潔で快適な家族経営のタヒチアン・ゲストハウスがあり、地元の本当のライフスタイルを楽しむことができます。モトゥへのボートツアーに参加して、マンタやカマストガリザメを見に行きましょう。1日の終わりには、ラグーンを染め上げる見事な夕日を眺めることができます。 マウピティ島での特別なダイビング マンタを観察する最も良い方法は、海の中で彼らと一緒に泳ぐことです。そしてこのアクティビティに最適な場所がマウピティ・ダイビング・クラブです。このクラブは島の北部にありますが、宿泊先のタヒチアン・ゲストハウスまで迎えに来てくれます。タヒチの島々には数多くのダイビングクラブがありますが、その中でもマウピティ・ダイビング・クラブはマンタと一緒にダイビングできることで有名です。スキューバダイビングかシュノーケリングかを選べ、マンタ、サメ、その他の海の生き物に出会えることに間違いありません。 彼らはとても好奇心旺盛な生き物ですが、マンタも他の海洋生物の大部分と同様に、非常に繊細で傷付きやすいです。彼らには決して触らないでください。じっとしていると、彼らの方から近づいてきて、ダイバーを近くで観察し始めます。マンタとダイバーの両方にとって、この交流はかけがえのない瞬間です。ザトウクジラもマウピティ島の海にやって来ますが、ラグーンには入りません。繁殖期の7月から11月の間にボートツアーに参加して、彼らの姿を見ることができます。 A dive with manta rays ©_Emmanuel Bouvet School of sharks© Bernard Beaussier Manta ray© Frédérique Legrand ラグーンとモトゥを散策する マンタとのダイビングセッションを終えたら、ラグーンの周りにあるたくさんの素晴らしいビーチに行き、日光浴をしたり、透明に澄み切った海で泳いだりしましょう。最高のビーチの1つに挙げられるのはテレイアで、西海岸のポイント・プオロ・ビーチとも呼ばれています。ここから山の壮大な景色が見られます。 Motu in Maupiti ©_Michael Runkel 引き潮の時はモトゥ・アウイラまでこのラグーンを歩いて渡ることができ、最高の1日の締めくくりになります。モトゥ・ピティアへとモトゥ・ティアパアものどかな環境で、ビーチで過ごす1日に最適です。マウピティ島は、大勢の観光客が訪れるマスツーリズムとは一線を画す静かな島です。本物の島の雰囲気を味わい、伝統的なポリネシアの文化や価値観を体験できるチャンスのある場所です。

ソシエテ諸島のおすすめスポット10

タヒチ島、ボラボラ島、モーレア島、フアヒネ島。ソシエテ諸島は、その美しい景観で世界中に知られています。この魔法のような群島で訪れるべき最高のスポットをご紹介しましょう。

緑豊かなオプノフの渓谷で過ごす一日

タヒチの島々には見どころや体験スポットが満載です。その中でも群を抜いて美しいのがモーレア島にあるオプノフ渓谷。美しいターコイズ色のラグーンにある湾を起点に、豊かな緑を眺めながら渓谷を散策する旅に出てみませんか。 モーレア島まではエアタヒチ便で約15分かかります。もしくは1日8便出ている定期フェリーをご利用ください。乗船時間は30分ほどです。モーレア島の宿泊施設はとても充実しており、ホテルからタヒチアン・ゲストハウス、貸別荘までそろっています。オプノフ渓谷でのハイキング、湾での遊泳やシュノーケリングに、水上バイクや水上スキー、パドルボード、カヤックなどでラグーンの散策を楽しんだりと、島には丸一日楽しめるさまざまなアクティビティがあります。モーレア島を満喫したあとは、ボラボラ島、フアヒネ島、ライアテア島、タハア島など、ソシエテ諸島のほかの島にも足を延ばしてみませんか。 テ・ファレ・ナチュラでエコを考えよう オプノフ湾にあるこのエコミュージアムは、大人も子どもも楽しめる興味深いスポットで、さまざまな展示エリアやアクティビティを通して、フランス領ポリネシアの恵みについて学ぶことができます。さらに、短いハイキングコースを歩いてミコニアなどの外来植物の除草を手伝うことで、環境保全に貢献することもできます。エコミュージアムには、マラエや絶景ポイントを目指すハイキングのルートもあります。 次は、オプノフ農業学校を訪ねてみましょう。1970年の設立以来、学生たちは環境学(農学、生態学、土地管理)、農業、ビジネスなどをここで学んでいます。またこの学校では、学生が農作物の栽培、加工、商品化について実践的な経験を積めるよう、実習用の農場を設けています。小さな売店もあり、学生たちが作ったジャムやフルーツジュース、ミルクシェイクなどを購入できます。 Opunohu valley ©Grégoire Le Bacon Te Fare Natura ©Grégoire Le Bacon Te Fare Natura Ecomuseum © Grégoire Le Bacon オプノフ渓谷の中心で 渓谷を散策する方法と注目のスポットをご紹介します。オプノフ渓谷牧場(Opunohu Valley Ranch)では馬に乗って渓谷を探検でき、フィールドアスレチックパークのティキ・パーク・モーレア(Tiki Parc Moorea)では、高所から渓谷を見渡すことができます。パイナップル畑(パイナップルは木になるのではありません!)を通るなだらかなハイキングでは、電動自転車をレンタルできるため、足が疲れても簡単に渓谷を散策できます。どの方法を選んだとしても、「ベルベデーレ」の絶景ポイントは絶対に見逃せません。オプノフ渓谷がどれほど美しいかを肌で感じることができます。 Cycling through pineapple fields©Grégoire Le Bacon 渓谷を訪れたあとは、湾に降りてすばらしいビーチとラグーンを楽しみましょう。そののどかな景観は、1984年制作の『バウンティ 愛と反乱の航海』など、いくつかの映画にも登場しています。 ボートツアーに参加したり、スキューバダイビングやカヌーにも挑戦できます。または、温かくて透き通ったラグーンで泳いだり、シュノーケリングをしたり、柔らかな白砂のビーチで日光浴をしたりして午後を過ごすのもいいでしょう。その後はオプノフ渓谷のシーフードレストランで、獲れたての魚を使ったおいしい夕食を味わいながら一日を締めくくります。

タヒチならではのハイキングコース:フランス領ポリネシア固有の動植物を見るなら、ガイド付きハイキングツアーに参加しよう

総面積400万km2に及ぶフランス領ポリネシアは、ヨーロッパ大陸に匹敵する広さです。ツアモツ、ソシエテ、オーストラル、ガンビエ、マルケサスの5つの諸島には、計118の島や環礁が点在しています。標高の高い火山島や低地のサンゴ環礁の島もあり、そのほとんどすべてに絵ハガキのような白砂ビーチと透明なラグーンがあります。また、タヒチの島々はハイキングが好きな人にとってすばらしい旅先です。ハイキングコースを辿れば絶景ポイントへと続き、南太平洋の島の楽園ならではの動植物に出会うことができます。 フランス領ポリネシアのイメージといえば、透明なターコイズ色の海のそばに、柔らかな白い砂浜とヤシの木が並ぶ風景ではないでしょうか。ここに到着して目にするのは、まさにその風景です。とはいえ、島内にも見どころはたくさんあります。それゆえ、ハイキングは非常に人気の高いアクティビティなのです。すべての島にたくさんのハイキングコースがあり、丘や谷を巡ったり遺跡を訪れたり、すばらしい絶景を楽しんだりすることができます。発見の旅で遭遇する動物といえば、人間によって島に連れて来られたブタ、牛、馬、犬、ネコで、鳥に関して言えば、フランス領ポリネシアで最も一般的なのはニワトリです。朝、昼、夜を問わず鳴き、その存在を知らしめています。ですが、がっかりしてはいけません。ガイド付きハイキングツアーに参加すれば、島固有の鳥や植物、花にたくさん出会うことができます。 タヒチ島のガイド付きハイキングツアー タヒチ島固有の動植物に出会えるツアーがいくつかあります。 パペアリにあるボタニカルガーデンには案内標識のあるコースがあり、園内にある島原産のエキゾチックな植物の詳細説明がパネルに書かれています。曲がりくねったコースを歩きながら、注目すべき数々の植物を楽しみましょう。バイヒにあるウォーターガーデンも、散策を楽しめるスポットです。ひときわ美しいガーデンを巡ったら、敷地の奥に行ってみましょう。絶景に続く小道がいくつもありますが、そのうちの険しい道を選べば、緑豊かな田園風景と高原につながっています。 Papenoo Valley © Karl Shakur Une randonnée avec un guide professionnel à Tahiti © Myles McGuinness Les montagnes de Tahiti Et ses Îles ©_Grégoire Le Bacon _ LionAiles ライアテア島のガイド付きハイキングツアー ライアテア島はまさに植物学者にとってパラダイスです。その高地では希少な宝に出会えます。案内標識のあるコースをたどると、テメハニ山の頂上へ着きます。そこには、美しいティアレ・アペタヒを見ることができます。ただし、絶対に触らないでください。ティアレ・アペタヒは、絶滅危惧種のもろい植物で、この山の頂上にしか生育していません。植物学者たちが他の場所で栽培しようと何度も試みましたが不可能だったのです。テメハニ山の頂上付近に生育するほとんどすべての植物種が、ライアテア島固有の植物となっています。 Randonnée à Raiatea ©Alika Photography ライアテア島のもう1つの宝が、タプタプアテアのマラエです。フランス領ポリネシア全土で最も聖なる場所とされており、マオヒ文明発祥の地と言われています。かつては宗教儀式や厳格な儀式が行われた場所で、このマラエの前からポリネシアの水兵が太平洋の航海へ旅立ち、ポリネシアン・トライアングルにある他の島々へと移り住むようになりました。

タアオアのティキ像とウペケ遺跡

ヒバオア島は、マルケサス諸島ではヌクヒバ島に次いで2番目に大きな島です。タヒチ島から飛行機で3時間45分で、Henua Enana(ヘヌア・エナナ)に着きます。マルケサス語で、この諸島の島々をヘヌア・エナナといいます。ヒバオア島は神話や伝説の残る神秘的な島で、聖なる力「マナ」が宿っています。そのせいか、ウペケなど数多くの文化遺産やタアオアのティキ像などを訪れると、鳥肌が立ちます。 タアオアのティキ像と神秘的なウペケ遺跡の2か所は、マルケサス諸島に滞在するなら絶対に見ておきたいスポットです。古代マルケサス文明の足跡は他にも多数ありますが、この2か所はヒバオア島の特に重要な文化遺産です。 ヒバオア島の象徴的スポット、タアオアのティキ像とウペケ ヒバオア島の東海岸沿い、タアオア渓谷にあるウペケの遺跡は、非常に神聖な場所です。かつてはとても重要な儀式が行われた場所で、周りは森で囲まれていることから、ひときわスピリチュアルな空間になっています。この遺跡にはたくさんのティキ像があり、その1つは平たい岩を削って作られ、高さは1m30cmもあります。ウペケでは、この島々で生活していた人たちの古代の様子を垣間見ることもできます。タアオアのティキ像は約千年前にポリネシア人が彫った石像です。高さ2.57mのタカイイ・ティキはタヒチの島々で最大のティキ像で、プアマウ村の近くにあるリポナ遺跡にあります。ティキ像は権力、神性、忠誠、魔除けのシンボルで、そのデザインの精巧さには驚かされます。 Upeke's tiki at Hiva Oa © Tahiti Tourisme Upeke's tiki at Hiva Oa © Tahiti Tourisme Takaii, the largest tiki on Hiva Oa, arouses the curiosity of visitors © Tahiti Tourisme マルケサス諸島にある7つの遺跡はどれもが世界遺産に認定されていますが、タアオアにある遺跡はそのうちの1つです。世界遺産に認定されたということは、ポリネシアの人々だけでなく世界中の人々にとって意義のあることです。私たちはこれらの遺跡を後生に残すべく努力しなければなりません。 尊敬すべき神聖な場所 マラエはポリネシア文化の聖地であり、先祖代々の歴史と伝統の証人です。壊れやすく、かけがえのないこれらの石の遺跡は、後世に残すために特別な注意が必要です。 この特別な遺跡を守るため、以下の簡単なルールを守ってください: 指定された道を歩くこと:考古学的建造物の上を歩かないこと。石の上に登らない:石は壊れやすく、歴史が詰まっています。静寂を守る:ここは瞑想と追憶の場所です。ゴミは持ち帰ること:訪れた痕跡を残さないこと。写真撮影は丁寧に:建造物に登って写真を撮らないこと。焚き火、アルコール、ピクニックは禁止です。ペット禁止:遺跡の完全性を保つため。落書きやタグの使用禁止:マラエはそれ自体が芸術作品であり、すでに名前があります。神聖な場所であることを忘れないでください。 これらのガイドラインに従うことで、このユニークな遺産の保護に貢献することができます。これらの良い習慣を共有し、この文化遺産を後世に伝えていきましょう。 マルケサス諸島の中心地、ヒバオア島への旅 タヒチ ・ファアア国際空港からヒバオア島までの直行便が出ています。島内にはホテルだけでなくキャンプ場もあり、宿泊施設の選択肢は豊富です。より一層ポリネシアらしい体験をするなら、家族経営のタヒチアン・ゲストハウスに泊まり、島民の日常生活に身を委ねてみるといいでしょう Les peintures de Paul Gauguin © Tahiti Tourisme タアオアのティキ像やウペケのほかにも、ヒバオア島にはたくさんの遺跡があります。島内には緑豊かな渓谷が数多くあり、そのほとんどはかつて人が住んでいました。中心地のアツオナ村では、ポール・ゴーギャン記念館を訪れてみましょう。この記念館は、ヒバオア島で晩年を過ごし、島の墓場に埋葬されたゴーギャンに敬意を表して作られました。

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